The Kinks : Face to Face


1. Party Line
2. Rosy Won't You Please Come Home
3. Dandy
4. Too Much On My Mind
5. Session Man
6. Rainy Day In June
7. House In The Country
8. Holiday In Waikiki
9. Most Exclusive Residence
10. Fancy
11. Little Miss Queen Of Darkness
12. You're Lookin' Fine
13. Sunny Afternoon
14. I'll Remember

The Kinks :
Ray Davis (vo,g,k)
Dave Davis (g,vo)
Pete Quaif (b)
Mick Avory (d)

Adittional Musicians :
Rasa Davis (cho)
Nicky Hopkins (k)
John Dalton (b/Track 11)
Produced by Shel Talmy

🔵1966年。同期のビート・グループが次々に失速や解散の道を辿る中、キンクスはも前年同様波乱続きで、レイが過労でダウン、デイヴの怪我、ミックの病気等が相次ぎ、ライヴでは代役を立てて継続。さらに新曲「Sunny Afternoon」(1966年6月)がイギリスでナンバー・ワン・ヒットに輝き苦境を乗り切ったかに見えましたが、今度はピートが交通事故で重症を負い入院。代わりに元The Mark Four(The Creationの前身)のジョン・ダルトンがライヴとレコーディングをこなし、ピートが復帰する1966年11月まで正式メンバーとして在籍します。

 そうした波乱の中、4枚目のアルバム『Face To Face』(本作)を1966年10月に発表。シングル「Dedicated Follower of Fashion」(1966年2月)でラヴ・ソング以外のテーマを題材にした作風は以降さらに加速し、本作でも様々なテーマと人物が登場。当初は全曲をSEで繋いでノン・ストップにする予定でしたが、揉め事による制作の一時中断や予算不足により断念。そうした裏事情を抜きにしても、シングルの時代からアルバム時代の到来を告げる作品に仕上がっています。

 前半(1〜7)のオープニングは電話のSEで始まる1「Party Line」はデイヴが歌うビート・ナンバー。にしても、60年代からこうしたものがあったのかと(←歌詞を参照)。2「Rosy Won't You Please Come Home」は家を飛び出した娘に向けての切実な思いともとれるし、単に(曲の題材となった)海外へ移住したレイの姉妹へ向けたパーソナル・メッセージかもしれない。途中から入るハープシコードが効果的。

 3「Dandy」は女好きの男が主人公で、「Dedicated Follower of Fashion」に出てくる人物と共通する部分も。同年にHerman's Hermitsがカヴァー。4「Too Much On My Mind」では悩み事が増えて気力を無くす様子が幻想的なサウンドに乗せて歌われている。ちなみに映画『The American Friend』(1977年)でこの曲が流れるシーンが登場しますので機会がありましたら是非。5「Session Man」はタイトル通りセッション・ミュージシャンについて描いた曲。ハープシコードを弾くNicky Hopkinsの事というより、そうしたミュージシャン全般を指しているようです。歌詞の出だしにある会場名は、とあるホーン奏者の実名でもあるとのこと(Deluxe Editionライナーより)。6「Rainy Day In June」は雷鳴のSEが挿入された幻想的な曲。ビート・ナンバー7「House In The Country」は青年実業家を嫌味を込めて歌う。そういえばキンクスの当時のマネージャーも青年実業家だったりしますが、例によって題材にされてしまったのだろうか…はさておき、ここまでがA面。

 後半(8〜14)、8「Holiday In Waikiki」は懸賞で当てた旅行券で初めて訪れたハワイはこんな所だった…な話。波のSEが挿入され、(スティール・ギターではない)リード・ギターが詞の内容と妙に合っている。9「Most Exclusive Residence For Sale」は題名通り豪邸を手放す事になった人の話。10「Fancy」は「See My Friends」(1965年)に続いてインド音楽の要素を取り入れた曲。この種のサウンドはサイケ時代に入ると猫も杓子も状態になりますが、キンクスがインド音楽に出会ったのはビートルズと同時期。11「Little Miss Queen Of Darkness」はジャジーなギターをバックに傷心気味の女の子が描かれている。12「You're Lookin' Fine」はデイヴが歌うブルージィなナンバー。ラストの14「I'll Remember」は前作のセッション(1965年11月)で録音されたビート・ナンバー。

 そしてこの時期の代表曲13「Sunny Afternoon」(全英第1位)は重税に悩まされた富裕層の悲鳴が描かれた曲。Nancy Sinatraの同年のヒット曲を彷彿とさせる下降するリフと気怠い曲調が印象的(余談:日本盤の歌詞カードは90年代と近年では訳詞の解釈が微妙に異なり、後者では"Big Fat Mama"の行が何故か省略されている)。ちなみに同種のテーマを扱ったThe Beatlesに「Taxman」と「Sunny Afternoon」は偶然にも同じ1966年5月録音。異なる立場で同じ頃に同じ事柄に意識が向いていたと。この曲はヒット曲という事もありカヴァーも多く、日本では菊花賞(柴山俊之と花田裕之のアコースティック・ユニット)が取り上げています。

 アルバム発表後の1966年11月にPete Quaifがバンドに復帰。「Sunny Afternoon」とは対極の層を描いた「Dead End Street」を発表(全英第5位)。同時期には新たなコンセプト・アルバムの構想を練り始めます(具体化するのはそれから2年後)。
[CDについて]
 80年代以降様々なメーカーから発売されていますが、ここでは90年代以降に発売されたものからいくつかピック・アップします。

[1:1993年日本盤]

『The Kink Kontroversy/Face To Face』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-5329)

Track 1〜12・・・『The Kink Kontroversy』(Mono)
Track 13〜26・・・『Face To Face』(Stereo)

◎1993年12月に発売された日本盤。『The Kink Kontroversy』(Mono)と『Face To Face』(Stereo)を1枚のCDに収録。80年代にテイチクからも同仕様で発売されていましたが、このビクター盤は新たに歌詞の対訳が付けられています。

[2:1998年イギリス盤]

『Face To Face』(イギリスEssential(Castle) ESMCD479)

Track 1〜14・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
15. I'm Not Like Everybody Else
16. Dead End Street (Single Version)
17. Big Black Smoke (Mono Single Version)
18. Mister Pleasant (Mono Single Version)
19. This Is Where I Belong (Mono Single Version)
20. Mr. Reporter (Previously Unreleased)
21. Little Women (Previously Unreleased)

◎1998年にイギリスで発売されたCDで、以後の日本盤CDの大半はこのCDをベースにしています。既発盤CDはステレオでしたが、このCDから(それまでレアだった)Mono Mixを採用。以後2011年まではモノラル盤が広く流通することになります。その他主な特徴は以下の通り。

🔵1998年リマスター音源、Ray Davisの意向によりモノラル・マスターを使用(20,21のみStereo)。
🔵ボーナス・トラック7曲入り。
🔵ブックレットにはライナー・ノーツ、各国盤ジャケット、新聞記事、ジョン・ダルトンを含むメンバーの写真を掲載。

(Bonus Tracks)
15. I'm Not Like Everybody Else

 シングル「Sunny Afternoon」のB面で、オリジナル・アルバム未収録。レイが書いた曲ですがヴォーカルはデイヴ。後にアメリカのガレージ・バンド、The Chocolate Watchbandが『Inner Mystique』(1967年)でカヴァー。

16. Dead End Street

 「Sunny Afternoon」に続くシングルとして1966年11月に発表した曲で(全英第5位)、オリジナル・アルバム未収録。ちなみにこれより前に録音された別テイクがあり、ボックス『Picture Book』(2008年)で発掘。現在は『Face To Face (Deluxe Edition)』(2011年)のボーナス・トラックにも収録。

17. Big Black Smoke

 16のB面で発表された曲で、こちらもオリジナル・アルバム未収録。ちなみに近年Stereo Mixが2種類作成されていますが、エンディングのSEと「Oh Yeah」の掛け声が含まれていない。収録アルバムは以下の通り。

a : 2011 Stereo Mix (リード・ヴォーカルが左)
◉『Face To Face (Deluxe Edition)』(2011年)

b : 2014 Stereo Mix (リード・ヴォーカルが中央)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

18. Mr. Pleasant

 1967年4月にオランダでシングルA面曲として発表された曲で、オリジナル・アルバム未収録。イギリスではやや遅れて「Autumn Almanac」(1967年11月)のB面曲として発表。ちなみに長年Mono Mixで流通していましたが、ボックス『The Anthology 1964-1971』(2014年)で初めてステレオ化されています。

19. This Is Where I Belong

 オランダでシングル発売された18のB面で発表されたフォーク・ロック調の曲で、オリジナル・アルバム未収録。アメリカでは編集盤『The Kink Kronikles』(1972年)に収録されていたものの、日本では『The Best And Kollektable Kinks』(1993年)に収録されるまで非常に珍しい曲でした。ちなみに近年Stereo Mixが2種類作成され、収録アルバムは以下の通り。

a : 2011 Stereo Mix (リード・ヴォーカルが中央やや右寄り。カウントが「1,2....1,2,3,4」で始まる)
◉『Face To Face (Deluxe Edition)』(2011年)

b : 2014 Stereo Mix (リード・ヴォーカルが左右に振り分けられ、カウントが「1,2,3,4」で始まる)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)
◉『Sunny Afternoon The Very Best of』(2015年)

20. Mr. Reporter (Dave Davis Vocal Version)

 本CDが初出の未発表曲。1966年前半にEP用の曲として録音されましたが、露骨なマスコミ批判の歌詞が原因でお蔵入りに。ビートルズの主演映画の中でも、くだらない質問を浴びせる記者とのシーンがありましたけど、マイクを向けられる立場の人はそれが日常茶飯事で、この歌のような事を一度は思ったりするのではないかと…。

 ちなみにこの曲はレイが歌うヴァージョン(1966年録音)と、デイヴがソロ・アルバム用にブラス・セクション入りで録音したヴァージョン(1969年)がありますが、ここでは後者、デイヴが歌うヴァージョンで収録。ちょっとややこしくなるので分割してみます。

a : Ray Davis Vocal Version/Mono

 レイ・デイヴィスが歌うオリジナル・テイク(モノラルのみ)。
◉『Picture Book』(2008年)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

b : Dave Davis Vocal Version/1998 Stereo Mix

 デイヴ・デイヴィスがヴォーカルの1969年版。ブラス・セクションが左右から聞こえる。
◉『Face To Face+7』(1998年)

c : Dave Davis Vocal Version/2009 Stereo Mix

 2009年に作成されたRemix版。bと同じテイクですが、ブラス・セクションが左から聞こえる。
◉『Arthur (Deluxe Edition)』(2011年)

21. Little Women(=Little Woman)

 本CD初出の未発表曲で、1967年5〜6月頃に録音されたバッキング・トラックのみの未完成品。ピアノ/ベース/ギター/ドラムのシンプルなサウンドに、フルートとストリングス音を用いたメロトロンが印象的。ちなみにこの曲は2つのミックスがあり、詳細は以下の通り。

a : 1998 Stereo Mix "Little Women"

 1998年版は大半の楽器が中央から聞こえ、ステレオ・リバーブが微量かけられている。また、メロトロン(前半ではフルート、後半ではストリングスを模した音)には別にエコーがかけられ、左側に流れる。1分17秒付近でメロトロンが一度消えますが、左側から微かに聞こえる。
◉『Face To Face+7』(1998年)

b : 2011 Mono Mix "Little Woman"

 2011年版はタイトルが「Little Woman」と改題され、Mono Mixになっています。また、1分17秒付近のメロトロンは1998年版ではほぼ消されていたのに対し、2011年版はハッキリと聞こえる。終盤のメロトロンも1998年版よりも音が大きめ。
◉『Something Else By The Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)

[3:1998年日本盤]
(ジャケットありませんスミマセン)
『Face To Face+7』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60223)

◎上記イギリス盤を基にした日本盤(1998年リマスター音源/Mono Mix)。ブックレットにはオリジナル・ライナーと1998年盤ライナーの翻訳、加藤ひさし(The Collectors)のコメント、ライターの小松崎健郎氏による「ザ・キンクス・パイ・ヒストリー」、作品紹介、歌詞・対訳を掲載。

[4:2000年紙ジャケット仕様日本盤]

『Face To Face』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60997)

◎2000年に「The Kinks Original Jacket Collection」シリーズの一つとして発売された日本盤。

🔵イギリス盤LPジャケットをミニチュア復刻した紙ジャケット仕様
🔵2000年リマスター(20bit KS Super Coding)/Mono Mixを使用
🔵14曲入り(ボーナス・トラックは無し)
🔵歌詞・対訳・解説書付き

[5:2001年紙ジャケット仕様イギリス盤]

『Face To Face』((イギリス)Sanctuary CMTCD302)

◎2001年にイギリスのSanctuaryから発売された紙ジャケット仕様のCDで、英盤とは異なるデザインを使用。その他の詳細は不明。

[6:2004年日本盤]

『Face To Face+7』((日本盤)BMG Japan BVCM-47035)

◎2004年発売の日本盤。権利関係の移行によりBMG Japanからの発売。音源は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[7:2007年紙ジャケット仕様日本盤]

『Face To Face』((日本盤)BMG Japan BVCM-37973)

◎日本のBMG Japanが"kinks Paper Sleeve Collection"というシリーズで限定発売した紙ジャケット仕様のCDで、内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[8:2009年日本盤]

『Face To Face』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-60103)

◎2009年3月に発売されたCD。権利関係の移行により日本のユニヴァーサル・インターナショナルからのリリース。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[9:2011年 Deluxe Edition]
(SHM-CD & 紙ジャケット仕様日本盤:Sanctuary/UMC UICY-75029〜30)

(デジ・パック仕様EU盤:277 262-0)


[Disc 1]
Track 1〜14・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
15. Dead End Street
16. Big Black Smoke (Mono Single Version)
17. This Is Where I Belong (Mono Single Version)
18. She's Got Everything (Mono Single Version)
19. Little Miss Queen Of Darkness (Alternate Take)
20. Dead End Street (Alternate Take)

[Disc 2]
Track 1〜14・・・The Original Stereo Album
(Bonus Tracks)
15. This Is Where I Belong (2009 Stereo Reix)
16. Big Black Smoke (2009 Stereo Reix)
17. She's Got Everything (Stereo Mix)
18. You're Looking Fine (2009 Stereo Reix)
19. Sunny Afternoon (2009 Stereo Reix)
20. Fancy (2009 Stereo Reix)
21. Little Miss Queen Of Darkness (2009 Stereo Reix)
22. Dandy (2009 Stereo Reix)

初登場音源

◎2011年9月21日に発売された2枚組デラックス・エディション。Disc 1にモノラル盤、Disc 2にステレオ盤を収録し、それぞれボーナス・トラックを追加。その他の特徴を挙げると…。

🔵2011年リマスター音源
🔵初登場音源8曲収録
🔵「Sunny Afternoon」「This Is Where I Belong」「Big Black Smoke」は初ステレオ化
🔵EU盤はやや太めなデジパック仕様
🔵英文ライナー・ノーツ、写真各国盤ジャケットを掲載した24ページブックレット付き
🔴日本盤はLPジャケットをミニチュア化した紙ジャケット仕様(イギリス盤とフランス盤の2種)
🔴日本盤帯は日本初回盤LP用のデザインを採用
🔴日本盤はSHM-CDを採用
🔴日本盤ブックレットは英文ライナー対訳・歌詞・対訳付

(ヴァージョン/ミックスの違い)

 デラックス・エディションではMonoとStereo両ミックスのほか、2009年にマルチ・トラックから作成されたRemix版が数曲収録されており、ここからはMonoを基準に、それぞれの特徴を挙げていきます。

余談 : かつて音楽誌やCDのライナー等で「『Face To Face』は8トラック・レコーダーを導入してレコーディングされた…」という記述をよく見かけましたが、実際には3〜4トラックでのレコーディングでした。本当に8トラックならもっと音の分離やバランスの良いStereo Mixになっているはずで…。昭和時代の定説が90年代以降に覆される恒例のパターン。ちなみにアメリカではThe Beach Boysが8トラック録音を行っていましたが、イギリスで使われ始めるのは1968年半ば頃から。

1. Party Line
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : 冒頭の電話のベルが左から聞こえ、後の部分はモノラル。

2. Rosy Won't You Please Come Home
🔵Mono : フェイド・アウトがStereoより僅かに長く、「Yeah〜っ♪」で終わる。
🔴Stereo : 演奏が中央、リード・ヴォーカルは左やや中央寄り。

3. Dandy
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : 殆どモノラルですが、ヴォーカルにかかるリバーブが左に流れる。
⚪️2009 Stereo Remix : カウントで始まり、音の配置はヴォーカル/ベース=右、演奏=左。

4. Too Much On My Mind
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : 演奏が中央、ヴォーカルは左やや中央寄り。

5. Session Man
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : イントロのハープシコードが右から聞こえ、以降は演奏が中央、ヴォーカルは左やや中央寄り。

6. Rainy Day In June
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : 雷鳴のSEが左から右に移動する。演奏は右やや中央寄り、ヴォーカルは左やや中央寄り。

7. House In The Country
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : モノラル・ミックスをそのまま流用。元のテープのノイズや音揺れがステレオで鳴る程度。

8. Holiday In Waikiki
🔵Mono : ヴォーカルの音量がやや小さめ。
🔴Stereo : 波のSEが左から右に移動する。演奏は中央、ヴォーカルは左、リバーブが右に流れる。エンディングで演奏が中央から左に移動。

9. Most Exclusive Residence
🔵Mono : リード・ヴォーカルにリバーブがかかっていない。
🔴Stereo : 演奏・ヴォーカル共にほぼ中央から聞こえ、リバーブが左右に流れる。

10. Fancy
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : ヴォーカルは中央、演奏は右やや中央寄り。リバーブが左に流れる。エンディングで低音のサウンド(?)が左右に移動する。
⚪️2009 Stereo Remix : ヴォーカル=右、演奏=左。エンディングの低音は中央から聞こえ、フェイド・アウトが約30秒程長い。

11. Little Miss Queen Of Darkness
🔵Mono : ステレオではイントロの足音に深いリバーブがかかりますが、モノラルではかからない。間奏でドラムに深いエコーがかかり、音が強調される。
🔴Stereo : 演奏が中央、ヴォーカルは左やや中央寄り、リバーブ(残響音)はヴォーカルが左、演奏が右に流れる。
⚪️2009 Stereo Remix : カウントで始まり、配置はアコースティック・ギター&ベース=右、ヴォーカル=中央、ギター/足音/ドラム・ソロ=左。リバーブは中央に流れる。

12. You're Lookin' Fine
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : 大半の演奏は中央(間奏で右に移動)、ヴォーカルともう1本のリード・ギターが左やや中央寄り。
⚪️2009 Stereo Remix : 演奏=左、ヴォーカルともう1本のリード・ギター=右。リバーブは中央に流れる。

13. Sunny Afternoon
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : モノラル・ミックスをそのまま流用。
⚪️2009 Stereo Remix : カウントで始まり、音の配置はヴォーカル/演奏=中央、コーラス/タンバリン=右。エンディングでギターが右に移動し、完奏して曲が終わる。

14. I'll Remember
🔵Mono : (特になし)
🔴Stereo : モノラル・ミックスをそのまま流用。

(Bonus Tracks)

Disc 1-15. Dead End Street
Disc 1-20. Dead End Street (Alternate Take)

(上記"2:1998年イギリス盤"を参照)

Disc 1-16. Big Black Smoke
Disc 2-16. Big Black Smoke (2009 Stereo Remix)

(上記"2:1998年イギリス盤"を参照)

Disc 1-18. She's Got Everything (Mono)
Disc 2-17. She's Got Everything (Stereo Mix)

 シングル「Days」(1968年6月)のカップリングとして発売された曲ですが、元々は1966年2月に録音されたものでした。キンクスからの影響を少なからず受けていたThe Whoの曲を逆にパロディ化。この曲も複数のヴァージョンが存在するため、分割してみます。

a : Mono Single Version

 シングルとして発表されたモノラルのシングル・ヴァージョンで、オリジナル・アルバム未収録。
(他の主な収録アルバム)
◉『The Complete Single Collection 1964-1979』(1993年)
◉『The Ultimate Collection』(2002年)
◉『Face To Face (Deluxe Edition)』(2011年)

b : Stereo Mix

 1972年発表の編集盤が初出のステレオ・ミックス。演奏とコーラスが中央、ヴォーカルが左右に振り分けられている。
(他の主な収録アルバム)
◉『The Kink Kronikles』(1972年)
◉『Face To Face (Deluxe Edition)』(2011年)

c : Backing Track/Take 2

 a,bとは別テイクのバッキング・トラック(モノラル)。
(収録アルバム)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

d : Alternate Mono Mix

 a,bとは歌詞が一部異なる別ヴァージョン(モノラル)で、恐らくこちらが初期段階のものと思われます。コーラスが無い分デイヴのギターが際立っている。間奏も一部異なり、The Whoの曲によくあるホルンが登場する。
(収録アルバム)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)
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(2004年2月3日作成の記事を再構成/更新: 2011年10月21日,2016年1月22,29日)
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[ 2016/01/22 23:21 ] The Kinks関連 | TB(0) | CM(0)

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