The Beach Boys : Concert (1964)


ビーチ・ボーイズ・コンサートビーチ・ボーイズ・コンサート
(2001/06/16)
ザ・ビーチ・ボーイズ

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1. Fun, Fun, Fun
2. Little Old Lady From Pasadena
3. Little Deuce Coupe
4. Long Tall Texan
5. In My Room
6. Monster Mash
7. Let's Go Trippin
8. Papa-Oom-Mow-Mow
9. The Wanderer
10. Hawaii
11. Graduation Day
12. I Get Around
13. Johnny B. Goode
(2001年日本盤CDボーナス・トラック)
14. Don't Worry Baby
[初期ビーチ・ボーイズのライヴ・アルバム]

 1964年10月にリリースされたライヴ・アルバムで、彼らにとって初の全米アルバム・チャートの第1位を記録。同時期にクリスマス・アルバムも製作していたので、この年だけで4枚もアルバムを出した事になります。

 このライヴ盤は1964年8月1日、カリフォルニア州サクラメントでのコンサートを収録したもので(2回行われている)、スタジオ版ではあまり味わう事の出来ないスリリングな演奏を聴く事が出来ます。当時の人気からすると"Greatest Hits"的な内容になっても良さそうですが、ヒット曲やオリジナル曲は意外と少なめで、Jan & Deanのヒット曲2「Little Old Lady From Pasadena」を演奏していたり、4,6,8,9,11等、スタジオ・アルバムではあまり見かけないタイプの曲や、コミカルなナンバーが入っているのもこのライヴ盤の特徴。彼らのルーツであるフォー・フレッシュメンのカヴァー11「Graduation Day」も興味深い選曲。

 デニスの荒々しく勢いまかせな感じのドラムもライヴならでは(個人的には、デニスがいるのといないのとでは何かが決定的に違う・・・と、80年代半ば以降のライヴ映像を観るとよく思ったりする)。ラストのチャック・ベリー・ナンバー13「Johnny B. Goode」はロック・バンドの定番曲ながら、ここで聴けるようなハイテンションなヴァージョンは意外と少なく(ノリの良さではザ・スパイダースのヴァージョンも捨て難い)、このアルバムの聞き所の一つ。

 そしてこれはライヴ盤でありがちな事である反面、種明かしになって申し訳ありませんが、演奏中に歌詞をとちっている曲や、録音機材の不備でヴォーカルが録音されていなかった曲もあり、このままレコード(商品)にするにはまずいという事で、スタジオ録音に歓声を被せたものに差し換えられたり(1,12)、一部の曲で後から歌い直したりと、僅かながら手直しがされている事も付け加えておきます。といっても彼らのヴォーカル・ハーモニー自体はスタジオでいじっているわけではないので、聴くに値するアルバムなのは確か。この直後にブライアン・ウィルソンがツアーから離脱をする事も含めると、初期ビーチ・ボーイズのライヴが聴ける貴重な記録でもあります。
[CDについて]

 60年代のオリジナル・アルバムは過去に複数CD化されていますが、ここでは2001年までに発売されたものの中からいくつかをご紹介します(今後も再発盤が出る可能性もありそうですが、現時点では不明)。

◎『ビーチ・ボーイズ・コンサート』((日)東芝EMI CP21-6007/1989年)

 1989年に東芝EMIの廉価版CDシリーズ"PASTMASTERS"の一環として発売。この時が世界初CD化でした。解説・歌詞付き(対訳はなし)。なおアメリカでのリマスター以前に発売されたものなので、ボーナス・トラックは未収録。
◎『Concert / Live In London』 ((米)Capitol 72435-31516-2-1/1990年・2001年)

Beach Boys Concert / Live LondonBeach Boys Concert / Live London
(2001/03/27)
The Beach Boys

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 1990年に『Live In London』との2 in 1で発売されたCDを、2001年に再度リマスターした再発盤。音質は向上していますが、1990年版の方はノイズ除去が強くかけられた印象。ブックレットには英文ライナーと写真を掲載していますが、1990年版を複製したもので、写真や色付きの文字がややぼやけ気味なのが特徴。

 1990年盤と2001年盤の見分け方は、CDのトレーに挟まっている、砂浜の写真が載っている曲目表に小さくアルバム・ジャケットが掲載されているのが2001年リマスター盤。

 ボーナス・トラックとして1964年のライヴから「Don't Worry Baby」と、1967年8月25日ハワイ・ホノルルでのライヴ録音から、この時期としては珍しくブライアンが参加した「英雄と悪漢」を収録。

 なお、この2 in 1シリーズのCDの「Johnny B. Goode」は1990年版と2001年版とではミックスが異なり、1990年版はヴォーカルが小さめで疑似ステレオ(左右の音を微妙にずらしたもの)、2001年版ではStereo Mix(右=演奏、左=ヴォーカル)で収録。
◎『コンサート』 ((日)EMI Music Japan TOCP-50855/1998年)

 1998年7月に発売された紙ジャケット仕様のCD。1990年リマスター音源を使用。ボーナス・トラックはなし。歌詞(対訳はなし)・解説書付。
◎『ビーチ・ボーイズ・コンサート』((日)EMI Music Japan TOCP-53167/2001年)

ビーチ・ボーイズ・コンサートビーチ・ボーイズ・コンサート
(2001/06/16)
ザ・ビーチ・ボーイズ

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 2001年6月16日に発売された日本盤。2001年リマスター音源を使用。英文ライナーの対訳、日本語解説書、歌詞・対訳付。日本盤はアメリカ盤のように2 in 1仕様ではないのでご注意ください。ちなみにこのCDはその後、帯のデザインや価格を替え、何度か期間限定で価格を下げて販売されています。
[おまけ:アルバム未収録音源]

 実際のライヴでは「Surfin' U.S.A.」「Little Honda」「Surfer Girl」「Be True To Your School」「Don't Back Down」「Wendy」等のオリジナル・ナンバーも演奏されましたが、レコードでは何らかの理由によりカットされています。カットされた音源の中から「Don't Worry Baby」が1990年のCD化の際にボーナス・トラックとして発掘されたほか、1993年発表のボックス・セットでも4曲を聴く事が出来ます。

◎『グッド・ヴァイブレーション・ボックス』(東芝EMI TOCP-8021~26/1993年)・・・「Hushabye」「Surfin' U.S.A.」「Surfer Girl」「Be True To Your School」。推測になりますが、当日は2回ライヴが行われ、これらはアルバムとは別音源、1回目の演奏と思われます。
◎『ビーチ・ボーイズ・ボックス ~カリフォルニアより愛をこめて~(The Capitol Years)』(東芝EMI TOCP-6151~7/1980年)・・・「Little Old Lady From Pasadena」「Graduation Day」「Monster Mash」「Johnny B. Goode」(4曲共にMono Mixで収録。)

[未編集版:The Beach Boys Live In Sacramento 1964]

 『Concert』の大元となった未編集の音源が『The Beach Boys Live In Sacramento 1964』と題されて2014年12月に配信リリースされました。
🔵 iTunes Music Store配信版
🔵 moraハイレゾ版
[配信版]

🔵 iTunes Music Store配信版

🔵 Amazon MP3版

🔵 moraハイレゾ版 (2015年8月21日発売)
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(作成:2000年6月27日/更新:2004年8月14日,2012年3月8日,4月19日,2015年10月16日)
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