The Beach Boys : Made In California (2013)


カリフォルニアの夢カリフォルニアの夢
(2013/08/28)
ビーチ・ボーイズ

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Pet Sounds Record

◎一年程前から話題に上がっていたThe Beach Boysの新しいボックス・セット『Made In California(邦題:カリフォルニアの夢)』が8月28日に発売されました。

(主な特徴/一部メーカーのインフォより)
🔵ビーチ・ボーイズの50年に及ぶ歴史的レコーディングを6枚のCDに収めた画期的な豪華BOX SETの登場!
🔵60曲以上に及び未発表曲、未発表トラック、未発表ライヴ、未発表ミックス!
🔵豪華ハードカヴァーは卒業アルバム風の装丁。未発表フォトを掲載。
🔵ブライアン、デニス、カール、マイク、アル、ブルース、デヴィッドによるバンドのキャリアについての貴重なコメント等を掲載。
🔵日本盤は輸入盤に日本盤ブックレット(オリジナル・ライナー・ノーツの翻訳)を付けた"輸入国内盤仕様"。

 …との事で、気になるのは未発表音源/ヴァージョンも多数収録されており、挙げるときりがないですけどデニスのソロ・シングル「Sound Of Free」もこれでようやくCD化。あとこれ以前に『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年)が出ていますが、今回のボックスとは重複しない音源もありますので両方必要です。

 ブックレットには(一部を除いて)メンバー自身のコメントでこの50年間を振り返ったものが掲載(他は制作担当者による"プロデューサー・ノート"という音源や編集に関するコメント)。The Beatlesの『Anthology』のDVD版がそうであったように、当事者の視点でビーチ・ボーイズを知る事が出来る内容になっています。

[収録曲]

 この記事を実際にupするのは発売から数ヶ月後のため、既に他の方が詳しく書いている可能性があるのと、ここから記載するものはあくまで"簡易版"である事をあらかじめご了承ください。記述にどこかしら大ボケをかましている可能性もありそうですが(汗)、ご意見・ご感想等ありましたらコメント欄や画面右のメール・フォームにて受け付けております(度を超した用件はご勘弁を…とも書いてみたり)。各ディスクについてはこちらで↓

Disc 1
Disc 2
Disc 3
Disc 4
Disc 5
Disc 6

[Disc 1]

⚪️デビュー前の1961年から、数々のヒット曲を飛ばした1965年前半までの期間にレコーディングされた楽曲を収録。アルバムでいうと下記の作品からピック・アップされています。

『Surfin' Safari』(1962年10月)
『Surfin' U.S.A.』(1963年3月)
『Surfer Girl』(1963年9月)
『Little Deuce Coupe』(1963年10月)
『Shut Down Volume 2』(1964年3月)
『All Summer Long』(1964年7月)
『Christmas Album』(1964年10月)
『Concert』(1964年10月)
『Today!』(1965年3月)

 これを書くのに改めて60年代のディスコグラフィに目を通したんですけど、一般的に"海"や"夏"のイメージが強い割に、実際に夏に発売されているのは『All Summer Long』とシングル「Surfer Girl」等数枚で、思っていたより少ないなぁと。春や秋の方が多かったり(日本とアメリカでは四季の感覚が少し違うのかも)。その代わり、今と違って出たら何ヶ月もラジオでかかったりチャートにランク・インしていたはずなので、特に(ビーチ・ボーイズに限らず)この時期に発表された曲は人々の記憶に強く焼き付いたのでは…と書き始めるとまた長くなるので本題へ…(笑)

 30周年の際に発売された『グッド・ヴァイブレーション・ボックス』(1993年発表)では60年代の音源はモノラル・ミックス中心だったのに対し、今回は逆にステレオ・ミックス中心で収録されています。で…初登場音源ものは曲名を青で表記し(オフィシャル・サイトでは赤で表示されていたので逆ってことで)、記述が必要な曲は個人的に把握している範囲内で書き進めたいと思います。あとこれは余計なおせっかい承知で…実際のクレジットとは何かしら異なる点がある曲には「*」印を付けさせていただきました。

1. Home Recordings / "Surfin'" Rehearsal Highlights (2012 Edit)

 2001年発表のレア・トラックス集『Hawthorne,Ca』のDisc 1の1,2曲目に新たに「California Feelin'」のヴォーカルの一部を挿入したもの。後半に登場するのはグループがまだペンデルトーンズと名乗っていた頃の1961年9月に録音された「Surfin'」のリハーサル風景。本格的なスタジオ・レコーディングを行なう以前の姿を捉えた貴重な記録。2001年発表版は下記のCDに収録されています。
(収録CD)
◉『ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)』(2001年)

2. Surfin' (with Session Intro - Mono)

 シングルに採用されたテイクの前に、コントロール・ルームからのアナウンスとアウトテイクが挿入されています。
(他の収録CD)
◉『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年)

3. Their Hearts Were Full Of Spring (Demo - Mono)

 曲は「Route 66」で知られるBobby Troupの作品で、ビーチ・ボーイズのルーツとしても知られるフォー・フレッシュメンのカヴァー。過去に1968年ライヴ版、1967年ハワイのリハーサル音源がリリースされていましたが、こちらは1962年、キャピトル・レコードへのレコード契約を取り付けるためにマリー・ウィルソンが録音したオーディション用音源より。
(他の収録CD)
◉『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年)

4. Surfin' Safari (Original Mono Long Version)

 1993年発表のボックス・セットで発表された別ヴァージョンで、フェイド・アウトせずに完奏する。
(収録CD)
◉『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年)

5. 409 (Original Mono Long Version)

 こちらも1993年発表のボックス・セットで発表された別ヴァージョンで、フェイド・アウトせずに完奏する。
(収録CD)
◉『グッド・ヴァイブレーションズ・ボックス』(1993年) 

6. Lonely Sea (Original Mono Mix)*

 4,5同様、この曲もキャピトル・レコードと契約を取り付けるためのデモとしてレコーディングされたものの一つ。テイク自体はアルバム『Surfin' U.S.A.』に収録されたものの同一ですが、冒頭にテイク数のカウントが入り、フェイド・アウトが約13秒程長く入っている。なので厳密には初登場音源。

7. Surfin' U.S.A.

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

8. Shut Down*

 "2003 Stereo Mix"とクレジットされていますが、実際には1963年に発表されたオリジナルのステレオ・ミックスでの収録。"2003 Stereo Mix"はベスト盤『Sounds Of Summer』に収録され、特にドラムの音に違いが出ています。

9. Surfer Girl

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

10. Little Deuce Coupe

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

11. Catch A Wave

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

12. Our Car Club

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

13. Surfers Rule (with Session Intro)

 冒頭にリハーサル風景やトーク・バック等が約40秒程付け加えられています。その部分のみモノラルで、以降はオリジナルのステレオ・ミックス。

14. In My Room

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

15. Back Home

 アルバム『15 Big Ones』で発表された曲の、1963年に録音されたオリジナル・テイク。リード・ヴォーカルはブライアンで、1976年版で聴けた「Back Home〜っ♪」のファルセットがなく、サウンドはどこか当時のフィル・スペクター・サウンドを研究したような跡が。ちなみにDisc 6にまた別のテイクが登場しますのでそちらは後々という事で。

16. Be True To Your School (Mono Single Version)

 アルバムとは別テイクのシングル・ヴァージョン。今回もモノラル・ミックスでの収録という事で、ステレオ版の登場ならず…。今回のボックス・セットでは新たに発見されたマルチ・トラック・テープからの音源が数曲で使われていますが、この曲のシングル・ヴァージョンに関してはいまだ行方不明(もしくは紛失)状態のようです。

17. Ballad Of Ole' Betsy

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

18. Little Saint Nick (Stereo Single Version)

 シングル・ヴァージョンのステレオ・ミックスは3種類存在しますが、こちらは2008年版で収録。
(他の収録CD)
◉『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』(2008年)

19. Fun, Fun, Fun*

 なにげに別ミックスで収録されているという…これはちょっとしたお楽しみと捉えた方がいいでしょうね。ブックレットには"Mono Single Version"との表記がありますが、実際には今回新たに作成されたステレオ・ミックスで収録されていました。従来のステレオ・ミックスではフェイド・アウトでヴォーカルだけが残り速めに曲が終りましたが、ここに収録されているものはバッキング・トラックが従来よりも鮮明になり、フェイド・アウトもシングル・ヴァージョンの雰囲気に近づけられています。

20. Little Honda

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

21. Don't Worry Baby (2009 Stereo Mix)

 2009年発表の編集盤に収録されていたミックスで、マルチ・トラックから新たに作成されたもの。これまでのStereo Mixはリード・ヴォーカル=左、コーラス=右とハッキリと分かれていましたが、このミックスではリード・ヴォーカルは中央、コーラスは左右に広げられています。
(他の収録CD)
◉『サマー・ラヴ・ソングス』(TOCP-70789/2009年)
◉『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション~偉大なる50年~』(2012年)

22. Why Do Fools Fall In Love*

 "2009 Stereo Mix"と表記されていますが、実際には2012年発表のステレオ・ミックス。クレジットを信じると『サマー・ラヴ・ソングス』(2009年)収録のヴァージョンからピアノのイントロをカットしただけという事になりますが、実際にはミックス自体改められており、左右に広げられていたヴォーカルは中央に移動されています。
(他の収録CD)
◉『シャット・ダウン VOL.2(モノ&ステレオ)』(2012年)

23. The Warmth Of The Sun*

 これもブックレットにはノー・クレジットの新規ステレオ・ミックス。従来版ではリード・ヴォーカルとバック・コーラスが左右に別々に配置されていましたが、こちらはリード・ヴォーカルは中央、バック・コーラスは左右に広げられ、バランスの取れた仕上がりに。

24. I Get Around (with Session Intro - Mono)

 曲の冒頭にスタジオ内でのやり取りが挿入されています。演奏自体は従来からあるモノラル・ミックス。

25. Wendy (2007 Stereo Mix)

 2007年に作成された新規ステレオ・ミックス。間奏で誰かが咳き込んでいる音がカットされている。
(他の収録CD)
◉『The Warmth Of The Sun』(2007年)
◉『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション〜偉大なる50年〜』(2012年)

26. All Summer Long (2007 Stereo Mix)

 2007年に作成されたステレオ・ミックス。演奏は左右(どこか疑似ステレオっぽく聞こえるけど、ドラムは左にしか入っていない)、ヴォーカルは中央。
(他の収録CD)
◉『The Warmth Of The Sun』(2007年)
◉『オール・サマー・ロング(モノ&ステレオ)』(2012年)
◉『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション〜偉大なる50年〜』(2012年)

27. Girls On The Beach

 オリジナル・ステレオ・ミックス。

28. Don't Back Down

 オリジナル・ステレオ・ミックス。モノラルよりもフェイド・アウトがやや早い。

29. When I Grow Up (To Be A Man) (2012 Stereo Mix)

 2012年発表のStereo Mix。2008年版Stereo Mixではヴォーカルにかかるリヴァーヴが左右に広がっていたのに対し、こちらは中央のみにかかる。
(他の収録CD)
◉『トゥデイ(モノ&ステレオ)』(2012年)
◉『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション〜偉大なる50年〜』(2012年)

30. All Dressed Up For School (Mono)

 1990年に『Little Deuce Coupe / All Summer Long』のボーナス・トラックで発掘された未発表曲で、今回は2008年に登場したモノラル・ミックスでの収録。ステレオ・ミックスでは聴けない手拍子が入っています。
(他の収録CD)
◉『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』(2008年)

31. Please Let Me Wonder*

 "2007 Stereo Mix"との表記がありますが、実際には2009年発表の編集盤『Summer Love Songs』でノー・クレジットで収録されていたリミックス・ヴァージョンで、現行盤の『Today! (Mono & Stereo)』にもこのミックスで収録されています。2007年Mixとの判りやすい違いはフェイド・アウトのタイミングで、2007年版の方が早めに終る。この曲に関してはこちらをご覧ください。
(他の収録CD)
◉『サマー・ラヴ・ソングス』(2009年)
◉『トゥデイ(モノ&ステレオ)』(2012年)

32. Kiss Me, Baby (2000 Stereo Mix)

 2000年に『Endless Harmony』のCDがジャケット・デザインを一新して再発売された際、この曲を含む6曲がMark Linett氏によってRemixされています。ピアノが左、管楽器は右、ドラム、ベース、パーカッションは中央に配置。アコースティック・ギターは左のまま。2種類のヴォーカルのうちの一つは、疑似ステレオ風に音に広がりを与えるエフェクト(?)がかけられている。
(他の収録CD)
◉『Endless Harmony』(2000年)
◉『The Warmth Of The Sun』(2007年)
◉『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』(2008年)
◉『Summer Love Songs』(2009年)
◉『トゥデイ(モノ&ステレオ)』(2012年)

33. In The Back of My Mind (2012 Stereo Mix)

 2012年に発表されたステレオ・ミックスで収録。モノラルではヴォーカルがシングル・トラックでしたが、ステレオではシングル・トラック。
(他の収録CD)
◉『トゥデイ(モノ&ステレオ)』(2012年)

34. Dance, Dance, Dance*

 "2003 Stereo Mix"と表記されていますが、実際には2008年版Stereo Mixでの収録。ベースやドラム、12弦ギターは左、ヴォーカルは中央(というか疑似ステレオ風な処理)、鈴とギターが左。カスタネットは左右に微妙にずらして聞こえる。
(他の収録CD)
◉『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』(2008年)
◉『トゥデイ(モノ&ステレオ)』(2012年)
◉『グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション〜偉大なる50年〜』(2012年)
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(作成:2013年8月31日/更新:2013年9月30日,11月10日)
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