The Beatles : Rubber Soul (1965.12)


ラバー・ソウルラバー・ソウル
(2013/11/06)
ザ・ビートルズ

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1. Drive My Car
2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3. You Won't See Me
4. Nowhere Man
5. Think for Yourself
6. The Word
7. Michelle

8. What Goes On
9. Girl
10. I'm Looking Through You
11. In My Life
12. Wait
13. If I Needed Someone
14. Run for Your Life
◎1965年12月3日にイギリスで発表された6作目のアルバム(全英第1位)。その前にアルバム発売前の動向を追ってみると・・・。

● 7月23日 シングル「Help!」発売。
● 8月1日 2作目の主演映画『Help!』イギリスで公開。
● 8月6日 アルバム『Help!』がイギリスで発売。
● アメリカ/カナダ・ツアーがスタート。15日にはロック・バンド初のスタジアム・コンサートを開催(@ニューヨク・シェイ・スタジアム。複数のR&Bアーティストが前座で出演)。
● 8月下旬(?) ポールとジョージ、The Byrdsのレコーディングを見学。彼らは次のシングル用に「It's All Over Now Baby Blue」をレコーディング中でしたが、目の前のビートルズに緊張して没に(註:80年代以降にCD化されたテイクは、少し前の7月28日に録音されたものと思われる)。
● 8月27日 エルヴィス・プレスリーの自宅を訪問。
● 8月29・30日 ハリウッド・ボウル公演。この時録音された一部が1977年と2016年にアルバム化。
● 9月 約1ヶ月のオフ。
● 9月13日 アメリカで「Yesterday」がシングル発売。同日、リンゴ夫妻に長男・ザック・スターキー誕生(近年The Whoのサポート・ドラマーとして活躍)。
● 10月12日 ニュー・アルバム用のレコーディング開始(11月11日まで)。
● 10月26日 MBE勲章を授与。
● 12月3日 シングル「We Can Work It Out/Day Tripper」、アルバム『Rubber Soul』イギリスで発売(アメリカでは12月6日)。UKツアー開始(3日〜12日まで)。
 世界的人気を獲得し、憧れだったエルヴィスとも対面。さらには勲章まで授与されたりと、アイドル的人気はこの時期がピークだったようです。しかし人が羨む成功もやがて苦痛の種となり、コンサート活動にも疑念を抱くように。周囲では新しい音楽やバンドが次々に登場し、世間の状況にも変化が。そうした不安とプレッシャーの中、例年通りクリスマス・シーズンに合わせて制作されたのがこのアルバム。レコーディング開始当初は曲が足りず、作業は最後まで切羽詰まった状態だったとか。それでもカヴァー曲に頼る事なく全曲オリジナルで占められ、ジョージは2曲、リンゴも「What Goes On」の歌詞の一部で関わっています。

 サウンドは前作の延長線にありながら、グッと渋みを増したフォーク・ロック調が中心。ポピュラー・ソング寄りな「Michelle」も独特なベース・ソロも相まって以前とは違った質感。使用したギターやベース(この辺りを詳しく書ければよかったのですが…)、「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」でのシタールや「In My Life」のピアノ・ソロもバンド・サウンド+α的に曲に溶け込み、歌詞も深みを増すなど、あらゆる"微妙な変化"が。どことなく、夏休みが終わり二学期に入ったら、クラスメイトが大人びていた感じにも近い…といってもビートルズはこの時点で2人が妻子持ちでしたが(笑)。

 詞の中に描かれる人物も、コンサート会場でワーキャー騒ぐ女の子とは結構温度差がある。「In My Life」も白髪が数本出始める辺りから実感沸きそうな内容。でも書いたのは20代半ばで。ビートルズも少し前までは歌詞は殆ど二の次だったでしょうし、それがアメリカのアーティスト…特にBob Dylanの存在を知ってから意識するようになり、さらに本作の数ヶ月前に発表されたThe Byrdsの『Mr. Tambourine Man』の存在も見逃せない。イギリス国内でもストーンズ、キンクス、フーといった同時期のバンドがラヴ・ソング以外のテーマを持ち込むようになり、人気絶頂のビートルズもいつ過去の存在になっても不思議ではなく(流行や騒ぎも3年経てば世間の移り気が始まるわけで)。自分達を取り巻く状況や周囲の変化の中、ビートルズが価値を見出せたのがスタジオ・ワークだったと。

 アルバムは1「Drive My Car」でスタート。ノリのいいR&B調でライヴにモッテコイなはずが、当時はライヴ演奏なし。ポールは90年代以降から演奏し始め、ライヴ盤『Paul Is Live』(1993年)や『Good Evening New York City』(2009年)でも発表。

 アルバムの中ではジョンの曲は特に際立ち、フォーク調の9「Girl」、11「In My Life」、3声コーラスが印象的な4「Nowhere Man」、14「Run For Your Life」はジョージのスライド・ギターやモータウン風のタンバリンが印象的で、歌詞は「You Can't Do That」にも通ずるものが。「他の男といるところを…」の部分は、ジョンの10代の話で似たような件りを読んだようなないような…。

 2「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」はアコースティック・サウンドに東洋的要素が加味された曲で、映画『Help!』で使われていたインド楽器・シタールをジョージ自ら演奏。ビートルズの作品はジョンとポールの作曲、ジョージ・マーティンのプロデュース&アレンジが際立つ一方で、新たな要素(サウンド)や人脈はジョージの貢献が大きい。インドはジョージにとって生涯重要な要素になりましたが、1965年のイギリスではインド音楽風の曲がいくつか発表されており、The Yardbirds「Heart Full Of Soul」(1965年6月)やThe Kinks「See My Friends」(1965年8月)も当初はシタールを入れる予定で(前者は録音しながらボツ、後者はLow Budgetにより断念。きっかけもビートルズとは別経緯)、同時代的な動きでもあったと。それがビートルズが実際に使った事で後のサイケデリック・ブームにも大きく影響を及ぼし、Rockに限らずJazzでも浸透する事に。

 現在も人気の高いこのアルバム、チャート上の成功とは対照的に、リアルタイムではビートルズの変化に戸惑うファンも少なくなかったようです。後になってそうした事を知り意外に思いましたが、以前ラジオ番組で1965年の洋楽ヒット特集を聴いた時、このアルバムや「We Can Work It Out」と、当時のヒット曲を並べると質感が全然違っていて。それだけビートルズが先を行っていたか、異端だったのか・・・。また、80年代後半以降にCDから聴き始めた方は、モノラル盤の質感の違いにも注目・・・ということで、この後は例によってミックスにまつわる話題を。
[2:アルバムのミックス]

 このアルバムには3種類のミックスが存在し、全てCD化されています。

1 : Mono Mix

 Mono Mixは全体を通してドライな質感が大きな特徴。現在はボックス・セット『The Beatles In Mono(MONO BOX)』(2009年)で聴く事ができます。

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年〜1987年までは、1965年に作成されたOriginal Stereo Mixが一般流通していました。『Please Please Me』『With The Beatles』同様、右=ヴォーカル(と一部の楽器)、左=演奏(と一部のコーラス)に分離しているのが特徴(一部例外あり)。前作『Help!』ではヴォーカルが中央だったので、何故再びこうなったかは不明・・・。1987年の初CD化ではこのミックスは使用されず、しばらく新品での入手が困難でしたが、現在は『The Beatles In Mono(MONO BOX)』(2009年)にMono Mixの後に収録されていますので、Original Stereo Mixで聴きたい方はボックスで。

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年の初CD化の際、ジョージ・マーティンが4トラック・テープからRemixを行っています(註:書籍『コンプリート・ビートルズ[リマスターCD公式ガイド]』で本人が理由を述べています)。現在新品 & デジタル配信されているのはこのミックス。なので、もし30年以上または平成以降ご無沙汰していて、久々にCDで聴き直した方は「あれっ…」と違和感を覚える可能性も。いくつか特徴を挙げると・・・

●1965年Stereo Mixと比べて音像は鮮明になり、音も全体的にやや中央寄りに調整。
●ヴォーカルは右寄りに聞こえますが、ダブル・トラックの片方のヴォーカルはやや中央寄りに配置。
「Drive My Car」「In My Life」ほか数曲で深いリバーブがかけられている(1965年版との違いがハッキリと出ている部分)。
[3:アメリカCapitol盤は内容が異なる]

Rubber Soul (the U.S. Album)Rubber Soul (the U.S. Album)
(2014/01/21)
Beatles

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『Rubber Soul』(LP=Capitol ST-2442)
[Side 1]
1. I've Just Seen a Face
2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
3. You Won't See Me
4. Think for Yourself
5. The Word
6. Michelle
[Side 2]
1. It's Only Love
2. Girl
3. I'm Looking Through You
4. In My Life
5. Wait
6. Run for Your Life

◎アメリカCapitolから発売された『Rubber Soul』はイギリス盤とは内容が異なるほか、ジャケットの色合いが異なります。アメリカでは1965年12月〜1987年まで流通していたため、CDでイギリス盤に統一された時、アメリカの人はどう感じたのか・・・。

(カットされた曲)
"Drive My Car""Nowhere Man""What Goes On""If I Needed Someone"『Yesterday...And Today』(1966年)

(イギリス盤『Rubber Soul』には含まれていない曲)
"I've Just Seen a Face""It's Only Love"

(アメリカ・ステレオ盤『Rubber Soul』収録の別ミックス)
"The Word"(U.S. Stereo Mix")
"I'm Looking Through You"(U.S. Stereo Mix")

(アメリカ・モノラル盤『Rubber Soul』収録の別ミックス)
"Michelle" (U.S. Mono Mix)

註:各ミックスについては下記の「別ミックス/別テイク(簡易版)」参照。なおアメリカ盤『Rubber Soul』はこちらでも取り上げました↓
The Capitol Albums Vol.2
The U.S. Albums (THE U.S. BOX)
[4 : 日本盤CD各種]
(1987年初盤CD)

◎1987年〜2009年まで流通していた旧盤CDは通常のプラ・ケース仕様(旧盤はプラケ、リマスター盤は紙製デジ・スリーブで見分けられる)。ちなみに日本盤帯は赤→黒→白と発売時期によって異なり(他にもレーベルがOdeonだったり、青リンゴマークある・なし等細かな違いあり)。
(主な特徴)
🔵通常プラ・ケース仕様
🔵音源はジョージ・マーティン作成の1987年Stereo Remixで収録
🔵日本盤は歌詞・対訳・解説書付き
🔴1987年にアメリカで発売されたCDは、表ジャケットだけ過去のアメリカ盤のデザインが採用されている(中身はイギリス盤)。

(2009年リマスター盤CD/※リンク画像は2016年現行盤)

◎2009年リマスター盤はパッケージが紙製のデジスリーブ仕様に変更。これも発売時期によって帯のデザイン、メーカー名が異なります(2009年発売分はEMIミュージックジャパン、現在はユニバーサルミュージック)。

(主な特徴)
🔵2009年リマスター音源
🔵音源はジョージ・マーティン作成の1987年Stereo Remixで収録
🔵パッケージは紙製の"デジ・スリーブ"仕様(通称"紙ジャケ"とは形態が異なる別物)
🔵カラー・ブックレット付き(英語解説/写真etc.)
🔵日本盤は歌詞・対訳・解説書付き
🔵パソコン再生用のミニ・ドキュメンタリー動画を収録(※2014年紙ジャケ仕様には未収録)

(2014年SHM-CD&紙ジャケット仕様)

◎2014年には「日本独自企画・ステレオ盤SHM-CD 紙ジャケット・シリーズ」としてリイシュー。
(主な特徴)
🔵2009年リマスター音源
🔵音源はジョージ・マーティン作成の1987年Stereo Remixで収録
🔵LPデザインをミニチュア化した紙ジャケ仕様
🔵付属カラー・ブックレットは2009年リマスター盤と同一
🔵歌詞・対訳・解説書付き
🔵2009年盤とは異なり、パソコン再生用のミニ・ドキュメンタリー動画は未収録

⚫️『Rubber Soul』各フォーマットを紹介した動画。2分40秒からアメリカ盤LP(ジャケットの色合いや収録曲に触れている)、5分40秒から旧盤CD(1987年アメリカ盤CDはデザインが変則的で、ジャケはアメリカ盤で収録曲はイギリス盤)、8分目からは2009年リマスター盤(海外盤)。デジスリーブの形態を確認したい方は是非。
[5:カヴァー・ヴァージョン]

"Drive My Car"

Humble Pie『Street Rats』(1975年)

Black Heat『Keep On Runnin'』(1975年)

Cristina『Doll In the Box』(1980年)

"Norwegian Wood (This Bird Has Flown)"

土岐麻子『Standards Gift: 土岐麻子ジャズを歌う』

Hugh Masekela『Next Album』(1966年)

"You Won't See Me"

The Clarendonians『You Won't See Me』(1966年)

Bryan Ferry『These Foolish Things』(1973年)

"Nowhere Man"

恒松正敏『FROM LIVERPOOL TO TOKYO 2』

Joe Pass『A Sign Of The Times & Movie Themes』(1965年)

Bill Frisell『All We Are Saying』(2011年)

"Think For Yourself"

The Music Company『Rubber Soul Jazz』

"The Word"

The Carnival『The Carnival』(1969年)

"Michelle"

加山雄三『オン ステージ (ザ・ランチャーズと共に)』(1968年)

Iggy Pop『Après』(2012年)

"What Goes On"
Joe Val & The New England Bluegrass Boys『Bluegrass Goes to Town - Pop Songs Bluegrass Style』

I'm Looking Through You

Julie Hardy『The Wish』(2007年)

"In My Life"

Keith Moon『Two Sides Of The Moon』(1975年)

"Wait"

チューリップ『ALL BECAUSE OF YOU GUYS-すべて君たちのせいさ』

"If I Needed Someone"

The Hollies『50 At Fifty』

Bit A Sweet『Hypnotic 1』(1968年)

Roger McGuinn『Limited Edition』(2005年)

"Run for Your Life"

Gary Lewis & The Playboys『She's Just My Style』(1966年)

Nancy Sinatra『Boots』(1966年)
[6:別ミックス/別テイク(簡易版)]

 アルバム収録曲の別ミックス/別テイクを個人的に把握している範囲内でまとめてみました。全部通して読むとしんどくなりますので、聴いて気になった点が出てきた際に読んでいただけると幸いです。もしそれでも疑問・謎が解消されなかったり、もっと細かく、深ぁ~く知りたい方は関連書籍もご参照ください。

Drive My Car

1 : Mono Mix

 モノラルではカウベルの音が殆ど入っていない(サビでピアノが入る時に少し聞こえる程度)。
(収録CD)
◉『Compact Disc EP. Collection』(1992年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : Type B Mono Mix

 ステレオをモノラル変換したもので、ジョージ・マーティンが承認したモノラル・ミックスではない。Original Mono Mixでは少しだけ聞こえたカウベルが全体を通して聞こえる。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=Capitol T-2553/1966年)

3 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ミックスで、右=ヴォーカル、左=演奏とジョンの一部のヴォーカル。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

4 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。1965年版Stereoに比べ、ダブル・トラックのヴォーカルの一つが中央寄りに移動しているほか、リバーブが強めにかかっている。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。Monoでは38秒付近で誰かの咳払いが聴こえる。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ミックス。右=ジョンのヴォーカル/ポールのハーモニー/アコースティック・ギター/タンバリン、左=アコースティック・ギター/ベース/シタール(ポールのコーラスの反響音が中央から微かに聞こえる)。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : Alternate Stereo Mix (1)

 2のOriginal Stereo Mixを基に、右の音をやや中央寄りに調整したもの。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Love Songs』(LP=東芝EMI EAS-50007~8/1977年)

4 : Alternate Stereo Mix (2)

 2のOriginal Stereo Mixを基に、右のヴォーカルとギターを中央に移動、左のシタールを右に調整したもの。未CD化。
(収録アルバム)
◉『The Beatles Ballads 20 Original Tracks』(LP=東芝EMI EAS-91006/1980年)

5 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。1965年版Stereoに比べ、リバーブの量がやや多め。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

6 : 別テイク(Take 1)

 1996年になって発表された別テイク(Take 1)。アレンジがリリース版と異なり、キーが低く、ドラムが入っている。
(収録アルバム)
◉『Anthology 2』(1996年)

You Won't See Me

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。フェイド・アウトが他のミックスよりも長い。
(収録CD)
◉『Compact Disc EP. Collection』(CD=東芝EMI TOCP-7101~15/1992年)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。
●配置は右=リード・ヴォーカル&コーラス、左=演奏&コーラス。
●曲後半(2分30秒付近)でマル・エヴァンス(ロード・マネージャー)演奏のオルガン()は左に配置。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

:書籍『ザ・ビートルズ・レコーディング・セッションズ完全版』では気の毒にも「セッション・テープでもレコードでも、そんな音はどこにも聴き取れない」と記載されていますが、実際は指1本で鍵盤のラの音を延々と押し続けている音が、全てのミックスで聴き取れます。

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。

●1965年版Stereo Mixに比べ、左右の音がやや中央寄りになっている。
●ダブル・トラックのヴォーカルのうち1つはやや中央寄りに配置。
●曲後半でマル・エヴァンス(ロード・マネージャー)が演奏している単音弾きのオルガンが、左から中央寄りに移動。
●フェイド・アウトが早い。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

Nowhere Man

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『Compact Disc EP. Collection』(CD=東芝EMI TOCP-7101~15/1992年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ミックスで、右=ヴォーカル/左=演奏に配置。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。
●1965年版Stereoに比べ、ヴォーカルにかかるリバーブが強め。
●リード・ギターは左(間奏では右)、リズム隊はやや中央寄りに移動。
●ダブル・トラックのヴォーカルのうち、一つは中央寄り移動。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

4 : 1999 Remix

 1999年にピーター・コビン氏が作成したリミックス・ヴァージョン。リズム隊は中央へ、ヴォーカルは左右に広げられています。
(収録CD)
◉『Yellow Submarine Songtrack』(1999年/2012年)

Think for Yourself

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。2と殆ど印象は同じですが、ドラムの音はこちらの方が鮮明に聞こえる。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Best Of George Harrison』(1991年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

4 : 1999 Remix

 1999年に発表されたピーター・コビン氏作成によるRemix。ファズ・ベースは右のまま、リズム・ギターやドラムは中央に移動。ジョージのリード・ヴォーカルは1つが中央、もう1つは左やや中央寄り。バック・ヴォーカルが入ると左右に広がる。
(収録CD)
◉『Yellow Submarine Songtrack』(1999年/2012年)

The Word

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : Original UK Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。
●ヴォーカルは左右に振り分けられ、ジョンのソロ・ヴォーカル・パートの時のみ右のみになる。
●ジョンのソロ・ヴォーカル・パートはシングル・トラック。これは3を除くヴァージョンで共通。
●ベースとマラカスは右に配置。
●1分39秒以降のファルセット・ヴォーカル・パートは右に配置。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : U.S. Stereo Mix

 アメリカCapitol盤『Rubber Soul』収録のステレオ・ミックスは他のミックスとの違いがいくつかあります。
●ベースとマラカスは左に配置。他のStereo Mixでは右。
●殆どのヴォーカル・パートは右に配置。
●このヴァージョンのみ、ジョンのリード・ヴォーカルがダブル・トラックになっている。
●1分39秒以降のファルセットのヴォーカル・パートが左から聞こえる。
●エンディングは他のミックスよりも長めで、ほぼ完奏して終わる。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

⚪️「The Word」の"U.S. Stereo Mix"。ジョンのヴォーカルがダブル・トラックになっている。あっ…なんだこれ。音の右側だけ深いリバーブがかかっているなぁ。どういう事だろ。これで聴けるのも同じく。となると要検証か…。

4 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。
●ベースとマラカスは左に配置。
●ヴォーカルは左右に振り分けられ、ジョンのソロ・ヴォーカル・パートの時のみ右のみになる。
●1分39秒以降のファルセットのヴォーカル・パートが右から聞こえる。
●エンディングが他のミックスよりも短い。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)

Michelle

1 : U.K. Mono Mix

 英盤Mono Mixはステレオよりもフェイド・アウトが約5秒早い。
(収録CD)
◉『Compact Disc EP. Collection』(1992年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

2 : U.S. Mono Mix

 アメリカ盤Mono Mixは、他のミックスよりフェイド・アウトが長い。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

3 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

4 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。右側の音がやや中央に寄せられている。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

What Goes On

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。Monoはエンディングのリード・ギターが入っていない。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。配置は右=リード・ギター/コーラス、左=ドラム/ベース/リード・ヴォーカル。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。リード・ギターは中央やや右寄りに配置。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

Girl

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。1987年に作成されたRemixのようなリバーブはなくドライな印象。また、54〜5秒付近の"スーっ…"の部分だけリバーブがかけられている(ような気がする。推測)。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : Alternate Stereo Mix (1)

 2のStereo Mixを加工したもので、左チャンネルの音がやや中央寄りに調整されている。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Love Songs』(LP=東芝EMI EAS-50007~8/1977年)

4 : Alternate Stereo Mix (2)

 同じく2のStereo Mixを加工したもので、右チャンネルのヴォーカルとギターが中央に移動し、左チャンネルのシタールを右に調整。未CD化。
(収録アルバム)
◉『The Beatles Ballads 20 Original Tracks』(LP=東芝EMI EAS-91006/1980年)

5 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。1965年版Stereoに比べ、ヴォーカルにかかるリバーブが目立つ。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

6 : "LOVE" Version

 2011年2月8日発売の『LOVE』のiTunes版で発表されたRemix版で(註:その後moraAmazonGoogle Playなど各種配信サイトでリリース)、CDでは未発売。リード・ヴォーカルが中央に配置されたほか、フェイド・アウトも長くなり、別の曲の一部も挿入されている。
(収録アルバム)
『LOVE (iTunes Exclusive)』(2011年)

I'm Looking Through You

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。ステレオよりもフェイド・アウトがやや長い。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。Monoよりもフェイド・アウトが早い。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : U.S. Stereo Version

 Capitol盤『Rubber Soul』収録のステレオ・ミックスでは、イントロでギターを2回間違えいてる箇所がカットされずそのまま残されている。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

4 :1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。1965年版Stereoに比べ左右の音がやや中央寄り。また、ダブル・トラックのヴォーカルのうち一つはやや中央寄りに(よく聴くとエンディング間際の"Yeah!"が中央で、その後の"Oh baby,you've changed〜っ♪"以降は右なので別々に歌っていたのか…と今頃気づく。)
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)

5 : Alternate Take

 1996年に発掘された初期段階の別テイク(Take 1)。リリース版とは大分異なり、リズムがラテン調で間奏でギター・ソロあり。歌詞は「Why,tell me why〜♪」が無く、この部分はTake 1がボツになった後に書き足されています。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

In My Life

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。ヴォーカルにかかるリバーブは右に流れていく。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : Alternate Stereo Mix

 2のStereo Mixを加工したもので、左右の音がやや中央寄りに調整されている。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Love Songs』(LP=東芝EMI EAS-50007~8/1977年)

4 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。ヴォーカルにかかるリバーブは1965年版Stereoに比べて強めで左右に広がる。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『Imagine:John Lennon,Music From The Original Motion Picture』(1988年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

5 : 1988 Stereo Mix

 1988年公開の映画『Imagine』のエンドロールでこの曲の別ミックスが使用されています。演奏は中央、ヴォーカルはADT処理でダブル・トラック化されて左右に広げ、さらにサラウンド用のリバーブがかけられています。
この別ミックスは劇場公開版やVHSビデオ・テープ版ではステレオでしたが、2005年にDVD化された際、何故かモノラルに変換されています。
◉『イマジン』(VHS=Warner Home Video WV-11819/1991年)

Wait

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。1965年版Stereoに比べ、左右の音がやや中央寄り。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

If I Needed Someone

1 : Mono Mix

 オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday and Today』(2014年)

2 : 1965 Original Stereo Mix

 1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョン。アメリカでは『Yesterday... And Today』(LP=Capitol ST-2553)に収録された。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。ダブル・トラックのヴォーカルのうち片方が右やや中央寄りに配置。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The Best Of George Harrison』(1991年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday and Today』(2014年)

Run for Your Life

1 : Mono Mix (1)

 ↑は都合上の表記という事で。オリジナルのモノラル・ミックスは間奏1分6秒付近で「ポン!」とマイクに物が当る雑音が入る。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)

2 : Mono Mix (2)

 厳密には"マスタリング違い"に属しますが、2009年発表のCD『The Beatles In Mono』では1分6秒付近で聞こえた、マイクに物が当たる音が取り除かれている。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)

3 : 1965 Original Stereo Mix (1)

 ↑これも都合上の表記という事で。1965年発表のオリジナル・ステレオ・ヴァージョンは1分6秒付近でマイクに物が当る雑音が入る。また、左側のエレキ・ギターに深いエコーがかけられている。
(収録CD)
◉『The Capitol Albums Vol.2』(2004年)

YouTubeより : 間奏右側から聞こえる「ポンッ!」っていうノイズを聴いてもらうためだけに貼ってみる…(^_^;

2 : 1965 Original Stereo Mix 2

 2同様に"マスタリング違い"に属しますが、2009年発表のCD『The Beatles In Mono』では1分6秒付近で聞こえた、マイクに物が当たる音が取り除かれている。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

3 : 1987 Stereo Remix

 1987年のCD化の際に作成されたRemixで、2009年リマスターCDにも収録。左側のエレキ・ギターにエコーがかけられていない。1分6秒付近のマイクに物が当る雑音も削除されている。
(収録CD)
◉『Rubber Soul』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Rubber Soul (U.S.)』(2014年)
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(作成:2003年7月28日/更新:2011年2月9日,2013年10月12日,2014年1月31日,2015年9月14日,2016年10月15日)
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