The Who : My Generation (Part 1 / 2008 Collector's Box)

(1: 通常盤/UICY-6988)
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[Disc 1 : Original UK Mono Mix]
1. Out In The Street
2. I Don't Mind
3. The Good's Gone
4. La-La-La-Lies
5. Much Too Much
6. My Generation
7. The Kids Are Alright
8. Please, Please, Please
9. It's Not True
10. I'm A Man*
11. A Legal Matter
12. The Ox

(Additional Tracks)
13. I Can't Explain
14. Bald Headed Woman
15. Anyway,Anyhow,Anywhere
16. Daddy Rollin' Stone**
17. Anytime You Want Me
18. Shout And Shimmy
19. Circles
20. Leaving Here*
21. Lubie (Come Back Home)*
22. (Love Is Like A) Heat Wave*
23. Motoring*
24. Circles (alternate mix)*

* 初登場Mono Mix
** 初CD化Mono Mix

(2 : コレクターズ・ボックス/UICY-93533~4)

マイ・ジェネレイション~コレクターズ・ボックスマイ・ジェネレイション~コレクターズ・ボックス
(2008/08/06)
ザ・フー

商品詳細を見る

[Disc 1(上記通常盤と同内容)]

[Disc 2 : The Original Album (2002 Stereo Mix)]
1. Out In The Street (2002 Stereo Mix)
2. I Don't Mind (2002 Stereo Mix/Full Length Version)
3. The Good's Gone (2002 Stereo Mix/Full Length Version)
4. La-La-La-Lies (2002 Stereo Mix)
5. Much Too Much (2002 Stereo Mix)
6. My Generation (2002 Stereo Mix)
7. The Kids Are Alright (2002 Stereo Mix)
8. Please, Please, Please (2002 Stereo Mix)
9. It's Not True (2002 Stereo Mix)
10. I'm A Man (2002 Stereo Mix)
11. A Legal Matter (2002 Stereo Mix)
12. The Ox (2002 Stereo Mix)

(Additional Tracks)
13. I Can't Explain (2002 Stereo Mix)
14. Bald Headed Woman (2002 Stereo Mix)
15. Anyway,Anyhow,Anywhere (2002 Stereo Mix/Alternate Version)
16. Daddy Rollin' Stone (2002 Stereo Mix)
17. Anytime You Want Me (2002 Stereo Mix)
18. Shout And Shimmy (2002 Stereo Mix)
19. Circles (2002 Stereo Mix)
20. Instant Party Mixture
21. Leaving Here (2002 Stereo/Alternate Version)
21. Lubie (Come Back Home) (2002 Stereo Mix)
22. Motoring (2002 Stereo Mix)
23. (Love Is Like A) Heat Wave (2002 Stereo Mix)

The Who :
Roger Daltrey : lead vocals
Pete Townshend : guitar,vocals
John Entwistle : bass,vocals
Keith Moon : drums,percussion

Additional personnel :
Nicky Hopkins : Piano (except on "I Can't Explain")
The Ivy League : background vocals ("I Can't Explain""Bald Headed Woman")
Perry Ford : piano ("I Can't Explain")
Jimmy Page : guitar ("Bald Headed Woman")

Produced by Shel Talmy
◎The Whoのファースト・アルバム『My Generation』(1965年12月3日発表/全英第5位)が、2度目の来日に合わせ"コレクターズ・ボックス"と銘打って再CD化されました。

 このアルバムは1965年12月、既に2曲のシングル・ヒットを飛ばし「My Generation」も2位の大ヒット中に発売され、全英第5位のヒットを記録(その時の1位は同じ日に発売されたThe Beatles『Rubber Soul』でした)。James Brownや当時最新のモータウンなどのR&Bを基調に、10代後半〜20代前半の鬱積した心情を描いた歌詞と個性の強い各メンバーのサウンドは歳月を経ても惹きつけられる(…ってのを読むより実際に聴いたほうがいいです)。

 ところがプロデューサーとのすれ違いや権利事情で翌年廃盤。長きにわたり入手困難状態が続く事態に(代わりにジャケ・内容が異なるアメリカ盤が流通していた)。2002年の初CD化(2枚組Deluxe Edition)もStereo版だったため、今回初のイギリス盤の選曲&Mono MixでのCD化は、正に念願・待望のリリースになりました。

(2種類の形態で発売)

 今回出たものは1枚ものの通常盤(UK Mono Album+Bonus Tracks/プラケ)と、"コレクターズ・ボックス"(2枚組/SHM-CD仕様/紙ジャケ/Mono & Stereo+Bonus Tracks)の2種類があり、各国盤を再現した紙ジャケは日本の技術の高さを誇れる仕上がり(これらをすべて"本物"で揃えようとするととんでもない事になりそうな…)。その分値段も張りますが、もし初めて本作に接する方は通常盤を。さらにStereo Mixや付録(?)も欲しい場合はボックスで。ちなみに2011年には紙ジャケの数を減らした"コレクターズ・エディション"も発売されています(CDの内容はボックスと同一)。

[ボックスの主な内容(帯からの引用)]

 この後は"コレクターズ・ボックス"を中心に触れていきます。ちなみに、やたら感嘆符が多いのは元の原文からなのであしからず(笑)

🔵日本独自企画
🔵初回限定盤
🔵歌詞・対訳・解説書(プロダクション・ノーツ、アルバム解説、曲目解説、米盤LPライナーの対訳)付き。
🔵全The Whoファン待望! 幻のUKモノ盤(1965)をオリジナル・マスターからダイレクト収録!
🔵初登場モノ・ミックス×5曲/初CD化モノ・ミックス×2曲収録!
🔵リアル・ステレオ・ミックスを収めたDisc 2を含め、高音質なSHM-CDを採用!
🔵当時、各国が独自に制作した7種のLPをCDサイズの紙ジャケットで復刻!
🔵関連する各国EP/シングル20種をCD-Sサイズの紙ジャケットで復刻!
🔵UK盤/US盤LPのレーベル・カード封入!
🔵シリアル・ナンバー入り!
[モノラルとステレオ/ヴァージョン各種]

 60年代のプレーヤーやラジオはモノラルが一般的だったため、『My Generation』もイギリス盤はモノラル盤のみ発売されていました。レコーディング僅か3トラックのレコーダーで行われ、演奏に2つ、残る一つはヴォーカル…って具合でしょうか。それで満杯なので後から音を加えるとなると、一旦音をまとめて別のテープにコピーして空きを作るか、予算オーバー(テープ代やスタジオ使用料)や音質劣化を恐れ、モノラルにミックスしながらギターやコーラスをダビングするしかなく。このアルバムでは後者。1965年時点でビートルズは4トラック録音でしたが、イギリスのスタジオが同等の環境だったわけではなく、まだまだ2〜3トラック録音の場合も多かったようです。

(主なミックス)

 各楽曲のモノとステレオの違いは既に付属ブックレットや書籍『レコード・コレクターズ増刊 ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)に記載されているため、ここでは"完パケ"のMono Mixを基準に大雑把にご紹介。無理して知る必要もないので、何か気になった時に読んでいただけると幸いです。

Mono Mix :
 オリジナルはモノラル・ミックス。先に基本的部分を録音し、必要に応じて後からコーラスやギターが追加されている場合が多い。
(主な収録アルバム)
『マイ・ジェネレーション』(UICY-6988/2008年/1CD通常盤)
『マイ・ジェネレーション〜コレクターズ・ボックス』(2008年/2CD Box)
『マイ・ジェネレーション+12』(2011年/1CD通常盤)
『マイ・ジェネレーション〜コレクターズ・エディション』(2011年/紙ジャケ/2枚組CD)
『My Generation(Mono Version)』(2014年/moraハイレゾ版)

2002 Stereo Mix :
 ↑はここで勝手に称したもので正式名称ではありませんので悪しからず。2002年に『My Generation』がCD2枚組Deluxe Editionで発売される際、プロデューサーのシェル・タルミーが初めてステレオ版を作成。ドラムが強調された代わりに、Monoに含まれていたオーヴァー・ダビングが欠落した状態なのが難点。ちなみにAmazonでは"Shel Talmy Stereo Version"と表記されています。
(主な収録アルバム)
◉『マイ・ジェネレイション<デラックス・エディション>』(2002年/2CD Deluxe Edition)
◉『マイ・ジェネレーション〜コレクターズ・ボックス』(2008年/2CD Box)
◉『マイ・ジェネレーション〜コレクターズ・エディション』(2011年/紙ジャケ/2枚組CD)

2014 Stereo Mix :
 ↑もここで勝手に称したもので正式名称ではありませんので悪しからず。2014年後半に配信版でリリースされた際、改訂版Stereo Mixが発表されています。音の位置も変更され、100%完補ではありませんが、2002 Stereo Mixで欠落していたオーヴァー・ダビング・パートを修復。曲によっては一部のパートが別テイクになっているパートも(「My Generation」「A Legal Matter」など)。
(主な収録アルバム)
『My Generation(Stereo Version)』(2014年/※moraハイレゾ版)
◉『My Generation(Stereo Version)』(iTunes Music StoreGoogle Playほか複数の配信サービス・サイト)

※記載した情報は2016年10月末までのリサーチを基に作成しました。それ以降のリリース分には触れていない場合があることをあらかじめご了承ください。
Out In The Street

(1) Mono :
 ヴォーカルにリバーブがかかっている。

(2) 2002 Stereo :
 配置は左=ギター、他は中央。ヴォーカルにディレイ・エコーがかかっている。

(3) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ベース/ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(4) 2014 Stereo/Alternate Version : ギター・パートが別テイク。(※2008年盤Box未収録/→配信版Stereo Version)

I Don't Mind

(1) Mono :
 ヴォーカルにリバーブがかかっている。

(2) 2002 Stereo :
 配置は中央=ベース/ドラム/ピアノ、左=ギター。ヴォーカルにはディレイ・エコーがかけられ、コーラスは疑似ステレオ処理。(※2008年盤Box未収録/→2002年盤Deluxe Edition)

(3) 2002 Stereo/Full Length Version :
 ミックスは"2002 Stereo"と同じですが、約1分長く、フェイド・アウトせずに完奏する。

(4) 2014 Stereo : 配置は右=ギター/ベース、中央=ヴォーカル/ドラム/ピアノ、コーラスは疑似ステレオ処理。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(5) 2014 Stereo/Full Length Version : ミックスは"2014 Stereo"と同じですが、エンディングが約1分長く、フェイド・アウトせずに完奏する。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

The Good's Gone

(1) Mono :
 歌詞の2番(1分4秒)からリード・ヴォーカルがダブル・トラックになる。オーヴァー・ダブの低音コーラス・パートが入る(Stereoは無し)。1分3秒付近でジョンが吹くホルンが一瞬入る。

(2) 2002 Stereo :
 ベース/ドラム/ピアノ/ヴォーカル/コーラスは中央、ギターは左で、ダブル・トラック処理され、右からも微妙に遅れて聞こえる。(※2008年盤Box未収録/→2002年盤Deluxe Edition)

(3) 2002 Stereo/Full Length Version :
 約30秒長く、フェイド・アウトせずに完奏する。

(4) 2014 Stereo :
 ギターは右(反響音が左に聞こえる)。ベース/ドラム/ピアノ/ヴォーカルは中央。コーラスは疑似ステレオ処理。ヴォーカルはシングル・トラック(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(5) 2014 Stereo/Full Length Version :
 エンディングがやや長め。ただし完奏せずにフェイド・アウトする。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

La-La-La-Lies

(1) Mono :
 ヴォーカルとコーラスがダブル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 ヴォーカルとコーラスのオーヴァーダブが欠落しシングル・トラック。配置は左=ギター、中央=ヴォーカル/コーラス/ベース/ドラム/ピアノ。

(3) 2014 Stereo :
 リード・ヴォーカル/コーラスはダブル・トラックですが、そのうち片方がMonoとは別テイク。配置はリード・ヴォーカルが中央、コーラス/手拍子は疑似ステレオ処理。ベース/ドラム/ピアノは低音部をLow Path Filterで一度分解し(たように聞こえる)、低音以外は左、低音は中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Much Too Much

(1) Mono :
 コーラスがダブル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 コーラスはオーヴァーダブのパートが欠落しシングル・トラック。配置は中央=ヴォーカル/コーラス、ギター/ベース/ドラム/ピアノは疑似ステレオ処理され、ピアノは中域が左、高域が右に聞こえる。

(3) 2014 Stereo :
 コーラスはシングル・トラックで疑似ステレオ処理。配置はギター=右、ヴォーカル=中央、ドラム/ピアノが左、ベースは分解され中央(ただし音域毎に分解したため、高音部を弾く所では左から聞こえる)。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

My Generation

(1) Mono :
 バック・コーラスがダブル・トラック(2重唱)。Stereoではそのうち一つが欠落しシングル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 オーヴァーダブのリード・ギターが欠落。エンディングでピートが歌う"Talkin' 'bout my generation"が無く、低音ハーモニーが小さく聞こえるのみ。

(3) 2002 Instrumental Version :
 冒頭に会話が入る。演奏は中央=ベース/ドラム、左=リズム・ギター(エンディングでダブル・トラック処理)。全てのヴォーカル・パート、手拍子、リード・ギターは含まれていない。(※2008年盤Box未収録/→2002年盤Deluxe Edition)

(4) 2014 Stereo :
 2002年版Stereo Mixで欠落していたリード・ギターやコーラスが修復されていますが、右から聞こえる手拍子を含め、Monoとは演奏自体が別テイク(リード・ギターの弾き方も若干異なる)。

 また、monoではドラムの連打が始まった後(2分33秒付近)、2本目のギターがコード・カッティングするのが聞こえますが、2014年版では無し。代わりにドラムの連打の直前からフィードバック音を鳴らしている。

 オーヴァー・ダビングのコーラス部分、ピートの"Talkin' 'bout my generation"のコーラスはmonoと同一(2002年版Stereoでは欠落していた)。低音のコーラス・パートはピートが歌う直前、monoよりやや早めに登場する。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(5) 2014 Instrumental Version :
 別テイクのバッキング・トラック。配置は右=リズム・ギター、左=ドラム/ベース。リード・ギターは無し。ベースは間奏の弾き方が異なり、ドラムはエンディング間際で少しよろめき、キース・ムーン(オフマイクで)が何やら叫んでいる(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

The Kids Are Alright

(1) U.K. Mono :
 ヴォーカル・コーラス共にダブル・トラック。

(2) U.S. Mono :
 間奏の一部が編集でカットされている。(※2008年盤未収録/→『The Who Sings My Generation』<他に収録)

(3) 2002 Stereo :
 ヴォーカル・コーラス共にシングル・トラックで別テイク。冒頭にカウントの"4"が消されずに残っいている。配置はギターがダブル・トラック処理され左右に振り分けられ(左が大きく聞こえる)、他は中央(ステレオでエコー類が微量かけられている)。

(4) 2014 Stereo :
 ヴォーカルのダブル・トラックが修復されている。配置は右=ギター、左=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル/コーラス。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(5) 2014 Stereo/Alternate Version :
 ヴォーカル・コーラス共に別テイクで、2002 Stereoと同一。ただしミックスは変更され、配置は右=ギター、左=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル/コーラス。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Please, Please, Please

(1) Mono :
 ヴォーカルに深いリバーブがかかっている。コーラスはダブル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 ヴォーカルはディレイ・エコーがかけられている。コーラスはダブルではなくシングル・トラック。

(3) 2014 Stereo :
 mono同様、ヴォーカルに深いリバーブがかかっている。音の配置は右=コーラス(シングル・トラック)、左=ベース/ドラム/ピアノ。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

It's Not True

(1) Mono :
 コーラスはダブル・トラック。ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(2) 2002 Stereo :
 コーラスはオーヴァーダブのパートが欠落しシングル・トラック。配置は中央=ヴォーカル/コーラス/ベース/ドラム/ピアノ、ギターはダブル・トラック処理され左右に振り分けられている。

(3) 2014 Stereo :
 コーラスはオーヴァーダブのパートが欠落し、シングル・トラックのまま。配置は右=ギター/ベース、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

I'm A Man

(1) Mono :
 ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(2) Original Stereo Mix :
 41秒付近で編集され、monoより約10秒ほど短い。配置は右=ベース/ドラム/ピアノ、左=ギター、中央=ヴォーカル。(※2008年盤未収録/→編集盤『Two's Missing』に収録)

(3) 2002 Stereo :
 monoよりピッチがやや遅い。ギターは左(エコーは右に流れる)。それ以外は中央に配置。

(4) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル。ベースは一度分解され中央に。mono同様、ヴォーカルに深いリバーブがかけられている。(※2008年盤Box未収録/→配信版Stereo Version)

A Legal Matter

(1) Mono :
 ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(2) 2002 Stereo :
 リード・ギターが欠落。配置は左=12弦ギター、他は全て中央。

(3) 2014 Stereo :
 リード・ギターのパートが修復されていますが、monoとは別テイク。配置は右=12弦ギター、左=修復されたリード・ギター、中央=ヴォーカル/ベース/ドラム/ピアノ(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

The Ox

(1) Mono :
 フェイド・アウトして曲が終わる。

(2) 2002 Stereo :
 フェイド・アウトせずに完奏する。配置は左=ギター(弱めにルーム・エコーが右に流れる)、その他は中央。弱めにステレオのルーム・エコーがかけられている(ように聞こえる)。

(3) 2014 Stereo :
 エンディング直前でフェイド・アウトして終了。ギターは右に配置。ドラム/ピアノは中央(ステレオのルーム・エコーが微量かけられている)、ベースは一度分離され、左に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(Bonus Tracks)

I Can't Explain

 ここからはオリジナル・アルバム未収録音源。ちょっと曲に触れると、The High Numbers名義で発表したシングル「Zoot Suite」(1964年5月)が不発に終わり、バンド名をThe Whoに戻し、1965年1月にこの曲で再デビュー(UK第8位)。4〜5ヶ月前に大ヒットしたThe Kinks「You Really Got Me」のギター・リフに影響を受けつつも、モヤモヤした感情(または状態)を歌にしている。プロデューサーは当時The Kinksを手がけていたシェル・タルミー。他にThe Ivy Leagueがコーラスとピアノでバックアップ。

 この曲はこれまでシングル用のモノラル・ミックスか、疑似ステレオ(複数あり)が流通していましたが、2002年に初ステレオ化。ただしmonoとは若干異なる部分が。

(1) Mono :
 タンバリンが入っている。

(2) 2002 Stereo :
 タンバリンが欠落。演奏は中央(疑似ステレオ処理)、2種類のヴォーカルは左右に振り分けられている。

(3) 2014 Stereo :
 2種類のタンバリンが左右に振り分けられて修復されていますが、monoとは別テイク(本来途中で拍子を変える箇所を、そのまま叩いている…)。演奏は中央(疑似ステレオ処理)、2種類のヴォーカルは左右に振り分けられている。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Bald Headed Woman

 「I Can't Explain」のB面。直前に彼がプロデュースしたThe Kinksのアルバム『Kinks』(1964年10月)にも収録されていましたが、元々はアメリカの古い伝承歌で、フォーク・シンガーのOdettaのヴァージョンを基にシェル・タルミーが編曲。当時セッション・ミュージシャンだったJimmy Pageが参加(キンクス版では12弦ギター、フー版ではリード・ギターを演奏)。


(1) Mono :
 トータル・タイムは約2分8秒。

(2) 2002 Stereo :
 monoより長く、約2分20秒。配置はヴォーカル/ハーモニカが中央、演奏は疑似ステレオ処理。

(3)2014 Stereo :
 フェイド・アウト部分はさらに長くなり、約2分31秒。ヴォーカル/ハーモニカが中央、右=コーラス/手拍子、左=ギター/ドラム/ピアノ。イントロのファズ・ギターやリズム隊の低音部は一度分解され、中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Anyway,Anyhow,Anywhere

 1965年5月発表のセカンド・シングル(UK第10位)。この曲も複数ヴァージョンあり。

(1) U.K. Mono :
 一般的に流通している音源。

(2) French EP Mono :
 フランスで発売の4曲入EPのみに収録された別ヴァージョン。ロジャーのヴォーカルのみ別テイク。(→2016年Box Setで初CD化)

(3) 2002 Stereo/Alternate Version :
 上記と同く、ヴォーカル別テイクのステレオ版。配置は左=ギター(エコーが右に流れる)、他は中央。

(4) 2014 Stereo/Alternate Version : 同じくヴォーカルが別テイクのリミックス版。右=ギター、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。リズム隊の低域は一度分解され、ベースが中央からも聞こえる。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Daddy Rolling Stone

 イギリス盤セカンド・シングル「Anyway,Anyhow,Anywhere」のB面。Otis Blackwellの1953年の曲で、他にDerek Martin(1963年)、Johnny Thunders(1978年/Steve Marriottとのデュエット)、THE BAWDIES(2014年)、band HANADA(Live演奏のみ)がカヴァー。

(1) U.K. Mono :
 シングル「Anyway,Anyhow,Anywhere」のB面より。Mono Mixは2008年盤で初CD化。

(2) Original Stereo Mix :
 1987年にStereo Mixが登場。配置は右=ベース/ドラム/ピアノ、左=ギター、中央=ヴォーカル/コーラス。(※2008年盤未収録/→編集盤『Two's Missing』に収録)

(3) 2002 Stereo :
 2002年Deluxe Editionで2つ目のStereo Mixが登場。ただしコーラス・パートのみ別テイク。配置は左=ギター、それ以外は中央。

(4) 2014 Stereo :
 3つ目のStereo Mix。こちらもコーラス・パートのみ別テイク。配置は右=ギター、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。リズム隊の低域は一度分解され、ベースが中央から聞こえる。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(5) 2014 Stereo/Alternate Version :
 上記の音源とは全く異なる別テイク。コーラス・パートが無く、ロジャーのみが歌っている。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Anytime You Want Me

 アメリカ盤セカンド・シングル「Anyway,Anyhow,Anywhere」のB面で発表された曲で、オリジナルはアメリカのR&Bシンガー・Garnet Mimmsの1964年の作品。

(1) Mono :
 Monoはコーラスがダブル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 2002年Deluxe Editionで初ステレオ化。ただしコーラスはシングル・トラックで、低音パートが欠落している。配置は左=ギター、それ以外は中央。

(3) A Cappella Version :
 マルチトラックからヴォーカル・パートのみを取り出したアカペラ・ヴァージョン。(※2008年盤 及び 2016年盤Box Set未収録/→2002年盤Deluxe Edition)

(4) 2014 Stereo :
 2つ目のStereo Mix。こちらもコーラスはシングル・トラックで、低音パートが欠落している。配置は右=ギター、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。リズム隊の低域は一度分解され、ベースを中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Shout And Shimmy

 1965年10月発表のサード・シングル「My Generation」のB面。一瞬The Isley Brothersの「Shout」かと思ってしまいますが、James Brown & The Famous Flamesの1962年の作品。

(1) Mono :
 Monoはコーラスがダブル・トラック。

(2) 2002 Stereo :
 2002年Deluxe Editionで初ステレオ化。ただしコーラスはシングル・トラックで、低音パートが欠落している。配置は左=ギター、それ以外は中央。

(3) A Cappella Version :
 マルチトラックからヴォーカル・パートのみを取り出したアカペラ・ヴァージョン。(※2008年盤未収録/→2002年盤Deluxe Edition)

(4) 2014 Stereo :
 2つ目のStereo Mix。こちらもコーラスはシングル・トラックで、低音パートが欠落している。配置は右=ギター、左=ドラム/ピアノ、中央=ヴォーカル/コーラス。リズム隊の低域は一度分解され、ベースを中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Circles

 『My Generation』発表後の1966年1月中旬に録音された曲で、発売当初は"Instant Party"という誤ったタイトルが付けられていました。この曲はシェル・タルミー録音のOriginal Version(本作ボーナス・トラックに収録)と、レーベル移籍後に録音した"Revised Version"の2テイクがあり、ここでは前者を取り上げます。

(1) Mono :
 Monoはヴォーカルがダブル・トラック。イギリス盤シングル「A Legal Matter」(1966年3月)及びアメリカ盤『The Who Sing My Generation』(1966年4月)で発表。

(2) Mono/Alternate Mix :
 モノラルの別ミックスで、2008年盤で初登場。オーヴァー・ダビングのヴォーカルと間奏のギターが(1)とは異なる。(※2016年盤Box Set未収録→2008年盤)

(3) 2002 Stereo :
 2002年Deluxe Editionで初ステレオ化。ただしヴォーカルはシングル・トラックで、間奏でオーヴァー・ダビングによるギター・パートが欠落している。配置は右=ホルン、それ以外は中央。ヴォーカルは疑似ステレオ風処理。

(4) 2014 Stereo :
 2つ目のStereo Mix。ホルンは右のまま。ドラムやタンバリンは左。リズム隊の低域は一度分解され、ベースを中央に配置。
 ヴォーカルはシングル・トラックのままで、1分42秒からピートのヴォーカルが右、ロジャーのヴォーカルが左に移動。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Leaving Here

 モータウンのソングライター・チーム"Holland-Dozier-Holland"の一人、Eddie Hollandが1963年10月に発表した曲のカヴァー。


 この曲は1965年4月12〜14日にアメリカ用ファースト・アルバム兼セカンド・シングル用のセッションで録音。当初アルバムはカヴァー曲メインの予定でしたが、試聴盤を聴いた記者がオリジナリティの欠如を指摘。以前にもレコード会社やBBCのオーディションでも同様の指摘を受けた事もあり制作は一旦棚上げになり、この曲を含む数曲がボツに。

(1) "ODDS & SODS" Version :
 これのみ例外&別テイク。↑は都合上表記ということで。『ODDS & SODS』(1998年リマスター盤CD/全23曲入)が初出の初期テイクで、アセテート盤から起こされたもの。少なくとも1964年6月以降に録音されたようですが、正確な日付は不明。(※2008年盤未収録)

(2) Original Stereo Mix :
 1985年発表の編集盤『Who's Missing』で登場したステレオ・ミックス。配置は右=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル、左=ギター。間奏で「Oh〜っYeah〜っ♪」とコーラスが入る。(※2008年盤未収録/→『Who's Missing』『Thirty Years Of Maximum R&B』に収録)

(3) Mono :
 2008年盤が初出のモノラル・ミックス。ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(4) 2002 Stereo/Alternate Version :
 ギターがダブル・トラック処理され、右からも微妙に遅れて聞こえる。ベース/ドラムは中央。ヴォーカルは(2)(3)とは別テイク。サビの歌詞も微妙に異なり、間奏の「Oh〜っYeah〜っ♪」は無し。

(5) 2014 Stereo/Alternate Version :
 (4)と同じくヴォーカルが別テイク。ギターは右、他は中央。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Lubie (Come Back Home)

 「Kicks」のヒットで知られる60年代アメリカのロック・バンド、Paul Revere & The Raidersが1964年に「Louie Louie」の続編シングルとして発表した曲で、原題は「Louie-Go Home」。ロージャー・ダルトリーは原曲のマーク・リンゼイのヴォーカル・スタイルを忠実に歌っている。この曲も1965年4月12〜14日にアメリカ用ファースト・アルバム兼セカンド・シングル用のセッションで録音され、編集盤『Who's Missing』(1985年)で発表されるまでお蔵入りに。


(1) Original Stereo Mix :
 配置は右=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル、左=ギター。(※2008年盤未収録/→『Who's Missing』に収録)

(2) Mono :
 2008年盤初出のモノラル・ミックス。ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(3) 2002 Stereo :
 配置はギターが左、他はすべて中央。

(4) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

(Love Is Like A) Heat Wave

 モータウンの女性3人組グループ、Martha Reeves & The Vandellasが1963年に発表した曲で、以降The Jam、The Collectors、Cymbalsなど多くのカヴァーを生んだ名曲。ちなみに『A Quick One』版は翌1966年に再録音されたものなので、ここで触れるのは1965年4月12〜14日にアメリカ用ファースト・アルバム兼セカンド・シングル用のセッションで録音された初期テイク。曲後半でビートが歌うパートがありますが、音量が小さくかすかに聞こえる程度。

(1) Original Stereo Mix :
 配置は右=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル、左=ギター。(※2008年盤未収録/→『Two's Missing』に収録)

(2) Mono :
 2008年盤初出のモノラル・ミックス。ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(3) 2002 Stereo :
 配置はギターが左、他はすべて中央。

(4) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル。ベースはLow Pass Filterか何かで一度ドラムと分離させたようで、中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Motoring

 この曲もMartha Reeves & The Vandellasのカヴァーで、編集盤『Two's Missing』(1987年)に収録されるまで未発表でした。

(1) Original Stereo Mix :
 配置は右=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル、左=ギター。(※2008年盤未収録/→『Two's Missing』に収録)

(2) Mono :
 2008年盤初出のモノラル・ミックス。ヴォーカルにかかるリバーブが深め。

(3) 2002 Stereo :
 配置はギターが左、他はすべて中央。

(4) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ベース/ドラム、中央=ヴォーカル。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

Instant Party Mixture

 2002年に発掘されるまで未発表だった曲で、こちらが本来の"Instant Party"という曲でした(リリースに伴い"Instant Party Mixture"と改題)。Dion & The Belmontsの「Runaround Sue」のパロディのような曲調。

(1) 2002 Stereo :
 配置はギターがダブル・トラック処理され左右に振り分けられ、他はすべて中央。

(2) 2014 Mono :
 2014年に新規作成されたと思われるMono Mix。(※2008年盤未収録/→配信版Mono Version)

(3) 2014 Stereo :
 配置は右=ギター、左=ドラム、中央=ヴォーカル。ベースはLow Pass Filterか何かで一度ドラムと分離させたようで、中央に配置。(※2008年盤未収録/→配信版Stereo Version)

⚪️YouTubeより : 『My Generation』のMonoと2002年版Stereo Mixとの違いを紹介している動画(英文)。
・・・ということで、これ以外に何か気づいた際は追記したいと思います。次の項目は記事が長くなり過ぎたので(汗)、別の記事に移動します。

🔴My Generation (Part 2/CD各種)へつづく
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(作成:2008年8月5日/更新:2012年6月,2013年12月3日,2015年4月27日,2016年11月6日,12月15日)
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[ 2008/08/05 19:34 ] The Who関連 | TB(-) | CM(2)

やっぱりこれでないと

>覆水さん
こんにちはこちらこそご無沙汰です。
1995年にも一度、出る予定だったのに結局中止になったんで、本当に「やっと出た」って感じですよね。
僕は当時は仕方なくアメリカMCA盤の…「Magic Bus」とのカップリングのLPで聴いてたんで(笑)
しかも日本の企画で世界初CD化…あれから大分、環境が変わったんだなぁと。

で、各国ジャケも、今月号の「レココレ」の記事はいい風に持っていくような書き方はしてるけど、ブックレットに何ページか使って載せるだけでもいいような気がするんですよね。あの日本盤デザインも捨て難いものがあるし。
[ 2008/08/20 07:38 ] [ 編集 ]

全てに同意です

お久しぶりです。

>My Generation
本当に、ようやく出たって感じですよね…そして誰でも思いますよね、最初からこれだしとけって。
しかし僕の一番好きな曲, 「The Kids Are Alright」がちゃんとした形で聴けるようになったのは素直に嬉しいです(デラックス版の不満点はずばりここ)。

#通常版ブックレットの裏辺りに日本盤ジャケットがあることをかすかに期待してましたが、さすがにありませんでしたね(笑)。
[ 2008/08/18 00:13 ] [ 編集 ]

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