The Beatles : Anthology 3

[Anthology 3]

アンソロジー(3)アンソロジー(3)
(1996/10/30)
ザ・ビートルズ

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[Disc 1]
1. A Beginning
2. Happiness Is A Warm Gun (Demo)
3. Helter Skelter (Take 2)
4. Mean Mr. Mustard (Demo)
5. Polythene Pam (Demo)
6. Glass Onion (Demo)
7. Junk (Demo)
8. Piggies (Demo)
9. Honey Pie (Demo)
10. Don't Pass Me By
11. Ob-La-Di, Ob-La-Da
12. Good Night
13. Cry Baby Cry (Take 1)
14. Blackbird (Take 4)
15. Sexy Sadie (Take 6)
16. While My Guitar Gently Weeps (Demo)
17. Hey Jude
18. Not Guilty
19. Mother Nature's Son (Take 2)
20. Glass Onion
21. Rocky Raccoon (Take 8)
22. What's The New Mary Jane
23. Step Inside Love/Los Paranoias
24. I'm So Tired
25. I Will (Take 1)
26. Why Don't We Do It In The Road (Take 4)
27. Julia (Take 2)
[Disc 2]
1. I've Got A Feeling
2. She Came In Through The Bathroom Window
3. Dig A Pony
4. Two Of Us
5. For You Blue
6. Teddy Boy
7. Medley: Rip It Up / Shake, Rattle And Roll / Blue Suede Shoes
8. The Long And Winding Road
9. Oh! Darling
10. All Things Must Pass (Demo)
11. Mailman, Bring Me No More Blues
12. Get Back
13. Old Brown Shoe (Demo)
14. Octopus's Garden (Take 2)
15. Maxwell's Silver Hammer (Take 5)
16. Something (Demo)
17. Come Together (Take 1)
18. Come And Get It
19. Ain't She Sweet
20. Because
21. Let It Be
22. I Me Mine
23. The End


◎1996年10月30日に発売されたシリーズ第3弾はインドからの帰国後、1968年5月〜1970年1月3日までの未発表音源を収録。新録第3弾は叶わなかったものの、こちらも珍しいデモや別テイク、未発表曲等が目白押しで、中には解散後にソロ・アルバムで発表された曲の"ビートルズ・ヴァージョン"も。

 Disc 1はすべて『The Beatles(ホワイト・アルバム)』(1968年11月)関連の音源。2,4,5,7,8,9は1968年5月にジョージの自宅で録音された、通称"イーシャー・デモ"より。『Abbey Road』収録曲「Mean Mr. Mustard」「Polythene Pam」が既に登場しているのが興味深い。

 アルバムのアウトテイクからは「Glass Onion」はエンディングがSEになっている別ヴァージョン、「Helter Skelter」は初期段階のスロー・ヴァージョン、「Don't Pass Me By」はフィドルのない別テイク。同じくリンゴのヴォーカル「Good Night」は初期段階の別テイクに、OKテイクのオーケストラ(Take 34)を繋げたもの。ジョンの「Cry Baby Cry」「Sexy Sadie」は別テイク。ポールの「Blackbird」「Mother Nature's Son」「Rocky Raccoon」「I Will」も別テイク。

 「Ob-La-Di, Ob-La-Da」はアレンジの異なる初期別テイク。他の収録曲がラフなのに対しミックスが凝っているのは、未発表アルバム『Sessions』(1985年)用に作成されたものを流用しているため(本作収録に際し冒頭に会話を加えている)。ジョージのギターとジョンのオルガンによるDemo「While My Guitar Gently Weeps」『Sessions』用のミックスより(エンディングが編集でリフレインに変更している)。Disc 1ラストの「Julia」はOKテイクひとつ前のTake 2。

 Disc 2の前半は色々ありまくりだったアルバム『Get Back』用のセッションより。ちなみに波乱に満ちたトゥイッケナム・フィルム・スタジオでのリハーサル(1969年1月2日〜1月16日)は正式レコーディングはされず本作でも未収録、ここではアップル・スタジオに移動後→ビリー・プレストンゲスト参加後の1969年1月22日〜30日までの演奏からピック・アップされています。

 後に『Abbey Road』に収録される「She Came In Through The Bathroom Window」(1969年1月22日)はリリース版よりもテンポのゆるいレイド・バックな別テイク。「Oh! Darling」(1969年1月27日)はジョンがハーモニーを付けている(演奏が始まってから8トラック・レコーダーを回したようで、前半が切れているのが惜しい)。

 「I've Got A Feeling」(1969年1月24日)は『Get Back』に収録予定だった別テイク。ただし曲の後半で演奏は中断(他に完奏しているテイクもあるはずなのですが…)。「Dig A Pony」(1969年1月22日)はドラムがややルーズなスタジオ・テイク。「Two Of Us」(1969年1月24日)は演奏がまだ未整理でポールのギター・リフが微妙に異なる別テイク(『Let It Be』版は1月31日のテイク)。ジョージの「For You Blue」(1969年1月25日)は『Let It Be』版とは別テイクで、歌詞も微妙に異なる。「Let It Be」はリリース版より前の1969年1月25日の演奏。「Get Back」(1969年1月30日)は通称Rooftop Concertで最後に演奏されたテイク(映画版でも登場)。エンディングのジョンのコメントが途中で終わるのが惜しい。

 聴きどころとなるとやはり「The Long And Winding Road」(1969年1月26日)。『Let It Be』に収録されたテイクの大元で、勿論バンドのみ。『Get Back』収録予定版とは別ミックス(註:映画版及び『Let It Be...Naked』収録版は1月31日の演奏)。

 10「All Things Must Pass」13「Old Brown Shoe」16「Something」は1969年2月25日にジョージが一人で録音したデモ・テイク。ご存知の通り、3曲共に別々の作品で発表されることに。

 後半はアルバム『Abbey Road』からのセッションより。14「Octopus's Garden」は別テイクで、歌詞の一番を延々と歌うリンゴの仮歌が聞ける。15「Maxwell's Silver Hammer」リリース版にはないイントロ付きの別テイク。17「Come Together」はジョンの威勢のいいヴォーカルが聞けるTake 1より。『Anthology 1』にデビュー前のテイクが収録されていた19「Ain't She Sweet」は1969年7月24日に「Mean Mr. Mustard」のレコーディングの合間に突然ジョンが歌い出したもの。「Because」ヴォーカルのみのアカペラ・ミックス。23「The End」の別ヴァージョンは途中から始まり、カットされたギターのパートが聞ける。

 「I Me Mine」はジョン不在で1970年1月3日に録音。『Let It Be』ではオーケストラが追加され編集で曲が引き伸ばされましたが、ここでは未編集版で収録。
[オリジナル・アルバム未収録曲]

Junk

 ポールのファースト・ソロ・アルバム『McCartney』(1970年4月)で発表された曲でしたが、ここでは1968年5月の通称"イーシャー・デモ"で収録。ちなみにメンバーの各ソロ・アルバムにはビートルズ時代に書かれた曲がいくつか離散しており、ポールの場合「Another Day」「The Back Seat Of My Car」やもっと後の『Off The Ground (the complete works)』(1993年)収録の「Cosmically Conscious」もそうした曲の一つ。

Not Guilty

 ジョージのソロ・アルバム『George Harrison』(1979年)で発表された曲の"ビートルズ・ヴァージョン"で、1968年8月のホワイト・アルバムのセッションより。ソロで発表されたものはアコースティック調だったのに対し、こちらはバンド・サウンド。

 ちなみに本作に収録されたものは未発表アルバム『Sessions』(1985年)用に作成されたミックスで、1968年のオリジナル録音とは一部アレンジが異なる箇所があります。

What's The New Mary Jane

 70年代前半から非正規に出回っていたため知名度の高い未発表曲でしたが、いざ公式発売されるとそれ程話題に上がらず…。未発表という箔が取れるとそういうものなのでしょうか。変な曲調でとっつきにくいけど僕は好きですけどね…(笑)。ちなみにショート・ヴァージョンや別ミックスがいくつか存在しますが、ここでは未発表アルバム『Sessions』(1985年)用に作成されたミックスに、曲終了後のジョンのトークを加えて収録。
(YouTubeより)

🔵 『Anthology 3』とは別の、一度Plastic Ono Band名義のシングルで出す予定だったShort Version。70年代から出回っていたのはこちらのヴァージョン。

Step Inside Love/Los Paranoias

 1968年9月16日に「I Will」のセッション中に思いつきで演奏されたもの。「Step Inside Love」は元々ポールがCilla Blackに提供した曲で、1968年3月にシングル発売されUK第8位のヒット。Cilla Black版は3テイクあり、Demoではポールがギターを演奏(間奏でポールの声が聞こえる)。3テイク共に編集盤『Abbey Road Decade 1963-73』(1997年)に収録。このCDでは他に「Love Of The Loved」「It's For You」といったレノン/マッカートニーからの提供曲も収録されていますので機会がありましたら是非。

 一方の「Los Paranoias」はジョンの一言で始まった即興演奏。


Teddy Boy

 ポールのファースト・ソロ・アルバム『McCartney』(1970年4月)収録曲の"ビートルズ・ヴァージョン"。『Get Back』にも収録予定でしたが、それとは別ミックス/別編集で収録。フィル・スペクターも『Let It Be』用のミックスを作成していましたが、そちらも未発表に。

Rip It Up / Shake, Rattle And Roll / Blue Suede Shoes

 映画版『Let It Be』でも登場したロックン・ロール・メドレー(1969年1月26日録音)。「Rip It Up」はLittle Richard、「Shake, Rattle And Roll」はBill Haley & His Comets版でもヒットしたJoe Turnerの曲、「Blue Suede Shoes」はCarl Perkinsの曲。

All Things Must Pass

 これもソロで発表された曲の"ビートルズ・ヴァージョン"。1969年2月25日にジョージが一人で録音したデモ・テイクより。ジョージのソロ・アルバム『All Things Must Pass』(1970年11月)にの「Let It Down」「Hear Me Lord」「Isn't It A Pity」等もビートルズ時代に書かれた曲。
(YouTubeより)

🔵 『Anthology 3』とは別の、1969年1月の『Get Back』セッションより。フィルム用音声をステレオ加工したもの。

Mailman, Bring Me No More Blues

 1969年1月29日に『Get Back』セッションで演奏されたBuddy Hollyのカヴァーで、シングル「Words Of Love」(1957年)のカップリング曲。ビートルズ版は元々フル・コーラスで演奏されていましたが、マルチ・トラックで録音されたのは途中からだったため、曲構成がアレンジされています。この曲も未発表アルバム『Sessions』(1985年)用に作成されたミックスを使用。

Come And Get It

 ポールがBadfinger用に書いた曲で、彼らのDemo用に1969年7月24日にポールが全てのパートを多重録音。Badfinger版はポールの演奏をコピーして演奏した…というエピソードをよく耳にしますが、本作に収録されたものは未発表アルバム『Sessions』(1985年)用のミックスで、80年代特有の過剰なエコー処理が施されています。
(Badfinger版)

(Alternate Mix)

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(作成:2011年6月1日/更新:2015年11月25日)
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