The Beatles : The U.S. Albums (THE U.S. BOX)

(日本盤)

THE U.S. BOX (初回生産限定盤)(豪華BOX仕様)THE U.S. BOX (初回生産限定盤)(豪華BOX仕様)
(2014/01/29)
ザ・ビートルズ

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(輸入盤)

U.S. AlbumsU.S. Albums
(2014/01/16)
Beatles

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(iTunes配信版)
https://itunes.apple.com/jp/album/the-u.s.-albums/id779094627
Disc 1 : Meet the Beatles! (1964)
Disc 2 : The Beatles' Second Album (1964)
Disc 3 : A Hard Day's Night (U.S./Original Motion Picture Soundtrack/1964)*
Disc 4 : Something New (1964)
Disc 5 : The Beatles' Story (1964)*
Disc 6 : Beatles '65 (1964)
Disc 7 : The Early Beatles (1965)
Disc 8 : Beatles VI (1965)
Disc 9 : Help! (U.S./Original Motion Picture Soundtrack/1965)
Disc 10 : Rubber Soul (U.S./1965)
Disc 11 : Yesterday and Today (1966)*
Disc 12 : Revolver (U.S./1966)*
Disc 13 : Hey Jude (1970)*

*印は初CD & デジタル化アルバム。
◎ビートルズのアメリカ進出50周年という事で、かつて英盤とは異なる形態で販売されていたアメリカ盤アルバムから13作品がボックス・セットとしてリリースされました。ちなみに『The Beatles' Story』を除くアルバムは輸入盤CDでバラ売りもされています。

[ボックス・セットの詳細(日本盤/一部オフィシャル・インフォより)]

🔵 U.S.オリジナル・アルバム13枚組CD
🔵 モノ&ステレオ両ミックス収録(※『The Beatles' Story』『Hey Jude』はステレオのみ)
🔵 紙ジャケット仕様(※日本盤は日本制作)
🔵 64P英文ブックレット付
🔵 日本盤は英文ブックレット対訳、歌詞・対訳・日本語解説書付
🔵 初CD化アルバム5枚
🔴 追記:こちらで知った話題より。日本盤を中古で購入予定の方は念のため盤の確認を…とだけ書いておきます。

(「かつてアメリカではこの曲順で親しまれていた」を疑似体験)

 60年代アメリカでの販売状況はこちらを参照していただくとして、既にオリジナル・アルバムを揃えている場合は聴くかどうか迷うところですが、「かつてアメリカではこの曲順でビートルズの音楽が聴かれていた」のを疑似体験する目的でこのBOXを聴くのもアリかと…。「こうすべきだ」なんて偉そうな決め事なんて無いですけどね。僕もアルバムを聴いた順番はバラバラだったし、聴く理由なんて何とでも言えそう(^_^;

[ボックス・セットに含まれていないもの(解散後の発掘音源を除く)]

⚫️オリジナル・アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』『The Beatles』『Yellow Submarine』『Abbey Road』『Let It Be』

⚫️アルバム『Magical Mystery Tour』(LPはアメリカCapitol制作でしたが、2009年にリマスター盤が発売済)

⚫️「Misery」「There's A Place」(1980年発表の米編集盤『Rarities』に収録されましたが、このアルバムは未CD化。現在この2曲は『Please Please Me』のリマスター盤で聴けます。)

⚫️「Love Me Do (Single Version)」「Sie Liebt Dich(She Loves Youドイツ語版)」「The Inner Light」「Across The Universe(鳥SE入りVersion)」「You Know My Name (Look Up The Number)」。これらもかつては1980年発表の米編集盤『Rarities』でLP化されましたが、今回のボックスには未収録。現在は『Past Masters』に収録。)

⚫️「I'm Down」(アメリカでは1976年までLP化されなかった。現在は『Past Masters』に収録。)

・・・ということで、1987年のビートルズ初CD化以前までは、ビートルズ公式発表213曲(当時)をイギリス仕様で集めるか、アメリカ盤だけで揃える…なんて楽しみ方(?)も可能だったのが、CDだけでそれをやろうとすると全曲揃わなかったりする。結局足りない分を↑に挙げたアルバムで補うほかなく。

[一部音源の差し替え箇所あり]

 アメリカ盤仕様のアルバムは過去に2種類のボックス・セット『The Capitol Albums Vol.1』(2004年)、『The Capitol Albums Vol.2』(2006年)でCD化され(※『A Hard Day's Night (Original Motion Picture Soundtrack)』『The Beatles' Story』『Yesterday and Today』『Hey Jude』は未CD化)、その時は米国所有のテープからリマスターされましたが、今回発売されたものは一部を除いて2009年リマスター音源を使用。それに関してはボックス付属のブックレットまたはオフィシャル・サイトの「プロダクション・ノート」でも触れられています。

http://sp.universal-music.co.jp/beatles/special/2014_usbox.php

その「プロダクション・ノート」によると、"バンドとプロデューサーの本来の意図を尊重する"ため、かつてのアメリカ盤で聴けた別ヴァージョンは極力残しつつ、現在承認されている音源(2009年リマスター)を基に再構成したようです。

(差し替えられた音源)

🔴疑似ステレオ・ミックス→通常のStereo Mixへ。ただしStereo Mixが存在しない曲はMono Mixを採用。

🔴ステレオ・ミックスをモノラルに変換コピーしたもの("ダウンミックス""Type-B Mono Mix"と称される。日本では"偽Mono"という言葉が定着。)→Original Mono Mixに差し替え。ちなみにアメリカ盤のみのMono Mixが存在する曲は、差し替え対象外 & 新規リマスターで収録。

🔴深いエコーのかかった『The Beatles' Second Album』のステレオ・ミックスが全く使われず、その弊害で「I Call Your Name」の"U.S. Stereo Mix"も未収録(『The Capitol Albums Vol.1』には収録されている)。

🔴『Yesterday and Today』には別ミックスが幾つか含まれていましたが、何故か「I'm Only Sleeping」の"U.S. Stereo Mix"のみ未収録。

・・・ということで、個人的には『The Beatles' Second Album』と「I'm Only Sleeping」の件が惜しく感じるところですが、恐らく「出してもいいけど条件付き(音源は現行リマスターで)」とかでこうなったのかと。アメリカ盤でしか聴けないヴァージョンや疑似ステレオも"一種の風味"とも言えるので、それをさらに楽しみたい場合は昔出ていたレコードか、CDボックス『The Capitol Albums Vol.1』『The Capitol Albums Vol.2』を探すという形になりそうです。
[各アルバムについて]

 この記事を書く以前にアメリカ盤についての記事を作っていたため、内容にダブりあり or 読むのが二度手間になるのでは…とも思いましたが、もしそちらもご覧になりたい方はこちらへ↓

⚫️アメリカ盤1 : The Capitol Albums Vol.1
⚫️アメリカ盤2 : The Capitol Albums Vol.2
⚫️アメリカ盤3 : その他

今回使用された音源の殆どが2009年リマスターに差し替えらたため、従来のLPやボックス『The Capitol Albums Vol.1』『The Capitol Albums Vol.2』とは異なる部分があります。ここからはアメリカ盤の主な特徴を中心に、差し替えられた部分を把握している範囲内でご紹介します。もしその他お気付きの点等がありましたらコメント欄またはメール・フォームでお寄せいただけると幸いです。それではスタート。
Disc 1 : Meet the Beatles! (1964)

Meet the BeatlesMeet the Beatles
(2014/01/21)
Beatles

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(従来盤との変更点)

🔴疑似ステレオ・ミックスで収録されていた「I Want To Hold Your Hand」「This Boy」は通常のステレオ・ミックスに差し替えられている。
Disc 2 : The Beatles' Second Album (1964)

Beatles' Second AlbumBeatles' Second Album
(2014/01/21)
Beatles

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(従来盤との変更点)

🔴ステレオ盤は全曲2009年リマスター音源に差し替えられたため、従来盤で深くかかっていたエコーが無くなっている。
🔴疑似ステレオ・ミックスで収録されていた「She Loves You」「I'll Get You」はTrue Stereo Mixが存在しないためMono Mixに差し替えられている。
🔴疑似ステレオ・ミックスで収録されていた「You Can't Do That」は通常のステレオ・ミックスに差し替えられている。
Disc 3 : A Hard Day's Night (U.S./Original Motion Picture Soundtrack/1964)

Hard Day's Night (Original Motion Picture SoundtraHard Day's Night (Original Motion Picture Soundtra
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)

🔵 米盤『A Hard Day's Night』は今回が初CD&デジタル化。当時は映画配給会社のUnited Artistsからリリースされた。
🔵 The George Martin Orchestraの演奏は初CD&デジタル化。
🔵 「And I Love Her」のMono Mixはヴォーカルがほぼシングル・トラック(映画で使用されているものと同じ)。
🔵 「I'll Cry Instead」のMono Mixは尺がやや長い別ヴァージョンで収録。

(従来盤との変更点)

🔴 本作独自の(奇妙な)疑似ステレオ・ミックス音源は、1曲を除き通常のStereo Mixに差し替え。
🔴 ステレオ盤部分の「I'll Cry Instead」はMono Mixに差し替えられている。
Disc 4 : Something New (1964)

Something NewSomething New
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)
🔵 英盤『A Hard Day's Night』から8曲、英盤EPから2曲に「抱きしめたい」のドイツ語版を収録。

Disc 5 : The Beatles' Story (1964)

🔵 今回が初CD&デジタル化。このアルバムは1964年11月に発表された"ドキュメンタリー作品"で、メンバーや関係者、ファンのコメント等を交えてビートルズの足跡を辿ったもの。1964年8月23日@ハリウッド・ボウル公演の「Twist And Shout」が現時点でこのアルバムでしか聴けない反面、この曲を含めビートルズの曲は一部抜粋のため、英語が堪能な方以外は一度聴いて箱に戻す可能性が…(と、余計な一言を添えてみる)。ちなみにLPは2枚組だったのに対しCDは1枚に収録。
🔵 「I Want To Hold Your Hand」「You Can't Do That」の疑似ステレオ・ミックスが一部抜粋で収録。
Disc 6 : Beatles '65 (1964)

Beatles 65Beatles 65
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)

🔵 イギリス盤『A Hard Day's Night』から「I'll Be Back」『Beatles For Sale』から8曲、シングルから2曲を収録。
🔵 モノラル盤「I Feel Fine」「She's A Woman」は深いエコー処理のされた"U.S. Mono Mix"で収録。

(従来盤との変更点)
🔴 疑似ステレオ・ミックスだった「I Feel Fine」「She's A Woman」が通常のStereo Mixに差し替えられている。
Disc 7 : The Early Beatles (1965)

Early BeatlesEarly Beatles
(2014/01/21)
Beatles

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(従来盤との変更点)

🔴 モノラル音源はステレオからモノラルに変換した""ダウンミックス"ものでしたが、今回はOriginal Mono Mixに差し替え。
🔴 疑似ステレオ・ミックスだった「Love Me Do」「P.S. I Love You」はTrue Stereo Mixが存在しないため、Mono Mixに差し替え。
Disc 8 : Beatles VI (1965)

Beatles VIBeatles VI
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)

🔵「You Like Me Too Much」「Tell Me What You See」「Dizzy Miss Lizzy」「Bad Boy」は当時イギリスに先駆けて発表された。

(従来盤との変更点)

🔴疑似ステレオ・ミックスだった「Yes It Is」は通常のStereo Mixに差し替えられている。
🔴ステレオ音源のうち「You Like Me Too Much」「Tell Me What You See」「Dizzy Miss Lizzy」は1987年のRemix Versionに差し替えられている。
Disc 9 : Help! (U.S./Original Motion Picture Soundtrack/1965)

Help! (Original Motion Picture SoundtrackHelp! (Original Motion Picture Soundtrack
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)

🔵 イギリス盤『Help!』とは内容が異なり、ビートルズの7曲の他にケン・ソーン指揮によるオーケストラの演奏7曲を収録。
🔵 「Help!」のイントロにケン・ソーン指揮によるオーケストラ演奏の「ジェームズ・ボンドのテーマ」が挿入されている。

(従来盤との変更点)

🔴 ビートルズの楽曲は1987年のRemix Versionに差し替えられている。
🔴 疑似ステレオだった「Ticket To Ride」は1987年のRemix Versionに差し替えられている。
Disc 10 : Rubber Soul (U.S./1965)

Rubber SoulRubber Soul
(2014/01/21)
Beatles

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(アメリカ盤の特徴)

🔵 イギリス盤『Rubber Soul』から4曲をカット、代わりに『Help!』から「It's Only Love」「I've Just Seen A Face」を収録。
🔵 ステレオ盤は「The Word」「I'm Looking Through You」の別ヴァージョンを収録。
🔵 モノラル盤の「Michelle」はUK Mono Mixとは異なり、フェイド・アウトが僅かに長い別ヴァージョンで収録。

(従来盤との変更点)

🔴 「The Word」「I'm Looking Through You」以外のStereo Mixは、1987年にジョージ・マーティンが作成したRemix Versionに差し替えられている。
🔴 ちなみに日本盤紙ジャケ、『The Capitol Albums Vol.2』(の日本盤)では裏ジャケットの写真の濃淡が極端(黒ベタ&ハイライトの網点が飛んでいる状態)でしたが、今回は繊細&鮮明な仕上り。表ジャケットは『The Capitol Albums Vol.2』(の日本盤)の方がシャープが強め。

(※日本盤ブックレットの補足)

🔴 日本盤ブックレット(p.90〜91)の補足を。「I've Just Seen A Face」「It's Only Love」のステレオ・ヴァージョンは「1965年当時のミックスをリマスター」と記載されていますが、実際は1987年Remix版で収録されています。
 「I've Just Seen A Face」はイントロの3本あるギターのうち、コードを弾く音が左から聞こえるのが1987年版(1965年版は中央)、「It's Only Love」は42秒目で右側のヴォーカルが途切れなければ1987年版、"Only"がカットされたものが1965年版・・・で識別可能。


Disc 11 : Yesterday and Today (1966)

Yesterday & TodayYesterday & Today
(2014/01/21)
Beatles

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(アメリカ盤の特徴)

🔵 アルバムは初CD&デジタル化。
🔵 リリース当時「I'm Only Sleeping」「Doctor Robert」「And Your Bird Can Sing」の3曲はイギリスよりも先に発表された。
🔵 ステレオ盤「We Can Work It Out」は右=ヴォーカル&ハーモニウム、左=演奏、中央=2つ目のハーモニウムに配置された別ミックスで収録(通常のステレオ・ミックスは中央に音がない)。
🔵 ステレオ盤「Day Tripper」はイントロのギターが2本ではなく、1本(左チャンネル)のみで始まる別ヴァージョン。
🔵 モノラル盤「I'm Only Sleeping」「Doctor Robert」「And Your Bird Can Sing」はアメリカ盤用に作成されたMono Mixで収録。
🔵 「I'm Only Sleeping (U.S. Stereo Mix)」は間奏が始まる1分38秒で逆回転ギター・ソロがやや遅れて登場しますが、惜しくも今回何故か未収録。


(従来盤との変更点)

🔴 従来のモノラル盤では「Drive My Car」はステレオをモノラルに落としたダウンミックス版が収録されていましたが、今回はOriginal Mono Mixに差し替えられています。
🔴 「Doctor Robert」のアメリカ盤Mono MIxは、エンディングでジョンが「OK,Fab」(と聞こえる。もしかしたらHerbかも)と話している声が小さく入っている事で知られていますが、今回CD&デジタル化されたものは何故か「OK」で途切れて終わる。
🔴ステレオ盤のうち「Yesterday」「Act Na turally」「Drive My Car」「Nowhere Man」「What Goes On」「If I Needed Someone」は1987年のRemix Versionに差し替え。
🔴 ステレオ盤の「I'm Only Sleeping」は何故かレギュラー版のUK Stereo Mixに差し替えられている(UK Stereo Mixはかつてアメリカでは『Rarities』に収録されレア・トラック扱いでした)。

 今回のボックスで特に注目度が高いのはやはりこのアルバムでしょう。それだけに「I'm Only Sleeping」の"U.S. Stereo Mix"が未収録なのが惜しい…。ジャケットのトランク・カヴァーは(CD屋の店頭で観た限りでは)輸入盤だと文字にジャギーが出てましたが、日本盤は文字と写真を一度分解してから再構成したようでジャギーもなく。ブッチャー・カヴァーは…あ、特にビートルズに興味薄な家族や友人の前で眺めていると白い目で見られる恐れがありますのでくれぐれもご注意を…(笑)
Disc 12 : Revolver (U.S./1966)

RevolverRevolver
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)
🔵 "アメリカ盤アルバム"としては初CD&デジタル化。イギリス盤より3曲少ない。
Disc 13 : Hey Jude (1970)

Hey JudeHey Jude
(2014/01/21)
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(アメリカ盤の特徴)

🔵 "アメリカ盤アルバム"としては初CD&デジタル化。
🔵「Can't Buy Me Love」「I Should Have Known Better」が収録されているのは、当時キャピトル・レコードではLP化されていなかったため。
🔵大部分は後に『Past Masters』に収録されましたが、それ以前はアルバム未収録曲の「Rain」や後期のシングル曲が聴ける点で人気の高かったアルバムでした。
[おまけ:YouTubeより]

⚪️ YouTubeで「Beatles Unboxing」のワードで検索すると、箱の中身を紹介する映像がいくつかupされています。
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(作成:2014年1月29日/更新:2015年9月1日,2016年3月17日,10月17日)
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