The Beatles : Revolver (1966)


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(2013/11/06)
ザ・ビートルズ

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iTunes Store配信版
1. Taxman
2. Eleanor Rigby
3. I'm Only Sleeping
4. Love You To
5. Here, There and Everywhere
6. Yellow Submarine
7. She Said She Said
8. Good Day Sunshine
9. And Your Bird Can Sing
10. For No One
11. Doctor Robert
12. I Want to Tell You
13. Got to Get You into My Life
14. Tomorrow Never Knows
[転換期]

◎1966年8月発表の7枚目のアルバム(英1位)。1966年はRock/Pops界にとっても時代の転換期と呼べる状況にあり、ビートルズと同時期にデビューしたグループは人気の衰退や解散が相次ぎ、R&Bのカヴァーで楽しんでいたバンドも徐々に自作曲が増え、新しいスタイルのバンドや音楽が次々に芽生えたのもこの時期。アメリカではベトナム戦争の激化等、音楽以外の面でも揺れ動き始めていた時代。

 ビートルズにとってもそれは同じく。ここまで築き上げた世界的人気の反動が押し寄せる事に。ワールド・ツアーでは行く先々で災難や騒動が起こり、命からがら逃げ出した事も(7月5日)。前座を除く僅か30分のコンサートはファンの絶叫にかき消され、誰も演奏を聴かない状況にやる気も演奏力も低下する一方…。

 また、6月30日〜7月2日には最初で最後となった日本公演が実現。この時も日本武道館の使用を巡り論争が起ったり、厳重な警備が敷かれる等周囲は騒々しい雰囲気に。ビートルズ自身も外出がままならぬ状態で日本の文化に触れられず(解散後ジョンは日本に度々訪れる)。結果的にこの日本公演は日本の音楽シーンに多大な影響を与え、やがてGSブームへと発展。武道館も以後、人気アーティストのコンサート会場として世界的に定着する事に(日本公演に関するエピソードは『大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き』『レコード・コレクターズ(2006年6月号)』『BEATLES 太陽を追いかけて』等の書籍でも触れられています)。

 こうした混乱気味なツアー生活にうんざりしていたビートルズはスタジオ・ワークをさらに重視するようになり、ツアー開始前の4月6日から6月下旬にかけてレコーディングを施行。理想のサウンドを追求するため、場合によっては外部ミュージシャンをゲストに招き、ロック・バンドの形態に留まらないユニット的な音作りを展開(そのため前年の「Yesterday」同様に全員参加ではない曲も出てくる)。また、レコーディング・スタジオ内の大幅な人事異動に伴い、若手エンジニアのジェフ・エメリックが参加したことにより音楽的理想の現実化(無理難題ともいう(笑))に拍車がかかり、結果的にさらなる進歩と発展を遂げます。
[収録曲]

 活躍が目立つのはジョージとポールで、ジョージは「Taxman」がアルバム1曲目に選ばれたのをはじめ3曲を収録。歌のテーマもラヴ・ソングに留まらず、重税をテーマにした「Taxman」ではポールがベースだけでなくギター・ソロを弾いたりと、ジョージの曲で良くも悪くも目立つお馴染みのパターンが(笑)。「Love You To」ではインド音楽をさらに追求。

 ジョンが書いた「I'm Only Sleeping」ではテープの逆回転を利用したギター・ソロが加えられ、これが次第にサイケデリック・サウンドの一要素として定着して行く事に。今ではデジタル機材で簡単に出せるこうした特殊効果も、元を辿っていくとこのアルバムのセッションで誕生したものもいくつかあったりする。ギターの歪み率が増えたのもこのアルバムの特徴で、ジョンの7,9,11等でも刺激的なサウンドを聴かせる。「And Your Bird Can Sing」は後にThe Jamがカヴァー。

 ポールの曲はそれぞれタイプが異なり、室内音楽的な「For No One」、静かなバラード「Here, There and Everywhere」、ストリングスをバックに歌う「Eleanor Rigby」は無数のカヴァーや"影響大"な曲も多く生んだ。「Got to Get You into My Life」はブラス・セクションを取り入れた曲で、後にEarth,Wind & Fireがカヴァー。後に登場したBlood, Sweat & TearsやChicagoのようにブラス・セクションを加えたバンドが誕生したきっかけにもなったと思われる(単にJazzやR&Bの要素を取り入れただけで一概にそうとも言えないかもしれない)。

 リンゴといえばこの曲!な「Yellow Submarine」では効果音が多用され、一杯やりながら大合唱出来そうな楽しい作品(これ以降イギリスのヒット曲で大合唱曲が色々と出てきた気がする。お国柄?)。日本では金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」(1982年)という名カヴァーあり。

 極めつけは何といってもラストの「Tomorrow Never Knows」。90年代になって発掘されたTake 1を聴くとワン・コードのラーガ音楽的なものを目指していた印象も受けますがそれだけに留まらず、催眠的なタンブーラ、ベース、ドラムを軸に、テープの逆回転、様々なSEによるテープ・ループといった後のサンプリング的な要素が盛り込まれ、ヴォーカルにはレスリー・スピーカーを通す等アイデアを躊躇する事なく全投入。90年代以降、デジタル機器の発展により似たような事が一人でも可能になりましたが、これはその原型と呼べるもの。この曲の存在感は現在でも圧倒的。翌年の本格的なサイケデリック・ムーヴメントの序章的なこの曲が、アルバムのセッションの一番最初に録音されたというのも興味深い。

 『Revolver』と名付けられたこのアルバムは英・米でチャートの1位にはなったものの、一連の騒動で売り上げは以前よりも若干下がったようです。40年以上経った現在でも色褪せる事なく人気や評価の高いこのアルバム、当時のファンはどのように受け止められたのかも気になったり。日本に来る前にこんなアルバムを作っていたわけだから相当ギャップを感じたり戸惑いを憶えたでしょうし、逆にそれまで上から目線で見ていた人達が「Eleanor Rigby」「Tomorrow Never Knows」を聴いて態度を一変させたという話も耳にした事もあるので(後者はアメリカのバンドだったと思います)、良くも悪くも聴き手の意識を変えた作品だったのではないでしょうか。
[米Capitol盤"Revolver"]

RevolverRevolver
(2014/01/21)
Beatles

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(Side A)
1. Taxman
2. Eleanor Rigby
3. Love You To
4. Here, There and Everywhere
5. Yellow Submarine
6. She Said She Said
(Side B)
7. Good Day Sunshine
8. For No One
9. I Want to Tell You
10. Got to Get You into My Life
11. Tomorrow Never Knows

◎アメリカでは『Yesterday and Today』にジョンの3曲を先に収録されてしまったため、3曲減ったままの全11曲収録で約20年近く流通していました。要はアメリカ人にとっての『Revolver』はこの11曲入りだったワケで。後で3曲少ないと知った人達はどう思ったことだろうか…。しかし1987年のCD化の際にイギリス盤に統一されたために廃盤。もうこの形態では再発売されることはないだろうな・・・と思ったら、2014年1月にCD&配信化。またややこしくなりましたね…(苦笑)。アメリカ盤仕様のCDが単品化されたため、モノラル・ミックスが安易に聴けるようになった利点もありますが、もしこれから『Revolver』に接する方は、曲数やジャケ下付近のレーベルのロゴ等のチェックを。

アメリカ盤『Revolver』はこちらの項目でもご紹介しています。
The U.S. Albums (THE U.S. BOX)
[アルバム発表後の流れ]

🔴 8月5日 アルバム『Revolver』シングル「Yellow Submarine/Eleanor Rigby」(両A面)発売。
🔴 8月11日 ジョンの発言を巡る騒動で記者会見。
🔴 8月12日 カナダを含むアメリカ・ツアー開始。
🔴 8月29日 サンフランシスコのキャンドルスティック・パークでコンサート。この日を最後にビートルズはライヴ活動を停止。
🔴 9月5日 ジョン、映画『How I Won the War』に出演のためドイツやスペインで撮影。
🔴 10月 ジョージ、インドでラヴィ・シャンカールからシタールの奏法を伝授。
🔴 11月9日 ジョン、ロンドンのギャラリーでオノ・ヨーコと出会う。
🔴 11月24日 「Strawberry Fields Forever」及び次回作アルバムのレコーディング開始。
🔴 12月9日 初のベスト盤『A Collection Of Beatles Oldies』イギリスで発売。
[おまけ1:カヴァー・アルバム]

リヴォルヴァー・ジャズリヴォルヴァー・ジャズ
(2013/06/26)
ドン・ランディ(p)

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Don Randi & His Hip Piano Sounds『Revolver Jazz』(CD=REPRISE WPCR-27331)

◎アメリカのジャズ・ピアニスト、ドン・ランディ(『Pet Sounds』『SMiLE』期のThe Beach Boysのセッションに参加した事でも知られる)が1966〜1967年頃に制作したアルバムで、『Revolver』(米盤と同じく全11曲)をインストゥルメンタルでカヴァー。ジャズに留まらず、曲によってボサ・ノヴァやサイケ風にアレンジ。2013年6月に日本で初CD化。
[おまけ2 : カヴァー・ヴァージョンいろいろ]

Taxman

◉ The Music Machine『Turn On』(1966年)
◉ Tok Tok Tok『Revolution 69』(2010年)

Eleanor Rigby

◉Aretha Franklin『This Girl's In Love With You』(1970年)
◉Angela Galuppo『I FEEL FOR YOU』(2013年)
◉Gene Chandler『The Two Sides of Gene Chandler』(1969年)

I'm Only Sleeping

◉ Joan Crowe『Bird On the Wire』(2005年)
◉ Nina Ferro『Waiting for the Sunset』(2008年)

Love You To

◉Don Randi & His Hip Piano Sounds『Revolver Jazz』(1967年)

Here, There and Everywhere

◉Charles Lloyd Quartet『Love-In』(1967年)
◉The Singers Unlimited『The Complete a Capella Sessions』
◉松岡計井子『松岡計井子ビートルズをうたう』
◉winters『winters demo 001』(2016年5月)

Yellow Submarine

◉The Punkles『Pistol』(2003年)

She Said She Said

◉THE SURF COASTERS『WAITIN' 4 THE SURF』(2014年)
◉The Gain『ABCD&E 1992-1998』

Good Day Sunshine

◉The Tremeloes『What a State I'm In (The Psych-Pop Sessions)』
◉Polo Hofer『Pop Tales 1968』(1968年)

And Your Bird Can Sing

◉The Jam『Extras』(1992年)
◉Matthew Sweet & Susannah Hoffs『Under the Covers, Vol.1』(2006年)

For No One

◉Emmylou Harris『Pieces of the Sky』(1975年)
◉Rickie Lee Jones『It's Like This』(2000年)

I Want to Tell You

◉Soundsville『Blues for Alice In Wonderland』(2008年)

Got to Get You into My Life

◉Earth, Wind & Fire『Greatest Hits』

Tomorrow Never Knows

◉60/40『60/40』(1992年)

[おまけ3 : YouTubeより]

⚫️その1。海外ファンがよく投稿している、パッケージの中身を紹介している動画。2009年リマスター盤のデジ・スリーブの形態を知りたい方は是非。

⚫️その2。2002年にテレビで放送されたビートルズ特集より。


090913i.jpg
[おまけ4:別ヴァージョン(簡易版)]

 このアルバム収録曲の別ヴァージョン/ミックス各種を個人的に把握している範囲内でまとめてみました。もしそれでも疑問・謎が解消されなかったり、もっと細かく、深ぁ~く知りたい方は下記の書籍が出ていますのでそちらもご参照ください。

ザ・ビートルズ全曲バイブル  公式録音全213曲完全ガイドザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド
(2009/12/03)
日経エンタテインメント!

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大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き (日経BPムック)大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き (日経BPムック)
(2011/08/06)
日経エンタテインメント!

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●2011年8月6日発売の『大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 新時代の響き』でもリマスター盤の細やかな解析結果が掲載されています。どの曲でどのような修正がされたのか、パソコンで検証しないとほぼ誰も気付かないであろう指摘も書かれていますので、興味のある方は是非一読を。

Taxman

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。ステレオとは異なる部分があります。
🔵 カウベルが登場するのがステレオよりも早く、Stereoは47秒目、monoでは36秒目。
🔵 ステレオ・ミックスよりもピッチがやや遅め。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

ステレオ・ミックス。右=タンバリン/カウベル/ギター・ソロ/一部コーラス、左=主な演奏、中央=ヴォーカルに配置。カウベルの登場する位置がMonoよりも遅い。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The Best Of George Harrison』(1991年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : Alternate Version

1996年になって発表された別ヴァージョン(Take 11)。ベーシック・トラックは同一ですが、リリース・ヴァージョンには登場しないリード・ギターやバック・ヴォーカルが聴ける。また、エンディングはフェイド・アウトではなく、コーラスと共に静止する。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

Eleanor Rigby

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『CD Single Collection』(1993年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

ステレオ・ミックスでは14秒目、リード・ヴォーカルが右だけになるはずが、ミキシングのミスで左チャンネルに「エリッ…」と残ってしまっている。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『1』(2000年/2011年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : strings only

ヴォーカルなし、ストリングスのみのヴァージョン。リリース・ヴァージョンでは1トラックに一塊になっていたのを、臨場感溢れるステレオ・ミックスに仕上げています。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

4 : 1999 Remix

 1999年にピーター・コビン氏が作成したRemix。ストリングスは中央から広がりのあるステレオへ、リード・ヴォーカルは中央に移動。従来のステレオ・ミックスよりも魅力が増したものの、マルチ・トラック素材をデジタル化する段階でうまくシンクロ出来なかったのか、リード・ヴォーカルが微妙に遅れて聴こえるのが惜しい。ちなみにDVD版『Anthology』にも部分的にRemixが使用されていますが、そこではリード・ヴォーカルの遅れはない。
(収録CD)
◉『Yellow Submarine Songtrack』(1999年/2012年)

5 : 1999 5.1ch Surround Mix

4同様に映画『Yellow Submarine』のDVD化に伴い作成された5.1chサラウンド・ミックス。再生環境がないため未確認(すみません)。1999年と2012年発売のDVDに収録。

6 : 2015 Stereo Mix (Remix)

 ベスト盤『1』の新装発売に際し、2015年に作成されたRemix版。
🔵 バッキング・トラックがステレオ化。
🔵 リード・ヴォーカルは中央に移動。ダブル・トラックになった時だけ左右に広がる。bでのミキシング・ミスも改善されている。
(収録CD)
◉『1 (2015 Version)』(2015年)

7 : 2015 5.1ch Surround Mix

 ベスト盤『1』2015年版付属のDVDまたはブルーレイ収録のMVに、5.1chサラウンド・ミックスが収録されています。再生環境がないため未確認(すみません)。
(収録作品)
◉『1 (DVD)』(2015年)
◉『1 (SHM-CD+DVD)』(2015年)
◉『1 (SHM-CD+Blu-ray)』(2015年)
◉『1+ (SHM-CD+2DVD)』(2015年)
◉『1+ (SHM-CD+Blu-ray)』(2015年)

8 : "LOVE" Version

 これは別ヴァージョンと呼べるかどうか…とりあえず記載ってことで。2006年発表のサウンド・コラージュ的作品『Love』にも大胆なRemixが施されたものが収録されています。
(収録CD)
◉『Love』(2006年)

I'm Only Sleeping

 この曲のミックス違いは複数存在し、英盤ステレオ、英盤モノ、米盤ステレオ、米盤モノ、米盤疑似ステレオ、さらにリハーサル・テイク、"Take 1"等、複数の別ヴァージョンが存在します。特に違いがあるのは、逆回転ギターが聴こえる箇所。

1 : Original U.K. Mono Mix

1分25秒付近に逆回転ギターが入る。U.K. Stereo Mixでは入らない。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

2 : U.K. Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

3 : U.S. Mono Mix

1のイギリス盤モノラル・ミックスとは異なる部分があります。
🔵 46秒付近で逆回転ギターが入らない。
🔵 1分23秒付近から、U.K. Mono Mixよりやや早めに逆回転ギターが入る。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol T-2553/1966年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

4 : U.S. Stereo Mix 1 (Duophonic Mix)

🔵 3のU.S. Mono Mixを左=低音、右=高音に音質を調整し、さらに音を左右に微妙にずらした疑似ステレオ・ミックス。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol ST-2553/1966年)


5 : U.S. Stereo Mix 2

70年代以降に発売された『Yesterday... And Today』のステレオ盤に収録されていたミックスで、U.K. Stereo Mixとは逆回転ギターの挿入箇所に違いが出ています。未CD化。
🔵 45秒付近から、U.K. Stereo Mixよりやや早めに逆回転ギターが入る。
🔵 間奏の逆回転ギター・ソロがU.K. Stereo Mixよりやや遅めに登場する。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol ST-2553)


6 : Rehearsal

1996年に発表されたリハーサル・テイクで、ヴォーカルはなし。この音源はセッション・テープに僅かに残っていたもので、ヴィブラフォンが入っている。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

7 : Take 1

これも1996年に発表された別テイク(Take 1)で、気怠いムードのリリース版とは逆に、元気よく歌われている。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

Love You To

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。フェイド・アウトがやや長め。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : 1999 Remix

1999年に発表されたピーター・コビン氏作成によるRemix。
(収録CD)
◉『Yellow Submarine Songtrack』(1999年/2012年)

Here, There and Everywhere

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。ちなみにこれは気にしなくていいレベルですが、編集盤LP『The Beatles Ballads-20 Original Tracks』(1980年)に収録されているものは左右が逆になっている。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : Alternate Take

これまで未発表だったTake 7に、Take13に含まれていたバック・コーラスを組み合わせた別テイクが1996年に発表されています。
(収録CD)
◉『Real Love』(1996年)

Yellow Submarine

ステレオ、モノラル、別ヴァージョン、リミックス、5.1chサラウンド・ミックス等複数あり。

1 : Stereo Mix

アルバム『Revolver』をはじめ、一般的に流通しているステレオ・ミックス。主に左=演奏、右=ヴォーカルなのが大きな特徴。他には…

🔵 イントロのギターが1秒目、歌詞の"Town~"から入る。
🔵 曲後半のジョンのバック・ヴォーカルの入る位置がMonoと異なり、Stereoでは1分50秒辺りから入る。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The Beatles 1962-1966(赤盤)』(1993年/2010年)
◉『1』(2000年/2011年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Mono Mix

シングル盤及びアルバム『Revolver』のMono盤収録のOriginal Mono Mix。ちなみにアルバム『Yellow Submarine』のMono盤LPに入っているものはStereo MixをMonoに変換しただけのものでした。ここではオリジナルのMono Mixに触れたいと思います。

🔵 Mono Mixはイントロのギターが曲のはじめから入る。
🔵 曲後半のジョンのバック・ヴォーカルの入る位置がStereoと異なり、Monoではやや早く、1分48秒辺りから入る。
(収録CD)
『CD Singles Collection』(1993年)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : Alternate Version

イントロに語り等の入った別ヴァージョンが1996年に発表されています。これにはリリース・ヴァージョンでは含まれなかったSEも複数含まれています。
(収録CD)
◉『Real Love』(1996年)

4 : 1999 Remix

1999年に作成されたRemix。右に寄っていたヴォーカルが中央に移動しているほか、いくつかの違いがあります。
(収録CD)
◉『Yellow Submarine Songtrack』(1999年/2012年)

5 : 1999 5.1ch Surround Mix

d同様に映画『Yellow Submarine』のDVD化の際に作成された5.1chサラウンド・ミックス。再生環境がないため未確認(すみません)。1999年と2012年発売のDVDに収録。

6 : 2015 Stereo Mix (Remix)

 ベスト盤『1』の新装発売に際し、2015年に作成されたRemix版。
🔵 ヴォーカルとドラムが中央に移動。
🔵 サウンド・エフェクトが左右に広がっている
🔵 後半のジョンの復唱がOriginal Stereo Mixよりも一つ早めに登場(Monoと同じ)。
(収録CD)
◉『1 (2015 Version)』(2015年)

7 : 2015 5.1ch Surround Mix

 ベスト盤『1』2015年版付属のDVDまたはブルーレイ収録のMVに、5.1chサラウンド・ミックスが収録されています。再生環境がないため未確認(すみません)。
(収録作品)
◉『1 (DVD)』(2015年)
◉『1 (SHM-CD+DVD)』(2015年)
◉『1 (SHM-CD+Blu-ray)』(2015年)
◉『1+ (SHM-CD+2DVD)』(2015年)
◉『1+ (SHM-CD+Blu-ray)』(2015年)

She Said She Said

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。ステレオ・ミックスよりも若干ピッチが上げられている。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

ステレオ・ミックス。ピッチ以外にモノラルとの大差はなし。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

Good Day Sunshine

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。エンディングでバスドラの音が聞こえますが、Stereoには入っていない。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

And Your Bird Can Sing

1 : U.K. Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。ヴァージョンの違いではありませんが、ステレオではヴォーカルが左右に広がっているのに対し、モノラルではひとまとめにされ二重に聞こえる。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

2 : U.K. Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

3 : U.S. Mono Mix

アメリカ編集盤『Yesterday... And Today』のモノラル盤に収録されていたミックス。単にイギリスよりも数週間先に出されただけかと思ったらそうでもなく、このミックスでは出たしでシンバル音が鳴っている(Stereo Mixでは右から聞こえる)のに対し1では殆ど抑えられているほか、1では間奏に入る所で編集跡があるのに対し、こちらではそれらしきものはなし…と、もの凄く細かい違いが。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol T-2553/1966年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

4 : U.S. Stereo Mix (Duophonic Mix)

3のMono Mixを右=高音/左=低音にイコライジングし、さらに左右の音を微妙にずらした疑似ステレオ・ミックス。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol ST-2553/1966年)

5 : Alternate Take

1996年になって発表された初期段階の別テイク(Take 2)。演奏自体のアレンジが異なるほか、メンバーが終始笑ってマトモに歌えない声が入っている。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

For No One

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : Remix

DVD版『Anthology』にリミックス・ヴァージョンが収録されています。ピアノが左に移動している等、いくつかの違いが。
(収録DVD)
◉『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年)

Doctor Robert

1 : U.K. Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。ヴァージョンの違いではありませんが、ステレオではヴォーカルが左右に広がっているのに対し、モノラルではひとまとめにされ二重に聞こえる。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)

2 : U.K. Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

3 : U.S. Mono Mix(1)

アメリカ編集盤『Yesterday... And Today』のモノラル盤に収録されていたミックスは1のU.K. Mono Mixとは異なる。
🔵 「Well,well,well,you're feeling fine〜っ♪」の部分でマラカスが消されずに残っているほか、ヴォーカルの高いパートが含まれている。これらはU.K. Mono Mixには含まれていない。
🔵 エンディングでジョンが「OK,Herb」(だと思う)と話しているのが小さく聞こえる。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol T-2553/1966年)


4 : U.S. Mono Mix(2)

非常に些細な違い。エンディングで小さく聞こえるジョンの声が「OK」のみになっている。
(収録CD)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Yesterday & Today』(2014年)

5 : U.S. Stereo Mix (Duophonic Mix)

アメリカ編集盤『Yesterday... And Today』の60年代のプレスに含まれたという疑似ステレオ・ミックス。4を基に右=高音/左=低音に調整し、音を左右に微妙にずらして立体感を出している。未CD化。
(収録アルバム)
◉『Yesterday... And Today』(LP=アメリカCapitol ST-2553/1966年)

I Want to Tell You

1 : Mono Mix

オリジナルのモノラル・ミックス。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

Got to Get You into My Life

1 : Mono Mix

モノラルとステレオではエンディングでのポールのアドリブ・ヴォーカルに違いが出ています。また、モノラルはフェイド・アウトが約10秒長い。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。エンディングでのポールのアドリブ・ヴォーカルがMonoとは異なる。ちなみにDVD版『Anthology』にブラス・セクションが左右に振り分けられているRemixが収録されていますが、残念ながら一部抜粋のみ。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

3 : Alternate Take

1996年になって発表された初期段階の別テイク。歌詞や全体のアレンジが異なる。なおCDのブックレットではモノラル扱いされていますが、実際には分離は悪いもののステレオ・ミックスになっています。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)

Tomorrow Never Knows

2種類のMono Mix、Stereo、別テイクがあります。

1 : Mono Mix (Mono Remix 8)

 『Revolver』Mono盤に入っているレギュラー版モノラル・ミックス。ちなみにbのミックスとの混同を避けるため、『レコーディング・セッションズ完全版』記載の"Mono Remix 8"という表記を使いました。主な特徴は以下の通り。
🔵 Stereo Mixに比べサウンド・エフェクトは控えめ。
🔵 間奏の逆回転ギター・ソロにテープ・エコーがかかっている。
(収録CD)
◉『The Beatles In Mono』(2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

2 : Mono Mix (Mono Remix 11)

 『Revolver』英Mono盤初回プレスに入っている非常にレアなミックス。1996年に日本の音楽雑誌でこのミックスの存在が取りあげられた事で一般的に知られるようになりましたが、未CD化。ちなみにaとの混同を避けるため、ここでは『レコーディング・セッションズ完全版』記載の"Mono Remix 11"という表記を使いました。主な特徴は以下の通り。
🔵 イントロにタンバリンが入っていない。
🔵 間奏の逆回転ギター・ソロにテープ・エコーがかかっていない。
🔵 間奏の逆回転ギター・ソロの最後の部分が入っていない(1分21秒付近)。
🔵 1分34秒付近、" it is knowing〜っ♪"の歌詞付近でオルガンが入る。他のミックスでは入らない。
🔵 エンディングのピアノが他のミックスよりもやや長く入っている。この部分はDVD『Anthology』の"Special Features"で、大元のマルチ・トラック・テープを再生する場面でも確認が出来ます。


3 : Stereo Mix

一般的に流通しているステレオ・ミックス。
🔵 間奏が終り「That love is all...♪」と歌い出す辺りで右からハウリング音のような音が入る(1分28秒付近)。
(収録CD)
◉『Revolver』(1987年/2009年)
◉『The U.S. Box』(2014年)
◉『Revolver (U.S.)』(2014年)

4 : Take 1

1996年になって発表された、当初"Mark 1"と呼ばれていた別テイク(Take 1)。リリース・ヴァージョンとはアレンジが全く異なる。
(収録CD)
◉『Anthology 2』(1996年)
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(作成:2003年7月28日/更新:2009年9月,2011年2月,2013年10月12日,2014年1月19,30日,2015年9月15日,11月11日,2016年5月30日)
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