The Byrds : BYRDS (1973.3)


1. Full Circle
2. Sweet Mary
3. Changing Heart
4. For Free
5. Born To Rock'N'Roll
6. Things Will Be Better
7. Cowgirl In The Sand
8. Long Live The King
9. Borrowing Time
10. Laughing
11. (See The Sky) About To Rain

⚪️1973年3月に発表された、オリジナル・メンバー5人による再編アルバム。ジャケットをよく見ると名義はThe Byrdsではなく各メンバーの連名で、アルバム・タイトルが『BYRDS』になっていてややこしい(笑)。この再編は1970年頃から動きがあったようですが、各自が別々のレーベルに所属していた事や、この時点でThe Byrds自体は現役だったため先延ばしにされ、1972年秋から密かにレコーディング開始。1972年2月下旬、The Byrdsは正式に解散。で、翌月にこのアルバムが発表…という、ちょっと不自然さも無きにしも非ず。

 聞こえてくるのは、かつての仲間で(70年代前半の)現在進行形のアメリカン・ロックをやってみた、またはCSNや離散後のソロ活動のフィルターを通したようなサウンド。実際にRoger McGuinnの「Born To Rock'n'Roll」やDavid Crosbyの「Laughing」は先に各ソロ・アルバムで発表していた曲でした。Gene Clark作の1「Full Circle」やNeil Young作の「Cowgirl In The Sand」で聞けるハーモニーもどこかCSN的。プロデューサーも務めたDavid Crosby主体でバーズをやるとこうなった…と。Chris Hillman作の「Things Will Be Better」「Borrowing Time」はかつての作品にも通ずるメロディが聞ける。10「Laughing」はやはりソロ・アルバムのヴァージョンがベストでは(そっちは凄く好きだったりする)。1曲1曲はじっくり聴くと決して悪くはないのですが、かつてのバンドが自ら切り開いたものが時代に追いついてしまっているような…個人的にはそんな印象のアルバムです。

 この後メンバーは再び離散。5人揃う事はありませんでしたが(Gene Clarkが1991年5月、Michael Clarkが1993年に他界)、何人か集まってのアルバム制作やライヴは行っていたようです。また1990年にはRoger McGuinn、Chris Hillman、David Crosbyの3人が集結し、ボックス・セット『The Byrds (Flyte'65〜'90)』用に新曲をレコーディングしています。
[ちなみに・・・]

Gene Clark『Roadmaster』(1973年)
◎せっかくなのでこちらも。ジーン・クラークの未発表曲集に、The Byrdsのオリジナル・メンバー5人が1970年に録音した「She's The Kind Of Girl」「One In A Hundred」が収録されています(後者は『White Light』とは別テイク)。まるで1966年に戻ったかのようなサウンド(笑)。この2曲は編集盤『Flying High』(1998年)にも収録。
関連記事
[ 2015/10/01 00:12 ] The Byrds関連 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
https://benice.blog.fc2.com/tb.php/1770-082c9840