The Beach Boys : Wild Honey (1967.12)


1. Wild Honey
2. Aren't You Glad
3. I Was Made To Love Her
4. Country Air
5. A Thing Or Two

6. Darlin'
7. I'd Love Just Once To See You
8. Here Comes The Night
9. Let The Wind Blow
10. How She Boogalooed It
11. Mama Says
[1 : 1967年8月~10月]

 1967年8月25日、ビーチ・ボーイズはハワイ・ホノルルでライヴを開催。ブライアンも久々に参加したこのライヴは『Lei'd In Hawaii』と題してアルバム化される予定でしたが、録音の不備などの理由でお蔵入りに(90年代以降、リハーサルを含む数曲が発掘されましたが、初期のヒット曲までもが"Smiley Smile"風に演奏されていた。他にハワイ滞在時の映像が『An American Band』に収録)。
 
 翌9月5日には約1年4ヶ月振りのオリジナル・アルバム『Smiley Smile』を発表。当時としては長めブランク、不思議な世界観に聴き手は当惑し、全米第41位と低調な結果に。危機感を抱いたグループは、翌10月彼らは早くもニュー・アルバムの制作を開始。時はサイケデリック真只中。時代の急激な変化に飲み込まれ、前時代の象徴と化したビーチ・ボーイズは最早従来のスタイルに戻る事も出来ず、グループは方向転換を余儀無くされます。

(軌道修正〜R&B風ヴォーカルとローファイ・サウンド)

 レコーディングは前作同様ブライアンの自宅に急造した簡易スタジオで行われ、演奏も外部奏者はブラス・セクション程度に留め、ほぼバンド自身によるもの。ブライアンに替わってカールが音楽面で場を取りまとめ、プロデュースもバンド名義に。

 ヴォーカル・スタイルはジャズ・ルーツのハーモニーは減少し、R&B〜モータウン風に。サウンドは「部屋で録音しました」然とした、ローファイでデモ・テープのような質感。「バンド・サウンド回帰」と言われているものの、ドラムの音数は少なくギターも殆ど目立たず、全体的にキーボードがメイン(聴き始めの段階でどこか物足りなく感じるのは、ギターの少なさも原因の一つのような)。この新たなビーチ・ボーイズ・サウンドは、その後も「Funky Pretty」(1972年)や『Love You』(1977年)辺りまで続く事に。

 数ヶ月前まで完璧な作業に徹していたブライアンは、この頃になると基本自室でふて寝状態。部屋から漏れてくるメンバーの演奏を聞き、アイデアが浮かんだ時だけスタジオに現れる日々が続いたようです(その他諸々濃くて重い話は関連書籍で…)。とはいえ、全11曲中9曲がブライアンとマイクの共作、ブライアンがコーラスも含め歌っている曲も何気に多い。違うといえばファルセットより地声が多い点でしょうか。

 個人的には聴き慣れていくうちに楽しめるようになりましたが、何というか・・・昨夜の料理(『Pet Sounds』〜「Good Vibrations」)は豪勢だったから、今日は気分を変えてシンプルに行こうかな・・・くらいの落差があるので、訳も知らずにブランド名とパブリック・イメージのまま接すると「思っていたものと違う…」となるかも。リスナー側も度重なる変化を素直に受け止め難かったようで、アメリカではファン離れを加速する結果に…とはいえ、同時期にはThe Bandも一軒家で演奏活動を行い、Bob Dylan『John Wesley Harding』(1967年12月)、The Beatles「Lady Madonna」(1968年3月)、The Rolling Stones「Jumpin' Jack Flash」(1968年5月)といった作品も仕切り直し & シンプル路線に向かうのを聴くと、『Wild Honey』の路線も決して間違いとも言い切れず。でなければ聴く側のイメージ縛りや好みの問題で。

 他には・・・近年DTMで曲作りをする方にとっては何とも思わないかもしれませんが、通常全編通して演奏される伴奏の録音を、テープのコピー&ペーストで作り上げていた点も見逃せないところ。全く同じ演奏が2度3度繰り返されるのはそのためで、特に「Here Comes The Night」が判り易い。レコーディング技術が急速に発展した60年代後半とはいえ、この録音スタイルは当時としては極めて珍しい。アンプラグドやらカラオケ・アルバムやらエレクトリック・サウンドやら、無意識に実践していたのがビーチ・ボーイズ。しかし周りがそれに気づくのは、何十年も経てからのこと…。
[2 : 収録曲]

 1「Wild Honey」は1967年10月にシングルで先行発表され、良くも悪くも方向転換を示した一曲。歌詞も以前にも増して大人びたものになり、女性もこれまでとは違ったタイプが登場する。The Spencer Davis Group…というよりSteve Winwoodにも対抗出来そうなカールの激しいシャウト・ヴォーカル、『Party!』(1965年)でも時々聞けたR&B風コーラス、印象的なベース・ライン、再び登場・テルミンのリフレイン、間奏のテープ・エコーの効いたオルガン・ソロ等、様々な要素が詰まったロック・ナンバー。ちなみにボックス『Made In California (カリフォルニアの夢)』(2013年)ではブロンディ・チャップリンがヴォーカルの1972年ライヴ・ヴァージョンを収録。さらにパワフルなプレイが聴けます。

 続く2「Aren't You Glad」はマイクとブライアンが交互に歌うポップなナンバー。イントロのピアノは同時期に書かれた「Cool,Cool Water」に通ずるものが。ちなみに『Live In London』では、スタジオ版より開放感のある1968年のライヴ・ヴァージョンを収録。

 3「愛するあの娘に」はスティーヴィー・ワンダーのリアルタイムヒット(全米第2位)を素早くカヴァー。リード・ヴォーカルはカールで、元々は原曲に近い形でレコーディングされていましたが、イントロや「All Through thick and thin~♪」のパートは何故か編集でカット(省かれた歌詞の部分を含む別編集のヴァージョンは1983年の編集盤『Rarities』に収録)。代わりに原曲にはないコーラス・パターンが加えられています。

 4「Country Air」は"田舎の空気を吸い込もう"と、短かめのメッセージが歌われるマイナー調の作品。リード・ヴォーカルはブライアン。ライヴではカールのリード・ヴォーカルで、70年代前半に頻繁に演奏されていたようです。5「A Thing Or Two」はジャジーなリズムからロックン・ロール風(後の「Do It Again」に似たギター・リフが登場する)に転調する。リード・ヴォーカルはマイクとブライアン。ここまでがアルバムA面。

 B面1曲目「Darlin'」は60年代後半の代表曲で、リード・ヴォーカルはカール。元々ブライアンがプロデュース予定だったRedwood(Three Dog Nightの前身)に用意された曲でしたが、諸事情でビーチ・ボーイズ用の曲になり、全米第19位/全英第11位のヒット。ちなみに『Live In London』『Live At Knebworth 1980』等で活気溢れるライヴ・ヴァージョンが収録されたほか、1986年のライヴ・ビデオ『25 Years Together』ではThree Dog Nightがゲスト参加。

 7「I'd Love Just Once To See You」はブライアンが歌うアコースティック・ナンバーで、アルペジオや深いエコーのかかったコーラスが当時のフラワー・ムーヴメントっぽさを感じさせる。そして日記のような歌詞の最後で意外な言葉が。

 8「Here Comes The Night」もブライアンのリード・ヴォーカル。後にアルバム『L.A.(Light Album)』(1979年)でディスコ風にリメイク。

 9「Let The Wind Blow」は前作のダークな雰囲気にも通ずる作品で、ヴォーカルはマイクとブライアン。ちなみに『In Concert』(1973年)ではカールが歌うスワンプ・ロック風のライヴ・ヴァージョンが収録されているほか、ブライアンが『I Just Wasn't Made For These Times』(1995年)で再演。

 10「How She Boogalooed It」はマイク、ブルース、アル、カールが書いた明るいアップ・テンポのナンバーで、「壁が踊り、天井が波打っている」という歌詞がいかにもサイケ時代っぽい。ノリのいい曲だけに、もう少し練ってもよかったのではとも思ったり・・・。ちなみにこの曲のギター・リフがザ・スパイダースの「赤いドレスの女の子」(1968年/アルバム『明治百年、すぱいだーす七年』 )に引用されていたりする。

 ラストの11「Mama Says」は何の予備知識もなく聴けば単なるアカペラの小品に過ぎませんが、元々は未発表アルバム『SMiLE』「Vega-Tables」の"断片"の一つでした。これを含め、前作以降~1971年までの期間、アルバム後半に『SMiLE』収録予定曲がリメイクまたは完成させて小出しに発表されています(こうした事実が一般的に知れ渡るのは90年代以降。少なくとも1989年発売のCDでは全く触れられていませんでした)。
[3 : YouTubeより]

🔵『Wild Honey』の様々な盤を紹介している動画。日本盤も出てきます。

🔵2013年のライヴ映像より「Wild Honey」。ドラムのJohn Cowsillがヴォーカル。

🔵ブライアンのソロ・ライヴより「I'd Love Just Once To See You」(2008年6月@London)。
[4 : カヴァー・ヴァージョンいろいろ]

"Wild Honey"
◉Nazareth『Play'n' The Game』(1976年)

"Aren't You Glad"
◉Peggy March『Here Today! The Songs Of Brian Wilson』(1968年録音)
◉Dog Is Blue『She's Lying EP』(2015年)

"Darlin'"
◉The Paper Dolls『Paper Dolls House』(1968年録音)
◉Herb Alpert & The Tijuana Brass『Summertime』(1971年)
Sugar Babe(1974年/Live)
◉山下達郎『Big Wave』(1984年)
◉David Cassidy『The Higher They Climb the Harder They Fall』(1975年)
◉Paul Davis『Singer of Songs, Teller of Tales』(1977年)
◉Yipes!『A Bit Irrational』(1980年)
◉Leo Sayer『Have You Ever Been In Love』(1983年)
◉The Records『Smiles,Vibes & Harmony : A Tribute To Brian Wilson』(1990年)

"I'd Love Just Once To See You"
◉Ken Koenig『Bring It Home』(2008年)
◉Will C.『Almost Summer '78』(2014年)
◉Lord Russ『Have You Heard』(2017年)

"How She Boogalooed It"
◉The Skeletons『Waiting』(1992年)
[5 : 別ヴァージョン/ミックス各種]

🔵アルバム収録曲の別ヴァージョンを個人的に把握する範囲内でまとめてみました。
🔵基本情報として、『Wild Honey』はモノラル盤がオリジナル。CD/デジタル配信版もモノラルになっています。
🔴"ステレオ盤LP"は右=高音/左=低音に音質調整した"疑似ステレオ"で収録されていました。一部の曲がCD化されましたが、アルバム全編は未CD&デジタル化。
🔴2017年6月、2枚組編集盤『1967-Sunshine Tomorrow』で1曲を除きステレオ化が実現。過去に4曲のStereo Mixが発売されましたが、それらも改めてミックスし直されています。ちなみにこの最新ステレオ・ミックスを使用した『Wild Honey』のアナログ盤LPも同時発売(裏ジャケット下部にStereo Mixに関する記述あり)。

Wild Honey

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。1967年〜80年代まで一般流通していたアナログLP全般に収録。
(収録CD)
『ビーチ・ボーイズ・ボックス~カリフォルニアより愛をこめて~』(1990年/Box Set)

3 : Backing Track

🔵ヴォーカルなしのバッキング・トラック(Mono Mix)。
🔵間奏のオルガン・ソロは含まれていない。
(収録CD)
『Beach Boys' Party! / Stack-O-Tracks』(1990/2001年)
『スタック・オー・トラックス』(2001年)

4 : 2012 Stereo Mix

🔵2012年に初のステレオ・ミックスが登場。右にベース、左にテルミンを配置。
🔴Monoで聞けた音が完全再現されたわけではなく、「Eatin' up wild honey〜っ♪」の直後、1分12秒〜1分19秒にかけてのバック・コーラス("Sweet sweet honey bee Eat eat up the honey〜っ♪")が何故か欠落している。
(収録CD)
『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション 〜偉大なる50年〜』(2012年)
『Made In California (カリフォルニアの夢)』(2013年/Box Set)

5 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に改訂版Stereo Mixが登場。
🔴"2012 Stereo Mix"で欠落していたコーラス・パートが復元されている。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

6 : Session Highlights

🔵セッション風景から2種類のバッキング・トラックを抜粋したもの。
🔵前半のテイクは間奏のオルガンが入っていない。
🔵後半のテイクはテルミン、間奏のオルガン・ソロ、バック・コーラスが加わった状態。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Aren't You Glad

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。1967年〜80年代まで一般流通していたアナログLPに収録されていましたが、未CD化。

3 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に改訂版Stereo Mixが登場。Monoとの細かい違いが。
🔴イントロ : monoでは9〜11秒にかけてピアノの音が消える→stereoではピアノが入る。
🔴Mike Loveのヴォーカル・パート : stereoでは左からギターが聞こえる。monoでは無し。ちなみにBacking Trackは歌の1番・2番共に同一のため、ギターも全く同じフレーズが繰り返される。
🔴フェイド・アウト : stereoの方が若干早めに曲が終わる。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)


4 : Session Highlights

🔵バッキング・トラックのセッション風景から複数テイクを抜粋したもの。
🔵前半32秒はピアノのみで、キーが異なる。
🔵2つ目のテイクはピアノのみで、エコーがかかる。こちらもキーが異なる。
🔵3つ目のテイクはピアノにベースが加わる。こちらもキーが異なる。
🔵4つ目のテイクからキーが変わり、リリース版と同じテイクになりますが、この時点ではドラムが入っていない。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

I Was Made To Love Her

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。未CD化。

3 : Alternate Version

 別ヴァージョン。曲後半(2分4秒以降)でア・カペラ・パート(All through thick and thin〜♪)やコーラスが含まれている。この部分は原曲のStevie Wonder版では含まれていましたが、ビーチ・ボーイズ版では編集でカットされていました。
(収録CD)
『レアリティーズ & ビーチ・ボーイズ・メドレー』(1997年)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

4 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に改訂版Stereo Mixが登場。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

5 : Vocal Insert Session

🔵リリース版ではカットされたコーラス・パートの模様を1分33秒抜粋したもの(モノラル)。一番最後に"Alternate Version"でも聞けるアカペラ・パートが登場する。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Country Air

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。
(収録CD)
『ビーチ・ボーイズ・ボックス~カリフォルニアより愛をこめて~』(1990年/※ クレジットはモノラル扱いですが、実際は疑似ステレオで収録。)

3 : 2012 Stereo Mix

🔵2013年に初のステレオ・ヴァージョンが登場。表記が"2012"なのはその年にミックスが作成されたという意味。
🔴コーラス・パートが(疑似ステレオっぽく)ダブルトラック処理され、monoよりも後ろに引っ込み、ブライアンのリード・ヴォーカルが前に出ている。
(収録CD)
『Made In California (カリフォルニアの夢)』(2013年/Box Set)

4 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に改訂版・2つ目のStereo Mixが登場。
🔴コーラス・パートは(疑似ステレオっぽく)ダブルトラック処理されていますが、"2012 Stereo mix"よりバランス良くミックスされている。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

A Thing Or Two

1 : Mono Mix

 一般流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。未CD化。

3 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年にStereo Mixが登場。
🔴「Do it right baby〜っ♪」と歌うパートで、バック・コーラスがMonoより早めに登場する。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

4 : Track And Backing Vocals

🔵演奏とバック・コーラスのみの音源。約59秒と短めですが、このパートをコピー&ペーストして曲を引き延ばし、その上から歌を入れたものがリリース版になります。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Darlin'

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。
(収録CD)
『ビーチ・ボーイズ・ボックス 〜カリフォルニアより愛をこめて〜(The Capitol Years)』(1980年)

3 : Backing Track

 1968年に発表された、ヴォーカルなしのバッキング・トラック(Mono Mix)。
(収録CD)
『Beach Boys' Party! / Stack-O-Tracks』(1990/2001年)
『スタック・オー・トラックス』(2001年)

4 : 2012 Stereo Mix/Version 1

🔵便宜上"Version 1"としますが、2012年に初のステレオ・ミックスが登場。
🔵左にドラム、タンバリンとホーン・セクションを右に配置。アップライト・ピアノにはステレオのルーム・エコーが微量かけられています。
🔴フェイド・アウト直前 : 1分55秒付近、最後のサビで聞こえるはずの「Darlin'〜ん♪」が何故か欠落している。これさえ抜けていなければ…と思っていたところ、2013年8月に修正版が登場します(下で紹介する5)。
(収録CD)
『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション 〜偉大なる50年〜』(2012年)

5 : 2012 Stereo Mix/Version 2

🔵2013年8月発表のボックス・セットで2つ目のステレオ・ミックスが登場。
🔴フェイド・アウト直前 : 1分55秒付近の「Darlin'〜ん♪」が復元されています。ただし、Mono Mixよりも早めに曲が終わる。
(収録CD)
『Made In California (カリフォルニアの夢)』(2013年/Box Set)

6 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に3つ目のStereo Mixが登場。
🔴フェイド・アウト直前 : 最後のサビのヴォーカルは他のミックスとも異なり、「ダァレェ〜ン♪」と、赤字の部分が追加(修復?)されている。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)


7 : Session Highlights

🔵セッション風景を抜粋したもの。
🔵前半1分13秒はリハーサル。ブライアンが時折メンバーに指示を出しているのが聞こえる。
🔵2つ目はピアノとベースのみの演奏。
🔴後半2分22秒以降はバッキング・トラック。『Stack-O-Tracks』(1968年)ではMonoでしたが、こちらはStereoで収録。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

I'd Love Just Once To See You

1 : Mono Mix

 一般流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。
(収録CD)
『ビーチ・ボーイズ・ボックス 〜カリフォルニアより愛をこめて〜(The Capitol Years)』(1980年)

3 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に初のStereo Mixが登場。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

4 : Alternate Version

🔴59秒付近 : 間奏が始まる部分で、ギターのみのパートが編集でカットされている。
🔴本来フェイド・アウトする以降も演奏が続き、コーラスの後ろでメンバーのアドリブが入る。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Here Comes The Night

1 : Mono Mix

 一般流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。未CD化。

3 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年にStereo Mixが登場。
🔴Monoには無かったタンバリンが左から聞こえる。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Let The Wind Blow

1 : Mono Mix

 一般流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。
(収録CD)
『ビーチ・ボーイズ・ボックス 〜カリフォルニアより愛をこめて〜(The Capitol Years)』(1990年)

3 : 2001 Stereo Mix

🔵2001年に初のステレオ・ミックスが登場。高域が強調された音質。
🔴全体的にリバーブが強めにかかっている。
🔴リード・ヴォーカル : 中央と左。
🔴カールのパートや一部のコーラス : 中央。
🔴Monoでは「Let the bees make honey〜♪」以降オルガンの音量が大きく目立ちますが、Stereoでは右側から小さめ。1分34秒以降から音量が上がる。
🔴フェイド・アウト : Monoより約13秒長い。
(収録CD)
『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)
『Made In California (カリフォルニアの夢)』(2013年/Box Set)

4 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年に2つ目のStereo Mixが登場。
🔴リード・ヴォーカル : 2001年版では中央と左に分かれていましたが、2017年版では中央から聞こえる。
🔴カールのパートや一部のコーラスの定位が2001年版と異なり、右に配置変更。
🔴31秒付近 : Monoでは小さく入っていた「Wow wow wow〜っ♪」が、Stereoでは大きめに聞こえる。
🔴Monoでは「Let the bees make honey〜♪」以降オルガンの音量が大きく目立ちますが、Stereoでは右側から小さめに聞こえる。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

5 : Session Highlights

🔵バッキング・トラックのセッション風景を抜粋したもの。
🔵前半2つのテイクは不完全。ブライアンがデニスに指示を出す声が聞こえる。
🔵後半はOKテイクのバッキング・トラック。左側からバック・コーラスが入る。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

How She Boogalooed It

1 : Mono Mix

 一般流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。未CD化。

3 : 2017 Stereo Mix

🔵2017年にStereo Mixが登場。
🔴42〜50秒付近にかけ、Monoで聴けないギター・パートが左側から登場する。
🔴オルガン・パートはMono Mix作成時にオーヴァー・ダビングした音だったため、間奏以降はモノラルになっている。
(収録CD)
『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(2017年)

Mama Says

1 : Mono Mix

 一般流通しているオリジナルのモノラル・ミックス。ステレオ・ミックスが存在しないのは、元々モノラル録音だった可能性も(推測)。

2 : 疑似ステレオ

 モノラル音源を右=高音/左=低音に調整した疑似ステレオ・ミックス。未CD化。

3 : Session Highlights

🔵歌入れの模様を約3分にわたり収録(モノラル)。リリース版では不採用のパートが聞けるほか、締めの言い方も異なる。
(収録CD)
『Sunshine Tomorrow-Beach Boys 1967』(2017年)
[6 : CD各種]

[1:1989年日本盤]
(ジャケットありませんスミマセン)
『ワイルド・ハニー』((日本盤)東芝EMI CP21-6013)

◎1989年に東芝EMIの廉価版CDシリーズ"PASTMASTERS"の一環として発売。この時が世界初CD化でした。全11曲入り。解説(90年代以前の評価を浮き彫りにしたような内容)・歌詞付き(対訳は無し)。

[2:2 in 1 CD]
(1990年日本盤:東芝EMI TOCP-6516)

(2001年盤:Capitol 31862)

Track 1〜11・・・『Smiley Smile』(Mono)
Track 12〜22・・・『Wild Honey』(Mono)
(Bonus Tracks)
23. Heroes And Villains (Alternate Take)
24. Good Vibrations (Various Sessions)
25. Good Vibrations (Early Take)
26. You're Welcome (Mono Single Version)
27. Their Hearts Were Full Of Spring (Rehearsal 1967)
28. Can't Wait Too Long (Previously Unreleased)

◎1990年に『Smiley Smile』とのカップリング(2 in 1形式)で発売されたCDで、その後2001年に再度リマスターされて再発売。ちなみに両者でマスタリングが異なり、1990年盤はノイズ除去が強くかけられた印象。ブックレットには英文ライナーと写真を掲載。2001年盤は1990年盤からの複写のため、写真や色付き文字がややぼやけ気味なのが特徴。なおボーナス・トラックについては『Smiley Smile』の項目をご参照ください。

(1990年盤と2001年盤の主な見分け方)

🔵1990年盤はCD番号が"CDP"で始まる。2001年盤は数字のみ。
🔵1990年UK盤CDはデザインがやや異なり、ジャケット上部に"TWO GREAT ALBUMS ON ONE CD"の表記がある。
🔵1990年日本盤はジャケットのデザインが異なる。
🔵1990年盤をお探しの方は『ビーチ・ボーイズ・ヒストリー・ボックス VOL.3』(TOCP-7767〜69)で揃えるという手もあります。
🔵2001年盤はCDのトレーに挟まっている、砂浜の写真が載っている曲目表に小さくアルバム・ジャケットが掲載されている。

[3:1997年日本盤]

『ワイルド・ハニー』((日本盤)東芝EMI TOCP-3324)

◎1997年9月に発売された日本盤CD。1990年リマスター音源、ボーナス・トラックは無し。歌詞・対訳・解説書付き。

[4:1998年紙ジャケット仕様日本盤]

『ワイルド・ハニー』((日本盤)東芝EMI TOCP-50861)

◎1998年7月に発売された紙ジャケット仕様のCD(註:上記リンク画像は2008年盤で、ジャケットは1998年盤…)。1990年リマスター音源、ボーナス・トラックはなし。歌詞(対訳はなし)・解説書付。なお2008年再発盤は帯のデザインが変更されています。

[5:2001年日本盤]

ワイルド・ハニーワイルド・ハニー
(2001/06/27)
ザ・ビーチ・ボーイズ

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『ワイルド・ハニー』((日本盤)東芝EMI TOCP-53172)

Track 1〜11・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
12. Their Hearts Were Full Of Spring (Rehearsal 1967)

◎2001年6月に発売された日本盤。ちなみに同じ内容で帯のデザインや価格を替え、何度か期間限定で再発売されています。

🔵2001年リマスター音源(Mono/16のみStereo)。
🔵ボーナス・トラック1曲収録(CD『Smiley Smile/Wild Honey』より)。
🔵歌詞・対訳・解説書付。

[6:2016年SHM-CD日本盤]

『ワイルド・ハニー+1』((日本盤)ユニバーサル・ミュージック UICY-25597)

Track 1〜11・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
12. Their Hearts Were Full Of Spring (Rehearsal 1967)

◎2016年4月6日発売の再発盤。2001年盤と同内容で、盤はSHM-CDになります。
(主な特徴)
🔵SHM-CD
🔵2001年リマスター音源(Mono/16のみStereo)。
🔵ボーナス・トラック1曲収録(CD『Smiley Smile/Wild Honey』より)。
🔵歌詞・対訳・解説書付。

[7:1967 Sunshine Tomorrow]

『1967〜サンシャイン・トゥモロウ』(ユニバーサル・ミュージック UICY-15607〜8/2017年)
◎2017年6月発表の2枚組編集盤に、アルバム『Wild Honey』のステレオ・ヴァージョンが収録されています(「Mama Says」のみMono)。
(主な特徴)
🔵アルバム『Wild Honey』のステレオ盤を初収録(1曲のみMono)。
🔵アルバム『Smiley Smile』『Wild Honey』からの未発表音源を収録。
🔵未発表ライヴ音源収録。
🔵英文ライナーを含むカラー・ブックレット付き。
🔴日本盤のみSHM-CDを採用。
🔴日本盤のみ英文ライナーの翻訳/歌詞・対訳付き。
[7 : 配信版]

🔵 iTunes Music Store配信版

🔵 Amazon MP3版

🔵 moraハイレゾ版 (2015年8月21日発売)
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(作成:2001年/更新:2008年8月,2012年4月19日,6月7日,2013年8月30日,2015年10月16日,2016年2月13日,3月5日,2017年7月18日)
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