The Beatles : Greatest Hits And Lost Treasures (2016)

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『Unreleased Masters』同様、ユニバーサル及びアップルとは無関係のメーカーから発売された廉価4枚組CD。見開きの紙ジャケ風パッケージが箱の中に収納され、各CDはバラ売りもされているようです。『Anthology』シリーズまで聴き、その補足、またはさらに追求したい方向け。ただ、既に『Unreleased Masters』をお持ちの方は「ん?」と思う部分が出てきそう。
[Disc 1:The Lost Decca Sessions]

⚫️Disc 1、箱には『The Lost Decca Tapes』とありますが、ジャケットを見ると『The Lost Decca Sessions』とあり、16曲から17曲入りに。インタビュー音源の表記も変更されています。

1. Money (That's What I Want)
2. Till There Was You
3. To Know Her Is To Love Her
4. Take Good Care Of My Baby
5. Memphis Tennessee
6. Sure To Fall (In Love With You)
7. Crying,Waiting,Hoping
8. Love Of The Loved
9. September In The Rain
10. Besame Mucho


 1〜10は1962年1月1日@ロンドン・デッカ・レコードでのオーディション音源より。マスタリングも『Unreleased Masters』と同一。

11. P.S. I Love You

 Decca音源とは無関係。デビュー・シングルのB面から音を起こしたものが収録。

12. Memories Of The Decca Sessions

 『Unreleased Masters』と同一ですが、「The Decca Tapes (Interview With Pete Best)」をタイトル変更して収録。

13. Memories Of The Recording Of Love Me Do

 『Unreleased Masters』と同一ですが、「The Love Me Do Controversy (Interview with Pete Best and Andy White)」をタイトル変更して収録。

14. Love Me Do (Single Version/with Ringo Starr)

 Decca音源とは無関係。リンゴがドラムを叩いているテイク。『Past Masters』にも収録。

15. Till There Was You

 1964年2月9日、アメリカのテレビ番組『Ed Sullivan Show』出演時の音源より。映像は同番組のDVDや『THE U.S. VISIT』(2003年)等で公式発売済み。

16. Memories With Pete Best

 『Unreleased Masters』と同一ですが、「The Boys Want You Out (Interview with Pete Best)」をタイトル変更して収録。

17. My Bonnie

 これも定番・トニー・シェリダンのバックを務めた1961年ポリドール音源(Stereo Mix)。
その他のアルバム1:1960-1961 参照。
[Disc 2:The Lost BBC Sessions And Other Gems]

⚫️Disc 2はBBCセッションやテレビ出演時の音源を収録。

1. Love Me Do
2. P.S. I Love You

 何故か冒頭2曲はデビュー・シングルからで、しかもDisc 1と同一。

3. She Loves You
4. Twist And Shout

 3,4は1963年10月24日、ストックホルムのラジオ局が企画した特番用に演奏したスタジオ・ライヴ。長年のファンにはお馴染みの音源で、この時演奏された他の曲「I Saw Her Standing There」「From Me To You」「Money (That's What I Want)」「You Really Got A Hold On Me」「Roll Over Beethoven」『Anthology 1』(1995年)に収録。

5. I Saw Her Standing There
6. Misery
7. Too Much Monkey Business
8. I'm Talking About You
9. Please Please Me
10. Hippy Hippy Shake


 5〜10はBBCセッション、1963年3月16日『Saturday Club』より。当日は生放送で局も録音しなかったため、AMラジオのスピーカーから拾った音源で収録。このうち5「I Saw Her Standing There」『The Beatles Bootleg Recordings 1963』(2013年)、8「I'm Talking About You」『On Air - Live at the BBC Volume 2』(2013年)、『Unreleased Masters』(2016年)にも収録。

 10「Hippy Hippy Shake」は他のCDで聴けるテイクとはちょっと違って、ジョージがジョニー・バーネット・トリオの「Honey Hush」「Train Kept A Rollin'」風のギター・プレイをしている。

11. From Me To You
12. I'll Get You
13. She Loves You
14. Twist And Shout


 リサーチ不足で詳細不明ですが(スミマセン)、「She Loves You」が出た1963年8月〜9月頃のテレビ出演と思われる音源で、テレビのスピーカーにマイクを近付けて録音したような音質。あ、「Twist And Shout」が終わった後に同曲のビッグ・バンドの演奏が聞こえるので、それを頼りに日付を特定出来そう。ポールが丁寧にMCをしている後ろでジョンが悪ふざけするところや、観客の盛り上がり方も変化しつつあるのが聞き取れる。

15. I Want To Hold Your Hand
16. This Boy
17. All My Loving


 これも詳細不明ですが(汗)、テレビ出演時の演奏を、スピーカーにマイクを近付けて録音したもの。
[Disc 3:The Lost Abbey Road Tapes]

⚫️Disc 3は表ジャケットを含め『Unreleased Masters』のDisc 2『The Lost Studio Sessions』及び日本盤『ザ・ロスト・スタジオ・セッションズ』に似ていますが、内容は若干異なり、こちらは12曲入り。

1. Love Me Do (Single Version)
2. P.S. I Love You

 同じボックス内で同じものがトリプル収録されているのも珍しいですね…(苦笑)。2曲共にデビュー・シングルより。

3. There's A Place (Take 2)

 別テイクの"Take 2"。何故かStereoからMonoに変換されて収録。

4. I Saw Her Standing There (Takes 6 & 10)

 ポールが喋っている"Take 6"はステレオ、その後の"Take 10"はモノラルで収録。

5. Misery (Take 2)

 パッケージには"Take 6"とありますが、実際は"Take 2"(モノラル)を収録。

6. Thank You Girl (Takes 4 & 12)

 『Unreleased Masters』と同じ音源。Take 4に曲後半のTake 12を組み合わせたもの。何故かStereoからMonoに変換されて収録。

7. Don't Bother Me (Take 10)

 『Unreleased Masters』と同じ音源。1963年9月12日録音の"Take 10"。別テイクなのでダブル・トラックのヴォーカルや拍子木は無し。何故かStereoからMonoに変換されて収録。

8. Hold Me Tight (Take 24)

 『Unreleased Masters』と同じ音源。1963年9月12日録音の"Take 24"(註:パッケージには"Take 28"と表記)。前のテイクでポールが早々に間違えてしまい、ジョージ・マーティンが"Take 24!!"とキレながらアナウンスしている。これも何故かStereoからMonoに変換されて収録。

9. A Hard Day's Night (Take 7)

 別テイクの"Take 7"。冒頭でポールが自分のヴォーカル・パートを復習しているのが聞こえる。

10. I'm A Loser (Take 8)

 2種類の音源を組み合わせたもので(冒頭のカウントと演奏部分は別ソース)、演奏部分"Take 8"はリリース版(『Beatles For Sale』)と同一でフェイド・アウトが早い。これも何故かStereoからMonoに変換されて収録。

11. What You're Doing (Take 11)

 『Unreleased Masters』と同じ音源。1964年9月30日録音の"Take 11"。ジョンがハーモニーを付けているほか、間奏で転調し再び戻ったり、アウトロ直前に短い空白があったりと、リリース版とはアレンジが違う点が多いのが聴きどころ。これも何故かStereoからMonoに変換されて収録。

12. She's A Woman (Take 2)

 1964年10月8日録音の"Take 2"。これも何故かStereoからMonoに変換されて収録。
[Disc 4:Blackpool Rocks And Other Gems]

⚫️Disc 4はテレビ出演時の演奏を収録。こういうの指摘しなくてもいいんですけど、ジャケットの背文字が"THE LOST DECCA SESSIONS"になっています…。

1. She Loves You
2. This Boy
3. All My Loving
4. I Saw Her Standing There
5. From Me To You
6. I Want To Hold Your Hand

 1〜6は『Unreleased Masters』の"THE LEGENDARY ED SULLIVAN SHOWS AND HOLLYWOOD BOWL OUTTAKES"と同じ音源。1964年2月(@マイアミ?)の『ED SULLIVAN SHOW』より。

7. A Hard Day's Night
8. Things We Said Today
9. You Can't Do That
10. If I Fell
11. Long Tall Sally

 1964年7月19日、ABCテレビ『Blackpool Night Out』より。演奏は普通に楽しめるものの、半音低く収録されているのが惜しい。

12. I Feel Fine
13. I'm Down
14. Act Naturally
15. Ticket To Ride
16. Yesterday
17. Help!

🔵1965年8月1日、ABCテレビ『Blackpool Night Out』より。『Unreleased Masters』ではカットされていた「I'm Down」を収録(ジョンがVOXオルガンを弾くのが聴ける)。12,15,16,17は『Anthology 2』(1996年)、14,16,17の映像がDVD版『Anthology』に公式リリース。
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(作成:2016年8月26日/更新:2016年9月13日)
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