The Kinks : Kinda Kinks


1. Look For Me Baby
2. Got My Feet On The Ground
3. Nothin' In The World Can Stop Me Worryin' 'Bout
4. Naggin' Woman
5. Wonder Where My Baby Is Tonight
6. Tired Of Waiting For You

7. Dancing In The Street
8. Don't Ever Change
9. Come On Now
10. So Long
11. You Shouldn't Be Sad
12. Something Better Beginning

The Kinks :
Ray Davis (vo,g,harmonica)
Dave Davis (g,vo)
Pete Quaif (b,cho)
Mick Avory (d)

Adittional Musicians :
Bobby Graham (d/6)
Rasa Davis (cho/1,5,7,9,11)

Produced by Shel Talmy

🔵「Tired Of Waiting For You」(全英1位/全米6位)のヒットと過酷なワールド・ツアーの合間に僅か3日間でレコーディングされたセカンド・アルバム(1965年3月発表/UK第2位)。オリジナル・ナンバー中心でカヴァーは2曲に留まり、荒削りで勢いで攻める1stに対して本作はやや落ち着いた雰囲気なものの、作曲面で広がりが見え始め変化の兆しが。

 前半(A面)はやや凹凸な流れがあり、ルーズな曲調の1「Look For Me Baby」で始まり、デイヴが歌う2「Got My Feet On The Ground」ではアップ・テンポなR&Rへ…かと思っていると3「Nothin' In The World Can Stop Me Worryin' 'Bout」ではこの時期のビート・グループでは異色なフォーク・ソングが(ちなみに1977年公開の映画『The American Friend』でこの曲と「Too Much On My Mind」が流れるシーンが登場するので機会がありましたら是非)。デイヴが歌う4「Naggin' Woman」ではBluesへ。5「Wonder Where My Baby Is Tonight」もヴォーカルはデイヴ。そして2コードのリフとアルペジオのギターが印象的な6「Tired Of Waiting For You」では「You Really Got Me」とは異なるスタイルでシングル・ヒットを記録。

 対して後半(B面)は流れよく最後まで聞きやすく、7「Dancing In The Street」はMartha & The Vandellasのヒット曲で、他にVan Halen(1983年)、David Bowie & Mick Jagger(1985年)、The Collectors(1995年)等カヴァーも多数あり。アコースティック・ギターが印象的な8「Don't Ever Change」を挟んで、デイヴが歌うアップ・テンポのR&R 9「Come On Now」へ。この曲他数曲でRasa Davis(レイの最初の奥さん)がバック・コーラスで参加するようになり、以降のアルバムでも度々登場します。10「So Long」は再びフォーク・タッチの曲。ポップなビート・ナンバー11「You Shouldn't Be Sad」を挟んで隠れた名曲12「Something Better Beginning」でアルバムは締めくくられます。


[CDについて]
 80年代以降にイギリスCastle盤、アメリカRhino盤、日本のテイチク盤など多数出回っていますが、ここでは90年代以降に発売されたものからいくつかピック・アップします。なお画像はAmazonからのリンクを使用しています。

[1 : 1993年日本盤]

『Kinks/Kinda Kinks』((日本盤)ビクター VICP-5328/1993年)

Track 1〜14・・・『Kinks』(Stereo)
Track 15〜26・・・『Kinda Kinks』(Mono)

◎1993年12月16日発売の日本盤CD。ファースト・アルバム『The Kinks』(Stereo)とセカンド・アルバム『Kinda Kinks』(Mono)を1枚のCDに収録。 80年代にもテイチクから同仕様で発売されていましたが、このビクター盤では新たに歌詞の対訳が付けられています。

[2 : 1998年イギリス盤]

『Kinda Kinks』(イギリスEssential(Castle))

1〜12・・・Original Mono Album
(Bonus Tracks)
13. Everybody's Gonna Be Happy
14. Who'll Be The Next In Line
15. Set Me Free
16. I Need You
17. See My Friends
18. Never Met A Girl Like You Before
19. Wait Till The Summer Comes Along
20. Such A Shame
21. A Well Respected Man
22. Don't You Fret
23. I Go To Sleep (Demo)

◎1998年4月に発売されたイギリス盤CD(上記リンクは2007年再発盤)で、以後発売の日本盤CDの殆どはこのCDが基となっています。1998年リマスター音源(全曲モノラル)、ボーナス・トラック収録。

 ボーナス・トラックのうち13〜18はシングル、19〜22はEP『Kwyet Kinks』(1965年9月)より。23「I Go To Sleep」はこの時初登場の未発表曲で、レイがピアノを弾きながら歌っているDemo音源。キンクス版が正式録音されなかった代わりにPeggy Leeをはじめ他のアーティストに提供orカヴァーされ、1981年にThe Pretendersのヴァージョンが全英第7位のヒットを記録。


[3 : 1998年日本盤]

『Kinda Kinks+11』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60222/1998年)

◎上記イギリスCastle盤を基にした日本盤。ブックレットには英文ライナーの翻訳、加藤ひさし(The Collectors)のコメント、ライターの小松崎健郎氏によるザ・キンクス・パイ・ヒストリーと作品紹介を掲載。歌詞・対訳付き。

[4 : 2000年紙ジャケット仕様日本盤]

『Kinda Kinks』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60995)

◎2000年に発売されたCD。紙ジャケット仕様で、12曲収録ボーナス・トラックは無し。歌詞・対訳・解説書付き。

[5 : 2001年紙ジャケット仕様]

『Kinda Kinks』(イギリスSanctuary CMTCD300)

◎イギリスのSanctuaryが製作した紙ジャケット仕様のCDで、特製のビニール・ケースに入れられています。ジャケットは英盤とは違うデザインのものを採用。12曲収録でボーナス・トラックは無し。

[6 : 2007年紙ジャケット仕様]

『Kinda Kinks+11』((日本盤)BMG Japan BVCM-37971)

◎日本のBMG Japanが2007年に"kinks Paper Sleeve Collection"というシリーズで発売したCD。紙ジャケット仕様で、音源は1998年リマスター盤と同一(全23曲)。歌詞・対訳・解説書付き。

[7 : 2009年日本盤]

『Kinda Kinks』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-60101)

◎2009年3月に発売されたCD。権利関係の移行により日本のユニヴァーサル・インターナショナルからのリリース。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[8 : 2011年Deluxe Edition]
(輸入盤デジパック仕様)

Kinda KinksKinda Kinks
(2011/03/22)
Kinks

商品詳細を見る

『Kinda Kinks』((EU盤) Sanctuary/Universal UMC 275 632-6)

(日本盤SHM-CD & 紙ジャケット仕様)

カインダ・キンクス<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)カインダ・キンクス<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
(2011/04/27)
ザ・キンクス

商品詳細を見る

『カインダ・キンクス(デラックス・エディション)』 ((日本盤) Sanctuary/UMC UICY-75027)

(配信版)
iTunes Music Store配信版

Disc 1-1〜12・・・Original Mono Album
Disc 2
1. Everybody's Gonna Be Happy
2. Who'll Be The Next In Line
3. Set Me Free
4. I Need You
5. See My Friends
6. Never Met A Girl Like You Before
7. A Well Respected Man
8. Such A Shame
9. Wait Till The Summer Comes Along
10. Don't You Fret
11. I Go To Sleep (Demo)
12. When I See That Girl Of Mine (Demo)
13. Tell Me Now So I'll Know (Demo)
14. A Little Bit Of Sunlight (Demo)
15. There's A New World Just Opening For Me (Demo)
16. This I Know (Demo)
17. See My Friends (Alternate Take)
18. Come On Now (Alternate Vocal)
19. You Shouldn't Be Sad (BBC)
20. Tired Of Waiting For You (BBC)
21. Everybody's Gonna Be Happy (BBC)
22. This Strange Effect (BBC)
23. Hide And Seek (BBC)

初登場音源

◎2011年4月27日に発売された2枚組デラックス・エディションで、2011年リマスター音源を使用。輸入盤は太めなデジ・パック仕様でブックレット付き。日本盤はLPのデザインをミニチュア復刻した紙ジャケット仕様(イギリス盤とアメリカ盤"Kingdom"の2種類を付属)。日本盤ブックレットには英文ライナーの翻訳、歌詞・対訳付き。盤はSHM-CDを採用。

 Disc 1はOriginal Album、Disc 2にはシングルやEP、Demo、BBCセッション等を収録。初登場音源のうち13「Tell Me Now So I'll Know」はボサ・ノヴァ風の未発表曲で、この曲を含む12〜14ではMitch Mitchell(The Jimi Hendrix Experience)がドラムでゲスト参加。17「See My Friends」は初期段階の別テイク。「Come On Now」はヴォーカルのみ別テイクで、後半でデイヴが歌をトチって吹き出している。ボックス『Picture Book』(2009年)とも異なる音源。19〜23はBBCセッションからで、19「You Shouldn't Be Sad」が本作で初登場、こちらも初登場のカヴァー曲23「Hide And Seek」はBig Joe Turnerの1955年のヒット曲。
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(2004年2月3日作成の記事を再構成/更新:2011年3月7日,2013年3月7日,2016年1月16,22日)
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