The Hollies : 50 At Fifty (3枚組ベスト盤)

(輸入盤)

(日本盤)

(配信版)
iTunes Music Store
Amazon MP3
mora
 The Holliesのデビュー50周年・オールタイム・ベスト・アルバムがリリースされました(日本盤CDは11月5日発売)。CD3枚組・50周年で全50曲。メンバーのBobby Elliottが編集、Paul Hicks(近年ビートルズのリマスター盤制作にも参加したスタジオ・エンジニアで、Tony Hicksの息子)がマスタリングを担当。

 収録されたのはシングル曲がメインで、1963年のデビュー曲から今年録音の新曲「Skylarks」まで。現役で活動しているだけに3枚組でも収まり切らない部分もありますが、同時期のBritish Beatとは異なる道を歩んだ彼らの音楽にじっくりと接するいい機会になりそうです。

(主な内容)
🔵デビュー曲から最新曲まで、全50曲収録。
🔵「Stop! In The Name Of Love」(1983年)がベスト盤に含まれるのは恐らく初。
🔵新曲「Skylarks」収録。
🔴Disc 1は6曲がMono Single Version、ステレオ・ヴァージョンの大半は近年のリミックス&リマスター音源で収録。歌と演奏が分かれた旧来のミックスは「I Can't Let Go」のみ。
🔵カラー・ブックレット付き。
🔵日本盤は歌詞・対訳・解説書付き。

(その他)
🔵もし、B面曲やアルバム(例:『The Hollies』『Evolution』『Butterfly』など)の曲も聴いてみたい場合は、『Finest』(2007年)『Midas Touch-the Very Best of the Hollies』(2010年)『The Very Best Of The Hollies』(2012年)という編集盤も出ています。
[収録曲]

 ここからは曲紹介以外に、別ヴァージョン/ミックスにも触れていきます。特に60年代の音源は種類が多雑な上、聴かないと分かり難い部分も多いので、時々、どこかしら気になった時に読んでいただけると幸いです。ではスタート。

[Disc 1: 1963-1969]

1. (Ain't That) Just Like Me (Mono)

 オリジナルのMono Single Versionで収録。1963年5月発表のデビュー・シングル(英25位)で、「Yakety Yak」などのヒットで知られるアメリカのR&Bグループ・The Coastersのカヴァー(1961年)。日本ではモップス『ロックン・ロール’70』(1970年)で取り上げていました。ポップ・バンドのイメージが強いホリーズも、初期はエネルギッシュなビート・ナンバーが多く、この曲でもテンポ・アップされベースが動き回ったりと、どんな曲でもホリーズ・スタイルに変えてしまうアレンジ力はデビュー時から発揮されています。

(各種ヴァージョン/ミックス)

1 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mixでは、2回ある間奏が2箇所共に短く編集されている(トータル・タイムは1分59秒)。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『The Very Best Of The Hollies』(2012年)
『グレイテスト+シングルズVol.1』(2014年)

2 : Stereo Version (1)

🔵Stereo Mixは右=ヴォーカル/左=演奏に分かれている(註:一部のCDでは左右逆になっているものもある)。
🔵2回ある間奏が未編集で、その分ギター・ソロが長い。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Best Of The Hollies Centenary Collection』(1996年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)
(左右逆で収録)
『エッセンシャル・コレクション』(1997年)
『Special Collection』(1997年)


3 : Stereo Version (2)

 1993年登場のStereo Mixで、冒頭46秒に2つのアウトテイクが含まれている。
(収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)

4 : Stereo Version (3)

 (2)の1993年Stereo Mixから冒頭のアウトテイクをカットしたもの。
(収録CD)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)

5 : Stereo Version (4)

 2003年作成のStereo Mix。(2)を基に、ヴォーカルを中央に配置。演奏部分は疑似ステレオ化され、右=中域/中央=低域/左=高域に振り分けられている。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)

2. Searchin' (Mono)

 Mono Single Versionで収録。1963年8月発表のセカンド・シングル(英12位)で、前作に続いてThe Coastersの曲で、ゲストでピアノを加え、オリジナルに近いカヴァー。後の一連のヒット曲に聞き慣れると、こうしたR&Bものは意外に映る…と思ったけど、'66年以降は他のバンドもR&Bからオリジナル志向に変わり出すので、60年代前期のビート・グループ全般の傾向のようにも。

 ちなみにThe Coastersの曲はThe Rolling Stones「Poison Ivy」The Beatles「Youngblood」「Three Cool Cats」「Besame Mucho」「Searchin'」The Beach Boys「Riot in Cell Block #9」The Move「Zing! Went the Strings of My Heart」など、60年代のバンドに人気が高かったようです。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

🔵オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Stereo Mix

🔵定位は右=ピアノ/中央=リード・ヴォーカル,ドラム,ベース/左=コーラス。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
(左右逆で収録)
『Greatest Hits』(2003年)
『Finest』(2007年)

3 : Alternate Version

🔴演奏部分は同じですが、ヴォーカル・パートのみ別テイク(※情報提供より)。
🔴ステレオ・ミックスで、演奏と歌が分離しています(註:本来は右=ヴォーカル/左=演奏のようですが、左右逆に収録)。
(主な収録アルバム)
『The Hollies』(CD=イギリス盤 EMI Compact For Presure CC 216(CDB 7 52047 2/1988年)
『The Best Of The Hollies』(Amazon MP3配信版=Revolver Records/2016年)


3. Stay (Mono)

 Mono Versionで収録。1963年11月発表のシングル(英8位)及びデビュー・アルバム『Stay with the Hollies』(1964年)収録曲で、この曲からドラムがBobby Elliottに交代。オリジナルはアメリカのMaurice Williams & The Zodiacsが1960年に発表した曲で、のんびりした原曲をパワフルなビート・ナンバーへ転化。2003年にはキリンの清涼飲料水「G.G.Tea」のCMソングに使用された事も(CMはThe Kinksが流れるヴァージョンもある)。


(各種ヴァージョン/ミックス)

『The Hollies (Part 1/1964-1967)』参照。

4. Just One Look (Mono)

 Mono Single Versionで収録(stereoとはちょっとだけ違います)。1964年2月発売のシングルA面曲(英2位)で、オリジナルはドリス・トロイ(後にAppleからアルバムを発表し、Pink Floyd『狂気』やNick Drake『Bryter Layter』にバック・コーラスで参加したアメリカの女性シンガー。本人版は某『モヤさま2』のBGMでも時々かかっている)。ホリーズ版は彼らの軽快なコーラスを前面に出し、途中でGraham Nashがソロを取る。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

🔴Monoではタンバリンが入っている。Stereoでは無し。
🔵フェイド・アウトがStereoより僅かに長い。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『Finest』(2007年)
『Here I Go Again/Hear! Hear!』((UK盤)BGO BGOCD973/2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Original Stereo Mix

🔵一般流通しているオリジナル・ステレオ・ミックス。
🔵定位は中央=ヴォーカル/右=ギター,ベース/左=ドラム。
🔴Monoにあったタンバリンが入っていない。
(主な収録CD)
『ベスト』(日本編集盤/1990年)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Gold Collection』(1995年)
『The Essential Collection』(1997年) etc.
(左右逆で収録)
『Greatest Hits』(2003年)

3 : 1993 Stereo Mix

🔵1993年登場のRemix版。ヴォーカルは左右に振り分けられている。
🔴Monoとは異なるタンバリンが中央に入っている。Monoではシャカシャカ鳴っているのに対し、こちらはチャチャチャ…と鳴っている。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)

5. Here I Go Again (Mono)

 Mono Single Versionで収録。1964年5月発表のシングルA面曲(全英第4位)で、Mort Shuman("ラストダンスは私に"で知られる作曲家)とClive Westlake("Stop The Music"等で知られる作曲家)の共作。ホリーズ独特の3声コーラスを前面に出した、当時で言うマージー・ビート風の曲。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『Here I Go Again/Hear! Hear!』((UK盤)BGO BGOCD973/2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Original Stereo Mix

 一般流通しているオリジナル・ステレオミックス。定位は中央=演奏、2種類のヴォーカルは左右に。さらにオーヴァー・ダビングのパートがあり(ギターの低音フレーズ、Graham Nashの高音ハーモニー、エンディングの追加ドラム)、それが中央から聞こえます。

3 : 1993 Stereo Mix

 1993年登場のRemix版。定位はほぼ(2)と同じですが、オーヴァー・ダビングのパートが右に変更(Remix版の判別が判り易い部分)。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Air That I Breathe』(3枚組編集盤/1998年)

6. We're Through (Single Version/Mono)

 Mono Single Versionで収録。1964年9月発表のシングル曲(英7位)。ホリーズのシングルA面はカヴァーか作曲家もの、B面がメンバーのオリジナルというスタイルでしたが、このシングルで両面オリジナルが実現。A面の「We're Through」はマイナー調のメロディに乗せ、別れを歌った曲。ちなみにB面(本作未収録)の「Come On Back」は勢いのあるビート・ナンバーで、そちらも機会がありましたら是非。

(各種ヴァージョン/ミックス)

1 : Alternative Aggangement

 シングル以前に録音された、初期別テイク(モノラルのみ)。当初はボサ・ノヴァっぽい雰囲気にする予定だったようで、ドラムはリムショットを刻み、(シャラシャラ鳴っている)タンバリンが加えられている。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)

2 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

3 : Stereo Mix

 定位は中央=ヴォーカル/右=リード・ギター,手拍子/左=演奏。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Best Of The Hollies Centenary Collection』(1996年)
『Special Collection』(1997年/2008年)
『Greatest Hits』(2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

4 : 1993 Stereo Mix

 (3)とは定位が異なり、中央=ギター,ベース,ドラム/左=リード・ギター,手拍子/ダブル・トラックのヴォーカルは左右に振り分けられている。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Air That I Breathe』(3枚組編集盤/1998年)

7. Yes I Will (Single Version/Stereo Mix)

 1965年1月発表のシングル曲(英9位)で、作詞家のGerry GoffinとRuss Titelman(作曲家&プロデューサー)の共作。一般的にはThe Monkeesのファースト・アルバムに「I'll Be True To You」というタイトルで発表したヴァージョンで知られているようです。

 この曲はギターのイントロで始まるSingle Version(1965年1月録音)と、歌から始まる初期別テイク(1964年12月録音/1968年にベスト盤で登場)の2種類がありますが、ここではSingle Versionのステレオ・ミックスで収録。

(各種ヴァージョン/ミックス)

 2種類のテイクのうち、Single Versionのみ触れます。

1 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Very Best Of The Hollies』(2012年/註:厳密には(2)の音源から冒頭の会話をカットしたもの。ただし微妙に残っている。)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Mono Mix (+Studio Conversation)

 Mono Single Versionの冒頭に、(4)で登場した会話部分を付け足したもの(註:CDでは前の曲の後に収録)。会話部分のみステレオで、(4)の音を"モノラルっぽく"聞こえるように中央に寄せている。
(収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)

3 : 1993 UK Stereo Mix

🔵1993年にイギリス編集盤で登場したステレオ・ミックス。
🔵定位は中央=ベース,ドラム,アコースティック・ギター(1),リード・ギター(1)/右=ヴォーカル(1)/左=リード・ギター(2/ソロ),アコースティック・ギター(2),ヴォーカル(2)。
(主な収録CD)
『The Air That I Breathe – The Very Best of The Hollies(栄光のホリーズ)』(1993年)
『The Best Of The Hollies Centenary Collection』(1996年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Essential Collection』(1997年)

4 : 1993 U.S. Stereo Mix

 1993年にアメリカ編集盤で登場した音源で、3の冒頭にメンバーの会話を挿入したもの。
(収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)

5 : 2003 Stereo Remaster

🔵2003年以降の編集盤で流通している音源で、厳密には"3 : 1993 UK Stereo Mix"のマスタリング違い。
🔵1993 UK Stereo Mixを基に、ステレオの左右を逆にし、低域を上げている(そのためベースの音が大きい)。また、微量にリバーブも加えられている。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

8. I'm Alive (2003 Stereo Mix)

 2003年作成のStereo Mixで収録(これに関しては長くなるので後程)。1965年5月発表の8枚目のシングルA面曲で、ホリーズ初の全英No.1ヒット。孤独な男が愛する人との出会いによって、生きているのを実感した…的な歌詞で、サウンドは1位になっただけあって初期ホリーズの魅力が凝縮した、さらなる快進撃の始まり。曲はアメリカの作曲家・Clint Ballard Jr.によるもので、他にThe Swinging Blue Jeansの「You're No Good」「Now That You've Got Me (You Don't Seem To Want Me)」(←ホリーズ加入直前のTerry Sylvesterがヴォーカル)・・・でピンと来なかったらあれです、「ステキなタイミング」って曲を書いた方たど思っていただけると。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『Here I Go Again/Hear! Hear!』((UK盤)BGO BGOCD973/2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Original Stereo Mix

🔵2003年頃まで一般流通していたオリジナル・ステレオ・ミックス。
🔵定位は右=ヴォーカル、タンバリン,ギター・ソロ,追加ドラム/左=演奏。

3 : 1993 Stereo Mix

🔵1993年登場のRemix版。この曲はどうやら2-Track Stereo Masterしか現存しないようです。
🔵右側(ヴォーカル/タンバリン/ギター・ソロ/追加ドラム)は単にミキサーで中央寄りにしただけかと思ったら・・・イコライザーで疑似ステレオ加工されていました。中央に高域(主にタンバリン)、右側に中低域に振り分けられています。これはちょっと分かり難い違い。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Air That I Breathe』(3枚組編集盤/1998年)

4 : 2003 Stereo Mix

🔵2003年にベスト盤『Greatest Hits』で登場した新規ステレオ・ミックス。その後発売されたCDの大半はこのミックスが使用されています。
🔴特殊なミックスで、Original Stereo Mixを基に、マルチトラック上で音域毎に分解。右側にあったヴォーカル/追加ドラム/ギター・ソロを中央、タンバリンを左(やや中央寄り)に。左側の演奏部分は右=シンバル(高域)/中央=低域(ベース)/左=ギター、スネア・ドラムを配置。この処理によってヴォーカルが中央、演奏が左右から聞こえるように。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Finest』(2007年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

9. Look Through Any Window (2003 Stereo Mix)

 1993年登場のステレオ・ミックスで収録。1965年8月発表のシングルA面曲で、英4位/米32位を記録。印象的なギター・リフ、パワフルなハーモニーとBobby Elliottのドラム、(邦題が"恋は窓から"ですが)ラヴ・ソング以外のテーマを持ち込んだ歌詞が時代の変化を感じる。作曲はこの時期The Yardbirds「For Your Love」「Heart Full Of Soul」、Herman's Hermits「No Milk Today」、Jeff Beck「Tallyman」等を手がけたGraham Gouldman(The Mockingbirds→The Mindbenders→10ccなど)。


(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

🔵Monoでは全体に深いエコーがかけられている。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『Here I Go Again/Hear! Hear!』((UK盤)BGO BGOCD973/2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Original Stereo Mix

 ↑は便宜上の仮称ということで。イギリス編集盤『Hollies' Greatest』(1968年8月)で初出のオリジナル・ステレオ・ミックス。Monoとはいくつか違いあるほか、1993年以降は別のStereo Mixが主流になったため、近年のCDではこちらが別ヴァージョン扱いに。

🔵Monoでは音全体に深いエコーがかけられていましたが、このミックスではヴォーカル(右)のみ。
🔵定位は右=ヴォーカル(1つ目)/中央=ヴォーカル(2つ目)/左=演奏。歌と演奏が極端に分かれているわけではなく、中央にも音が入っています(ホリーズはこの種の音源が数曲存在する。基本的部分の録音に3-Track分使って、4つめは予備かオーヴァー・ダビング用だったのでは…と、個人的な推測)。
🔴曲後半&エンディング : リード・ギターの短い間奏の時に「ウーっ♪」というコーラスが入る。このヴォーカル・パートは本来(いまひとつと判断されたかで)カットされるはずが、消されずに残されています。
(主な収録CD)
『The Hollies' Greatest Hits』(アメリカEPIC EK 32061)
『ベスト』(日本編集盤/1990年)
『ホリーズ・シング・ディラン・プラス』(紙ジャケ/2004年)
『ベスト・オブ・ホリーズ』(日本編集盤/2006年)

3 : 1993 Stereo Mix

 1993年に登場した2つ目のステレオ・ミックス。(2)とはバランスを含めミックスが異なります。現在"2003 Digital Remaster"と表記のあるものは(3)と同一で、リマスタリングで低域が強調されています。このミックスに関して諸説あるようですが、出典を含め詳細不明。

🔵Monoでは音全体に深いエコーがかけられていましたが、このミックスではヴォーカルに浅くかかる程度で、ドライな印象。
🔵定位は中央=演奏/中央やや右寄り=ヴォーカル(1つ目)/左=ヴォーカル(コーラスを含む)。
🔵曲後半&エンディング : (2)に含まれていたコーラス・パートは無し。その2箇所だけ、別の音源から編集で置き換えた形跡がある(音質もその箇所だけ若干変わる)。
(主な収録CD)
『The Air That I Breathe – The Very Best of The Hollies(栄光のホリーズ)』(1993年)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Special Collection』(1997年/2008年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Air That I Breathe』(3枚組編集盤/1998年)
(2003 Digital Remaster)
『Greatest Hits』(EMI 7243 582012 2 2/2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年) etc.

4 : French Lyric Version

 レコード会社の要請で録音されたと思われるフランス語ヴァージョン。しかし当時はお蔵入りとなり、1988年に『Rarities』で発掘。ちなみに演奏は1〜3と同一で、手拍子はカット。ヴォーカルのみ歌い直されています。音源はモノラルのみで、ステレオ版は存在しないようです。
(主な収録CD)
『Rarities』(1988年)
『ホリーズ・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2003年)
『ウッド・ユー・ビリーヴ?』(紙ジャケット仕様日本盤/2013年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)

10. If I Needed Someone (2003 Stereo Mix)

 2003年Stereo Remaster音源で収録。1965年12月発表のシングルA面曲で、ご存知George Harrisonの作品。ホリーズは本家『Rubber Soul』のミキシング作業終了2日後にレコーディングし、『Rubber Soul』と同月に発表されましたが、結果は全英第20位。ホリーズ版はちょっと肩に力が入った印象も。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

 オリジナルのMono Mix。ヴォーカルに深いエコーがかけられている。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『ホリーズ・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2003年)
『The Very Best Of The Hollies』(2012年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : 疑似ステレオ

🔵イギリス編集盤LP『Hollies' Greatest Vol.2』(1972年)で初出の疑似ステレオ・ミックス。
🔵音が回ったような感じの音像で、さらに深いエコーが追加されています(※情報提供より)。
(主な収録アルバム)
『The Hollies』(CD=イギリス盤 EMI Compact For Presure CC 216(CDB 7 52047 2/1988年)
『The Best Of The Hollies』(Amazon MP3配信版=Revolver Records/2016年)

3 : 1993 Stereo Mix

 1993年にステレオ・ヴァージョンが初登場。中央=演奏、ダブルトラック・ヴォーカルは左右に振り分けられています。Monoとは異なり、ヴォーカルがノン・エコーで、ドライな仕上がり。
(主な収録CD)
『The Air That I Breathe – The Very Best of The Hollies(栄光のホリーズ)』(1993年)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)

4 : 2003 Stereo Remaster

 2003年にベスト盤で登場した音源で、(3)のリマスター。全く同じではなく、ステレオ・リバーブが微量加えられています。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

11. I Can't Let Go

 Original Stereo Mixで収録。1966年2月発表のシングルA面曲で、パワフルな3声ハーモニーとGraham Nashのハイトーン・ヴォイスのインパクトもあり、全英第2位の大ヒット(日本では次の「Bus Stop」のB面で発表)。曲はChip Taylor(「Wild Thing」で知られるシンガーソングライター)とAl Gorgoni(ギタリスト)の共作で、アメリカではホリーズより先に女性シンガー・Evie Sandsが歌っていました。Linda Ronstadtが1980年にカヴァーしたほか、日本ではザ・ダイナマイツが60年代後半にライヴのレパートリーにしていたことも(小耳に挟んだ話。後に発掘されたライヴ盤には未収録)。

 なおこの曲発表後の1966年4月、ベーシストのEric Haydockがバンドから脱退。しばらくの間Klaus Voormann、Jack Bruce、John Paul Jones等がテレビやレコーディングで代役を務め、次のシングルから新メンバーとしてBernie Calvertが加入します。


(各種ヴァージョン/ミックス)
『Would You Believe』参照。

12. Bus Stop (2003 Stereo Mix)

 2003年登場の新規Stereo Mixで収録。1966年6月発表のシングルA面曲(英米共に5位)で、「Look Through Any Window」に続いてGraham Gouldmanの作品。デビューそこ早かったホリーズでしたが、アメリカでの成功には時間がかかり、同時期に活躍したバンドが次々に失速する中、ホリーズはこの曲でようやくTop10入りを果たすことに。
 リアルでは起きそうにない場面設定、哀愁漂うメロディ・ライン、特徴のあるAllan Clarkeのヴォーカルとビートの効いたフォーク・ロック調のサウンドは、良くも悪くもホリーズ最大の代表曲に。他に作者のGraham Gouldman(1968年)版のほか、Herman's Hermits(1966年)、Cloudberry Jam(2009年)、Dokken(2010年)が、日本ではキャンディーズ(1974年)や荻野目洋子(1988年)が日本語でカヴァー。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

🔵オリジナルのMono Mix。一箇所だけ、他のミックスと異なる部分が。
🔴曲後半(2分22秒付近) : 「Bus stop,bus goes she stays love glows」の赤字の部分のヴォーカルが、シングル・トラックになる。ダブルトラック・ヴォーカル(2重唱)の歌い方がそれぞれ違ったため片方を消したわけですが、ところがMonoでカットした側はStereo版では採用され、Stereo版でカットした側がMonoで使われているという、細かいヴァージョン違いが発生することに。現代なら2度歌わなくてもエフェクトで処理出来るので、60年代ならではなエピソード。
(主な収録CD)
『ウッド・ユー・ビリーヴ・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2003年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : 疑似ステレオ

 (1)のモノラル版を基に作られた疑似ステレオ・ミックス。音が回ったような感じに聞こえます。で、これ個人的にFMラジオでかかっていた記憶で書いているので(汗)、どれに収録されているかは…たぶん日本編集盤か、マージービート系のコンピレーションものではないかと。

3 : Original Stereo Mix

🔵長年一般流通していた、オリジナルのステレオ・ミックス。歌と演奏が左右にハッキリ分かれているので知られる音源ですが、左側を中央に寄せたミックスもあり、CDによって状態は様々。
🔵先で触れた通り、曲後半の「Bus stop,bus goes she stays love glows」の赤字部分がシングル・トラックになりますが、Monoとは異なる。
(左右の分離がいいミックス収録のCD)
『THE HOLLIES' GREATEST HITS』(アメリカEPIC盤CD)
『ベスト』(日本編集盤/1990年)

4 : Stereo Mix (2)

 Original Stereo Mixを限りなくモノラルっぽく聞こえるよう、音を中央に寄せた音源。
(収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『The Very Best Of The Hollies』(2012年)

5 : 1993 Stereo Mix

🔵1993年にアメリカ編集盤で登場したRemix版。
🔵定位は演奏が中央で、ヴォーカルは左右に振り分けられています。
🔵曲後半の「Bus stop,bus goes she stays love glows」の部分は、こちらもMonoで聞けたヴォーカル・パートをカット。その代わり、右側のヴォーカルをダブル・トラック化し、左側からも聞こえるように加工されています(右側のルーム・エコーが数秒間左からも聞こえるのはそのため)。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『Single Collection+』(オランダ編集盤/1997年)
『The Air That I Breathe』(3枚組編集盤/1998年)

6 : 2003 Stereo Mix

🔵2003年登場の新規ステレオ・ミックスで、配信版では"2003 Remaster Version"と表記され、近年はこちらがよく流通しています。
🔴Original Stereo Mixを基に、マルチトラック上で音域毎に分解し、再度ミックス。右側にあったヴォーカル/ギター・ソロ/タンバリンは中央へ。右=中域(アコースティック・ギター,ドラム)、中央=低域(ベース)、左=高域(ドラムのシンバルやアコースティック・ギターのストローク音)に配置。臨場感は薄く、左側から高音が聞こえる程度に感じると思います。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Finest』(2007年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『50 AT FIFTY』(2014年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

13. Pay You Back With Interest

 Original Stereo Mixで収録。アルバム『For Certain Because...』(1966年10月)で発表されたメンバーのオリジナル作品。世界中を飛び回るバンド稼業で募る心境を綴った歌詞(遠距離や単身赴任に置き換えてもよさそう)、テンポ・チェンジや(基本編成以外の)ピアノやTubular Bellsを取り入れた音作りが聴きどころ。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『For Certain Because...』参照。

14. Stop Stop Stop

 Original Stereo Mixで収録。アルバム『For Certain Because...』(1966年10月)及び1966年11月にシングル発表された曲で、ナイトクラブで踊るベリーダンサーを描いた歌詞(←何年も経ってから知りましたが)と、エコーのかかったバンジョーのエキゾチックなサウンドが見事にマッチし、英2位/米7位の大ヒット。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『For Certain Because...』参照。

15. On A Carousel

 Stereo Mixで収録。1967年2月発表のシングルA面曲(英4位/米11位)で、サイケの影響を感じるサウンドに回転木馬を舞台に繰り広げられるラヴ・ソング。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『Hollies' Greatest Hits』参照。

⚪️YouTubeより : 「On A Carousel」のレコーディング風景より。ちなみに音盤化されたものとは別テイクで、エンディングのアレンジが異なる。

16. Carrie-Anne (2003 Stereo Mix)

 2003年作成のStereo Mixで収録。1967年5月発表のシングルA面(英3位/米9位)で、間奏でスティールパンを取り入れた、南国ムードなポップソング。歌詞は実在の女性を題材にしたとのことで、メンバー3人が「学生時代の"Game"は単純だった」「君は僕にとって特別な存在だった」「今はどんな"Game"をしているの?誰でも君と"Play"できるの?」と交互に問いかける。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Single Version

🔵オリジナルのMono Mix。
🔵3人のソロ・ヴォーカル・パートで深いエコーがかけられている。
(主な収録CD)
『The Hollies At Abbey Road 1963-1966』(1997年)
『エヴォリューション・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2004年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Type-B Mono Mix

 ↑馴染みの薄い呼び名ですが、語源はこのボックスの付属ブックレットより。Original Stereo Mixをモノラル変換したもの。
(収録CD)
『20 Years』(1984年)

3 : U.S. Simulated Stereo Mix

 ↑は便宜上表記ということで。アメリカEpic盤LP『Evolution』(1967年)に収録されたものは、Mono Mixにリバーブをかけた疑似ステレオ版・・・らしいのですが、スミマセン現物未確認のため真相は不明。

4 : Original Stereo Mix

🔵長年一般流通していた、オリジナルのステレオ・ミックス。
🔵歌と演奏が左右にハッキリ分かれている。中には音を若干中央に寄せたものもあり、CDによって様々。
🔵ヴォーカルにかかるエコー(リバーブ)は、Monoよりも薄め。
🔵誰も気に留めない or 気にしなくていい指摘 : 2分32秒の「Hey Carrie Anne,what's your game now,can anybody play?」の赤字の部分で、低音が一瞬欠落する。「Dear Eloise」のUK Stereo Mixでも同様の現象が起こりますが、(1)Mono Mixや(7)では起こらない。また、アメリカSUNDAZED盤CD『Evolution』(1999年)は、リマスタリングの段階で修復されているような(曖昧)。

5 : German Stereo Mix

🔵ドイツ盤LP収録の、変則的なStereo Mix。
🔵Original Stereo Mixを基に、右側(ヴォーカル)を中央に、左側(演奏)は疑似ステレオ(Duophonic)処理され、中・低域が右、高域は左(右より若干遅れて音が鳴る)。
(主な収録LP)
『THE HOLLIES』(ドイツ S*R International 76.935/1967年)
『Hollies' Greatest Hits』(ドイツHansa Record ‎78 575 IT/1968年)

6 : 1973 U.S. Stereo Mix

🔵1973年発表のアメリカ編集盤収録の別ミックス。
🔵(4)のStereo Mixに深いエコーが追加されています。
(収録CD)
『The Hollies' Greatest Hits』(アメリカEPIC EK 32061)

7 : 1990 U.S. Stereo Mix

🔵1990年にアメリカ編集盤で登場した音源。
🔴冒頭にスタジオ・エンジニアのアナウンス("RS1,Remix of for take 2"と聞こえる)と、メンバーのカウントが挿入されている。
🔵曲のミックス自体はOriginal Stereo Mixと同じですが、後半の"can anybody"の低音欠落現象は起こらない。
(収録CD)
『"EPIC ANTHOLOGY":FROM THE ORIGINAL MASTER TAPES!』(EPIC EGK 46161/1990年)

8 : 1993 U.S. Stereo Mix

🔵1993年にアメリカ編集盤で登場した音源。
🔴冒頭のアナウンスが(7)と異なり、プロデューサーのRon Richardsが"Carrie Anne,take 2"と言っている。
🔵曲はRemixと呼ぶ程ではありませんが、Original Stereo Mixを若干中央に寄せてあり、曲後半"can anybody"で低音欠落現象が起こる。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『エヴォリューション・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2004年)
『ベスト・オブ・ホリーズ』(紙ジャケット仕様日本編集盤/2006年)

9 : French Stereo Mix

 フランスMagic盤CDあるあるパターン。Original Stereo Mixにエコーが追加されています。"1973 U.S. Stereo Mix"とは別物。
(収録CD)
『the hollies vol.2 (French 60's EP Collection)』(フランスMagic 3930044/2001年)

10 : 2003 Stereo Mix

🔵2003年に登場した新規ステレオ・ミックスで、配信版では"2003 Remaster Version"と表記。
🔴Original Stereo Mixを基に、マルチトラック上で音域毎に分解し、再度ミックス。ヴォーカル/手拍子/スティールパンは中央、右=高域(シンバルやアコースティック・ギターのストローク音)、左=中・低域(ドラム,ベース,ギター)に配置。
🔵曲後半"can anybody"で低音欠落現象が起こる。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Finest』(2007年)
『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』(2011年)
『50 AT FIFTY』(2014年)
『グレイテスト-シングルズVol.1』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

17. King Midas In Reverse (Original Stereo Mix)

 Original Stereo Mixで収録。1967年9月発表のシングルA面曲で、Graham Nash主導によるファンタジー小説的な歌詞、サイケデリックや『SGT. Pepper...』が世間を賑わしていた時代を反映した、管楽器やストリングスを導入した大掛かりなレコーディングは、ホリーズのシングルで最もアーティスティックなものに。しかし発売時期に強豪が多かったのか、(当時の)ファンの好みに合わなかったのか、結果は全英18位に。ちなみに『Clarke,Hicks & Nash Years (The Complete Hollies April 1963-October 1968)』収録の、管楽器を交えた1968年ライヴ・ヴァージョンも機会がありましたら是非。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『Hollies' Greatest Hits』参照。

18. Jennifer Eccles

 Stereo Mixで収録。1968年3月発表のシングル曲で、オリジナル・アルバム未収録。サイケや凝った音作りから一転、この曲ではバブルガム・ポップ風のシンプルな歌詞と親しみやすいメロディで英7位のヒット。途中から登場するペダル・スティール・ギターはゲストのRod Kingが演奏。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『Hollies' Greatest Hits』参照。

19. Listen To Me

 2003年リマスター音源で収録(Stereoの左右が逆)。1968年9月発表のシングルA面曲(全英第11位)で、The Yardbirds「Ha! Ha! Said The Clown」(1967年7月)やManfred Mann「Fox On The Run」(1968年11月)等で知られる英ソングライター・Tony Hazzardによるポップな作品。レコーディングではNicky Hopkinsがピアノでゲスト参加し、ピアノの音はオルガン用のロータリー・スピーカーを通して録音されている。そしてGraham Nashはこの曲が在籍時最後のスタジオ作品となり、1968年12月8日をもって脱退。

(各種ヴァージョン/ミックス)
『Hollies' Greatest Hits』参照。

20. Sorry Suzanne (2003 Stereo Mix)

 2003年作成のStereo Mixで収録。1969年2月発表のシングルA面曲で、ここからTerry Sylvesterが参加。当時The FoundationsやEdison Lighthouse、Pickettywitch等のヒット曲を手がけたTony Macaulayと、同じくソングライターのGeoff Stephensの共作で、主要メンバーの交代の中、従来通りのポップ路線で英3位、ヨーロッパ圏でもTop5入りの大ヒットに。ちなみに4トラック機材で制作されたシングルはこの曲が最後となり、次の曲(Disc 2)から音の質感自体がグッと変わります。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Mix

 オリジナルのMono Mix。ヴォーカルに深いエコーがかけられている。
(主な収録CD)
『20 Years』(1984年)
『Hollies' Greatest Vol.2 - Singles Vol.2』(2014年)

2 : Mono Mix (2)

🔵前の曲の後半に、(4)の1993年Remix版からの会話が挿入されている。ただしカウントはカット。
🔵曲のミックス自体はMono Single Versionとほぼ同じですが、フェイド・アウトが(1)より2〜3秒長い。"長くなっている部分のみ"1993年版をmonoに変換して繋げた可能性も(推測)。
(主な収録CD)
『THE HOLLIES AT ABBEY ROAD 1966-1970』(1998年)
『The Very Best Of The Hollies』(※冒頭の会話無し/2012年)

3 : Original Stereo Mix

 70〜90年代まで一般流通していた、オリジナルのStereo Mix。右=ヴォーカル/左=演奏に分離していればこれと思っていただけると。現在は『Changin Times (The Complete Hollies - January 1969-March 1973)』(2015年)に収録されているほか、過去の複数のCDに収録。

4 : 1993 Stereo Mix (+Studio Conversation)

🔵1993年に3枚組アメリカ編集盤で登場したRemix版。
🔵冒頭にスタジオ・ブースのアナウンス(「Take 1〜っ」)とカウントが挿入されている。
🔵主な演奏が中央、ダブルトラック・ヴォーカルは左右に振り分けられている。
🔵ノン・エコーでドライな印象。
🔵フェイド・アウトが他のミックスより若干長い。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)
『ホリーズ・シング・ディラン・プラス』(紙ジャケット仕様日本盤/2004年)

5 : 1993 Stereo Mix (b)

 (4)の1993年Remix版から冒頭をカットし、演奏部分のみを収録したもの。
(主な収録CD)
『SINGLES COLLECTION+』(オランダ盤2枚組CD/1997年)

6 : 1993 Stereo Mix (c)

 細かな違い。(4)の1993年Remix版から冒頭の会話カットまでは(4)と同じですが、微量のエコーを加え、左右が逆になっている。
(収録CD)
『Hollies Sing Hollies』(フランスMagic盤/1996年)

7 : 2003 Stereo Mix

🔵2003年登場の新規ステレオ・ミックスで、配信版では"2003 Remaster Version"と表記され、近年はこちらがよく流通しています。
🔴Original Stereo Mixを基に、マルチトラック上で音域毎に分解し、再度ミックス。右側にあったヴォーカル/ギター・ソロは中央に。演奏部分は右=高域/中央=低域/左=中域に配置。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『Finest』(2007年)
『50 AT FIFTY』(2014年)
『グレイテストVol.2 - シングルズVol.2』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)
[Disc 2: 1969-1976]

1. He Ain't Heavy He's My Brother

 一般流通しているStereo Mixですが、ステレオの左右が逆で収録。1969年9月発表のシングル曲で、「A Taste Of Honey」を書いたBobby Scottと、Bob Russellの共作。ティーン向けのポップ・ナンバーの連続から一転、ここでグッと大人寄りな雰囲気に。なので(いい曲には違いないけど)聴く相手を選びそうなタイプの曲ですが、結果は英3位/米7位の大ヒット。さらに1988年にはイギリスでCMソングで使われ、異例のNo.1リバイバル・ヒットを記録。レコーディングではストリングスや聖歌隊のほか、ブレイク前のElton Johnがピアノで参加。他にJimmy Ruffin & David Ruffin(1970年)、Donny Hathaway(1971年)、Roy Ayers(1972年)、Bill Medley(1988年)ほか、多くのアーティストがカヴァー。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Mono Mix

 オリジナルのMono Mix。
(主な収録CD)
『THE HOLLIES AT ABBEY ROAD 1966-1970』(1998年)

2 : Simulated Stereo Mix

 疑似ステレオ・ミックス。Mono Mixを基に、右=低域/左=高域に調整され、右側で微量のエコーがかけられています。
(収録CD)
『20 Years』(1984年)

3 : Original Stereo Mix (a)

 一般流通しているステレオ・ミックス。収録CDは大量にあるので記載は控えますが、細かい違いが無ければこれと思っていただけると。

4 : Original Stereo Mix (b)

 細かな違い。ステレオの左右が逆になっています(イントロのハーモニカが右から聞こえれば、この音源)。
(主な収録CD)
『Greatest Hits』(2003年)
『50 AT FIFTY』(2014年)

5 : Original Stereo Mix (c)

 これも細かな違い。ステレオの左右が逆で、微量のエコーがかけられています。
(収録CD)
『Hollies Sing Hollies』(フランスMagic盤/1996年)

2. I Can't Tell The Bottom From The Top

 2003年登場のLong Versionで収録。1970年4月発表のシングル曲で、オリジナル・アルバム未収録。「兄弟の誓い」のフォロー・アップ的なバラードで、全英7位のヒット(あ、ということは「Let It Be」とチャートを競っていたわけか…)。この曲もElton Johnがピアノで参加。メロディアスなベースが70年代前半の雰囲気を感じさせる。近年は現ヴォーカリスト・Peter Howarthがアコースティック・ギターの弾き語りで歌っているようです。

 ちなみにMiddle Of The Roadというグループがカヴァーしているほか、Elton Johnも無名時代に『Chartbusters Go Pop』なる廉価版コンピ(?)で歌っていたことも。

(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Stereo Mix (a)

 一般流通しているステレオ・ミックス…ですが、CDによってトータル・タイムとフェイド・アウトの長さがバラバラだったりする…(笑)。恐らくヒス・ノイズ対策で、フェイド・アウトのタイミングがマスタリング担当者によって違いが出たんだろうなと。細か過ぎるので、特に短いのと長いのを挙げます。
🔵"Single Version"とされるものが最も短く、3分41秒。「Am I wrong...♪」で曲が終わる。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Air That I Breathe – The Very Best of The Hollies(栄光のホリーズ)』(1993年)
『グレイテストVol.2 - シングルズVol.2』(紙ジャケット仕様日本盤/2014年)

2 : Stereo Mix (b)

🔵トータル・タイムは3分50秒。「Am I wrong or am I right? And is it real?〜っ...♪」と歌い切るところまで入っている。
(主な収録CD)
『20 Golden Greats』(2001年)
『Changin Times (The Complete Hollies - January 1969-March 1973)』(2015年)

3 : 1993 Stereo Mix (+Studio Conversation)

🔵1993年に登場した音源で、曲の冒頭にドラムやピアノのウォーミング・アップ、カウントが挿入されている。
🔵エンディングは「Am I wrong or am I right? And is it real?〜っ...♪」まで入っている。
(主な収録CD)
『30th Anniversary Collection』(アメリカ編集盤/1993年)

4 : Mono Mix (+Studio Conversation)

🔵1998年になってMono Mixが登場。"2 : Stereo Mix (b)"をモノラルに変換した可能性も(推測)。
🔵(CDの)前の曲の後半に、1993年版と同じく演奏前のウォーミング・アップとカウントが挿入されている。ただしステレオからモノラルに変換されている。
🔵エンディングは「Am I wrong or am I right? And is it real?〜っ...♪」まで入っている。
(主な収録CD)
『THE HOLLIES AT ABBEY ROAD 1966-1970』(1998年)

5 : Long Version

🔵2003年にボックス・セットで登場したロング・ヴァージョン。別ヴァージョンなどの表記は無し。
🔵ドラムが中央ではなく、右側に配置。
🔵ストリングスが通常のStereo Mixよりも前面に出されている。
🔵ヴォーカルにかかるリバーブが薄い。
🔵1分38秒付近から登場するドラムのブラッシングが、左から聞こえる(通常は右)。
🔴アコースティック・ギターがカットされている(通常では2分29秒以降から右側から聞こえる)。
🔴トータル・タイムは4分16秒と最も長く、サビが1回多く入っている。
(主な収録CD)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『The Very Best Of The Hollies』(2012年)
『50 AT FIFTY』(2014年)

3. Gasoline Alley Bred

 1970年9月発表のシングル曲(英14位)。曲は当時のヒット・メイカーTony MacAulay、Roger Cook、Roger Greenawayの共作で、物事が上手く行かなくなった家族が故郷に戻る…的な内容(実際はもっと切実な内容だと思っていただけると)。曲のテンポが同時期にヒットしたThe Kinks「Lola」にも通ずるものがありますが、ホリーズはこの頃からアルバムを含め、アメリカン・ロック志向のサウンドへと変化。

 で、ここまで長々とミックス違いに触れてきましたが、この曲以降はミックスがほぼ統一され、細かい違いのあるものは少なくなります。

4. Hey Willy

 1971年5月発表のシングル曲(英22位)で、オリジナル・アルバム未収録。Roger CookとRoger Greenawayの2人とAllan Clarkeの共作で、ハード・ロック調のギター・リフに、(どこかで聞き覚えのある)"Willy"という名のロック・バンドのシンガーを描いた歌詞が乗る、これまでとはまた違うアプローチが。

5. The Baby

 レーベル移籍、ソロ活動を望んだAllan Clarkeの脱退、新メンバー・Michael Rickfors加入と、大きな変動と共に1972年2月に発表されたのがこの曲。曲はGorgoni, Martin & Taylor("I Can't Let Go"を書いたメンバーを含む3人組)の『Gotta Get Back to Cisc』(1971年)からのカヴァーで、エレクトリック・シタールやブルーアイドソウルなサウンドが聴きどころな反面、いわゆる"デキ婚"を扱った歌詞や、看板シンガーの交代と声質のギャップに戸惑う可能性も…。イギリスでは26位、ニュージーランドでは人気が根強く、8位のヒット。

6. Long Cool Woman (In A Black Dress)

 アルバム『Distant Light』(1971年6月)で発表された、Allan Clarke、Roger Cook、Roger Greenawayの共作で、Allan Clarke脱退後の1972年4月にシングル・カット。イギリスでは32位に終わりましたが、アメリカでは全米第2位の大ヒット。A面曲では珍しくAllan Clarkeのソロ・ヴォーカルで通され、イントロの印象的なギター・フレーズや巷でCCR調と称されるサウンドが受けたようで、70年代ホリーズの代表曲の一つに。

7. Magic Woman Touch

 アルバム『Romany』(1972年)及び1972年11月発表のシングル曲で、元々はイギリスのバンド・The Greatest Show on Earth『The Going's Easy』(1970年)で発表した曲。原曲のアーシーな雰囲気にエレクトリック・シタールを加えてポップにアレンジ。イギリスではメンバー・チェンジの風当たりは強く、低調な結果に。一方でニュージーランドでは5位、オランダでは8位のヒットを記録。


(各種ヴァージョン/ミックス)
1 : Original Mix

 一般流通している音源。

2 : Acoustic Version

 1990年にアメリカ編集盤で登場したアコースティック・ヴァージョン。テイク自体が異なり、エレクトリック・シタールが無く、リズム・パターンも異なる。
(主な収録CD)
『"EPIC ANTHOLOGY":FROM THE ORIGINAL MASTER TAPES!』(EPIC EGK 46161/1990年)
『Romany』(2007年リマスター盤)
『Out On The Road』(2006年フランスMagic盤)
『Changin Times (The Complete Hollies - January 1969-March 1973)』(2015年)

8. The Day That Curly Billy Shot Down Crazy Sam McGee

 「Long Cool Woman (In A Black Dress)」の思わぬ大ヒットを経て、Allan Clarkeがバンドに復帰。1973年10月にこの曲をシングルで発表しています。「Long Cool...」路線を踏襲したロック・ナンバーで、イギリスで24位、オランダではNo.1ヒットを記録。後にアルバム『Hollies』(1974年)にも収録。


9. The Air That I Breathe

 1974年1月にシングル発売され、英2位/米6位の大ヒットとなった、これも70年代ホリーズの代表曲。後にアルバム『Hollies』(1974年)にも収録。曲名通りの穏やかなAOR調の曲で、元々は「カリフォルニアの青い空」のヒットで知られるAlbert Hammondが『It Never Rains in Southern California』(1972年)で発表した曲で、ホリーズ版はPhil Everlyの『Star Spangled Springer』(1973年)経由でカヴァーしたようです。

10. Lonely Hobo Lullaby

 アルバム『Another Night』(1975年)収録の、穏やかなアコースティック調の曲で、Allan ClarkeとTerry Sylvesterの共作。

11. I'm Down

 1974年11月発表のシングル曲で、後にアルバム『Another Night』(1975年)に収録。Allan Clarke,Tony Hicks,Terry Silvesterの共作(※ブックレットでは作曲者に誤ってNashの名前がクレジット)で、様々な事実に直面し無気力になった人物が描かれている。溜息のようなコーラスを含め、70年代半ばの黄昏た雰囲気を感じる曲。

12. 4th July, Asbury Park (Sandy)

 1975年5月にシングル発売された曲(米85位)で、後にアルバム『Another Night』(1975年)に収録。Bruce Springsteenのアルバム『The Wild, the Innocent & the E Street Shuffle』(1973年)収録曲のカヴァー。

13. There's Always Goodbye

 1976年1月発表のアルバム『Write On』収録曲。アメリカのシンガーソングライター・Randy Richardsの作品で、自身も『If You've Ever Loved』(1976年)で発表。

14. Boulder To Birmingham

 1976年2月にシングル発売された曲で、後にアルバム『A Crazy Steal』(1978年)にも収録。アメリカの女性シンガー・Emmylou Harris『Pieces Of The Sky』(1975年)で発表した、Gram Personsの事を歌ったとされる一曲。

15. Too Young To Be Married (Live)

 元々はアルバム『Confessions Of The Mind』(1970年)で発表された曲で、オーストラリアやニュージーランドでシングル・カットされ、No.1ヒットを記録。間奏のTony Hicksのギター・ソロも聴きどころで、ここでは『Hollies Live Hits』(1977年/英4位)からのライヴ・ヴァージョンで収録。

16. Daddy Don't Mind

 1976年9月発表のシングル及びアルバム『Russian Roulette』(1976年12月)で発表された、Allan Clarke,Tony Hicks,Terry Sylvesterのオリジナル。この時期のホリーズは「One of These Nights」期のEaglesや、ディスコ路線に変化したBee Geesなどを意識した形跡が。

[Disc 3 : 1977-2014]

1. Hello To Romance

 1977年5月にシングル発売されたAOR調の曲で、後にアルバム『A Crazy Steal』(1978年)に収録。Allan Clarke,Tony Hicks,Terry Sylvesterのオリジナル。


2. Amnesty

 原題は「Love Is The Sweetest Amnesty」。元The ByrdsのChris Hillmanがソロ・アルバム『Slippin' Away』(1976年)で発表した曲で、Danny Doumaの作品。ホリーズ版は1977年7月にシングル発売されたほか、アルバム『A Crazy Steal』(1978年)にも収録。

3. Soldier's Song

 1980年6月発表のシングル(英58位)で、Mike Battの作品。オリジナル・アルバム未収録曲ですが、多数のベスト盤に収録。後にホリーズのメンバーとなるCarl Wayne(The Move)が、Et Cetera名義で歌っているヴァージョンも発表されています。

4. Heartbeat

 Buddy Hollyのカヴァー・アルバム『Buddy Holly』(1980年)収録曲で、1980年9月にシングル発売。ちなみにこの曲と次の曲を最後にTerry SylvesterとBernie Calvertが脱退。以降ホリーズは主要メンバー3人+サポート・メンバーの体制で活動を続けます。

5. If The Lights Go Out (First Version)

 1980年録音で、アルバム『What Goes Around...』(1983年)収録版とは別テイク。ちなみにKatie Meluaというイギリスの女性シンガーがアルバム『Pictures』(2007年)でカヴァーしています。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『What Goes Around...』(2003年フランスMagic盤)
『Head Out of Dreams (The Complete Hollies August 1973 - May 1988)』(2017年)

6. Take My Love And Run

 1981年11月にシングル発売された曲で、こちらもアルバム『What Goes Around...』収録版とは別テイク。80年代シンセ・サウンドが印象的なポップ・ナンバー。
(主な収録CD)
『All The Hits & More』(1988年)
『Special Collection』(1997年)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『What Goes Around...』(2003年フランスMagic盤)
『Head Out of Dreams (The Complete Hollies August 1973 - May 1988)』(2017年)

7. Stop In The Name Of Love

 Graham Nashが一時復帰し制作されたアルバム『What Goes Around...』(1983年)収録曲で、The Supremesの1965年のヒット曲のカヴァー。オリジナル・アルバムのうち『What Goes Around...』は唯一WEAから発売されていたため、(EMI系の)ベスト盤に収録された事がありませんでしたが、EMI閉鎖→Parlophoneレーベルの権利がワーナー系列に移行したため、こうしてベスト盤でも聴けるようになりました。

8. Let Her Go Down

 1983年録音の作品で、シングルのB面としてニュージーランドのみで発表されていたとのこと。
(その他の収録CD)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『What Goes Around...』(2003年フランスMagic盤)
『Head Out of Dreams (The Complete Hollies August 1973 - May 1988)』(2017年)

9. Too Many Hearts Get Broken

 1985年にシングルのみで発表されていた曲。
(その他の収録CD)
『Special Collection』(1997年)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『Head Out of Dreams (The Complete Hollies August 1973 - May 1988)』(2017年)

10. Laughter Turns To Tears

 1985年発表の12インチ・シングル「Too Many Hearts Get Broken」のカップリングとして発表された曲。
(その他の収録CD)
『The Long Road Home 1963-2003』(2003年)
『Head Out of Dreams (The Complete Hollies August 1973 - May 1988)』(2017年)

11. So Damn Beautiful

 80年代以降のホリーズはライヴ活動が中心となり、新曲はシングルかベスト盤で発表されるパターンが続きましたが、2006年、23年振りにオリジナル・アルバム『Staying Power』を発表。健在ぶりを示しています。この曲はそのアルバムからの曲。ちなみにメンバーは60年代の中心メンバー・Tony Hicks (g,vo)とBobby Elliott (d)のほか、Peter Howarth(vo/2004年参加)、Steve Lauri(g/2004年参加)、Ray Stiles(b/1986年参加)、Ian Parker(k/1991年参加)という編成。

12. On A Carousel (Live)

 2013年発表のライヴ盤『Hollies Live Hits - We Got the Tunes!』に収録されていたライヴ・ヴァージョンで、キーボードの入ったアレンジに替わっています。

13. Then, Now, Always (Dolphin Days) (Live)

 2009年発表のアルバム『Then, Now, Always』収録曲で、Mark NelsonとBobby Elliottの共作、リード・ヴォーカルはTony Hicks。ここでは『Hollies Live Hits - We Got the Tunes!』(2013年)のライヴ・ヴァージョンで収録。

14. Skylarks

 このベスト盤で初登場の新曲で、Peter Howarth,Bobby Elliott,Steve Lee Vickersの3人による作品。
[おまけ:関連書籍]

 ホリーズ特集が掲載されている雑誌等をご紹介します。これ以外にも『ストレンジ・デイズ』で取り上げられていた記憶があるので、判明次第追記します。


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不明

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⚪️『THE DIG No.35』(2003年12月発売)にホリーズの特集記事が掲載されています。アルバム・レビュー、「コンピレーション&リイシューCD攻略法指南」、日本のホリーズ・コレクターのインタビューとお宝一覧(雑誌、ツアー・パンフ、各国シングル盤ジャケ、日本盤LPジャケ)等。
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⚪️こちらも外せない一冊。『レコード・コレクターズ』2004年2月号にホリーズ特集が組まれています。執筆陣が『THE DIG』と重なっているためか、似た内容・表現があるものの、Graham Nashのインタビュー、オリジナル・アルバム、編集盤CDのレビュー、シングル/EPのディスコグラフィ、レア音源や別ヴァージョン、各メンバーのソロ活動等にも触れられています。検索した限りではAmazonでは見つけられませんでしたが、古本屋や中古CD屋等を探すと出てくるかもしれませんので興味のある方は是非。

 他に、2012年の号(すみません何号かど忘れしました…(汗))の「ブリティッシュ・ロックの肖像」という連載コーナーに、初期メンバーのEric Haydockのインタビューが2回に渡って掲載されています。

beatleg magazine 8月号 (vol.157)beatleg magazine 8月号 (vol.157)
(2013/07/01)


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⚪️こちらは以前にも紹介しましたが、『beatleg (vol.157/2013年8月号)』に「60年代のホリーズ」という記事も掲載されています。結成からデビュー〜メンバー・チェンジ、シングルやアルバム等に触れながら彼らの60年代の足跡を辿っています。

⚪️書籍『クロニクル・シリーズ ブリティッシュ・ビート (クロニクル・シリーズ)』(シンコーミュージック・エンタテインメント/2008年)に、2004年に行われたTony Hicksの電話インタビューが4ページにわたり掲載されています。

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(作成:2014年9月25日/更新:2014年10月15日,2017年3月4日,4月8日)
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[ 2014/09/25 23:47 ] The Hollies | TB(-) | CM(0)

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