The Move : Move (2016 3CD Deluxe Edition)

(3CD輸入盤)

HMV
3CD=Esoteric Records ECLEC 2536
(3CD輸入国内盤仕様)

HMV
3CD=AtoZ ATOZ-099 (輸入国内盤仕様:帯・解説書付/2016年05月11日発売予定)

Disc 1 : 1〜13・・・『MOVE (Mono)』 14〜26・・・Bonus Tracks
Disc 2 : 1〜13・・・Stereo Mixes
Disc 3 : BBC Sessions January 1967-January 1968

(1CD輸入盤)

HMV
前回から続きという事で、The Moveのファースト・アルパム『Move』(1968年3月)の2016年リマスター盤が、イギリスのEsoteric Recordingsからリリースされました(3枚組Deluxe Editionと1枚の通常盤の2種類)。リマスター盤が出るのは2007年SALVO盤以来。BBCセッションもあまり見かけなくなったので、未聴の方は今回を期に是非〜。

 この後は3枚組Deluxe Editionに触れていきますが、量が量なので、ものすごく長いです(汗)。余計にワケが分からなくなりそうですが、どこかしら何かしら参考にしていただければ幸いです。それではスタート。

(主な特徴)
🔵2016年リマスター音源
🔵Disc 1はオリジナル・アルバム(Mono)+Bonus Tracks+シングル等
🔵Disc 2はステレオ・ミックス集(大部分は2007年Remix版で収録)
🔵Disc 3はBBCラジオ・セッション集(初登場3トラック)
🔵パッケージは紙製のデジ・パック仕様(LPジャケットをミニチュア化した"紙ジャケット"とは別物)
🔵新聞記事の切り抜きや写真を掲載したミニ・ポスターと、写真・英文ライナー掲載のブックレット付き
🔵AtoZから発売の輸入国内盤仕様は、輸入盤2CD+帯・日本語ライナー付き

(2016年盤未収録の主な音源)
⚪️「Night of Fear」(Vocal Session/配信のみ)
⚪️「I Can Hear the Grass Grow」(Full-Length Version)
⚪️「(Here We Go Round) the Lemon Tree」(Original Stereo Mix)
⚪️「Weekend」(Original Stereo Mix)
⚪️「Flowers in the Rain」(Original Stereo Mix)
⚪️「Flowers in the Rain」(Acoustic Version)
⚪️「Zing Went the Strings of My Heart」(Original Stereo Mix)
⚪️「Fire Brigade」(Early Undubbed Mix/Mono)
⚪️「Fire Brigade」(Instrumental)
⚪️「Cherry Blossom Clinic」(1997 Stereo Mix)
⚪️「Simple Simon」(Backing Track)
⚪️「Flowers & Lemon Tea (Tony Visconti talks to the players...)」
⚪️「The Price Of Love」(Take 1/Backing Track/配信のみ)


ちなみにアルバムや収録曲については、15年近く前の過去の記事も是非…というか、そっちから手を付けないと今回のに触れられない状態だったので(汗)、何とか書き直してみました。
🔵 A Young Persons' Guide To The Move : Move
[Disc 1]

(The Original Mono Album Remasterd)
1. Yellow Rainbow (Roy Wood)
2. Kilroy Was Here (Roy Wood)
3. (Here We Go Round) the Lemon Tree (Roy Wood)
4. Weekend (Bill Post/Doree Post)
5. Walk Upon the Water (Roy Wood)
6. Flowers in the Rain (Roy Wood)
7. Hey Grandma (Jerry A.Miller,Jr/Donald J. Stevenson)
8. Useless Information (Roy Wood)
9. Zing Went the Strings of My Heart (James Hanley)
10. The Girl Outside (Roy Wood)
11. Fire Brigade (Roy Wood)
12. Mist on a Monday Morning (Roy Wood)
13. Cherry Blossom Clinic (Roy Wood)

 1〜13はOriginal Album(Mono)で、マスタリングも良好(2007年Salvo盤は中・低域が強め)。2007年以前のCDでは「Hey Grandma」冒頭カウントが"(フェイド・インして)2,3,4〜っ"になっているものもありますが、今回のは"1"からちゃんと入っています。その他アルバムの詳細は上記リンクのページで。

(Bonus Tracks)

 14〜21は結成間もない1966年1月のスタジオ・デモや地元バーミンガムでのラジオ・セッションの音源を収録。一部2007〜8年のSalvoからのリイシュー関連で発掘されていましたが、今回15,16が初登場、18,20が初CD化。

 既発のシングルやオリジナル・アルバムのみで接していると、これら結成時の音源はかなり意外な印象を受けそうですが、ファースト・アルバムは何段階かレベルアップした姿で、最初期はこうだったと。

 The Moveは元々、1965年12月にAce KeffordとTrevor Burtonの2人のアイデアによって、バーミンガムのトップ・クラスのメンバーを集めて結成したバンドでした。当時イギリス国内ではMODSが持て囃され、中でもアメリカのR&Bカヴァー+メンバーのオリジナルをレパートリーにしていたThe Whoは理想型だったのではないでしょうか。加えて地元からはThe Moody Bluesが「Go Now」で成功を収め、それを黙って見過ごせるはずもなく。

 で、1966年1月にトニー・セクンダがマネージャーに付いてからは様々な戦略が打ち出され、ルックス面に留まらず、ステージでテレビを斧で破壊するパフォーマンスを始めたり(笑)。ところがメジャー・デビューした1966年後半になると時代が急速に変化しはじめ、アメリカからジミヘンがやって来るわ、CreamやPink Floydといった強者が次々に出てくるわ、『Pet Sounds』『Revolver』『SGT.Pepper...』のような強力なアルバムは出るわサイケが流行るわ…と、新しいものが次々に出てくる。Roy Woodが書く曲もそれに合わすように変化して・・・とか書くと話が長くなるので(笑)、簡潔に・・・14〜21がデビュー前のThe Moveの姿。

(Track 14〜16:Recorded at Ladbroke Sound Studios in January 1966)
14. You're the One I Need (Roy Wood)

 1966年1月録音で、2008年のボックス・セットが初出。Roy WoodがThe Move用に最初に書いたと思われる曲で、ギターのフィードバック奏法が印象的。エース・ケフォードがリード・ヴォーカルで、Steve WinwoodやSteve Marriottを思わせるヴォーカル・スタイル。
(その他の収録CD)
『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

15. Winter Song (Previously Unreleased)

 同じく1966年1月録音で初登場音源。アメリカの古いフォーク・ソングらしいですが詳細不明(作者クレジット無し)。ビートルズでいうと『Help!』『Rubber Soul』に入ってそうな曲調。

16. The Fugitive (Previously Unreleased)

 同じく1966年1月録音で初登場音源。こちらも古いフォーク・ソングのようですが詳細不明(作者クレジット無し)。ビートルズでいうと「You've Got To Hide Your Love Away」、ストーンズなら「Backstreet Girl」を連想する曲調。

(Track 17〜21:Birmingham Local Radio Session January 1966)
17. Is It True (John Carter/Ken Lewis)

 1966年1月録音で、2008年のボックス・セットが初出。リード・ヴォーカルはカール・ウェイン。Brenda Leeの1964年のヒット曲で、アイヴィー・リーグのメンバーとしても活躍していたソングライター・チーム、John CarterとKen Lewisの作品。

 ちなみに今回収録されたものと2008年発売のものとでは編集が異なります。

1 : 2008 Version

● イントロで本来ラジオDJの曲紹介がありましたが、2008年版では編集でカット。コーラスを2回歌うところを1回になっています。
(収録CD)
◉『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

2 : 2016 Version

● イントロにラジオDJの曲紹介が入る("New Carl Wayne's Group"と紹介している)。

⚪️Brenda Leeヴァージョンの「Is It True」。こちらはギターがJimmy Page。言われてみると60年代セッション集コンピでよく聴けるギターの音がする。

18. Too Many Fish in the Sea (Previously Unreleased) (Edward Holland/Norman Whitfield)

 1966年1月録音で、未発表とされていますが厳密には初CD化。ボックス・セット『Anthology 1966-1972』(2008年)のDisc 1からSalvoの特設サイトにアクセスすると入手出来たmp3音源が初出。

 「Please Mr. Postman」「I'll Keep Holding On」等で知られるアメリカのガール・グループ・The Marvelettesの1964年のナンバーで、1967年にはThe Young Rascalsが『Collections』でカヴァー。

⚪️The Marvelettes版の「Too Many Fish In The Sea」

19. Respectable (O'Kelly Isley Jr./Ronald Isley/Rudolph Isley)

 1966年1月録音で、2008年のボックス・セットが初出。「Twist & Shout」「This Old Heart Of Mine」「That Lady」等で知られるアメリカのR&Bグループ・The Isley Brothersが1959年に発表したアップ・テンポのナンバーで、後にThe Yardbirdsが『Five Live Yardbirds』で取り上げています。リード・ヴォーカルはエース・ケフォード。
(その他の収録CD)
◉『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

⚪️The Isley Brothers版「Respectable」

20. Don't Hang Up (Previously Unreleased) (Dave Appell/Kal Mann)

 未発表とされていますが厳密には初CD化。ボックス・セット『Anthology 1966-1972』(2008年)のDisc 1からSalvoの特設サイトにアクセスすると入手出来たmp3音源が初出。

 曲はザ・サーチャーズも取り上げていた「Don't Throw Your Love Away」で知られるアメリカのR&Bグループ・The Orlonsの1962年のヒット曲(余談:メンバーの一人は後にJoe Cocker「心の友」やJohn Lennon「Power To The People」等のバック・コーラスに参加していたらしい)。The Move版では短い間奏でファズ・ギターが登場する。

⚪️The Orlons版「Don't Hang Up」

21. I Can't Hear You No More (Gerald Goffin/Carole King)

 リード・ヴォーカルはカール・ウェイン。作詞:ジェリー・ゴフィン/作曲:キャロル・キングによるアップ・テンポのポップなナンバーで、「The Shoop Shoop Song (It's In His Kiss)」で知られるアメリカのシンガー・Betty Everettが1964年に発表。イギリスでは同時期にLuluやDusty Springfieldがカヴァー。作者のキャロル・キングも1970年発表のアルバム『Writer』の中で取り上げています。
(その他の収録CD)
◉『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

⚪️Betty Everett版「I Can't Hear You No More」

22. Night of Fear (Roy Wood)
23. Disturbance (Roy Wood)
24. I Can Hear the Grass Grow (Roy Wood)
25. Wave the Flag and Stop the Train (Roy Wood)

 22〜25はシングル曲。これは完全に僕の好みでの意見ですけど、曲が元々モノラルの場合は、2-TrackよりもMonoでマスタリングした方がもっと良くなったような…。ちょっとした気遣いというか。そんな気がします。


⚪️フランスのテレビ映像から「Night Of Fear」「 I Can Hear the Grass Grow」(1967年)。

26. Vote for Me (Roy Wood)

 1997年発表の3枚組BOX『Movements』が初出の未発表曲で、リード・ヴォーカルはTrevor Burton。Disc 2-17より前のテイク(1967年8月録音)で、モノラル音源にステレオ・エコーをかけた疑似ステレオ・ミックスで収録(註:収録されたCDによってモノラルだったり、冒頭にカウントが僅かに聞こえるものがあります)。

[Disc 2/Stereo Mixes]

1. Night of Fear (2007 Stereo Mix) (Roy Wood)

 2007年に初めてステレオ化。主な特徴は…。
● ドラムに強めのルーム・エコーがかかっている。
● バック・コーラスはダブル・トラック処理され左右に振り分けられている。
● フェイド・アウトがSingle Versionより長い。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

2. Don't Throw Stones at Me (Roy Wood)

 2007年に発掘された未発表曲で、ヴォーカルはAce Kefford。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

3. Move Intro (Roy Wood)

 2007年に発掘された未発表曲で、イントロダクション的な短いコーラスの曲。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

4. Move (Roy Wood)

 こちらも2007年に発掘された未発表曲で、バンドのテーマ曲?
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

5. Yellow Rainbow (Enhanced Stereo Version) (Roy Wood)

 聞き慣れないヴァージョン表記がありますが、疑似ステレオの事です。『Anthology 1966-1972』(2008年)収録の際は冒頭にスタジオ・ブースからのアナウンスが挿入されていましたが、今回はカットされて収録。
(その他の収録CD)
『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

6. Kilroy Was Here (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年に作成されたStereo Mixで収録。
● Mono Mixではヴォーカルに深いリバーブがかかっていましたが、こちらは微量にかかっている。
● 演奏の大半は中央、タンバリンは右に配置。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

7. Here We Go Round the Lemon Tree (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年に作成されたStereo Mixで、Original Stereo Mixは今回未収録。
● バッキング・ヴォーカルがダブル・トラックで左右に振り分けられている。
● フェイド・アウトが既発ミックスより長い。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

8. Weekend (2007 Stereo remix) (Bill Post/Doree Post)

 2007年に作成されたStereo Mixで、Original Stereo Mixは今回未収録。
● 冒頭にカウントが入る。
● 音の配置がOriginal Stereo Mixとは異なり、ドラムが中央に移動。
● エンディングが他のミックスとは異なり、完奏して曲が終わる。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

9. Walk Upon Water (Stereo Mix) (Roy Wood)

 Original Stereo Mixで収録。

10. Flowers in the Rain (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年に作成されたStereo Mixで、Original Stereo Mixは今回未収録。
● 冒頭のSEが左右に横断するのはOriginal Stereo Mixと同じですが、ルーム・エコーがかけられている。
● ギターの配置が中央から右に変更。
● 管楽器がステレオになり、左右に振り分けられている。
● Roy Woodがリード・ヴォーカルを取るパートで、バック・コーラスが左に移動。
● 過去のミックスではRoy Woodが歌い終わった直後(1分23秒〜26秒)に管楽器が入っていましたが、このミックスでは無し。
● 過去のミックスではCarl Wayneのヴォーカルにエコーが強くかかる箇所がありますが、このミックスでは無し。
● フェイド・アウトが約10秒ほど長くなっている。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

11. Useless Information (Stereo Mix) (Roy Wood)

 Original Stereo Mixで収録。

12. Zing Went the Strings of My Heart (2007 Stereo remix) (James Hanley)

 2007年に作成されたStereo Mixで、Original Stereo Mixは今回未収録。
● ヴォーカルはセンターになり、コーラスはダブル・トラック化され左右に振り分けられている。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

13. The Girl Outside (Alternate Take) (Roy Wood)

 リード・ヴォーカルがMono Mixとは別テイクの、Original Stereo Mixで収録。
(その他の収録CD)
●『THE BEST OF THE MOVE』(A&M CD-3625)
●『The Move』(Repertoire REP 4285-WY/1992年)
●『The Move』(Repertoire REP 4690-WY/1998年)
●『ザ・ムーヴ+16』(ビクター・エンタテインメント VICP-61313/2001年)

14. Fire Brigade (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年に作成されたStereo Mix。
● 冒頭のSEが左から右に横断する。
● 配置は大半の音が中央で、ヴォーカルには微量にルーム・エコーがかけられている。右=タンバリン、左=リード・ギター、バック・コーラスは左右に振り分けられ、時折中央に移動。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

15. Mist on Monday Morning (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年に作成されたStereo Mix。演奏は中央、ヴォーカルは右やや中央寄りに配置。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

16. Cherry Blossom Clinic (2007 Stereo remix) (Roy Wood)

 2007年作成の(2つ目の)Stereo Mix。トランペットと2つ目のヴォーカル・パートが含まれていない。

個人的意見:現存する4-track Tapeとは別に、一旦Monoにリダクション・ミックスをして空きチャンネルにトランペットを入れたテープもあるのでは…?
 『Movements』収録のStereo Mixは、編集ソフトで定位をいじると演奏とトランペットが左右に分離可能で、それらを抽出→組み合わせるとMono Mixに近い物は作れるはずなので…と、ある程度実践した上で書いてみる。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

17. Vote for Me (Alternate Take) (Roy Wood)

 2007年に発掘された、Disc 1-26とは別テイク(1967年11月録音)。
(その他の収録CD)
◉『Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)』(イギリスSALVO SALVOCD207/2007年)

18. Night of Fear (Alternate Take) (Roy Wood)

 1966年10月22日@ロンドン・Advision Studioでの録音。シングルとは別テイクで、特にドラムの演奏に違いが出ています。基本的にはモノラルにステレオ・リバーブを薄くかけたミックスですが、サビのみステレオのコーラスが入る。
(その他の収録CD)
『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

19. Disturbance (Un-Dubbed Version) (Roy Wood)

 1997年に発掘された別ミックス(モノラル)。今回は『Anthology 1966-1972』(2008年)収録の、冒頭にスタジオ・ブースのアナウンス入りのヴァージョンで収録。
(その他の収録CD)
◉『Movements』(West Side WESX 302/1997年)
◉『The Move』(Repertoire REP 4690-WY/1998年)
◉『ザ・ムーヴ+16』(ビクター エンタテインメント VICP-61313/2001年)
『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

20. Fire Brigade (Un-Dubbed Early Piano) (Roy Wood)

 "Early Piano Version"と題された別ヴァージョン(1967年11〜12月録音)。オリジナル・ヴァージョンとは異なるピアノがあり、コーラスがまだ含まれていない。
(その他の収録CD)
『Anthology 1966-1972』(イギリスSALVO SALVOBX406/2008年)

[Disc 3/BBC Sessions January 1967-January 1968]

◎The MoveのBBC音源の大半は過去に『The BBC Sessions』(Band Of Joy BOJCD011/1995年)としてリリース。今回はさらに初登場曲やインタビューもいくつか含まれています。放送局のテープ保管状況の影響で、テープが無い場合は番組を収録したレコード盤から起こされた曲も(スクラッチ・ノイズが聞こえるのが該当曲)。BBCに関しては過去にこちらでも取り上げていますのでよろしければ是非。
http://kzkoala.web.fc2.com/m/m06.html

(BBC Light Programme "Saturday Club" 31st January 1967)
1. You Better Believe It Baby (Joe Tex)

 1967年1月31日放送『Saturday Club』より。アメリカのソウル・シンガー・Joe Texが1966年に発表した曲。基本的にオリジナルに忠実な演奏ですが、間奏やエンディング間際で歪んだリード・ギターが登場する。(情報提供:Tさん)

⚪️Joe Tex版「You Better Believe It Baby」

2. Night Of Fear (Roy Wood)

 1967年1月31日放送『Saturday Club』より。

3. Stop And Get A Hold Of Myself (Van McCoy)

 1967年1月31日放送『Saturday Club』より。アメリカのR&BグループGladys Knight & the Pipsが1965年に発表した曲で、モータウン所属以前の曲。作曲は「The Hustle」のヒットで知られるヴァン・マッコイ。

⚪️Gladys Knight & The Pips版「Stop And Get A Hold Of Myself」

(BBC Light Programme "Saturday Club" 10th April 1967)
4. Kilroy Was Here

 1967年4月10日放送『Saturday Club』より。ファースト・アルバム発売約1年前の演奏。

5. Interview With Carl Wayne (Previously Unreleased)

 初登場音源。1967年4月10日放送『Saturday Club』よりカール・ウェインのインタビュー。

6. I Can Hear The Grass Grow (Roy Wood)

 1967年4月10日放送『Saturday Club』より。

7. Walk Upon The Water (Roy Wood)

 1967年4月10日放送『Saturday Club』より。

(BBC Light Programme "Easy Beat" 14th September 1967)
8. Morning Dew (Bonnie Dobson)

 1967年9月14日放送『Easy Beat』での演奏で、リード・ヴォーカルはエース・ケフォード。

 カナダのフォーク・シンガー・ Bonnie Dobsonの曲で、他にTim Rose、Grateful Dead、Lulu、Jeff Beckなど大量のカヴァーが存在します。The Move版はデイヴ・エドモンズ率いるHuman Beans(Love Sculptureの前身)が1967年に発表したヴァージョンに近い。

9. Interview With Carl Wayne (Previously Unreleased)

 初登場音源。1967年9月14日放送『Easy Beat』よりカール・ウェインのインタビュー。

10. Stephanie Knows Who (Arthur Lee)

 1967年9月14日放送『Easy Beat』より。アメリカのロック・グループ、LOVEが1967年にセカンド・アルバム『Da Capo』で発表した曲。オリジナルではJazzとクラシカルなハープシコードがミックスされた不思議な曲でしたが、The Moveのヴァージョンはギターが全面に出たアレンジ。

⚪️ Love「Stephanie Knows Who」

11. Flowers In The Rain (Roy Wood)

 1967年9月14日放送『Easy Beat』より。本来は出だしの雷のSEの後にDJの曲紹介が挿入されていましたが、今回もカットされています。未編集ヴァージョンは90年代後半、NHK-FMの特番でオンエアされた事がありました。

12. So You Want To Be A Rock 'n' Roll Star (Roger McGuinn/Chris Hillman)

 1967年9月14日放送『Easy Beat』より。アメリカのロック・バンド・The Byrdsの作品で、アルバム『Younger Than Yesterday』(1967年)収録。原曲よりもサイケデリックなギター・プレイが印象的。この曲は他にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、パティ・スミス(1980年)、日本ではザ・ルースターズがカヴァー。The MoveはライヴEP『Something Else From The Move』(1968年)でも取り上げていました。

⚪️The Byrds「So You Want To Be A Rock 'n' Roll Star」

(BBC Radio "Top Gear" 1st October 1967)
13. Hey Grandma (Jerry A.Miller,Jr/Donald J. Stevenson)

 1967年10月1日放送『Top Gear』での演奏。

⚪️Moby Grape「Hey Grandma」

14. Cherry Blossom Clinic (Roy Wood)

 1967年10月1日放送『Top Gear』での演奏。ここではストリングのないバンドのみの演奏で聞けます。

(BBC Radio "Top Gear" 28th January 1968)
15. Fire Brigade (Roy Wood)

 1968年1月28日放送『Top Gear』での演奏。実際には冒頭に「1.2.3.4.」とカウントが入っていましたが、今回もカット。カウント入りの未編集ヴァージョンが90年代後半、NHK-FMの特番でオンエアされた事がありました。

16. Weekend (Bill Post/Doree Post)

 1968年1月28日放送"Top Gear"での演奏。こちらもエンディングは完奏する。

17. It'll Be Me (Jack H Clement)

 1968年1月28日放送"Top Gear"での演奏。アメリカのロックンローラー・Jerry Lee Lewisが1957年に発表した曲。The MoveはライヴEP『Something Else From The Move』(1968年)でも取り上げていました。

18. Walk Upon The Water (Roy Wood)

 1968年1月28日放送"Top Gear"での演奏で、初登場音源。半音下がった状態で収録。

19. Useless Information (Roy Wood)

 1968年1月28日放送"Top Gear"での演奏。

・・・ということで、個人的にある程度把握している範囲内でお送りしました。この時代のBritish Rockが好きな方には一度は聴いてほしいアルバムですので、機会がありましたら是非。
A Young Persons' Guide to The Move(目次)へ移動。

(作成:2016年5月11日/更新:2016年5月17日)
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[ 2016/05/11 21:00 ] The Move / E.L.O.関連 | TB(0) | CM(0)

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