The Beach Boys : "1967 - Sunshine Tomorrow" (2017.6)

(海外盤:2017年6月30日発売)

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(日本盤 : UICY-15607〜8/2017年7月5日発売)

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Tower Records

(ハイレゾ配信版 : 2017年7月13日発売)
mora
◎近年様々なアーカイブ音源がリリースされているThe Beach Boys、今回は1967年にスポットを当てた2枚組編集盤『1967 - Sunshine Tomorrow』が6月30日に発売されました(日本盤は7月5日)。アルバム・タイトルは「Let The Wind Blow」の一節より。この種の未発表音源集は聴くべきか悩むところですが、あ、一点に絞れるか…『Wild Honey』のステレオ盤が聴きたいか否か、だと思います(配信版で試聴してから決めるという手もある)。

(主な内容)
CD2枚組 (註:日本盤はSHM-CDを採用)
アルバム『Wild Honey』(1967年12月)世界初ステレオ・ヴァージョン収録(「Mama Says」のみMono)
アルバム『Smiley Smile』(1967年9月)別ヴァージョン収録
同時期の未発表スタジオ音源/ライヴ音源収録
日本盤のみ英文ライナーの翻訳、歌詞・対訳付

 ちなみに同日再発売の『Wild Honey』の海外盤アナログLPは、ラスト1曲以外は最新ステレオ・ミックスで収録されています(裏ジャケット下部に、Stereo Mixに関する表記あり)。で、この後は収録曲について触れていきます。それではスタート。
[Disc 1]

Wild Honey Stereo

1. Wild Honey
2. Aren't You Glad
3. I Was Made To Love Her
4. Country Air
5. A Thing Or Two
6. Darlin’
7. I'd Love Just Once To See You
8. Here Comes The Night
9. Let The Wind Blow
10. How She Boogalooed It
11. Mama Says (Mono)

◎アルバム『Wild Honey』が発売50年目前に念願の初ステレオ化。既にStereo Mix発表済みの1,6,7も作り直され、一部の不備も改善。その既発Stereo Mixは高音とエコーが強めでしたが、今回はOriginal Mono Mixのイメージに極力近づけた仕上がり。ちなみに10「How She Boogalooed It」はテープ素材の都合で間奏以降はモノラル。11「Mama Says」もモノラルのまま収録。各曲のミックスの詳細は『Wild Honey』の記事で。


Wild Honey Sessions September - November 1967,Previously Unreleased

◎12〜25は1967年9月〜11月にかけて録音されたアウトテイク、別ヴァージョンを収録。18「I Was Made To Love Her」『Rarities』(1983年)で初出、ほかは初登場音源。

12. Lonely Days (Alternate Version)

 2001年に編集盤で初出、作者不明の未発表曲。ヴォーカルはカール→ブルースと続き、アルが加わる。ちなみに今回のを含めると、これまでリリースされた音源は2種類。

1 : Version 1

🔵約51秒の短い演奏で、冒頭にブライアンのカウントが入る。
🔵バッキング・トラックの位置は右=ピアノ/中央=タンバリン/左=ベース、オルガン。ドラムはダブルトラック処理され左右に振り分けられている。
(収録アルバム)
『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)

2 : Version 2

🔵冒頭のカウントは無し。
🔵トータル・タイムは1分42秒と、Version 1より長い。前半は歌入り、後半は歌を抜いたバッキング・トラックが付け足されている。
🔴バッキング・トラックの音の位置がVersion 1と異なる。右=オルガン/ドラム、左=タンバリン/ベース。
(収録アルバム)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

13. Cool Cool Water (Alternate Early Version)

🔵後に『Sunflower』(1970年)で発表される曲の、初期段階別ミックス。
🔵前半54秒 : オルガンをバックに「Water,Water,Water,Water〜っ♪」と歌われるヴォーカル・パート。
🔵後半 : 『Sunflower』版でいうと前半部分にあたるコーラス・パート。最終オーヴァー・ダビング前のため、一部のバック・コーラスが含まれていない。ちなみに『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年)のDisc 3にこれに近い音源が収録されていますが、別ミックス。

14. Time To Get Alone (Alternate Early Version)

🔵後に『20/20』(1969年)で発表された曲の初期別ヴァージョン。
🔵編集盤『HAWTHORNE,CA』(2001年)で発掘されたヴァージョン同様、間奏パートが含まれていますが、音の配置がやや異なるほか、エンディングのアカペラ・パートが含まれていないため、トータル・タイムはその分短い(3分5秒)。

15. Can't Wait Too Long (Alternate Early Version)

🔵1990年に『Smiley Smile/Wild Honey』のボーナス・トラックで発掘されて以降、複数の別編集ヴァージョンが発表されましたが、これでさらにややこしくなりました…(苦笑)
🔵前半49秒はブライアンがピアノを演奏。
🔵50秒以降 : 説明が難しいですが…『Smiley Smile/Wild Honey』(1990年)ボーナス・トラック版でいうと、3分44秒以降のパート(4段階あるうちの3番目)の別ヴァージョン。
🔵1分49秒付近から、これまで聞かれなかった演奏パートが登場し、再び歌に戻る。そして歌の途中でフェイド・アウトして終わる。

16. I'd Love Just Once To See You (Alternate Version)

🔵59秒付近 : 間奏が始まる部分の一部がカットされている。
🔵本来フェイド・アウトする以降も演奏が続き、コーラスの後ろでメンバーのアドリブが入る。

17. I Was Made To Love Her (Vocal Insert Session)

 リリース版ではカットされたコーラス・パートの模様を1分33秒抜粋したもの(モノラル)。一番最後に"Alternate Version"でも聞けるアカペラ・パートが登場する。

18. I Was Made To Love Her (Long Version)

 1983年に発掘された別ヴァージョン。曲後半(2分4秒以降)でア・カペラ・パート(All through thick and thin〜♪)やコーラスが含まれている。この部分は原曲のStevie Wonder版では含まれていましたが、ビーチ・ボーイズ版では編集でカットされていました。
(その他の収録CD)
『レアリティーズ & ビーチ・ボーイズ・メドレー』(TOCP-3329/1997年)

19. Hide Go Seek

 初登場の未発表曲(約49秒)。というより、アイデアの断片といったほうが良さそうな演奏。

20. Honey Get Home

 こちらも初登場の未発表曲(約1分20秒)。ピアノ、ベース、ドラム、2本のギターによるシンプルな演奏。

21. Wild Honey (Session Highlights)

🔵セッション風景から2種類のバッキング・トラックを抜粋したもの。
🔵前半のテイクは間奏のオルガンが入っていない。
🔵後半のテイクはテルミン、間奏のオルガン・ソロ、バック・コーラスが加わった状態。

22. Aren't You Glad (Session Highlights)

🔵バッキング・トラックのセッション風景から複数テイクを抜粋したもの。
🔵前半32秒はピアノのみで、キーが異なる。
🔵2つ目のテイクはピアノのみで、エコーがかかる。こちらもキーが異なる。
🔵3つ目のテイクはピアノにベースが加わる。こちらもキーが異なる。
🔵4つ目のテイクからキーが変わり、リリース版と同じテイクになりますが、この時点ではドラムが入っていない。

23. A Thing Or Two (Track And Backing Vocals)

 演奏とバック・コーラスのみの音源。約59秒と短めですが、このパートをコピー&ペーストして曲を引き延ばし、その上から歌を入れたものがリリース版になります。

24. Darlin’ (Session Highlights)

🔵セッション風景を抜粋したもの。
🔵前半1分13秒はリハーサル。ブライアンが時折メンバーに指示を出しているのが聞こえる。
🔵2つ目はピアノとベースのみの演奏。
🔴後半2分22秒以降はバッキング・トラック。『Stack-O-Tracks』(1968年)ではMonoでしたが、こちらはStereoで収録。

25. Let The Wind Blow (Session Highlights)

🔵バッキング・トラックのセッション風景を抜粋したもの。
🔵前半2つのテイクは不完全。ブライアンがデニスに指示を出す声が聞こえる。
🔵後半はOKテイクのバッキング・トラック。左側からバック・コーラスが入る。

31. Mama Says (Session Highlights)

 歌入れの模様を約3分にわたり収録(モノラル)。リリース版では不採用のパートが聞けるほか、締めの言い方も異なる。

Wild Honey Live 1967 - 1970,Previously Unreleased

◎26〜30は『Wild Honey』収録曲のライヴ・ヴァージョンで、5曲共に初登場音源。

26. Wild Honey (Live)

 1967年11月17日@Detroitからのライヴ音源(モノラル)。今のところリアルタイムのライヴ・ヴァージョンはこれのみで、スタジオ版同様にテルミン、オルガン、ピアノ、ベース、ドラムの編成で演奏。ブックレットにもチラッと写っていますが、この時期からサポート・メンバーを加えてライヴ・ツアーを行っていたようです。

27. Country Air (Live)

 こちらも1967年11月17日@Detroitからのライヴ音源(モノラル)。「Wild Honey」は10月にシングル化されていたのに対し、この曲はアルバム発売前。ギターの音のせいか、こちらの方が"カントリー"っぽい雰囲気。

28. Darlin’ (Live)

 1967年11月22日@Pittsburghでのライヴ・テイクで、こちらも発売前。活気は翌年以降のライヴ・ヴァージョンに譲りますが、こちらはオルガンのバックが中々新鮮。

29. How She Boogalooed It (Live)

 再び1967年11月17日@Detroitからで、やはりアルバム発売前の演奏。そういえば歌詞に出てくる「Sock it to me」ってこの時期から色んな人の曲で耳にするけど(特にR&Bもの)、当時の流行語だったのでしょうか。

30. Aren’t You Glad (Live)

 時期は少し飛んで、1970年のライヴ音源(ステレオ・ライン録音)。ブックレットに日時場所の表記はありませんが、1970年10月3日@Big Sur Folk Festivalの演奏のようです。
[Disc 2]

Smiley Smile Sessions June - July 1967,Previously Unreleased

◎時系列的には本来こちらが先。Disc 2-1〜9はアルバム『Smiley Smile』(1967年9月)の別ヴァージョンやアウトテイクを収録。既発音源も若干の違いがあります。

1. Heroes And Villains (Single Version Backing Track)

 Single Versionのカラオケ版。これまで部分的には発表されていましたが、Single Versionと同じ構成では今回初。途中のアカペラ・パートは演奏が入り、後半はハミングが入っています。

2. Vegetables (Long Version)

 中盤の野菜を食べる部分が長めのロング・ヴァージョン。同種の音源が『HAWTHORNE,CA』(2001年)に収録されていますが別ミックスで、エンディング部分のアルのヴォーカルが左右に振り分けられ、フェイド・アウトが2001年版より短くなっている等、その他細かい違いあり。
("Long Version"別ミックス収録CD)
『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)

3. Fall Breaks And Back To Winter (Alternate Mix)

 フェイド・アウト無し・ヴォーカルが(1分34秒付近から)遅れて登場する別ヴァージョン。オルガンの低音パートを聴いてということなのか、不思議な曲がさらに不思議に聞こえる…(笑)。

4. Wind Chimes (Alternate Tag Section)

 エンディング・パートをノン・エコーで抜粋したヴァージョン。

5. Wonderful (Backing Track)

 『Smiley Smile』版のカラオケ・ヴァージョン。

6. With Me Tonight (Alternate Version With Session Intro)

 1967年6月録音の別テイク。同種の音源が『HAWTHORNE,CA』(2001年)に収録されていますが別ミックスで、冒頭にテイク数のアナウンスとベースが入り、バック・コーラスが右に(2001年版では中央)。
(別ヴァージョン収録CD)
『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)

7. Little Pad (Backing Track)

 ヴォーカルなしのバッキング・トラック。冒頭の「Do It!」でブライアンらしき声が入る。

8. All Day All Night (Whistle In) (Alternate Version 1)

 「Whistle In」の別ヴァージョン(1)。

9. All Day All Night (Whistle In) (Alternate Version 2)

 「Whistle In」の別ヴァージョン(2)で、コーラスを前面に出したミックス。

10. Untitled (Redwood)

 約30秒の演奏で、アップライト・ピアノの高音部とギターのみの、アイデアのメモ的な断片。ライナーによると、テープ・ボックスにデータがなく、“Redwood”と書かれていたとのこと。Three Dog Nightの前身のRedwoodのセッションなのか、そういう仮タイトルだったのか・・・詳細は不明。

Lei'd In Hawaii "Live" Album September 1967,Previously Unreleased

◎11〜24は未発表アルバム『Lei'd In Hawai』関連の音源。8月@ハワイでのライヴ音源に何らかの問題が生じたため、1967年9月11日@ハリウッドのHeider Recordingsで再録音。これらに歓声(SE)を加えて"疑似ライヴ・アルバム"化する予定でしたが、結局お蔵入りに。

 曲は一部を除いてそれまでのレパートリーが中心で、全編にわたり陶酔したような・・・"Smiley Smile"っぽい雰囲気のヴォーカルと演奏が印象的。90年代以降、数曲がBox Setや編集盤で発掘されましたが、今回は当時作成されたOriginal Mono Mixを中心に収録。

11. Fred Vail Intro

 司会者によるオープニングMC(モノラル)。

12. The Letter

 The Box Topsが1967年に発表した曲で、全米No.1ヒットになっている最中でのカヴァー。リード・ヴォーカルはブライアン(一部マイク)。ちなみにThe Box TopsのメンバーだったAlex Chiltonは、後にライヴ等で「Surfer Girl」「Wouldn't It Be Nice」「Honkin' Down the Highway」「Solar System」「I Wanna Pick You Up」等を取り上げていました(発掘盤などに収録/Thanks : Hさん,Kさん)。

 で、音源自体は編集盤『Rarities』(1983年)と同一テイク(モノラル)ですが、こちらの方がエンディングがやや長め。
(別ヴァージョン収録CD)
『レアリティーズ & ビーチ・ボーイズ・メドレー』(TOCP-3329/1997年)

13. You're So Good To Me

 リード・ヴォーカルはブライアン。スタジオ版とは異なり、ギターではなくオルガンが目立つ。


14. Help Me, Rhonda

 歌詞の一部が異なり、"Help Me"が"Help You"に替えて歌っている。ちなみにStereo Mixが下記のCDに収録。
(Stereo Mix収録CD)
『Made in California(カリフォルニアの夢)』(Box Set/2013年)

15. California Girls

 エンディングのコーラスがソフト・タッチにアレンジされている。ちなみにStereo Mixが下記のCDに収録。
(Stereo Mix収録CD)
『Made in California(カリフォルニアの夢)』(Box Set/2013年)

16. Surfer Girl

 ドラムはリムショットに徹し、エンディングのコーラスも少し替えられている。ちなみにStereo Mixが下記のCDに収録。
(Stereo Mix収録CD)
『Good Vibrations: Thirty Years of The Beach Boys (グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス)』(Box Set/1993年)

17. Sloop John B

 ヴォーカルはスタジオ版同様にブライアンとマイク。他のライヴ音源ではデニスが曲後半で勢いを付けるのが定番でしたが、ここではちょっと我慢して抑えているような…(笑)

18. With A Little Help From My Friends

 編集盤『Rarities』(1983年7月)で初出の音源(mono)で、1967年9月23日にブライアンの自宅で録音。曲は勿論ビートルズのあの曲で、リード・ヴォーカルはBruce Johnston。今回は『Rarities』とは若干異なり、ピッチ(テープ・スピード)が速くなっています。
(1983年Version収録CD)
『レアリティーズ&ビーチ・ボーイズ・メドレー』(TOCP-3329/1997年)

19. Their Hearts Were Full Of Spring

 クレジットは未発表音源扱いされていますが、CD『Smiley Smile/Wild Honey』(1990年)のボーナス・トラックで発掘されたものと同一音源。1967年8月26日@ハワイ・ホノルルでのリハーサルより(mono)。このThe Four Freshmenのカヴァーは1962年版、1965年テレビ出演、1968年『Live In London』版など複数テイクがありますが、やはりこれがベストテイクでしょう。にしても、言われなければ誰も"リハーサル"とは思わないでしょうね…。ちなみに現在(2017年)もライヴで歌われているようです。
(その他の収録CD)
『Smiley Smile / Wild Honey』(1990年/2001年)
『ワイルド・ハニー+1』(2001年日本盤)
『Greatest Hits 2 1966-1969』(TOCP-65728/2001年)
『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)

20. God Only Knows

 リハーサル・テイクで、1993年発表のボックスが初出で、今回はMono Mix。Stereo Mixでは前半のドラムスティックとリズムのズレたハイハットがカットされていますが、Monoではそのまま残され、エンディングで「Thank You」と声が入る。
(Stereo Mix収録CD)
『Good Vibrations: Thirty Years of The Beach Boys (グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス)』(Box Set/1993年)

21. Good Vibrations

 "Smiley Smile"っぽい雰囲気の静かなテイクで、マイクがテルミン(らしき電子楽器)を弾くのが聞こえる。もしも…な話は余計と思いつつ、あのアルバムでSingle Versionを入れずに録音し直していたら、こんな感じになっていたのかも…。

22. Game Of Love

 初登場曲(ステレオ)。10ccの源流バンド・Wayne Fontana & The Mindbendersが1965年にヒットさせた曲で、The Hollies「I'm Alive」を手がけたClint Ballard, Jr.の作曲。

23. The Letter (Alternate Take)

🔴ステレオの別テイク…ですが、ヴォーカル/ギター/オルガンはDisc 2-12(Mono)と同一。ただしベースとドラムの演奏が異なる(一瞬、中央から別のドラムがオフマイクで聞こえるので、Disc 2-12のリズム隊は後で差し替えを行ったと思われます)。
🔴エンディング : Disc 2-12とは別テイク。『Made in California(カリフォルニアの夢)』Disc 5収録版にも似ていますが別テイク。

24. With A Little Help From My Friends (Stereo Mix)

 初登場のステレオ・ミックス。Disc 2-18よりキーボードが目立つ。

Live In Hawaii August 1967,Previously Unreleased

◎Disc 2-25〜29は、1967年8月25〜26日@ハワイ・ホノルルでのライヴ及びリハーサルを収録。ブライアンを含むオリジナル・メンバー5人の演奏で、ブルースはこの時不参加。ベースはカールとアルが交互に演奏。コンサート自体は当然フルで録音されたと思われますが、収録可能なものはこの5曲だけのようです。

25. Hawthorne Boulevard

 初登場の未発表曲で、後の「Do It Again」にも似たロックン・ロール調のインストゥルメンタル。さっきまで"LIVE"と称されたものをいくつか聴いてきましたが、ここでようやくオーディエンスの歓声が聞こえるという・・・(笑)

26. Surfin'

 同じくハワイでのライヴ・テイクで、スタジオ版には無いオルガンが加わる。

27. Gettin’ Hungry

 まさかのライヴ・ヴァージョン。しかも発売前の演奏。曲が終わった後、オーディエンスがブライアンに向けて何やら叫ぶ声が。

28. Hawaii (Rehearsal Take)

 ここでご当地ソングを・・・と思ったら、惜しくも約1分強のリハーサル・テイクでした。

29. Heroes And Villains (Rehearsal)

 同年7月に"新曲"として出されたばかりの曲でしたが、こちらもリハーサル・テイク。ヴォーカルはブライアンは左、他のメンバーは右に振り分けられ、「And sunny down snuff I'm alright by the heroes and...♪」の部分ではブライアンがコーラスに回り、他のメンバーに替わる。ちなみに本番のライヴ・テイク(1967年8月25日)は1990年に発表されましたが、今回は何故か未収録。
(ライヴ・ヴァージョン収録CD)
『Beach Boys Concert/Live In London』(1990年/2001年)
『ビーチ・ボーイズ・ヒストリー・ボックス VOL.2』(TOCP-7764〜66/Box Set/1993年)
『ビーチ・ボーイズ’69(ライヴ・イン・ロンドン)』(TOCP-53176/2001年)

Thanksgiving Tour 1967 Live In Washington, D.C. & Boston,Previously Unreleased

◎30〜32は1967年11月、Buffalo SpringfieldやStrawberry Alarm Clock等と行った"Thanksgiving Tour"からのライヴ音源をモノラル・ライン録音で収録。ビーチ・ボーイズはマイク/カール/デニス/アル/ブルースに加え、Ron Brown (bass)とDaryl Dragon (keyboards/後にThe Dragons→Captain & Tennilleで活躍)が参加。カオス状態に陥った1967年のビーチ・ボーイズは、ここでサポート・メンバーを加えてサウンドを補強し、再スタートを切ります。ちなみにこれを聴いた後に『Live In London』を聴くと、さらなる変化が楽しめます。

30. California Girls (Live)

 1967年11月19日@Washington, DCでのライヴ音源。

31. Graduation Day (Live)

 同じく1967年11月19日@Washington, DCでのライヴ音源。『Beach Boys Concert』(1964年)にも収録されていたThe Four Freshmenのカヴァー。

32. I Get Around (Live)

 1967年11月23日@Bostonでのライヴより。冒頭でメンバーが「Sloop John B」と「I Get Around」どちらがいい?と問いかけるシーンが出てくる。

Bonus Track?

◎締めはボーナス・トラック(?)を2曲収録。いずれも既発とは別ミックス。

33. Surf’s Up (1967 Version)

 『The SMiLE Sessions』(2011年)ボーナス・トラックで初出の"1967 Version"(1967年9月録音)。今回は『Made in California』(2013年)とも別ミックス/ヴァージョンで、これで3つ目の音源。前半にアウトテイクが追加され、その分若干長い。

34. Surfer Girl (1967 A Capella Mix)

 Disc 2-16と同じテイクから、演奏を抜いたアカペラ・ヴァージョン。ヴォーカルは右=ブライアン、左=グループに振り分けられている。
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(作成:2017年5月23日/更新:2017年7月21日)
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[ 2017/07/21 00:18 ] The Beach Boys関連 | TB(0) | CM(0)

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