The Byrds : Dr.Byrds & Mr.Hyde (1969.2)


1. This Wheel's On Fire
2. Old Blue
3. Your Gentle Way Of Loving Me
4. Child Of The Universe
5. Nashville West
6. Drug Store Truck Drivin' Man
7. King Apathy III
8. Candy
9. Bad Night at the Whiskey
10. Medley: My Back Pages / B.J. Blues / Baby What You Want Me to Do


⚪️1969年2月発表のアルバム。前作発表後にChris Hillmanが脱退し、しばらくしてGram Parsonsが結成したThe Flying Burrito Brothersに合流。結果的にオリジナル・メンバーがRoger McGuinnだけとなったThe Byrdsは、1966年11月から準レギュラー的にレコーディングに参加していたClarence White(g)が正式加入。さらにClarence Whiteとは旧知の仲だったGene Parsons(d,vo)とJohn York(b)という編成でバンドを継続。(大雑把な解釈で)前期のトレードマークだったコーラスと12弦エレクトリック・ギターのサウンドがやや後退した分、これ以降は演奏面が強化され、特にクラレンス・ホワイトのギター・プレイがバンドの新たな魅力に。

 1「This Wheel's On Fire」はClarence Whiteのハードなギター・プレイが聞けるディラン・ナンバー。2「Old Blue」は古いフォーク・ソングをカントリー・ロックにアレンジ。3「Your Gentle Way Of Loving Me」は前の曲同様カントリー調で、Gene Personsの作品。アナログ盤A面を締めくくるのは、Clarence WhiteとGene Parsonsがバーズ以前に在籍していたバンド"Nashville West"のレパートリーだったインストゥルメンタル「Nashville West」

 前作の延長上的なカントリー・サウンドの6「Drug Store Truck Drivin' Man」はRoger McGuinnとGram Personsが前年のUKツアー中に書いた曲で、当時バンドを非難したラジオDJに向けたもの。7「King Apathy III」はキンクス風のギター・リフから途中でカントリーに変化する(『Live At the Fillmore - February 1969』でLive Versionが聴ける)。7とは反対にカントリー調から間奏でサイケデリックに変化する8「Candy」はロジャー・マッギンとジョン・ヨークの共作。元々は映画『Candy』用に書かれた曲でしたが、実際に採用されたのは4「Child Of The Universe」(註:映画のサントラ盤は"サージェント・ペパー風"なオーケストラが加えられた別ヴァージョン)。9「Bad Night At The Whiskey」はアルバムに先駆けシングル・カットされた、サイケデリックの名残を感じさせるナンバー。ラストには「My Back Pages」(1分弱)が再び取り上げられた後Bluesへ。「Baby What You Want Me to Do」はJimmy Reedのカヴァー。
[CDについて]

[1997年リマスター盤]

Track 1〜10・・・Original Album
(Bonus Tracks)
11. Stanley's Song
12. Lay Lady Lay (Alternate Version)
13. This Wheel's On Fire (Version 1)
14. Medley: My Back Pages / B.J. Blues / Baby What You Want Me to Do
15. Nashville West (Alternate Version)

(1997年輸入盤:Legacy 65150)

(ジャケットありませんスミマセン)

◎アメリカSonyのリイシュー・レーベル、Legacyから発売されたCD。いくつかOriginal Mixとは異なるものが含まれており、1「This Wheel's On Fire」では冒頭に何故か"Ready!"という声が入り、4「Child Of The Universe」はイントロが若干長く、Original Mixより約12秒ほど長い。8「Candy」は間奏のギター・ソロが未編集で約40秒強長いヴァージョン。ボーナス・トラック5曲収録(3曲が初出)。11,12はボックス・セット『The Byrds (Flyte '65〜'90)』が初出で、「Lay Lady Lay」はオーヴァー・ダビングを排除した別ヴァージョン。13「This Wheel's On Fire (Version One)」はALBUM版よりもテンポが早い初期別テイク。15「Nashville West」はアレンジの異なる別テイク。ブックレットにはライナー・ノーツや写真を掲載(クリス・ヒルマンを含むアー写も)。

(1997年日本盤:Sony SRCS-9228)

(ジャケットありませんスミマセン)

◎上記1997年リマスターCDの日本盤で、"SUPER 1600 NICE PRICE"シリーズの一つとして発売されたもの(『Mr. Tambourine Man』〜『Ballad Of Easy Rider』までは赤い帯で統一)。歌詞・対訳・解説書付き。

(2003年紙ジャケット仕様日本盤:SME Records MHCP-101)

◎2003年11月に発売された日本盤。紙ジャケット仕様で、CDの内容はアメリカLegacy盤(1997年リマスター)と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

(2005年日本盤:MHCP-659)

◎2005年発売の再発盤で、内容は1997年リマスターCDと同一。帯は白。歌詞・対訳・解説書付き。

[2014年リマスター盤]

(2014年紙ジャケット仕様日本盤:Sony Music Japan SICP-30415)

◎2014年に発売された日本盤。日本独自企画で出されたもので、DSDリマスタリング、紙ジャケット仕様、盤はBlu-spec CD2を採用。オリジナル・アルバム(1〜10)は新規リマスター、ボーナス・トラックも1997年リマスター盤とは内容が異なり、Mono Single Versionや「Lay Lady Lay」のStereo 45 Mix、17〜22は『Live At The Fillmore - February 1969』からのライヴ・ヴァージョン。

(作成:2004年4月14日/更新:2015年10月7,18日)
関連記事
[ 2015/10/01 00:07 ] The Byrds関連 | TB(-) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する