The Hollies : Hollies (1965.9)


1. Very Last Day
2. You Must Believe Me
3. Put Yourself In My Place
4. Down The Line
5. That's My Desire
6. Too Many People
7. Lawdy Miss Clawdy
8. When I Come Home To You
9. Fortune Teller
10. So Lonely
11. I've Been Wrong
12. Mickey's Monkey
Allan Clarke (vo)/Graham Nash (g,vo)/Tony Hicks (lead g,vo)/Eric Haydock (b)/Bobby Elliott (d)
Additional Musicians : Alan Hawkshaw (p/3)
[スタジオ・ライヴ風の3作目]
 1965年9月発表の3作目(全英第8位)。カヴァーが7曲、オリジナルが5曲という構成で、シングルA面曲は無し。曲によってはヴォーカルがダブルトラックになっていますが、オーヴァー・ダビングは控えめで、スタジオ・ライヴっぽいサウンドが魅力。

 カヴァーではPeter,Paul & Mary(60年代アメリカの代表的なフォーク・トリオ)の曲をフォーク・ロック化した1「Very Last Day」、カーティス・メイフィールド&インプレッションズの2「You Must Believe Me」、The Rolling StonesやThe Whoでもおなじみの9「Fortune Teller」、Smoky Robinson & The Miraclesの12「Mickey's Monkey」辺りが聴きどころ。

 オリジナル曲では11「I've Been Wrong」はビートの効いた勢いのある曲で、翌年アメリカのThe Buckinghamsがカヴァー。3「Put Yourself In My Place」は一風変わったメロディで始まり、Graham Nashのソロ・ヴォーカル→間奏でギター/ベース/ハーモニカ/ピアノ(ゲストのAlan Hawkshawが演奏)が盛り上がりを見せる、ポップで展開がコロコロ変わる曲。こちらも翌年Episode Six(Ian GillanとRoger GloverがDeep Purple以前に在籍していたバンド)がカヴァー。

 ビートルズの「Help!」にも通ずる曲調の6「Too Many People」はプロテスト・ソングの一種 (註:MonoとStereoでヴァージョンが異なる。Monoとはエンディングで爆発音を模した音が入る)。10「So Lonely」はサイケデリックの予兆を感じさせる曲調が印象的。1965年はThe Kinks「See My Friends」やThe Yardbirds「Heart Full Of Soul」など、インド音楽風のメロディを取り入れた曲が同時発生していて、これもそうした中の一曲。

⚫️"I've Been Wrong"

⚫️"very Last Day"
[各種CD]

●いっぱいあってワケが分からなくなりそうですが(笑)、良い条件が揃っている or 特にこだわらなければ、現行の日本盤(2013年発売)で十分だと思います。

CDの音源をiTunesに取り込んで聴く際、間違って『HOLLIES』(1974年のアルバム)のジャケットが表示される事があります。もしそうなった場合、(1)表示されたアートワークをカットする→(2)アルバム・タイトルをThe Hollies (Expanded Edition) [Remastered]に変更→(3)"ライブラリ"を選択→(4)"アートワークを入手する"を実行…でお試しを。

[1990年:Hollies/(イギリス盤)BGO BGOCD25]
●1990年10月にイギリスのリイシュー・レーベル、Beat Goes On(BGO)が初CD化。

[1997年:Hollies/(イギリス盤)EMI 7243 8 56575 2 8]

Track 1〜12 : Mono/Track 1〜24 : Stereo

●1997年にイギリスEMIから発売されたCD。
●モノラル&ステレオ両ミックス収録。
●1997年リマスター音源。ちなみに海外の編集盤CDでは、この時のリマスター音源が流用される事が多い。
●パッケージはデジ・パック仕様。紙製で、いわゆる"紙ジャケ"とは形態も含め別物。内側にプラスチックのトレーが取り付けられています。

[2003年:ザ・ホリーズ・プラス/(日本盤)東芝EMI TOCP-67116]

Track 1〜12 : Mono
(Bonus Tracks)
13. I'm Alive (Mono Single Version)
14. You Know He Did (Mono Single Version)
15. Look Through Any Window (Mono Single Version)
16. Honey And Wine
17. If I Needed Someone (Mono Single Version)
18. I Can't Get Nowhere With You
19. She Gives Me Everything I Want (1993 Stereo Mix)
20. You In My Arms (1993 Stereo Mix)
21. Look Through Any Window (French Lyric Version)

●2003年12月に東芝EMIから発売された日本盤。
●2003年リマスター音源。
●LPデザインをミニチュア化した"紙ジャケット"仕様。
●オリジナル・ライナー翻訳/Chronology(1964.2〜1965.1)/曲目解説・歌詞・対訳付き。
●ボーナス・トラック9曲収録。

[2005年:HOLLIES/(フランス盤)Magic 番号不明]

●2005年にフランスのMagicから発売されたCD。
●パッケージはデジ・パック仕様。
●ボーナス・トラックが収録されているようですが、詳細不明。

[2013年:ホリーズ+20/ (日本盤)Werner Music Japan WPCR-15417]

Track 1〜12 : Mono/Track 1〜24 : Stereo
(Bonus Tracks)
25. I Can't Get Nowhere With You
26. She Gives Me Everything I Want (1993 Stereo Mix)
27. You In My Arms (1993 Stereo Mix)
28. Look Through Any Window (Alternate Version)
29. Little Bitty Pretty One (Mono Version)
30. Listen Here To Me (Bell Studios Demo)
31. So Lonely (Bell Studios Demo)
32. Bring Back Your Love To Me (Bell Studios Demo)

●2013年12月18日に発売された日本盤で、Parlophoneレーベル権利移行に伴い、ワーナーミュージックジャパンからのリリース。
●2013年リマスター音源。
●LPデザインをミニチュア化した紙ジャケット仕様。
●盤はSHM-CDを採用。
●ボーナス・トラックとしてEP収録曲、別テイク、アウトテイクなどを収録。
●解説・歌詞・対訳付き。

[2014年:Original Album Series/(EU盤)Parlophone 番号不明]


●2014年に発売された5枚組CDで、『Hollies』が含まれています。
●装丁は"紙ジャケ風パッケージ"(日本製の"紙ジャケ"のような精巧な作りではない簡易的なもの)を詰め合わせパックにしたもの。
●音源は90年代リマスター/モノラル・ミックスのようですが、詳細は不明。

[2011年:Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)]


●これは例外的に。1963年のデビュー曲から1968年10月までの公式録音曲を網羅した6枚組CD。『Hollies』からの曲も全曲収録。「Very Last Day」のみ2003 Stereo Mix、他はMono Mix。
●利点 : ヴァージョン/ミックスを気にしなければ音源を一気に揃えられる。
●難点 : Original Albumを曲順通りに聴けない(もしiTunesやスマホ等のデジタル・プレイヤーで聴く場合、データを取り込んだ後、手作業でアルバム名や曲順を替えたりして対処可能)。このCDについてはこちらで。
http://benice.blog.fc2.com/blog-entry-961.html
[配信版]
🔵iTunes Music Store / 🔵Amazon MP3

●権利関係の移行後、"Expanded Edition"と題され再配信。Mono&Stereo両ミックスに、ボーナス・トラックとして25「I Can't Get Nowhere With You」26「She Gives Me Everything I Want」27「You In My Arms」28「Look Through Any Window (Alternate Version)」29「Little Bitty Pretty One (Mono Version)」30「Listen Here To Me (Bell Studios Demo)」31「So Lonely (Bell Studios Demo)」32「Bring Back Your Love To Me (Bell Studios Demo)」を収録。
[別ヴァージョン/ミックス]

『Hollies』はモノラルとステレオの2種類あり、両者でヴァージョンが異なる曲もある。
●Stereo Mixは右=ヴォーカル/左=演奏に振り分けられている。

Very Last Day

2003 Stereo Mix
 2003年発表のRemix版。Original Stereo Mix(右=ヴォーカル,シンバル,ギター・ソロ/左=演奏)を加工したもので、右にあった音は中央に移動、演奏は疑似ステレオ処理され、右=高域(シンバル)/中央=低域/左=中域に振り分けられています。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』((EU盤)EMI 7243 582012 2 2/2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』((EU盤)EMI 50999096242 2 1/2011年)

Too Many People
 Monoではエンディングで爆発音を模したSEが挿入されている。Stereoでは無し。

Lawdy Miss Clawdy
 MonoとStereoで間奏部分でハーモニカが出てくるタイミングが異なる。Monoでは数小節進んだ後にハーモニカが入り、Stereoではフライングしてしまい、そのミスが消されずにそのまま残っている。

When I Come Home To You
 Stereoでは右にアルペジオを弾くギターが聞こえますが、Monoには含まれていない。

Mickey's Monkey

Alternate Stereo Mix
 リード・ヴォーカルが中央、コーラスとタンバリンが右に分離している別ミックス。
(収録CD)
『Bus Stop/Stop! Stop! Stop!』((イギリス盤)BGO BGOCD 968/2011年)

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(掲載:2004年1月28日/更新:2017年2月9日,3月23日)
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