The Beatles : With The Beatles (1963.11)


ウィズ・ザ・ビートルズウィズ・ザ・ビートルズ
(2013/11/06)
ザ・ビートルズ

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iTunes Store配信版
1. It Won't Be Long
2. All I've Got to Do
3. All My Loving
4. Don't Bother Me
5. Little Child
6. Till There Was You
7. Please Mr. Postman

8. Roll over Beethoven
9. Hold Me Tight
10. You've Really Got a Hold on Me
11. I Wanna Be Your Man
12. Devil in Her Heart
13. Not a Second Time
14. Money (That's What I Want)
[2:勢いが増したセカンド・アルバム]

◎1963年11月に発表されたイギリスでのセカンド・アルバムで、前作『Please Please Me』を抜いて全英第1位に。インパクトのあるハーフ・シャドウのジャケット写真は、ハンブルクでの巡業時代に出会ったAstrid Kirchherr(髪型を含めビートルズに影響を与えた人物の一人)のスタイルをヒントに、ロバート・フリーマンが撮影したもの。

 前作同様にオリジナル8曲・カヴァー6曲。シングル曲は一切なし(註:イギリス国内の話)。前作がその頃のポップスの名残を感じされたのが、ここではアップ・テンポのビート・ナンバーが増え、特にリンゴの活き活きとしたドラムが聴き所。

 カヴァーではチャック・ベリーの「Roll Over Beethoven」、ドネイズというガール・ポップスの「Devil in Her Heart」(2曲共にジョージがヴォーカル)のほか、マーヴェレッツの「Please Mr.Postman」(切迫感溢れるジョンのヴォーカルに注目。後にCarpenters版がヒット)、Smokey Robinson & The Miraclesの「You Really Got A Hold On Me」(他にSmall FacesやThe Golden Cups等のカヴァーあり)、バレット・ストロングの「Money (That's What I Want)」といったアメリカのモータウン・レーベルの作品をいち早く取り上げている点にも注目。

 「Money (That's What I Want)」は今でも色んなバンドの演奏を耳にするけど、何か気合が足りなくて本気で欲しがってる感じじゃなくて(笑)。やっぱりベストはビートルズ版でしょう。ジョンが歌うカヴァー曲に名曲・名演多し。ストーンズ版(『More Hot Rocks』収録)も別種のエネルギーが蠢いている。

 リズム&ブルース系のナンバーも目立つ中、非Rock的なスタンダード「Till There Was You」が入っているのも面白い。フツーのロック・バンドならまず取り上げそうにないタイプの曲。デビュー前から演奏していた曲で、ポールの趣味なのか、お客さんのリクエストだったのか、演奏するようになったきっかけが少し気になる。こういう曲がポンっと入っていると、次の曲へのいいアクセントにもなっていたり。

 オリジナルも前作にも増してビートの効いた曲が多い反面、何故かステージで取り上げられていない曲が多い。その中ではジョージの初のオリジナル「Don't Bother Me」、「She Loves You」路線の「It Won't Be Long」、良くも悪くもマージー・ビートっぽい哀愁が漂う「All I've Got to Do」が聴き所。

 ベストはポールの「All My Loving」。軽快でメロディも覚えやすいシンプルさだけでも楽しいけど、4人の個性が光るプレイにも注目。ジョンのリズム・ギターも他で見かけない弾き方だったり。先にThe Rolling Stonesに提供していた「I Wanna Be Your Man」はリンゴのヴォーカル曲としてビートルズも取り上げ、1966年@武道館公演でも演奏されたのもよく知られるところ。

 レコーディングは前作に続き2トラック録音。変わった点は、当時アメリカで少しずつ取り入れられ、前作では「Taste Of Honey」のサビのみで行われた「ヴォーカルのダブル・トラック(2重唱/一人で同じパートを2回歌う)」が多用されているのが大きな違い。ジョンのハーモニカ以外にポールが「Little Child」でピアノを演奏していたり、「All My Loving」で一人ハモりをやったりと積極的。そうした話を抜きにしても十分楽しめるアルバム。

(余談)
 このアルバムが出た当時、聴いた人達は(イギリス限定)はどう感じたのだろう?。あまりその手の話を耳にした事がなくて。曲を楽しむ以上の細かい追求は70年代入ってからだったろうし、90年代に入ると良くも悪くもレベル上がっちゃって・・・は置いといて、ほぼ全編ビートの効いたアルバムっそれ以前に出会った事がなかったはずだし、相当興奮したんじゃないかなぁ…と。これでもまだデビューして1年程度。嵐の前触れ。
[2:昔話-日本盤LP(EAS-80551)の謎]
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 『Please Please Me』でも触れた話題を再び。1987年にビートルズのアルバムがCD化され、僕も少し遅れてCDプレイヤーを購入し『With The Beatles』を聴いてみたら「あれっ・・・?」っとなりまして。違和感。それまで聴いていたLPはステレオで、CDはモノラル盤になったのは知っていましたが、何か遅く聞こえるなぁ…と。大分後になって気付きました。CDの音程が遅いのではなく、日本盤LPが半音近く速くなっていると…(唖然)

 今はPCソフトで検証可能なので試しにピッチ調整してみたところ、約74セント上がっていました。日本で『With The Beatles』がオリジナルと(ほぼ)同じジャケット・曲順で出たのが1976年。それから10年近くこれが一般流通していたわけで…。テープ・コピーを作る際に回転数が変わってしまったのか、意図的に変えたのか…原因は不明。そんな些細な事気にすんなと思うかも知れないけど、もし昔レコードでよく聴いていて、何十年振りに久々にCDや配信版で聴いてみたら違和感を覚えた・・・という方向けの話題でした。
[3 : 日本盤CD各種]

(1987年初盤CD)

◎1987年〜2009年まで流通していた旧盤CDは、通常のプラ・ケース仕様(旧盤はプラケ、リマスター盤は紙製デジ・スリーブで見分けられる)。ちなみに日本盤帯は赤・黒・白と発売時期によって異なり(他にもレーベルがOdeonだったり、青リンゴマークある・なし等細かな違いあり)。
(主な特徴)
🔵通常プラ・ケース仕様
🔵音源はモノラル盤で収録
🔵日本盤は歌詞・対訳・解説書付き

(2009年リマスター盤CD)

◎2009年リマスター盤は、パッケージが紙製のデジスリーブ仕様に変更。これも発売時期によって帯のデザイン、メーカー名が異なります(2009年発売分はEMIミュージックジャパン、現在はユニバーサルミュージック)。

(主な特徴)
🔵2009年リマスター音源
🔵ステレオで収録(1曲を除き右=ヴォーカル/左=演奏に音が分かれている)
🔵パッケージは紙製3面開きの"デジ・スリーブ"仕様(註:俗にいう"紙ジャケ"とは似て非なる別物)。プラスチック・ケースのものは旧盤CDと思っていただけると。
🔵英文解説、写真等を掲載したブックレット付き。
🔵日本盤は歌詞・対訳・解説書付き
🔵パソコンにセットするとショート・ドキュメンタリー映像が観られるエンハンスドCD仕様(パッケージ裏の曲目の下に"WITH THE BEATLES MINI-DOCUMENTARY""enhanced CD""QuickTime"の表記あり)。

(2014年SHM-CD&紙ジャケット仕様)

◎2014年12月、世界初・日本独自企画による"ステレオ盤SHM-CD紙ジャケット"が発売。ステレオ盤での紙ジャケ化は初。帯は…長帯って言うかは知りませんが、裏ジャケットを覆うような形になっており、その間にブックレットや日本語解説書等が入れられています。それ以外の特徴は以下の通り。

🔵 2009年リマスター音源(ステレオ)
🔵 盤はSHM-CDを採用
🔵 パッケージはLPジャケットをミニチュア復刻化した紙ジャケット仕様
🔵 英文解説、写真等を掲載したブックレット付き(2009年リマスター盤と同一)
🔵 歌詞・対訳・解説書付き(2009年リマスター盤と同一)
🔵 2009年版にあったミニ・ドキュメンタリー映像は未収録。
[4:オリジナル&カヴァー・ヴァージョン]

"It Won't Be Long"

Richard Thompson『1000 Years Of Popular Music』(2003年)

The Quick『Untold Rock Stories』(2003年)

"All I've Got to Do"

Susanna Hoffs『From Me to You』(2014年)

"All My Loving"

山崎まさよし『COVER ALL-YO!』(2007年)

"Don't Bother Me"

The Bad Boys『Meet The Bad Boys』(1974年)

"Little Child"

The Inmates『Live in Paris』

"Till There Was You"

Peggy Lee『Latin ala Lee!』(1960年)

"Please Mr. Postman"

The Marvelettes『The Definitive Collection』(※Original Artist/1961年録音)

"Roll Over Beethoven"

Chuck Berry『GOLD』(※Original Artist)

"Hold Me Tight"

The Treasures『Back To Mono (1958-1969)』(1964年録音)

Todd Rundgren『Somewhere/Anywhere? unreleased tracks)』(1998年)

"You've Really Got a Hold on Me"

Smokey Robinson and The Miracles『ザ・ベスト・オブ・スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ』(※Original Artsit)

"I Wanna Be Your Man"

The Rolling Stones『Singles Collection: London Years』(1989年)
The Rolling Stones『MONO BOX』(2016年)


Suzi Quatro『サディスティック・ロックの女王』(1972年)

水谷公生とベター『ニューロックの夜明け コロムビア編』

"Devil in His Heart"

The Donays『Goodies Old Is New: Rare Singles From The Golden Age of Rock and Roll』(※Original Artsit)

"Not a Second Time"

Robert Palmer『Clues』(1990年)

"Money (That's What I Want)"

Barrett Strong『Hitsville USA: The Motown Singles Collection 1959-1971』(※Original Artsit/1959年録音)

The Golden Cups『Best of The Golden Cups English Version』(1968年録音)

The Flying Lizards『Music Factory』(1980年)
[5:別ヴァージョン/別テイク(簡易版)]

 アルバム収録曲の別ヴァージョン/別テイクを個人的に把握している範囲内でまとめてみました。このアルバムだとモノラル(音が左右に広がらず、一つにまとめられている)、ステレオ(1曲を除き右=歌/左=演奏に分かれている)の2種類。それに細かい違いや、演奏自体が違うもの(別テイク)が幾つかあるといったところです。気になった時(または同じようなものを何度も買いたくない場合)に読む程度で留めておくのが無難です。

 あくまで簡易的に作成したものなので、もしそれでも疑問・謎が解消されなかったり、もっと細かく、深ぁ~く知りたい方は下記の書籍が出ていますのでそちらもご参照ください。


ザ・ビートルズ全曲バイブル  公式録音全213曲完全ガイドザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド
(2009/12/03)
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大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き (日経BPムック)大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き (日経BPムック)
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●2011年8月6日発売の『大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き』でもリマスター盤の細やかな解析結果が掲載されています。どの曲でどのような修正がされたのか、パソコンで検証しないとほぼ誰も気付かないであろう指摘も書かれていますので、興味のある方は是非一読を。

It Won't Be Long

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(1987〜2009年まで流通していた旧盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル、左=演奏に音が分かれている以外は1との違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ↑の"Type B Mono Mix"という表現は『The U.S. Box』のブックレットより。ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、ジョージ・マーティンが承認した公式のモノラル・ミックスではありません。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。大元(セッション・テープ)→Stereo Mix→Mono変換といった具合に何度もテープ・コピーを繰り返しているため、その度に音質や鮮度は劣化する。時間や予算の都合上やっつけ仕事的に作られるか、Mono Masterが手元にない場合に仕方なく作られる事が多い…と、以前は「単にステレオからモノラルに変換したもの」としか書かなかったんですけど、やっぱり無理に細かく書くと長くなりますね…(笑)。なのでこれ以降の同種の曲は短くまとめます、はい。
(収録アルバム)
◉『Meet The Beatles!』(LP=Capitol T-2047/1964年)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : Anthology Remix

 DVD版『Anthology』に新たに作成されたRemixが収録されています。音の広がりは薄いものの、ヴォーカルは中央で、何故かコーラス部分だけが右に寄る。演奏は低音は中央やや左寄り、他は中央やや右寄りに配置。微量にエコーがかかりステレオ感を出している。
◉『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年)

All I've Got to Do

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外にMonoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録アルバム)
◉『Meet The Beatles!』(LP=Capitol T-2047/1964年)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

All My Loving

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外にMonoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録アルバム)
◉『Meet The Beatles!』(LP=Capitol T-2047/1964年)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : Alternate Stereo Version(1)

 ハイハットのイントロの付いたステレオ・ヴァージョン。1965年にヨーロッパ圏で発売された編集盤に収録。未CD化。
(収録アルバム)
◉『The Beatles' Greatest』(1965年)

5 : Alternate Stereo Version(2)

 1993年に"赤盤"が初CD化された際に収録された別ミックスで、ヴォーカルが中央に移動しています。このミックスは"赤盤"のプラ・ケース仕様のCDに含まれており、現行リマスター盤(パッケージがデジ・スリーブのもの)には未収録。
(収録CD)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年)

Don't Bother Me

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外にMonoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録アルバム)
◉『Meet The Beatles!』(LP=Capitol T-2047/1964年)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : Take 10

 これはグレーゾーンな音源で、アップル公認のものではないため、入れていいか迷うところですがいちおう念のため。1963年9月12日録音の別テイク"Take 10"。ダブル・トラックのヴォーカルや拍子木、タンバリンのダビングは無し。で、音質は良好なものの、元々StereoだったのがMonoに変換されてしまっている。
(主な収録CD)
『Unreleased Masters』(2016年)
『Greatest Hits And Lost Treasures』(2016年)

Little Child

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。フェイド・アウト部分でStereo Mixとの違いが出ており、モノラルでは演奏よりも先にヴォーカルの音が小さくなっていきます。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。フェイド・アウト部分でMonoとの違いが出ています。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

Till There Was You

 モノラル、ステレオ、"偽Mono"のほかに1962年デッカ・オーディションやBBCでのテイクが存在しますが、ここでは『With The Beatles』の音源のみに触れます(といっても特徴のあるヴァージョン違いはなし)。

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に分離している以外、Monoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

Please Mr. Postman

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外、Monoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。強いてOriginal Stereo Mixとの違いを挙げるとフェイド・アウト直前、ドラムのオカズが入る前に曲が終わる。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : U.S. Stereo Mix

 米Capitol編集盤『The Beatles' Second Album』収録のステレオ・ミックスは左右の音がやや中央に寄せられ、深いエコーがかけられている。ただし2014年発売の同アルバムのCDには未収録。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

Roll Over Beethoven

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外、Monoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : U.S. Stereo Mix

 アメリカCapitol編集盤『The Beatles' Second Album』収録のステレオ・ミックスは、左右の音がやや中央に寄せられ、深いエコーがかけられている。ただし2014年発売の同アルバムのCDには未収録。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)


Hold Me Tight

 モノ、ステレオ共に基本テイクは同一ですが、後から加えた手拍子とバック・コーラスがそれぞれ異なる。

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
🔵手拍子がStereo Mixと異なる。
🔵バック・コーラスはモノの方が大きめに歌っている箇所が多い。
🔵エンディングでのハモリが入っていない。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。モノラルとは手拍子とバック・コーラスが異なる。違いが判りやすいのはエンディングで、「You~ふぅ~ふぅ~ん♪」の所でステレオではハモリが入りますが、モノラルにはそれがない(恐らくMonoではTake 26、StereoではTake 29が使用されたと思われる)。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録アルバム)
◉『Meet The Beatles!』(LP=Capitol T-2047/1964年)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : Studio Outtake (Take 21)

 2013年12月に突如登場した別テイク。この音源はCDやアナログ盤では未発売で、iTunes Storeのダウンロード配信のみで販売されています。
(収録アルバム)
『The Beatles Bootleg Recordings 1963』(2013年)

5 : Take 24

 これもグレーゾーンな形で発売されたアウトテイクですが、アップルからの公式リリースではない。1963年9月12日録音の別テイク"Take 24"。前のテイクでポールが早々に間違えてしまい、ジョージ・マーティンが"Take 24!!"とキレながらアナウンスしている。で、元々StereoだったのがMonoに変換されてしまっている。
(主な収録CD)
◉『Unreleased Masters』(2016年)
◉『Greatest Hits And Lost Treasures』(2016年)

You've Really Got a Hold on Me

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏以外にaとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : U.S. Stereo Mix

 アメリカCapitol編集盤『The Beatles' Second Album』収録のステレオ・ミックスは左右の音がやや中央に寄せられ、深いエコーがかけられている。ただし2014年発売の同アルバムのCDには未収録。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

I Wanna Be Your Man

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。ステレオよりもフェイド・アウトが早い。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

3 : Stereo Mix

 Stereo Mixはモノラルよりもフェイド・アウトが長い。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

Devil in Her Heart

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。右=ヴォーカル/左=演奏に音が分離している以外、Monoとの大きな違いはなし。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

4 : U.S. Stereo Mix

 アメリカCapitol編集盤『The Beatles' Second Album』収録のステレオ・ミックスは左右の音がやや中央に寄せられ、深いエコーがかけられている。ただし2014年発売の同アルバムのCDには未収録。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

Not a Second Time

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。ステレオよりもフェイド・アウトが長い。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(従来盤CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

2 : Stereo Mix

 ステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Meet The Beatles!』(2014年)

3 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

Money (That's What I Want)

 複数のヴァージョン/ミックス違いが存在します(ただし1962年デッカ・オーディションやBBCでの演奏、ステレオの左右を逆にしたもの等を除く)。違いが判りやすいのはイントロ部分。

1 : Mono Mix

 『With The Beatles』のモノラル盤に収録されているMono Mix。イントロ部分でStereo Mixには入っていないドラム・スティックの音があり、代わりにリード・ギターとスネア・ドラムが入っていない。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(1987年〜2008年まで流通していた従来盤CD)
◉『Compact Disc EP. Collection』(1992年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『The Beatles' Second Album』(2014年)

2 : Type B Mono Mix

 ステレオ・ミックスをモノラル化したもので、公式のモノラル・ミックスではない。他に"ダウン・ミックス"や"偽Mono"(レココレ等でお馴染み)と称される。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

3 : Stereo Mix

 『With The Beatles』のステレオ盤収録のStereo Mix。アルバムの中でこの曲のみヴォーカルが中央から聞こえますが、これは4トラック録音されたのではなく、2種類のモノラル音源をシンクロさせて作られたもの。

 Mono Mixとの違いはイントロにハッキリと出ており、右からピアノ、左ではMono Mixでは聞こえないハイハットが小さく入り、その後に中央からスネア・ドラムとリード・ギターが勢いよく登場する(これもMono Mixには含まれていない)。
(収録CD)
◉『With The Beatles』(2009年リマスター盤)


4 : U.S. Stereo Mix

 アメリカ編集盤『The Beatles' Second Album』(1964年)のステレオ盤に収録されていたもので、Stereo Mixをやや中央に寄せ、さらに深いエコーがかけられている。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)

5 : Studio Outtake

 2013年12月に突如登場した未完成段階の別ヴァージョン。イントロ2小節部分がカットされ、いきなりスネア・ドラムとリード・ギターの音から始まるほか、ピアノが入っていない。ちなみにモノラル・ミックス。この音源はCDやアナログ盤では未発売で、iTunes Music Store配信版のみで販売されています。
(収録アルバム)
『The Beatles Bootleg Recordings 1963』(2013年)
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(作成:2001年/更新:2009年9月、2011年8月,2013年10月12日,12月18日,2014年1月31日,2016年9月19日,10月9日)
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[ 2009/09/13 01:00 ] The Beatles関連 | TB(0) | CM(0)

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