The Beatles 編集盤・Part 1 : 1976〜1982

◎ビートルズ(ソロを含む)のレコード契約が満了した1976年以降、それに伴いレコード会社側の企画で様々な編集盤が発売されるようになります。しばらくの間は市場に出回っていましたが、1987年のオリジナル・アルバムCD化以降は、これらのアルバムはCD化されず廃盤になっています。もし下記でご紹介するアルバムのCDをネット・オークションや中古CD屋等で見かけたとしても、それらは正規盤ではなく誰かが勝手に作ったものですのでご注意を(といっても認識する程度でいいと思います)。

[Rock'n'Roll Music]
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The Beatles『Rock'n'Roll Music』(LP=東芝EMI EAS-77009/1976年)
[Side A]
1. Twist And Shout
2. I Saw Her Standing There
3. You Can't Do That
4. I Wanna Be Your Man
5. I Call Your Name
6. Boys
7. Long Tall Sally
[Side B]
1. Rock And Roll Music
2. Slow Down
3. Kansas City/Hey Hey Hey Hey
4. Money (That's What I Want)
5. Bad Boy
6. Matchbox
7. Roll Over Beethoven
[Side C]
1. Dizzy Miss Lizzy
2. Any Time At All
3. Drive My Car
4. Everybody's Trying Be My Baby
5. The Night Before
6. I'm Down
7. Revolution
[Side D]
1. Back In The U.S.S.R.
2. Helter Skelter
3. Taxman
4. Got To Get You Into My Life
5. Hey Bulldog
6. Birthday
7. Get Back (Album Version)
◎1976年6月に発売された2枚組編集盤で、タイトル通りロックン・ロール・ナンバーを収録。A、B面は主に初期で、カヴァー曲が多いのが特徴。C、D面は後期を中心に、こちらはオリジナル中心。編集盤とはいえ、コンセプト故に人気の高いアルバムでした。なお、1980年にはジャケットを差し替え、Disc 1が"Vol.1"、Disc 2は"Vol.2"と分けてバラ売りされています。

[音源について]

●全曲ステレオ・ミックスで収録され、「I'm Down」は本作で初ステレオ化。
●米盤及び後のバラ売り盤は書籍によっては「ジョージ・マーティンによってリミックスされている」との記述がありますが、実際には元からあるステレオ・ミックスの定位をいじっている程度で、左右を逆にしたり、ステレオの幅を狭くする(中央寄り)にする等の手が加えられています。マルチ・トラックから新たにリミックスされているわけではないので、ヴァージョン違いがハッキリと判るようなものは含まれていません。
[Love Songs]
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The Beatles『Love Songs』(LP=東芝EMI EAS-50007~8/1977年)
[Side A]
1. Yesterday
2. I'll Follow The Sun
3. I Need You
4. Girl
5. In My Life
6. Words Of Love
7. Here, There And Everywhere
[Side B]
1. Something
2. And I Love Here
3. If I Fell
4. I'l Be Back
5. Tell Me What You See
6. Yes It Is
[Side C]
1. Michelle
2. It's Only Love
3. You're Going To Lose That Girl
4. Every Little Thing
5. For No One
6. She's Leaving Home
[Side D]
1. The Long And Winding Road
2. This Boy
3. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
4. You've Got To Hide Your Love Away
5. I Will
6. P.S. I Love You
◎1977年11月に発売された2枚組編集盤で、日・米合同による企画によるもの。タイトルの通りラヴ・ソング集で、選曲にあたって日・米間で意識の違いが生じたようで、アメリカ側は歌詞を重点に置いたそうです。また、日・米盤はジャケット、ブックレット等も高級感のある仕上がり、逆にイギリス盤は素っ気なく、あまり金をかけていないというか…(苦笑)

[音源について]

 オリジナル・アルバムとは異なるミックスが数曲含まれています。中にはCD化されていないものもありますが、既発ステレオ・ミックスの音のバランスをいじった程度なので、それに価値を見出せるかはご自身の判断にお任せしたいと思います。

「Yes It Is」「This Boy」「P.S. I Love You」は疑似ステレオで収録。3曲共に下記のボックス・セットでCD化済み。
◎『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◎『The Capitol Albums Vol.2』(2004年)

「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」「Girl」「In My Life」「Michelle」は左の音が中央に、右の音はやや中央寄りに定位が変えられている。これもマルチからのリミックスではなく、元のステレオ・ミックスをいじったもの。未CD化。
「Here, There And Everywhere」は左右が逆、さらに音が中央寄りに定位が変えられている。これもマルチからのリミックスではなく、元のステレオ・ミックスをいじったもの。未CD化。
[The Beatles Ballads 20 Original Tracks]
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The Beatles『The Beatles Ballads 20 Original Tracks』
(LP=東芝EMI EAS-91006/1980年)
[Side A]
1. Yesterday
2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3. Do You Want To Know A Secret
4. For No One
5. Michelle
6. Nowhere Man
7. You've Got To Hide Your Love Away
8. Across The Universe
9. All My Loving
10. Hey Jude
[Side B]
1. Something
2. The Fool On The Hill
3. Till There Was You
4. The Long And Winding Road
5. Here Comes The Sun
6. Blackbird
7. And I Love Her
8. She's Leaving Home
9. Here, There And Everywhere
10. Let It Be (Single Version)
◎1980年10月20日に発売されたイギリス編集盤。先に似た内容の『Love Songs』があったためかあまり注目を集めませんでしたが、あの事件が起こった後、最終的に全英第40位を記録。印象深いジャケットはジョン・パトリック・バーン氏によるもの。

[音源について]

 特に貴重な別ヴァージョン/ミックスは含まれていませんが、既発のステレオ・ミックスを左右逆にしたものや、音のバランスが変えられているものがあります。

「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」は右のヴォーカルとギターが中央に移動し、左のシタールが右に移動した別Mix。未CD化。
「Across The Universe」は鳥SE入りのヴァージョンで収録。
「Let It Be」はSingle Versionで収録。
[Reel Music]
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『Reel Music』(LP=東芝EMI EAS-81480/1982年)
[Side A]
1. A Hard Day's Night
2. I Should Have Known Better
3. Can't Buy Me Love
4. And I Love Her
5. Help!
6. You've Got to Hide Your Love Away
7. Ticket To Ride
8. Magical Mystery Tour
[Side B]
1. I Am The Walrus
2. Yellow Submarine
3. All You Need Is Love
4. Let It Be (Album Version)
5. Get Back (Album Version)
6. The Long And Winding Road
◎1982年3月に発売された編集盤で、ビートルズの主演映画で使われたナンバーを収録。内容はそれ以上どうっていう事はありませんが、付属ブックレットは見てて面白い。

[音源について]

「I Should Have Known Better」はステレオ・ミックスで収録されていますが、ハーモニカが途中で途切れないように修正されています。未CD化。
[おまけ]
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 『Reel Music』の発売後、同アルバム収録曲をメドレー化した「The Beatles' Movie Medley」というシングル盤が発売されています。このメドレー自体は未CD化ですが、テレビではこのPVが頻繁に使用されていました(曲の一部だけ流れる事が多い)。当時ビートルズ以外にもThe Beach Boys、The Hollies等様々なアーティストのメドレーがヒット・チャートに度々登場していました。
[20 Greatest Hits]
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The Beatles『20 Greatest Hits』(LP=東芝EMI EAS-91047/1982年)
[Side A]
1. She Loves You
2. Love Me Do (Album Version)
3. I Want to Hold Your Hand
4. Can't Buy Me Love
5. A Hard Day's Night
6. I Feel Fine
7. Eight Days a Week
8. Ticket to Ride
9. Help!
10. Yesterday
11. We Can Work It Out
12. Paperback Writer
[Side B]
1. Penny Lane
2. All You Need Is Love
3. Hello, Goodbye
4. Hey Jude (Short Version)
5. Get Back (Single Version)
6. Come Together (Short Version)
7. Let It Be (Single Version)
8. The Long and Winding Road
◎1982年、デビュー20周年を記念して、20曲入りのベスト盤が発売されています。ちにみに記載した曲目は日・米盤で、英盤は若干異なる。全曲、英・米でNo.1ヒットになった曲が選ばれており、後に出る『1』の雛形的な面も。

[音源について]

 "貴重な別ミックス/別ヴァージョン"と呼べるものは含まれていませんが、LPレコードの収録時間の都合上か、フェイド・アウトが早いミックスが収録されています。

「Hey Jude」は5分5〜6秒付近(ポールが「Jude,Jude,Jude,Jude,Jude〜っ♪」とシャウトしている辺り)でフェイド・アウトするショート・ヴァージョン。未CD化。
「Come Together」はジョンが「Ah〜っ」と言っている4分付近でフェイド・アウトするショート・ヴァージョン。未CD化。

「She Loves You」「Love Me Do」は左右の音質を高音低音に振り分けた疑似ステレオで収録。「She Loves You」は未CD化。
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[ 2009/09/17 20:01 ] The Beatles関連 | TB(0) | CM(0)

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