advantage Lucy : Befor & After Part 1・メンバー参加作品 (2017年Update版)

 気になったバンドやアーティストを聴いていくうちに、前身バンドの存在に気づいたり、メンバーのゲスト参加・脱退後等の作品に出くわす事がよくありますが、advantage Lucyにもそうした音源が多数存在します。ここでは個人的に把握する範囲内でいくつかご紹介します。
[1 : Luminous Orange]
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『Vivid Short Trip(7 stops farther)』(2004年再発盤CD=Cream Cone Records CCCD-999)
Amazon MP3版
iTunes Music Store版

1. Rose Petal Cake
2. Dump the Wings
3. Summer Brushes the View
4. Fall Again (Album Version)
5. Burn Me Down (Album Version)
6. Birds of Paradise
7. Snow Leopard
8. Gertrude
9. December Sail
10. Emerald Twins
11. Fleece
(Bonus Tracks)
12. Blue Red Portrait
13. Burn Me Down (1993 Original Version)
14. Ice Moon
15. Garden of Stones (1994 Original Version)
16. Summer Brushes the View (1996 Alternate Take)
17. Snow Leopard (1996 Alternate Take)
18. I Can't Move (1997 Alternate Take)

Rie Takeuchi (vo,g,k)
Kazuko Sakamoto (b)
Kaname Banba (d/2,3,4,7,10,16,17,18)
Mieko Okazaki (d/8,12,13)
Hiroshi Kitamura (d/9,15)
Koji Masuda (d/14)
Ian Masters (k,extra voice/3,7)

🔵Lucy Van Peltの初期リズム隊・番場さんと坂本さんは、同時期にLuminous Orangeのメンバーとして活動。初期2枚のアルバムで演奏を聴く事ができます。これは1996年発表のファースト・アルバムで、上記はジャケット・デザイン変更・ボーナス・トラック入りの2004年再発盤。90年前後のBritish Rock/Popを彷彿とさせるギター・サウンド、幻想的なメロディ・ラインとコード展開が印象的。


Waiting for the summerWaiting for the summer
(1995/01/01)
LUMINOUS ORANGE

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『Waiting for the Summer』(CD=K.O.G.A Records KOGA-029)

1. Hot Caramel (Album Version)
2. Key For Spring
3. Flame Flower
4. Waiting for the Summer
5. Sheet Music
6. Garden of Stones (Album Version)
7. The White Moon
8. The Winter Sun
9. I Can't Move (Album Version)

🔵1997年にK.O.G.A Recordsから発売されたセカンド・アルバム(註:"Album Version"と表記した曲は、他のコンピレーションCDで別テイクがあると思っていただけると)。90年代のインディ作品に共通するのは、当時の機材故かミックス次第でサウンドがもっと良くなっていたのでは…と思ったり(このアルバムの場合は不明ですが、この時代はカセットのMTRで録音し、DATが完パケのマスター・テープという例も少なくなかった)。

 しかしそうした問題は作品を発表する毎に改善され、実のところ、メンバー脱退〜ユニット化以降の方が強力な作品が多い。ギターはさらに轟音になり、国内外問わずShoegazerやDream Pop好きのリスナーから支持を集めます。トラットリアからの『luminousorangesugarplastic』(2000年)、Number Girlのメンバーも参加した名盤『Drop You Vivid Colours』(2002年)、サウンドはさらに多彩になり、アメリカで先行発売された『sakuraswirl』(2007年/元Pale SaintsのIan Mastersが1曲ヴォーカルで参加)、80年代New Wave色も感じられる『Songs of Innocence』(2010年)、ブラジル音楽の要素や、打ち込みのデジタル音とダイナミックな生音を融合させた『Soar,Kiss The Moon』(2014年)等、近年の作品も機会がありましたら是非。
[2 : Littlestone]
JASMINEJASMINE
(1995/01/01)
LITTLESTONE

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Littlestone『Jasmine』(K.O.G.A Records K.O.G.A-031/1997年)

1. Brand New Day
2. Lavender Sweet Smells
3. Perfume (Album Version)
4. Ruby
5. Littlestone
6. Vision Of Light
7. Never More (Album Version)
8. Super Red (Album Version)
9. Tarantula
10. Star Spangle Way
11. Wish
12. Jasmine

Akiko Ohno (vo,g)
Sanae Horikawa (b,cho)
Yoshiharu Ishizaka (g)
Kaname Banba (d)

🔵advantage Lucyを聴いている方は要チェックな作品。Littlestoneは石坂さんと番場さん在籍のバンドで、これは1997年9月発表の唯一のオリジナル・アルバム(Amazonでは何故か1995年発売で"Single"と表記)。ちなみに都内の中古CD屋や某古本屋B等では、Jasmineというアーティストの『Littlestone』というアルバムだと思われてしまい、"J"のコーナーに入っている事も…(笑)

 Lucy van peltと活動時期が重なっているものの、彼らの情報は『Indies Magazine』1997年4月号と10月号にメンバーの写真付きで紹介記事が少し載っている程度。その『Indies Magazine』の記事によると、レコーディングに約10ヶ月。ところがCD発表直前にベーシストは演劇に転身、番場さんも脱退し、一部の曲では外村公敏(Sherbets)がゲスト参加する等、2004~6年頃のadvantage Lucyに近い状況だったそうで…。その後石坂さんと番場さんはLucy Van Pelt→advantage Lucyへ。ヴォーカルの方はPIGEON他、いくつかのバンドをやっていたようです。

 サウンドはadvantage Lucyでありそうで無いタイプの曲が結構あり、"裏ルーシー"と呼んでみたくなる感じ。作者クレジットはありませんが、ギター・プレイやメロディのセンスは恐らく石坂さんでしょう。ちなみに「RUBY」はコンピ『GOOD GIRLS DON’T』(K.O.G.A Records KOGA-159/2003年)に収録されたほか、アルバム収録曲はこちらのHPで試聴ができます。
http://www.indiesmusic.com/ItemView.aspx?id=2669


『Lady Steady Go!』(CD=dohb discs ESCB-3214/1996年)
🔵スマイリー原島氏監修(?)による、女性ヴォーカルもののコンピCDに「Never More」「Perfume」の初期別テイクを収録。何故かLittlestoneのみ音質がこもり気味なのが惜しい(音楽雑誌のレビューでも指摘されていた)。

(追記:2013年10月25日)
🔵1997年2月にMINT SOUND RECORDSから発売されたガレージ・バンド系コンピ『Attack Of The Terrible Boots』(MSR-CD4)に「Super Red」の別テイクが収録されています。(情報提供:Sさん)
MINT SOUND RECORDS
[3 : Apila]
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『The Moment Could Have Been Beautiful』(LD&K 145-LDKCD)

🔵福村さんがadvantage Lucy脱退後に参加した作品の一つ。Apilaという女性シンガーの2004年3月発表のセカンド・アルバムで、石坂さんがコーラスとレコーディング・エンジニア、福村さんが「Here Come The Sun」「Untitled」の2曲でギターで参加。アルバムはメロディアスなギター・ポップ・ナンバー中心。Teenage Fanclub、Round Table、Nona Reevesのメンバーがゲスト参加も気になる所。
[4 : the sweet onions]

PicturesPictures
(2004/02/18)
the Sweet Onions

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the sweet onions『pictures』(philla records PHA-10/2004年)

1. hush
2. Orange
3. Dirty Weekend
4. Good bye
5. little woman
6. シルエット (Album Version)
7. long journey
8. Summer days~short program~
9. Fly high

🔵こちらも福村さんがadvantage Lucy脱退後の参加作品の一つで、the sweet onionsが2004年に発表したファースト・アルバム。ネオ・アコ〜ギター・ポップ系のサウンドで、福村さんは2「Orange」6「シルエット」7「long journey」にギターで参加。ちなみに「シルエット」のドラムをカットした別ヴァージョンが『TAKAYUKI FUKUMURA with Friends』(bloom-001N1/2004年)に収録されています。
[5 : Rocky Chack]

Every dayEvery day
(2000/09/20)
ROCKY CHACK

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Rocky Chack『Every day』(outgroup records OGCO-1003/2000年)

🔵Rocky Chackが2000年9月発表のセカンド・アルバムのうち、3「could you see?」6「Spiritual rise」で石坂さんがプロデュースとギターで参加。アルバムの帯の推薦文も書いています。ちなみにこのアルバム、リリースの翌月にレーベルが閉鎖したらしく、中古市場での値段も両極端な印象が(追記:2011年12月8日)。

[6 : Wipers]
DROPPING SUNDAYDROPPING SUNDAY
(1997/04/23)
WIPERS

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Wipers『Dropping Sunday』(パイオニアLDC PICL-0012/Single)

🔵これのみ厳密にはルーシーではなく、福村さんがメンバーだったVASALLO CRAB 75関連の音源。Wipersというバンドが1997年4月23日発表したセカンド・シングルのシングルで、ヴォーカリスト以外は後のVASALLO CRAB 75のメンバー。ちなみにカップリング曲はDavid Bowieの「Star」
 ジャケットに貼られているステッカーに"『さんまのまんま』オープニングテーマ曲"と書かれてあるので、ひょっとしたら僕もテレビで流れているのを聴いていたのかもしれない。偶然か、advantage Lucyの「smile again」も明石家さんまの『さんまのからくりTV SUPER』のタイアップ。サウンドはバサロとは音楽性が全く異なり、なんというか…バンド・ブーム期の明るく元気なパンク・サウンドという印象。発表時期を考えるとどうなんだろう…。その後のメンバーの歩み方が答えになっているようにも。

BIKINI MACHINE & METAL INDIANBIKINI MACHINE & METAL INDIAN
(1997/05/28)
WIPERS

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(追記)後日、アルバム『Bikini Machine & Metal Indian』(パイオニアLDC PICL-1145)を発見。ミックスはAbbey Road Studioとクレジットされていました。演奏もいいし、シングル以外の曲の中には所々グラム・ロックの影響も。そうした曲より、アルバムでは異質な「100のナゾ」という曲が気になりました。「Yellow Bird」辺りに近い雰囲気の、アコースティック・ギターを主体としたゆったりとしたテンポの…と思ったら、この曲のみ工藤さんの作曲でした。その後の展開を予見するような興味深い一曲。
[7 : 空気公団]

◎空気公団はadvantage Lucyと同時期に注目されたバンドの一つで、石坂さんがギターでゲスト参加したアルバムがいくつかあります。
(1999年)
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「くうきこうだん」(CD=Bumblee Bee records BBCDE-004/1999年11月7日)
8. 2月24日
12. 休日(スタジオライブ)
🔵空気公団の最初期の作品で、1997年〜1998年にかけてカセット・テープで発表された曲をCD化したもの。このうち石坂さんは2曲でギターを演奏。

(2001年)
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『わかるかい?』(TOY'S FACTORY TFCC-89007/2001年10月24日)
1. わかるかい?
2. 白 (スタジオライブ)
3. トントンドア

🔵TOY'S FACTORY在籍時に発表されたシングル(BOOK CD)で、2「白 (スタジオライブ)」に石坂義晴(ギター/コーラス)/キタヤマツトム(アコースティック・ギター)/青木慶則(ドラム)がゲスト参加。

(2003年)

『こども』(coa records COAR-0021/2003年4月20日)
5. 電信
🔵2003年発表のアルバムで、石坂さんはアップ・テンポな「電信」でギターを演奏。なおこの曲を含むアルバム全曲は、3枚組編集盤『Anthology vol.0』(2017年4月)にリマスター音源で収録されています。

(2004年)

『空風街LIVE』(coa records COAR-0032/2004年11月15日)

🔵第一期空気公団の締めくくりとなった、2004年4月18日@渋谷クラブクアトロのライヴを収録したアルバム。石坂さんは全編にわたりギターで参加。

(2005年)

『あざやか』(BAD NEWS BNCL-20/2005年12月7日)
2. とまれうた
4. 6月のポムさん
5. 28日の大通り
6. 雨音が聞こえる
8. 風に乗った言葉
9. カレンダー
10. あざやか

🔵第二期空気公団最初のアルバム。石坂さんは7曲でギターを演奏。

『やさしい朝』(BAD NEWS BNCL-21/2005年12月7日)
1. 暮らし
2. やさしい朝
3. 風に乗った言葉

🔵映画『鍵がない』のサントラ・シングルで、石坂さんは2でアコースティック・ギター、3でエレクトリック・ギターを演奏。

(2006年)

『おくりもの』(BAD NEWS BNCL-28/2006年12月20日)
2. 心ごころ
3. ほんのり

🔵2006年発表のアルバムで、石坂さんは2「心ごころ」3「ほんのり」でギターを演奏。

(2007年)

『空気公団作品集』(BAD NEWS BNCL-28/2007年12月19日)
1. 旅をしませんか (スタジオライブ)
3. 休日 (インストゥルメンタル)
4. 別れ (スタジオライブ)
5. 白
9. 自転車バイク
11. ハナノカゲ (ライブ)

🔵3人編成となった空気公団が、過去の曲を新アレンジでリメイクしたアルバム。石坂さんは上記6曲に参加。
[8 : アイコさん参加作品]

Pop Jingu Vol.1Pop Jingu Vol.1
()
Various Artists、The Penelopes 他

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🔵1997年にアメリカで発売されたコンピレーションCDで、maples名義「Color Is Navy」収録。Lucy van pelt「sunny」初期ヴァージョンも収録。このCDは直後にClover Recordsから逆輸入されてリリース。


sleep in a synchrotronsleep in a synchrotron
(1998/05/29)
COLOR FILTER

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🔵2「Children Of Summer」3「Sad Grey Sky」6「Let Me Sleep」の3曲にヴォーカルで参加。

pure voice~J-COVER~pure voice~J-COVER~
(2008/01/16)
オムニバス、櫛引彩香 他

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🔵小田和正のカヴァー「between the word & the heart -言葉と心-」で参加。


Vasallo Crab 75 Eats The Best UpVasallo Crab 75 Eats The Best Up
(2010/12/15)
Vasallo Crab 75

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🔵2010年に全曲を新録したVasallo Crab 75のベスト盤。ほぼ全曲オリジナルとはアレンジが異なり、「Fifth Season」のリメイク・ヴァージョンにアイコさん、石坂さんがバッキング・ヴォーカルで参加。



🔵清水一雄/Vocal:advantage Lucy名義で「Paddler」に参加。2008年発表。


ガールフレンド・フロム・キョウトガールフレンド・フロム・キョウト
(2012/11/07)
古川本舗

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🔵古川本舗のアルバム『ガールフレンド・フロム・キョウト』(2012年)の「KYOTO」にゲスト・ヴォーカルで参加。

[あとがき・その1]

・・・ということで、需要とか全く考えずただ書いていたら、記事が異様に長くなりました(冷汗)。なので、advantage Lucyのアルバム未収録曲は一旦分割して、改めてお送りします。
つづく。

(作成:2006年2月19日/更新:2011年12月8日,2013年10月25日,2014年12月18日,2017年4月27日)
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[ 2006/02/19 09:10 ] advantage Lucy関連 | TB(0) | CM(2)

>たかひろさん

こんにちははじめまして。読むのが大変で申し訳ないないと思いつつ(スミマセン)、
そう言っていただけると作った甲斐があります。
感謝。
[ 2017/04/26 23:46 ] [ 編集 ]

貴重な記事です!

知らなかったルーシーが沢山ありました。ありがとうございます!!
[ 2017/04/26 18:08 ] [ 編集 ]

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