The Beatles『Love』

(DVDオーディオ付)

LOVE (DVDオーディオ付)LOVE (DVDオーディオ付)
(2006/11/20)
ザ・ビートルズ

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(通常盤:2006年リリース盤)

LOVE (通常盤)LOVE (通常盤)
(2006/11/20)
ザ・ビートルズ

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(通常盤:2013年リリース盤)

LOVE(通常盤)LOVE(通常盤)
(2013/11/06)
ザ・ビートルズ

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1. Because
2. Get Back
3. Glass Onion
4. Eleanor Rigby Julia
5. I Am The Walrus
6. I Want To Hold Your Hand
7. Drive My Car/The Word/What You're Doing
8. Gnik Nus
9. Something Blue Jay Way
10. Being For The Benefit Of Mr. Kite/I Want You(She's So Heavy)/Helter Skelter
11. Help!
12. Blackbird/Yesterday
13. Starawberry Fields Forever
14. Within You Without You/Tomorrow Never Knows
15. Lucy In The Sky With Diamonds
16. Octpus's Garden
17. Lady Madonna
18. Here Comes The Sun The Inner Light
19. Come Together/Dear Prudence Cry Baby Cry
20. Revolution
21. Back In The U.S.S.R.
22. While My Guitar Gently Weeps
23. A Day In The Life
24. Hey Jude
25. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
26. All You Need Is Love
[シルク・ドゥ・ソレイユ公演サントラ&コラージュ・アルバム]

シルク・ドゥ・ソレイユのショー『LOVE』のサウンドトラック盤として制作されたアルバム。2000年にジョージ・ハリスンとシルク・ドゥ・ソレイユの創設者との交流がきっかけとなり、ジョージ・マーティンと息子のジャイルズ・マーティンによって約2年を費やして制作。

 いわゆる編集盤やベスト盤とは根本的に異なる作品で、大元のマルチ・トラック素材を使い、様々な曲の断片をコラージュして楽曲を再構築。そのため1曲の中に他の曲のフレーズが飛びだりたり、「Hey Jude」のフェイド・アウト間際に聞こえるベース・プレイをクローズ・アップしてみたり、「Within You Without You」「Tomorrow Never Knows」を合体させるといった現代的な解釈が盛り込まれています。中には「Help!」のようにRemixに留めた曲もあれば、「While My Guitar Gently Weeps」のDemo Versionにジョージ・マーティン指揮のストリングスが新たに加えられたものも。

 ここからは殆ど感想になりますが…(笑)。こういうものを目の前にすると、聴き手のある側面を浮き彫りにさせる要素があるような。例えば自分がこれまでビートルズのどこに意識が向いていたかが判るというか…まぁそんな風に考える必要ないですけどね(笑)

 で、聴く前は何かに固執したり先入観に捕らわれ過ぎてネガティヴな感情をブチまけたり誰かと醜い争いを起こしたり強欲にアレコレ求め過ぎたり依存心で買っているのではないかと不安でしたが(←冗談か本気かは不明)、実際に通して聴いてみたところ…結構楽しく聴けました。「おぉ~っ。こう来たか!」という面白さが至る所で感じられ、「Strawberry Fields Forever」のようにこれまで未使用だったパートも使われていたり。作る側も相手が相手だけに、様々な注意や精神性に注意を向けていたと思います。この作品で初めてビートルズに触れた方は、後々オリジナル・アルバムを聴いた時に「あれってこの曲だったのか」と気付くだろうし。リミックスやマッシュアップはやる側の嗜好が出るものなので、普段からミキサーに触れたり、デジタル系のカオスな音楽に慣れている方なら別の印象を受けたり、もっと過激なものを作りたいと思うかもしれませんね。でもそうしたらしたで、その場限りの刺激だけで次に聴く機会は訪れない気がする。

 個人的にふと連想したのは『SMiLE』だったり、ハリー・ニルソンの「You Can't Do That」のカヴァーだったり(1967年発表のデビュー・アルバム『Pandemonium Shadow Show』収録)。ニルソンのヴァージョンはビートルズの様々な曲のフレーズがコーラスに使われていて、ジョンがこれを聴いて賞賛したり、後々飲み友になって…とかありましたよね。せっかくなので話の種に貼っておきます。


[もっと適切な紹介の仕方があったのでは…]

 これはメーカー側への意見になりますけど、この作品がシルク・ドゥ・ソレイユのサントラ盤だというのを、パッケージ上に明記すべきだったのではないでしょうか(註:iTunes配信版ではその趣旨が記載されている)。帯の「ビートルズの最新作」に違和感を覚えたり、朝のテレビ番組で「The Beatlesの新譜が発売されました。」と紹介されているのを観て「ん?」「何言ってんだ?!」ってなったんで…(笑)。これも近年の一連の企画盤の一つで、「ビートルズの音源を素材にしたコラージュ作品」のほうが個人的にはしっくりくる(自分なりにワンクッション置きたくてそう思いたいだけかもしれませんが…)。

 あえて難点を言うと、情報量が多いので、いくら楽しめたと言っても何度も聴くとさすがに疲れます(^_^;。あとは初期の作品が少ないとか…。舞台との連携したアルバムなので、実際に舞台なり映像を観るとまた違った印象を受けるかもしれませんね。それ以外となると聴き手側の好みや器量の域になるわけで。タイトルからして『LOVE』じゃないですか。相手から「LOVE」と告げられて、そりゃゴメンナサイ言う人もいるでしょう。熱烈過ぎると気が重くなる。個人的には肯定的には受け止めながらも、付かず離れずな距離感…になりそうです。何か最初に書いた事に繋がりますねやっぱり…。

 あと2006年11月にこの記事を作成した際に「本当はもう少し時間を置いて、例えば5~6年くらい経って聴き返してから感想を書く方がいいのかもしれませんね」と書いたんですけど、あと数年経っても気持ちは同じなのか…その時まで、つづく。
[iTunes Music Store配信版]

27. The Fool On the Hill (LOVE Version) [iTunes Exclusive]
28. Girl (LOVE Version) [iTunes Exclusive]

◎ 2011年にiTunesでの配信版がリリースされた際、「The Fool On the Hill」「Girl」の2曲が追加されました。この2曲は配信のみでCDには未収録。
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(作成:2006年11月20日/更新:2013年12月20日,2015年11月24日)
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[ 2006/11/20 20:14 ] The Beatles関連 | TB(0) | CM(0)

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