The Kinks : Something Else By The Kinks


1. David Watts
2. Death Of A Clown
3. Two Sisters
4. No Return
5. Harry Rag
6. Tin Soldier Man
7. Situation Vacant
8. Love Me Till The Sun Shines
9. Lazy Old Sun
10. Afternoon Tea
11. Funny Face
12. End Of The Season
13. Waterloo Sunset

The Kinks :
Ray Davis (vo,g,k)
Dave Davis (g,vo)
Pete Quaif (b)
Mick Avory (d)

Additional Musicians :
Rasa Davis (cho/2,5,6,9〜13)
Nicky Hopkins (k/1〜3,6〜8,12)
John Beecham (Trombone/6) etc.
Produced by Ray Davis

🔵1966年11月、交通事故その他諸々で休養中だったPete Quaifがバンド復帰。しかしマネージメントの揉め事が長引いたため、本格的なバンド活動再開は翌1967年3月から。そして5月に発表されたシングル「Waterloo Sunset」は全英第2位の大ヒット(ちなみに1位はProcol Harum「A Whiter Shade of Pale」)、7月にはデイヴ初のソロ・シングル「Death Of A Clown」が全英第3位となり注目を集める事に。

(時代に大きな変化が)
 その間ポップ・シーンは1966年半ばを境に大きく変わり、極彩色なサイケデリック・ムーヴメントの到来、3分間ポップスの枠を超えた即興プレイを取り入れたバンドや、The Beach Boys「Good Vibrations」The Beatles「Strawberry Fields Forever」等の実験的なスタジオ・レコーディング作品の登場、さらにはThe Beatlesが『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年6月)を発表した事で、アルバム全体を使った表現が本格化…と、以前とガラッと変わった時代でもありました。

 そうしたムードの中、本作『Something Else By The Kinks』が1967年9月にようやく発売。作風に変化が表れた前作『Face To Face』からさらに一歩進み、サウンドもヴォードヴィル調やフォーク・ロック、バロック、ボサ・ノヴァ、サイケデリック等、多彩ながら一貫したトーンはキンクスならでは。

 発売時期の影響で『SGT...』が引き合いに出される事が多いですが、どちらかというと『Revolver』後〜『SGT』以前の雰囲気を感じさせるもので、Manfred Mann『As Is』(1966年10月)、The Rolling Stones『Between The Buttons』(1967年1月)、Small Faces『Small Faces』(1967年6月)等の作品と共に接するのがいいかも。年月を経た今となっては時系列や他者との比較を抜きに、一つの作品として次の『The Village Green Preservation Society』(1968年11月)と共にお気に入りの一作になっている方も多いのではないでしょうか。

(収録曲)
 これを書くのに改めてアルバムを聴き返したり様々な資料に目を通して思ったのは、実在の人物やエピソードがきっかけで作られた曲があったとしても、聴く時は「それはそれ」として切り離したほうが楽しめるかなとも思ったり(あくまで個人的な意見ですので悪しからず)。それにしても、20年以上接しているアルバムなのに、後になって気づく部分もあったりする、個人的には興味の尽きないアルバム。

 前半は言わずと知れた1「David Watts」でスタート。曲に出てくる主人公はDavid Wattsに対して憧れているのかただの嫉妬なのか…(続きは曲で)。ちなみにThe Jamが1978年8月にカヴァーし全英第25位のヒット。次の展開を模索中のThe Jamにとってこの曲は転機となり、さらなる快進撃が始まります。彼らは他に「Dead End Street」「Waterloo Sunset」もカヴァー)。また、アメリカでは60年代後半にThe Choir(Raspberriesの源流バンド)がカヴァー。『Choir Practice』に収録。バロック調の3「Two Sisters」も相手への嫉妬心を描いたもので、曲の後半で結論が出ます。

 2「Death Of A Clown」レイとデイヴの共作で、演奏はキンクスですがシングルはソロ名義で発表。どことなくディラン調のヴォーカルにピアノの弦を弾いたイントロ、Rasa Davis(レイの当時の奥さん)のコーラス等が印象的なポップ・ナンバー。4「No Return」はボサ・ノヴァ調のアコースティック・ナンバーで、2002年にBebel Gilbertoがカヴァー。軍隊のマーチのような5「Harry Rag」の主人公は何かの依存症に陥っているらしい。6「Tin Soldier Man」ではサラリーマンをまるで兵隊のようだと歌う。7「Situation Vacant」は幸せな夫婦の間に親族が割り込んできて…という、今でも時々耳にする話。ちなみにCymbals(現在ソロ歌手の土岐麻子、作曲家/プロデューサーの矢野博康、TWEEDEESの沖井礼二がかつて組んでいたバンド)がシングル『My Brave Face』(1999年12月)でカヴァー(このバンドはギタリスト不在のため、The Collectorsの古市コータローがゲストでデイヴ役を担当)。その後『RESPECTS+1』にも収録("+1"は「Death Of A Clown」のカヴァー)。前半(Side 1)はここまで。

 後半(8〜13)、8「Love Me Till The Sun Shines」はデイヴによるロック・ナンバーで、歌詞はBluesで歌われるそれに近いものが。9「Lazy Old Sun」はサイケ色の強いサウンドでアルバムの聴きどころの一つ。不安定なメロディ・ラインはサイケというより、(Rock以前の)歌もののJazzのよう。たぶんリズムをスウィング・ジャズ風にして歌うとそれっぽくなる気がする。10「Afternoon Tea」はテンポも含めて午後のひとときな感じ。11「Funny Face」は再びデイヴの作品で、同時代的なサウンド。ジャジーな12「End Of The Season」は元々1966年に発売予定だったEP用の曲で、最終的に本作に収録。ちなみに同時期にThe Uglysがカヴァー(鳥のSE入りでほぼ完コピな演奏)。

 そしてラストは名曲13「Waterloo Sunset」。曲のまつわるエピソードはライナー等で多くが語られているのでそちらをご参照をということで、個人的には1989年頃(?)、『Beat Club』というドイツの音楽番組を収録したビデオ・シリーズ(現在はDVDボックス化)が次々にリリースされ、それの何巻目だかに収録されていたモノクロの映像でこの曲を知り、これがキンクスを本格的に聴くきっかけになりました(最初に聴いた曲は別の曲でもっと前)。この手の話は人によっていろいろありそうですね。ちなみにDamon Albarn(Blur)が1995年にRay Davisと共演してカヴァーしたほか、Cathy Dennis(1996年)、The Jam<デラックス・エディション>Twiggy(2011年)等多くのアーティストが取り上げています・・・ということで、次回『Live At Kelvin Hall』へつづく。
[おまけ1:ヴァージョン/ミックス違い]

⚪️ここからは個人的に把握している範囲内でヴァージョン/ミックス違いについて触れていきます。非常にややこしくなるため、ここでは2011年のDeluxe Edition収録のMono & Stereo盤を基準に話を進めていきます。

1. David Watts

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。Mono Mixよりもリバーブが深く、フェイド・アウトがやや長い。

(3) : Alternative Take

 初期段階と思われる別テイク(モノラル)。イントロの「ファファファファ〜ファ〜ファ〜ファ〜ファ〜♪」でアコースティック・ギターが同時に演奏されている。レイの歌い方もソフト。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

2. Death Of A Clown

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。Stereo Mixよりフェイド・アウトが早い。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。フェイド・アウトがMonoより約10秒長く、Rasa Davisのバック・ヴォーカルで曲が終わる。

(3) : Alternate Stereo Mix

 2014年に発表されたステレオの別ミックス。カウントで始まり、エンディングはやや長く、デイヴのヴォーカル→ピアノで終わる。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

3. Two Sisters

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵Stereo MixはMono Mixよりもピッチがやや遅い。
🔵ヴォーカル=中央、演奏=中央やや右寄り、ストリングスは中央ですが定位が不自然。

(3) : Alternate Stereo Mix

 2014年に発表されたステレオの別ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵スタジオのやり取りとカウントで始まる。
🔵ヴォーカル=左、演奏=中央、ストリングス=右に配置され、(b)の配置と異なる。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

4. No Return

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。
🔵配置は演奏が中央、2通りあるヴォーカルが右と左やや中央寄りに入る。

5. Harry Rag

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。
🔵配置は演奏が中央、リード・ヴォーカル=左、2つ目のヴォーカル/コーラス/手拍子=右。

(3) : Alternate Take

 初期段階と思われる別テイクで、キーが低く、歌詞も一部異なるほか、(1)(2)に含まれていないピアノやハーモニウムが入っている。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(4) : session except

 演奏前のスタジオでのやり取り(約19秒)。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

(5) : Alternate Stereo Mix

 2014年に発表された、ステレオの別ミックス。エンディングでレイとスタジオ・ブースのエンジニアとのやり取りが入る。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

6. Tin Soldier Man

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵Mono Mixではイントロで最初の2音がカットされている。

(2) : Stereo Mix

 デラックス・エディション等に収録されているステレオ・ミックス。
🔵全体を通して深いリバーブがかけられている。
🔵音の配置は右やや中央寄り=リード・ヴォーカル、左=ベース/ドラム、中央=ピアノ/バック・コーラス&リバーブ音。
(収録CD)
◉『Something Else By The Kinks』(1990年アメリカReprise盤)
◉『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(3) : Alternate Stereo Mix

 主に日本盤CDに収録されていた、2つ目のステレオ・ミックス。
🔵音の配置は大部分が中央、左にブラス・セクションとバック・コーラス。
🔵深いリバーブは18秒付近からかかる。
(主な収録CD)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(テイチク 28CP3/1988年)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(1993年)
『Something Else By The Kinks』(2000年紙ジャケ日本盤)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

(4) : Sand On My Shoes

 演奏や歌詞の内容が全く異なる、「Tin Soldier Man」の初期段階の別テイク。キーが高く、楽器編成も一部異なる。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(5) : Alternative Backing Track

 厳密には「Sand On My Shoes」の別テイクで、(4)より先のテイクのようです。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

7. Situation Vacant

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵トータル・タイムは3分15秒。
🔵1分13秒から始まる間奏でオルガンが入らない。
🔵一度フェイド・アウトする寸前の演奏がStereoよりも長く聴ける。

(2) : Stereo Mix

🔵トータル・タイムは3分9秒と、Monoよりやや短め。
🔵Mono Mixよりもピッチがやや高め。
🔵ヴォーカルの定位が不自然()で、中央やや右寄り。リード・ギターとオルガンが右、他は左。
🔵リード・ギターに深いエコーがかけられている。
🔵2種類あるオルガンは右に配置、2分23秒から中央に移動する。
🔵間奏でオルガンが入る。Mono Mixではなし。
🔵曲後半、2分28秒付近からエンディングにかけてファルセットのコーラスが右から聞こえる。
(収録CD)
◉『Something Else By The Kinks』(1990年アメリカReprise盤)
◉『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

:不自然な音の定位
 この曲のヴォーカルの定位が何か変だなぁ…と感じ、試しに編集ソフトで右側だけ"極性反転"してみたところ、ヴォーカルが正常に中央から聞こえるようになりました(代わりにエンディングのオルガンが不自然になった)。

 それとは別に、FMラジオのジングルや、映画やドラマ等で意図的にやる場合があるので、器材の配線接続ミスで起きたのか、元々こうした効果を狙っていたのかは不明…って、余計な話ですねこれ…(笑)。本作のStereo Mixでは他に「Two Sisters」のストリングス、「Lazy Old Sun」のリード・ヴォーカル等でも同様の現象が起きています。

(3) : Alternate Stereo Mix

🔵トータル・タイムは3分17秒。
🔵音の配置は中央=ヴォーカル/演奏ベーシック・トラック、右=1つ目のオルガン、左=リード・ギター/サビで登場する2つ目のオルガン。
🔵リード・ヴォーカルが14秒目辺りから中央からやや右に移動。間奏が終わり1分32秒から中央に戻る。
🔵40秒~45秒付近で右からオルガンが聞こえる。
🔵一度フェイド・アウトする寸前の演奏がMonoよりも早くフェイド・アウトするが、再び演奏が始まり曲が終わるまではMonoより長く聴ける。
🔵(1)(2)のエンディングで聴けたファルセット・ヴォイスは、このミックスでは一切入っていない。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2000年紙ジャケ日本盤)

(4) : Stereo Edit Version

 ↑このような呼ばれ方はされていませんが、都合上表記ということで。基本的には(3)のAlternate Stereo Mixと同じですが、フェイド・アウトしてそのまま曲が終わり、"続き"がカットされている。そのためトータル・タイムは2分45秒と最も短い。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(テイチク 28CP3/1988年)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(1993年)

8. Love Me Till The Sun Shines

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵フェイド・インで始まる。
🔵オルガンの音量が小さい。
🔵Stereo Mixよりもフェイド・アウトが早い。

(2) : Stereo Mix

🔵右=オルガン/タンバリン/手拍子、左=リード・ヴォーカル/演奏、中央=追加ヴォーカル。
(主な収録CD)
『Something Else By The Kinks』(1990年Reprise盤)
『Something Else By The Kinks』(2000年紙ジャケ日本盤)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

(3) : Stereo Edit Version

🔵イントロのギター・リフが1回分カットされ、3回になっている。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(テイチク 28CP3/1988年)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(1993年)

9. Lazy Old Sun

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。主な特徴は以下の通り。

🔵Monoではリード・ヴォーカルの大半がダブル・トラックでしたが、Stereo Mixでは1分5秒付近までシングル・トラック。
🔵リード・ヴォーカルの定位が不自然で、「Kiss me with...♪」の箇所のみ正常に聞こえる。
🔵歌詞の「Kiss me with one ray of light from your lazy old sun〜っ♪」の後に入るハモンド・オルガンがMono Mixよりも控えめに聞こえる。
(主な収録CD)
『Something Else By The Kinks』(1990年Reprise盤)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(テイチク 28CP3/1988年)
『Something Else By The Kinks/Kinks Live At Kelvin Hall』(1993年)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(3) : Alternate Stereo Mix

 これは厳密には"別マスタリング"になるのでしょうか・・・?。(2)のリード・ヴォーカルの不自然な定位が修正されています。逆に2つ目のヴォーカル(ハモりを付けている側)の定位が不自然になり、(深いエコーのかかった)Rasa Davisのバック・コーラスが中央からやや右寄りに移動している。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2000年紙ジャケ日本盤)

(4) : 2014 Stereo Remix

🔵ヴォーカルは(1)のMono Mix同様、部分的にダブル・トラックになる。
🔵(2)のStereo Mixで聴けたヴォーカルの不自然な定位が改善されている。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

(5) : Unreleased Alternate Stereo Take

 クレジットでは"Unreleased Alternate Stereo Take"とありますが、厳密には別ヴァージョンで、基本テイクは同一。
🔵イントロのマラカスが無い。
🔵演奏は中央に配置。ヴォーカルにはステレオ・リバーブがかかっている。
🔵「Kiss me with one ray of light from your lazy old sun」の箇所でヴォーカルがダブル・トラックになる(しかも合っていない)。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks+8』(1998年リマスター音源を使用した、タイトルに"+8"の付いたCD全般)

(6) : Alternative Vocal Version

 デラックス・エディションのボーナス・トラック収録の別ヴァージョン。

🔵「Kiss me with one ray of light from your lazy old sun」の"Sun"の歌い方が異なる。
🔵他のヴァージョンより長い。Stereo Mixは約2分43秒、こちらは約3分11秒。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

10. Afternoon Tea

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。Stereo Mixよりフェイド・アウトがやや長い。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。Mono Mixよりやや早めにフェイド・アウトする。

(3) : German Stereo Mix

 ドイツ盤Stereo LPに収録されていたという別ミックス。主な特徴は以下の通り。
🔵ヴォリューム・ペダル奏法のギターが入っている。通常のStereo Mixでは右チャンネルから微かに聞こえる程度。
🔵5~6秒早めにフェイド・アウトする。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(4) : Canadian Mono Mix

 カナダ盤Mono LPに収録されていたというモノラル・ミックス。(3)の"German Stereo Mix"同様にヴォリューム・ペダル奏法のギターが入り、フェイド・アウトも早めに終わることから、(3)をモノラルに変換コピーした可能性も(推測)。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

(5) : Alternative Mix

🔵カウントで始まり、リリース版に含まれていないピアノのイントロがある。
🔵(3)同様、ヴォリューム・ペダル奏法のギターが入っている。
🔵配置は中央=ヴォーカル/コーラス/演奏、右=コーラス/ヴォリューム・ペダル奏法のギター/手拍子
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

(6) : Alternative Version

 別ヴァージョンとクレジットされていますが、実際は完全な別テイク。リリース・ヴァージョンよりもキーが低く、バック・コーラス、ピアノ、ハーモニウム(?)等、楽器編成や構成等に違いがある。
(収録CD)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

11. Funny Face

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。Stereo Mixよりもフェイド・アウトがやや短い。

(2) : Stereo Mix

🔵Mono Mixよりもフェイド・アウトがやや長め。
🔵「I see you peering through frosted windows...」の箇所のオルガンは中央から聞こえる。

(3) : 2009 Stereo Remix

 2009年に4トラック・テープから新たに作成されたRemix版。
🔵イントロの前にカウントが入る。
🔵音の配置は(2)とあまり変わらない印象ですが、ダブル・トラックのヴォーカルのどちらかがやや右寄りに配置。
🔵「I see you peering through frosted windows...」の箇所のオルガンは右から聞こえる。
🔵フェイド・アウトが(1)(2)よりも長く、(2)で中央から聞こえたピアノは右に配置。

(4) : 2014 Stereo Remix

 2014年にノー・クレジットで発表された別ミックス。
🔵「I see you peering through frosted windows...」の箇所のオルガンは右から聞こえる。
🔵(2)で中央から聞こえたピアノは右に配置。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

12. End Of The Season

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。厳密にはMono Mixにリバーブをかけて疑似ステレオ化したもの。残響音が右に長く流れる。

13. Waterloo Sunset

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 一般的に流通しているステレオ・ミックス。手持ちの編集盤にヴォーカルが右に寄っているものが入っていれば、このステレオ・ミックスになります。

🔵Stereo MixはMono Mixよりフェイド・アウトがやや長め。
🔵リード・ヴォーカル=右(一部左にも入る)、演奏=中央やや左寄り、コーラス=左右

(3) : session except/backing track take 2

 前半にセッションのやり取り、後半はバッキング・トラック。歌で埋もれていたピアノやデイヴのギターが際立つ。
(収録CD)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)
[おまけ2:CDについて・前置き]

⚪️『Something Else By The Kinks』のCDは80年代以降様々なメーカーから10種類以上発売され、各盤それぞれ内容に微妙な違いがあります。ここからはその中からいくつかを厳選してご紹介します。

 また、ここまで種類があると「いっぱいあってよく判らないよー」となる可能性大なので、幾つか条件を絞って先に挙げてみます(タイトルの後に付けた数字は、下記で紹介するCDを指します)。

パターン1: 細かい事は抜きにしてアルバムを楽しみたい
『サムシング・エルス+8』長年広く流通している、モノラル盤+ボーナス・トラック8曲入りCD全般(3/4/7/8/9/10)。

パターン2: ステレオ盤で聴きたい
『サムシング・エルス』2000年発売紙ジャケット仕様日本盤CD(5)
『Something Else By The Kinks (Deluxe Edition)』2011年発売2枚組デラックス・エディション(11)

パターン3: ボーナス・トラックやヴァージョン違いは一通り押さえたい
『Something Else By The Kinks/Live At Kelvin Hall』1993年日本盤CD(2)
『サムシング・エルス+8』長年広く流通している、モノラル盤+ボーナス・トラック8曲入りCD全般(3/4/7/8/9/10)。
『サムシング・エルス』2000年発売紙ジャケット仕様日本盤CD(5)
『Something Else By The Kinks (Deluxe Edition)』2011年発売2枚組デラックス・エディション(11)
[おまけ3:CDについて・各種いろいろ]

[1 : 1990年アメリカReprise盤]
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『Something Else By The Kinks』(アメリカREPRISE 6279-2)

◎1990年にワーナー系列のRepriseから発売されたアメリカ盤CD。13曲入りでボーナス・トラックは無し。音源はStereo Mix(2011年Deluxe EditionのDisc 2と同一Mix)ですが、1「David Watts」の前半40秒の左側が劣化しているのが難点。

[2:1993年日本盤]
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『Something Else By The Kinks/Live At Kelvin Hall』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-5330)

Track 1〜13・・・『Something Else By The Kinks』(Stereo)
Track 14〜22・・・『Live At Kelvin Hall』(Stereo)

◎1993年12月16日発売の日本盤CDで、『Live At Kelvin Hall』『Live At Kelvin Hall』と"2 in 1形式"で1枚のCDに収録。80年代にテイチクから同じ仕様で発売されていましたが、このビクター盤は新たに歌詞の対訳が付けられています。さらに下記の曲は、2011年Deluxe Editionとは異なる部分があります。

🔴「Tin Soldier Man」「Situation Vacant」「Love Me Till The Sun Shines」は別ミックスor別ヴァージョンで収録(上記「ヴァージョン/ミックス違い」の項目参照)。

[3 : 1998年イギリス盤]

『Something Else By The Kinks』(イギリスEssential(Castle)/ESMCD480)

Track 1〜13・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
14. Act Nice And Gentle (Mono Single Version)
15. Autumn Almanac (Mono Single Version)
16. Susannah's Still Alive (Mono Single Version)
17. Wonderboy (Mono Single Version)
18. Polly (Mono Single Version)
19. Lincoln County (Mono Single Version)
20. There's No Life Without Love
21. Lazy Old Sun (Alternate Version)

◎1998年にイギリスで発売されたCDで、以後の日本盤の大半はこのCDが基になっています。その他主な特徴は以下の通り。

🔵1998年リマスター音源
🔵Ray Davisの意向によりモノラル・マスターを使用(20,21のみStereo)。
🔵ボーナス・トラック8曲入り。
🔵ブックレットにはライナー・ノーツ、各国盤ジャケット、新聞記事、メンバーの写真を掲載。
🔵ジャケットが何故かシルバーから青に変更。

(Bonus Tracks)
14. Act Nice And Gentle

 シングル「Waterloo Sunset」のカップリング曲で、オリジナル・アルバム未収録。ちなみにこの曲は長年モノラル・ミックスのみが流通していましたが、ボックス・セット『The Anthology 1964-1971』(2014年)にStereo Mixが収録されています。

15. Autumn Almanac

 これ以降は21を除いてアルバム発表後に発売されたシングルより。この曲は1967年10月にシングル発売された曲で、全英第3位のヒット。この時代のキンクス特有のフォーク・ロックで、メロトロン(管楽器のように聞こえる音)を導入。エンディングではテープの逆回転を入れて少しだけサイケ風味も。ちなみにこの曲はモノラルとステレオの2種類のミックスがあり、詳細は以下の通り。

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックスで、大半のCDはこのミックスで収録されています。

(2) : Stereo Mix

 1972年発表のアメリカ編集盤が初出のステレオ・ミックス。日本で発売されたのは2011年になってからで、それまでは珍しいミックスでした。主な特徴は以下の通り。

🔵イントロのギター・フレーズがわずかに多く、フェイド・インで始まる。
🔵配置は右=リード・ヴォーカル/アコースティック・ギター、中央=ベース/ドラム/ピアノ/アコースティック・ギター、左=バック・コーラス/手拍子/メロトロン他。
(収録アルバム)
『The Kink Kronikles』(アメリカReprise/1972年)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)

16. Susannah's Still Alive

 1967年11月24日にデイヴのセカンド・ソロ・シングルとして発表された曲。といってもPYEレーベル時代のデイヴの曲は全てキンクスによる演奏。この曲もモノラルとステレオの2種類のミックスがあり、詳細は以下の通り。

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックスで、大半のCDはこのミックスで収録されています。

(2) : Stereo Mix

 1972年発表のアメリカ編集盤が初出のステレオ・ミックス。主な特徴は以下の通り。

🔵配置は右=リード・ヴォーカル/ピアノ/バスドラ/ギター、中央=ハーモニカ/ヴォーカルの一部、左=ドラム/ベース/バック・コーラス/ギター。
(収録アルバム)
『The Kink Kronikles』(アメリカReprise/1972年)
『Something Else By The Kinks』(2011年Deluxe Edition)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

17. Wonderboy

 1968年4月発表のシングルA面曲。ゆったりとした曲調に乗せ、生まれたばかりの赤ちゃんに向けて、結構現実的なメッセージを綴っている。リリースにあたりプロモーション・ビデオが作成され、かつて『キンクス・ストーリー 1964-1984』というビデオに収録されていました。この曲もモノラルとステレオの2種類のミックスがあり、詳細は以下の通り。

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックスで、大半のCDはこのミックスで収録されています。

(2) : Stereo Mix

 1971年にイギリス編集盤にひっそりと収録されていたというステレオ・ミックス。
(収録CD)
『The Village Green Preservation Society (Deluxe Edition)』(2004年3枚組Deluxe Edition)

18. Polly

 「Wonderboy」のカップリング曲で、こちらもオリジナル・アルバム未収録。歌の中で、家族から離れた可愛いポリーは世間の注目を浴びて云々…という話になり、「可愛いポリーは家にいるべきだった」と締め括られる。ちなみに大昔のフォーク・ソングに「Pretty Polly」という曲がありますが、キンクスの曲とは全く違う曲(残酷な結末の歌)。で、この曲もモノラルとステレオの2つのミックスがあります。

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックスで、大半のCDはこのミックスで収録されています。

(2) : Stereo Mix

 1972年発表のアメリカ編集盤が初出のステレオ・ミックス。音の大部分が中央で、ストリングスが左から聞こえる。
(収録アルバム)
『The Kink Kronikles』(アメリカReprise/1972年)
『The Village Green Preservation Society (Deluxe Edition)』(2004年3枚組Deluxe Edition)

19. Lincoln County

 1968年8月に発表されたデイヴの3枚目のソロ・シングルA面曲。オルガンとストリングスが印象的。ちなみにこの曲のミックスは以下の通り。

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。大半のCDはこのミックスで収録されています。

(2) : Stereo Mix

 2011年になって初めてステレオ・ミックスが登場。
(収録アルバム)
『Arthur (Deluxe Edition)』(2011年2枚組Deluxe Edition)

(3) : Alternate Stereo Mix

 2014年に登場したステレオ・ミックス。(2)とは音の配置が異なり、オルガンが中央、2つ目のヴォーカルが右に移動。
(収録アルバム)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

20. There's No Life Without Love

 18「Lincoln County」のカップリング曲(モノラル)。

21. Lazy Old Sun (Unreleased Alternate Stereo Take)

 上記「ヴァージョン/ミックス違い」の項目で触れた通り、「Kiss me with one ray of light from your lazy old sun」の箇所でヴォーカルがダブル・トラックになる別ヴァージョン。ちなみにこれと同じ音源は2011年Deluxe Editionには未収録。

[4:1998年日本盤]
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『Something Else By The Kinks+8』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60225)

◎上記イギリス盤を基にした日本盤(1998年リマスター音源/Mono Mix)で、ジャケットも同様に青。

🔵日本盤ブックレットにはオリジナル・ライナーと1998年盤ライナーの翻訳、加藤ひさし(The Collectors)のコメント、ライターの小松崎健郎氏による「ザ・キンクス・パイ・ヒストリー」、作品紹介、歌詞・対訳を掲載。

[5:2000年紙ジャケット仕様日本盤]

『Something Else By The Kinks』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60998)

◎2000年4月に発売された紙ジャケット仕様CDで、2000年リマスター、ステレオ盤を採用。ただし2011年Deluxe Editionとは一部ミックスが異なる曲があり、もし中古で安く見かけたらGETしておいたほうがいいかも。

🔵2000年リマスター音源
🔵ステレオ・ミックスを採用。
🔵LPのデザインをミニチュア復刻した紙ジャケット仕様。
🔴「Tin Soldier Man」「Situation Vacant」「Love Me Till The Sun Shines」「Lazy Old Sun」は別ミックスまたは別ヴァージョンで収録(上記「ヴァージョン/ミックス違い」の項目参照)。
🔴「Situation Vacant」はエンディングが2回繰り替えされるヴァージョンですが、2011年Deluxe Editionとは別ミックスで収録。

[6:2001年紙ジャケット仕様イギリス盤]

『Something Else By The Kinks』(英 Sanctuary/CMTCD303)

◎2001年にイギリスのSanctuaryから発売された紙ジャケット仕様のCDで、ジャケットはなんと日本のテイチクから1973年に再発売された時のジャケットを使用(ただし不鮮明…)。裏ジャケットの日本語ライナーも再現されています。使用されたミックスに関しては不明(調査中)。

[7:2004年日本盤]

『Something Else By The Kinks+8』((日本盤)BMG Japan BVCM-47036)

◎2004年発売の日本盤。権利関係の移行によりBMG Japanからの発売。音源は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[8:2007年紙ジャケット仕様日本盤]

『Something Else By The Kinks+8』((日本盤)BMG Japan BVCM-37974)

◎日本のBMG Japanが"kinks Paper Sleeve Collection"というシリーズで限定発売した紙ジャケット仕様のCDで、内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[9:2009年日本盤]

『サムシング・エルス+8』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-60104)

◎2009年3月に発売されたCD。権利関係の移行により日本のユニヴァーサル・インターナショナルからのリリース。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[10:2011年SHM-CD日本盤]

『サムシング・エルス+8』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-25084)

◎2011年11月に発売された日本盤で、盤にSHM-CDを採用。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[11:2011年 Deluxe Edition]
(SHM-CD & 紙ジャケット仕様日本盤)
サムシング・エルス<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)サムシング・エルス<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
(2011/09/21)
ザ・キンクス
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(デジ・パック仕様EU盤:273 214-1)
Something Else: Deluxe EditionSomething Else: Deluxe Edition
(2011/06/21)
Kinks
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[Disc 1]
Track 1〜13・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
14. Act Nice And Gentle
15. Mr. Pleasant
16. Susannah's Still Alive
17. Autumn Almanac
18. Harry Rag (Alternative Take)*
19. David Watts (Alternative Take)*
20. Afternoon Tea (Canadian Mono Mix)
21. Sunny Afternoon (BBC)*
22. Autumn Almanac (BBC)*
23. Mr. Pleasant (BBC)*
24. Susannah's Still Alive (BBC)*
25. David Watts (BBC)*
26. Love Me Till The Sunshines (BBC)
27. Death Of A Clown (BBC)
28. Good Luck Charm (BBC)
29. Harry Rag (BBC)
30. Little Woman (Unfinished Backing Track)

[Disc 2]
Track 1〜13・・・The Original Stereo Album
(Bonus Tracks)
14. Susannah's Still Alive (Stereo Mix)
15. Autumn Almanac (Stereo Mix)
16. Sand On My Shoes*
17. Afternoon Tea (Alternate Take)*
18. Mr. Pleasant (Alternative Take)*
19. Lazy Old Sun (Alternative Vocal Version)*
20. Funny Face (2009 Stereo Remix)*
21. Afternoon Tea (German Stereo Mix)
22. Tin Soldier Man (Alternative Backing Track)*

* 未発表音源

◎2011年に発売された2枚組デラックス・エディション。Disc 1にモノラル盤、Disc 2にステレオ盤を収録し、それぞれ初登場音源を含むボーナス・トラックを追加。その他の主な特徴は以下の通り。

(主な特徴)
🔵2011年リマスター音源
🔵初登場音源13曲収録(註:厳密にはDisc 1-30も初登場mix)
🔵EU盤はやや太めなデジパック仕様
🔵英文ライナー・ノーツ、写真、各国盤ジャケットを掲載した24ページブックレット付き
🔴日本盤はLPジャケットをミニチュア化した紙ジャケット仕様(イギリス盤とオランダ盤の2種)
🔴日本盤帯は日本初回盤LP用のデザインを採用(※長期間蛍光灯の光に当てると色褪せ易いので保存にはご注意を)
🔴日本盤はSHM-CDを採用
🔴日本盤ブックレットは英文ライナー対訳・歌詞・対訳付

(Disc 1)
 Disc 1の1~13はアルバムのモノラル盤。ボーナス・トラックのうち、18,19,21,22,23,24,25が初登場音源。21〜28はBBCラジオ音源より。18「Harry Rag」19「David Watts」は初期別テイク(上記ヴァージョン/ミックス違いの項目参照)。30「Little Woman」『Face To Face+7』(1998年リマスター盤)収録の"Little Women"と同じ曲。ただし今回はタイトル改題のほか、初登場のモノラル別ミックスで収録(→『Face To Face』の項目参照)。

(Disc 2)
 Disc 2の1~13はアルバムのステレオ盤。これが曲者で、2000年紙ジャケ・リマスター盤(ビクター エンタテインメント VICP-60998)とは一部ミックス違いあり(上記"5:2000年紙ジャケット仕様日本盤"を参照)。なので2000年盤をお持ちの方は手放さないほうが無難かと。

 ボーナス・トラックのうち、16,17,18,19,20,22が初登場音源(上記「ヴァージョン/ミックス違い」参照)。18「Mr. Pleasant」は初期段階と思われる別テイク(ステレオ)。
[追記]

 改めて、Deluxe Edition未収録音源をまとめてみます。ご参考になっていただければ幸いです。

(Deluxe Editionに含まれていない主な音源)
🔴「Lazy Old Sun (Unreleased Alternate Stereo Take)」『サムシング・エルス+8』(1998年リマスター盤)

🔴「Situation Vacant」「Love Me Till The Sunshines」のEdit Version→『Something Else By The Kinks/Live At Kelvin Hall』(1993年日本盤CD)

🔴「Tin Soldier Man」「Situation Vacant」「Love Me Till The Sun Shines」「Lazy Old Sun」の別ヴァージョン及び別ミックス→『サムシング・エルス』(2000年紙ジャケット仕様日本盤)

🔴「Death Of A Clown」「Two Sisters」「Harry Rag」「Lazy Old Sun」「Afternoon Tea」「Funny Face」の別ミックス及び「Harry Rag (session except)」「Waterloo Sunset (session except)」『The Anthology 1964-1971』(2014年)
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(2004年2月3日作成記事の再構成/更新:2011年5月14日,10月21日,2015年8月30日,2016年1月22日,2月4日/Special Thanks:Tさん etc.)
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