The Byrds : Younger Than Yesterday (1967.2)


1. So You Want To Be A Rock'N'Roll Star
2. Have You Seen Her Face
3. C.T.A.-102
4. Renaissance Fair
5. Time Between
6. Everybody's Been Burned
7. Thoughts And Words
8. Mind Gardens
9. My Back Pages
10. The Girl With No Name
11. Why (Album Version)
Jim McGuinn (12-String guitar,Vocals)
David Crosby (Rhythm Guitar,Vocals)
Chris Hillman (Bass,Vocals)
Michael Clarke (Drums)

(Additional Musicians)
Hugh Masekela (Horns/Track 1)
Vern Gosdin (Acoustic Guitar/Track 5)
Clarence White (Guitar/Track 5,10)

⚪️1967年2月20日発表の4作目で、プロデューサーはゲイリー・アッシャー(The Beach Boys「In My Room」を作詞した人物)に交代。カヴァー曲はBob Dylanの9「My Back Pages」に留まり、他は全てメンバーのオリジナル曲。前作に引き続きサイケデリックで実験的なサウンドが聴けるだけでなく、クリス・ヒルマンのソングライティングやメロディアスなベース・プレイが際立つのも本作の特徴。

 ゲストにジャズ・トランペッターのHugh Masekelaを迎えてレコーディングされた1「So You Want To Be A Rock'N'Roll Star」は音楽業界のスター・システムを揶揄したアップ・テンポのナンバー。後にThe Move(1968年)、Sun DragonBlack Oak ArkansasPatti Smith(1980年)、Tom Petty & The Heartbreakers(1985年)、The Roosterz(1988年)、Biscuit(1996年)、Tahiti 80、等もカヴァー。

 Chris Hillman作曲のうち2「Have You Seen Her Face」は初期ビートルズ風、むしろ気になるのは5「Time Between」10「The Girl With No Name」で聴ける乾いたカントリー調の2曲。12弦ギターの音はなく、ここで早くも未来のメンバー・Clarence Whiteがゲストで合流。後期バーズと同様のギター・プレイを聴かせる。どこか翌年の『ロデオの恋人』の予兆のよう。

 Roger McGuinnは誰かとの共作が多く3「C.T.A.-102」は恒例のSFもので電子音やテープの早回し等が加えられている(タイトルの意味を調べたけど、ワケが判らなかった(苦笑))。

 David Crosbyの曲は4「Renaissance Fair」(ノー・クレジットで"Jay"なるサックス奏者が参加)やテープの逆回転がトリップ感を増幅させている8「Mind Gardens」、ボサ・ノヴァとメロディアスなベース、ミステリアスなギターが印象的な6「Everybody's Been Burned」等サイケデリック調な印象が強い。で、アルバムのラストは何故かSingle Versionよりも軽快で乾いたサウンドにアレンジされた11「Why」で締めくくられる(この曲はやはりSingle Versionがベストでしょう)。ちなみにSteve HoweがYes以前に参加していたサイケデリック・バンド、Tomorrowがカヴァー。

[CDについて]

[1996年リマスター盤]

Tracl 1〜11・・・Original Album
(Bonus Tracks)
12. It Happens Each Day
13. Don't Make Waves (Single Version/Stereo Mix)
14. My Back Pages (Alternate Version)
15. Mind Gardens (Alternate Version)
16. Lady Friend (Stereo Mix)
17. Old John Robertson (Single Version/Stereo Mix)

(1996年輸入盤:Legacy 64848)

◎アメリカSonyのリイシュー・レーベル、Legacyから発売されたCD。1996年リマスター音源で、ボーナス・トラック6曲追加で全17曲入り。ブックレットにはライナー・ノーツや写真を掲載。

 ボーナス・トラックの12「It Happens Each Day」は1966年12月に録音されお蔵入りとなったDavid Crosbyの作品。ミックスは3種類あり、こちらは1990年発表のボックス・セット収録版より。
13「Don't Make Waves」はシングル用テイクのStereo Mixで『Never Before』とは別ミックス。14「My Back Pages」は12弦ギターをレスリー・スピーカーを通して弾いた別ヴァージョン。15「Mind Gardens」は別ミックス。

厳密には次回作のセッションで録音されたシングルの16「Lady Friend」は1990年発表のボックス・セット収録のStereo Mixから冒頭のトークをカットしたもの。後発のCDの殆どはこのヴァージョンで収録。次回作『Notorious Byrd Brothers』収録曲18「Old John Robertson」はエフェクト処理のないSingle Versionのステレオ・ミックス…で、この後に隠しトラックあり。

(1997年日本盤:Sony SRCS-9225)

◎上記1996年リマスターCDの日本盤で、"SUPER 1600 NICE PRICE"シリーズの一つとして発売されたもの(『Mr. Tambourine Man』〜『Ballad Of Easy Rider』までは赤い帯で統一)。米盤にあったカラー・ブックレットが省かれ、かわりにモノクロの解説書が付けられています。歌詞・対訳付き。

(2003年紙ジャケット仕様日本盤:SME Records MHCP-69)

◎2003年8月に発売された日本盤。紙ジャケット仕様の限定盤で、CDの内容はLegacy盤(1996年リマスター)と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

(2005年日本盤:Sony Music Direct MHCP-635)

◎2005年4月に発売された日本盤。内容はLegacy盤(1996年リマスター)と同一で、帯は赤から白に変更。歌詞・対訳・解説書付き。

[2012年リマスター盤]

昨日よりも若く(紙ジャケット仕様)昨日よりも若く(紙ジャケット仕様)
(2012/05/30)
ザ・バーズ

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(2012年紙ジャケット仕様日本盤:Sony Music Japan SICP-20375)

◎2012年に発売された日本盤。日本独自企画による2012年DSDリマスタリング、紙ジャケット仕様で、盤はBlu-spec CDを採用。1996年年リマスター盤CDとは内容が異なり、Mono & Stereo両ミックスを収録。さらにボーナス・トラックとして「Don't Make Waves」のMono Single Version、「It Happens Each Day」のMono Mix、歌詞の2番をカットし約30秒程短い「My Back Pages」のMono Single Versionを収録。ちなみに「Have You Seen Her Face」はMonoの方が約10秒短い。「C.T.A.-102」はMonoとStereoでピアノの弦を弾く音の入るタイミングが異なる。

(作成:2004年4月6日/更新:2015年10月10日)
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