The Zombies : "Still Got That Hunger"(2015)

(日本盤:2015年11月25日発売)

(輸入盤:2015年10月9日発売)

1. Moving On
2. Chasing the Past
3. Edge of the Rainbow
4. New York
5. I Want You Back Again (2015 Version)
6. And We Were Young Again
7. Maybe Tomorrow
8. Never Get Over You
9. Little One
10. Beyond the Borderline

Colin Blunstone (vo)
Rod Argent (k,vo)
Jim Rodford (b,cho)
Steve Rodford (d)
Tom Toomey (g,cho)
◎ The Zombiesのニュー・アルバム『Still Got That Hunger』が2015年11月25日に日本発売されました(海外では10月5日)。ちなみに輸入盤はデジ・パック仕様、日本盤は通常のプラ・ケースで、盤はHi Quality CDを採用。歌詞・対訳・解説書付。日本盤の解説書では全曲解説のほか、2001年〜現在までのリリースと活動状況が詳しく記載されています。

 (コリンとロッドの名前が付いたものを含めた)The Zombies名義の作品では、Decca在籍時以来久々に外部プロデューサーが着いての制作となり、その効果なのか全体的に外に向けられた印象の強い作品に仕上がっています。力強くブルージィーな1「Moving On」で始まり、クラシカルなピアノから初期のサウンドを彷彿とさせる2「Chasing the Past」、かつての作品でいうと「Can't Nobody Love You」辺りに通ずるR&B調の3「Edge of the Rainbow」、タイトルにもあるニューヨークへの敬意と洗練されたサウンドなポップ・ナンバー4「New York」、そしてこの次に5「I Want You Back Again」のリメイク板が何ら違和感なく続く(使用楽器が1965年版とは異なる)。ソウルフル&70年代的な雰囲気の6「And We Were Young Again」、どこか「Lady Madonna」風の陽気なピアノ(+歌詞にビートルズの名前が出てくる)が印象的な7「Maybe Tomorrow」、8「Never Get Over You」はアルバム中唯一のColin Blunstoneのオリジナルで、彼のソロ・アルバム『Ghost of You & Me』(2009年)ではストリングスをバックに歌われていたのをバンド・サウンドにアレンジしてリメイク。ピアノ・ソロの後ろでメロトロンが隠し味的に鳴る。9「Little One」はピアノとヴォーカルのみで演奏されている(にしてもRod Argentの間奏ソロがどの曲も素晴らしい)。このアルバムでは郷愁よりも現役感溢れるサウンドと前向きなメッセージが歌われたものが多く、ラストの10「Beyond the Borderline」もそうした思いが込められた一曲。

 いつになく賑やかなイラストのジャケットは、かつて『Odessey And Oracle』(1968年)を手がけたTerry Quirk氏によるもの。というかあのー…日本人が見るとどうしても、とにかく明るい◯◯さんが頭をよぎってしまうのでは(笑)。何だろこのシンクロニシティは。ジャケット見ただけでは安心出来ないかもしれませんが、ここに来てこんなに素晴らしいアルバムが届いた事が何よりも嬉しいし、復活後以降の中では重要な作品の一つだと思います。

🔵「Chasing the Past」。動画はアルバムとは異なる、コリンとロッドのみの演奏。

🔵「Beyond the Borderline」

(作成:2015年9月26日/更新:2015年12月31日)
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