The Kinks : Kinks (1964)


1. Beautiful Delilah
2. So Mystifying
3. Just Can't Go To Sleep
4. Long Tall Shorty
5. I Took My Baby Home
6. I'm A Lover Not A Fighter
7. You Really Got Me

8. Cadillac
9. Bald Headed Woman
10. Revenge
11. Too Much Monkey Business
12. I've Been Driving On Bald Mountain
13. Stop Your Sobbing
14. Got Love If You Want It

The Kinks :
Ray Davis (vocals,guitar,harmonica,Lead Guitar on 6)
Dave Davis (Lead Guitar,vocals on 1,4,6,12)
Pete Quaif (bass,cho)
Mick Avory (drums,ta,bourine,maracas)

Additional Musicialns :
Bobby Graham (drums/1〜7,10,12)
Perry Ford (piano/7)
Jimmy Page (acoustic 12-string guitar/6,12)
John Lord (organ/9)

Produced by Shel Talmy

🔵 The Kinksは1964年2月にデビューしたイギリスのロック・バンド。オリジナル・メンバーはレイ・デイヴィス(vo,g)、デイヴ・デイヴィス(g,vo)、ピート・クウェイフ(b)、ミック・エイヴォリー(d)の4人で、3枚目のシングル「You Really Got Me」(1964年8月)が全英第1位の大ヒット。以後数多くの名曲を生み出し、幾度のメンバー・チェンジを経て90年代半ばまで現役で活動。そして「You Really Got Me」のヒットの煽りを受けて制作されたのがこのデビュー・アルバム(1964年10月発表)。

 このアルバムは一度は耳にしたほうがいい or 一家に一枚的なものなので、聴いたままを受け止めるのみ…だと話が終わるのであえて触れると、収録曲はオリジナル6曲にカヴァー8曲と、ほぼビートルズ初期2作に近い構成。全編にわたりシンプルでエネルギッシュなビートが聴ける(もしそうは思わない場合、日常的に統制された音に慣れ過ぎているのもあるかと)。シングルは良くてもアルバムが印象薄な同時期のビート・グループが多い中、最後まで通して聴けるアルバムだと思います。

 ちなみにシェル・タルミーはアメリカ人のプロデューサーで、60年代前半に渡英し様々なバンドを手がけていた人物。The Kinksとはデビュー・シングルから「Waterloo Sunset」(1967年)まで関わり、他にThe Who『My Generation』、The CreationDavid Bowie(1964〜65年)、Manfred Mann(1966〜69年)、Pentangle等を手がけています。
[収録曲]

1. Beautiful Delilah (Chuck Berry)

 オープニングはChuck Berryが1958年に発表した曲。粗野な演奏とデイヴのヴォーカルが印象的。他にDownliners Sect、Beacon Street UnionThe Count Bishops、Dr. Feelgood等も取り上げています。


2. So Mystifying (Ray Davis)

 Ray Davisのオリジナル曲で、どことなくThe Valentinosの「It's All Over Now」(ストーンズがカヴァーし全英1位のヒット)を彷彿とさせる。Hep Starsがカヴァー。

3. Just Can't Go To Sleep (Ray Davis)

 こちらもRay Davisのオリジナルで、マージー・ビート風の曲調ながらギターの音が独特。同年にThe Sneekersがカヴァー(シェル・タルミーのプロデュース)。

4. Long Tall Shorty (Don Covay,Herbert C. Abramson)

 R&BシンガーのDon Covay("Mercy Mercy""Sookie, Sookie"等で知られる)の作曲で、Tommy Tuckerが1964年にヒットさせた曲。ヴォーカルはデイヴ。他にGraham Bond Organization等も取り上げています。

5. I Took My Baby Home (Ray Davis)

 Ray Davisによるビート・ナンバーで、デビュー・シングル「Long Tall Sally」(1964年1月)のカップリングとして先に発表。The Pickwicksがカヴァー。

6. I'm A Lover Not A Fighter (Jay Miller)

 Lazy Lesterが1958年に発表した曲で、デイヴのヴォーカル。ゲスト参加のJimmy Pageが12弦アコースティック・ギターを演奏。ちなみに印象的なイントロのギター・リフは後にこちらでもお馴染みに。

7. You Really Got Me

 で、"You Really Got Me"。何か凄いって、(仮にヒントはあったとしても)これ以前にこの曲に似た曲が存在しない事でしょう。シンプルかつ強烈なギター・リフ、徐々に高揚していく曲展開に激しいギター・ソロ…こういう、俺がやりたかったのはこれだ!!的な曲に限って思いつくのが難しい。そのインパクトの強さで一発屋で終わった危険性もあったわけで。どれが誰だか分からない程バンドが雨後の筍状態だった1964年、この1曲で他を圧倒しビートルズやストーンズに近づく存在に。次のシングル「All Day And All Of The Night」と共にロック・シーンに多大な影響を与えた名曲。

余談 : 個人的にはVan HalenのHard Rock化したヴァージョンで先に知ったという、ありがちなパターンで(丁度「Jump」が1位になった頃に時々テレビで流れていた)。しばらくしてラジオでオリジナルを聴き、音の落差に一瞬アレっ…となったものの、あれから30年近く経ってみると、(両方共好きだけど)オリジナルを聴く回数が多くなっていた。10代前半だとまだ一次元的な受け止め方で、派手さや刺激ばかりに意識が向きがちでしたね…(遠い目)。

 今になって思い返すと、60年代の音楽に興味を持つきっかけの一つになっていたのかなと(他にいくつかある)。同世代ではない奴が生まれる前の音楽を聴いていると不思議がられる事が多いけど、別に特別な事とは思わない。いつの時代も、新作映画のワン・シーンや、リアルタイムで活躍中のバンド/アーティストがさりげなく教えてくれる時がある。そこを素通りするか、キャッチするかの違いで。バンドなり楽器をやっている人が、そうした瞬間に出くわしたらどうするでしょうか…と、余談は置いといて、どのような経緯でキンクスを知ったかは、人によって様々なエピソードが出てくるでしょうね。


8. Cadillac (Ellas Mcdaniel)

 Chuck Berryと並ぶルーツ・オブ・ロックの一人、Bo Diddleyが『Bo Diddley Is a Gunslinger』(1960年)で発表した曲。車への賛歌かと思ったら真逆の事が歌われていた(笑)


9. Bald Headed Woman (Trad./Arr. by Sheldon Talmy)

 プロデューサーのシェル・タルミーの提案で、アメリカのフォーク・シンガー・Odettaのアルバム『My Eyes Have Seen』(1959年)から2曲が取り上げられています。これはちょっとワケありで、シェル・タルミーは"Traditional Song=伝承歌"と呼ばれる権利切れの古い曲に自身の名前をクレジットし、印税収入を得ようという思惑が。それ自体珍しい事ではありませんが、同じ手段でThe SneekersというバンドやThe Whoのシングル「I Can't Explain」のB面でも演奏させている…(苦笑)。Odetta版はほぼアカペラだったのに対し、キンクス版は途中からロックン・ロール調に切り替わり、いきなり終わる。後にDeep PurpleのメンバーとなるJon Lord(当時はThe Artwoodsのメンバー)がオルガンでゲスト参加。

10. Revenge (Ray Davis,Larry Page)

 「You Really Got Me」の試作品と思われる、ギター・リフ主体のインストゥルメンタル曲。デビュー直前に出会った音楽出版社のLarry Page(元シンガー)はRay Davisの作曲能力に気付き、作曲のポイントやバンドのイメージ戦略など様々なアイデアを提示。そうした経緯で形になったのがこの曲や「You Really Got Me」だったようです。意識のすれ違いが生じて良好な関係は短期間でしたが、キンクスの発展に大きく貢献した一人でした(註:その後「Wild Thing」のThe Troggsや「Beautiful Sunday」のDaniel Booneのマネージメントを手がける)。

 ちなみに当時セッション・ミュージシャンとして活動していたJimmy Pageが、この曲に歌詞を付けた「She Just Satisfies」(1965年)をシングルで発表しています。

11. Too Much Monkey Business (Chuck Berry)

 チャック・ベリーが1956年に発表した曲で、歌詞に"横浜"が出てくる。他にThe Beatles(1963年/BBCセッション)、The Hollies(ライヴでは別のバンドのヒット曲を盛り込んで演奏)、The Yardbirds(1965年)、Wayne Fontana & The Mindbenders等が取り上げています。

12. I've Been Driving On Bald Mountain (Odetta Felious)

 「Bald Headed Woman」と同じくOdettaのアルバム『My Eyes Have Seen』(1959年)からの選曲。ヴォーカルはデイヴで、演奏はChuck Berryの「Memphis, Tennessee」風にアレンジ。ちなみにキンクス版では作者がシェル・タルミーとされていましたが、近年になりOdetta Feliousと改められています。

13. Stop Your Sobbing (Ray Davis)

 Ray Davisのオリジナルで、マージー・ビート風のポップ・ナンバー。1979年にThe Pretendersがカヴァー。

14. Got Love If You Want It (James H. Moore)

 アメリカのブルース・マン、Slim Harpoのカヴァーで、他にThe Yardbirds(1965年)、Steve Miller Band、Johnny Winter、花田裕之(2001年)、The Strypes(2013年)等も取り上げています。キンクス版は途中で原曲とは異なるアレンジを加え、静と動を交互に繰り返すエキサイティングなプレイを展開。後半の激しいドラムがThe Who「My Generation」を連想させられる。

[ヴァージョン/ミックス各種]

 アルバム『Kinks』は3トラック・レコーダーで録音され、そこからモノラルとステレオの2種類のミックスが作成されています。主な特徴はこんなところ。

🔵Mono Mix=音が中央から一塊に聞こえる。
🔵Stereo Mixは中央=演奏、ヴォーカルは左右に振れ分けられ、曲によって歌が左右を行ったり来たり、中央に止まったりする。

オリジナルとされているのはモノラル盤。ステレオ盤は当時殆ど普及していないステレオ機器用に"ついでに"作られたものでした。ここからは個人的に把握している範囲内で各種ミックス/ヴァージョンご紹介します。

Beautiful Delilah

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 アルバムのステレオ盤収録のStereo Mix。

(3) : Alternate Mono Mix

 近年になって発掘されたモノラルの別ミックスで、ヴォーカルにリバーブが無く、ドライな印象。
(収録アルバム)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

I'm A Lover Not A Fighter

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 アルバムのステレオ盤収録のStereo Mix。リード・ヴォーカルは前半は左から聞こえ、歌詞の2番で中央、後半で右に移動する。

(3) : Alternate Mono Mix

 近年になって発掘されたモノラルの別ミックスで、ヴォーカルにリバーブが無く、ドライな印象。
(収録アルバム)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

You Really Got Me

(1) : Mono Mix

 一般的に流通している、オリジナルのモノラル・ミックス。ベスト盤でモノラルで収録されているものはこのミックス。

(2) : 疑似ステレオ・ミックス

 厳密にはこの曲のStereo Mixは存在しません(2016年現在)。そのため、ステレオ盤では左側に深いエコーがかかった"疑似ステレオ・ミックス"で収録されています。もし手持ちの音源がどちらかよく判らない場合、イントロのギターがノン・エコーなのがモノラル、深いエコーが聞こえるのが疑似ステレオ…で判別可能。

Bald Headed Woman

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。ヴォーカルはダブル・トラック。

(2) : Stereo Mix

 アルバムのステレオ盤収録のStereo Mix。ヴォーカルはシングル・トラック。

(3) : US Mono Mix

 アメリカ盤ファースト・アルバム『You Really Got Me』(1964年11月)収録の"US Mono Mix"。リード・ヴォーカルがシングル・トラックな事から、Stereo MixをMonoにダウンミックスした可能性も(推測)。

Too Much Monkey Business

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 アルバムのステレオ盤収録のStereo Mix。

(3) : Alternate Take

 アルバム版より演奏がアップ・テンポな別テイク。1998年に発掘された後、『Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)でより状態の良い音源で収録。
(収録アルバム)
『Kinks』(1998年リマスター盤各種)
『Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

Got Love If You Want It

(1) : Mono Mix

 一般的に流通しているモノラル・ミックス。

(2) : Stereo Mix

 アルバムのステレオ盤収録のStereo Mix。

(3) : Alternate Take

 近年になって発掘されたモノラルの別テイクで、アルバム版より演奏がアップ・テンポ。
(収録アルバム)
『Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)


[CDについて]

 80年代以降に様々なメーカーから多数出回っていますが、ここでは90年代以降に発売されたものからいくつかピック・アップします。

[1:1988年アメリカ盤]

『You Really Got Me』(Rhino Records R2 70315)
Track 1〜14・・・『Kinks』(Stereo)
(Bonus Tracks)
15. Long Tall Sally
16. You Still Want Me
17. You Do Something To Me

◎1988年にアメリカのリイシュー・レーベル、Rhinoから発売されたCD。主な特徴は以下の通り。

🔵ジャケットは1964年のアメリカ盤のデザインを使用。
🔵1〜14はイギリス盤『Kinks』と同内容。ステレオ・ミックスで収録。
🔵15〜17はボーナス・トラックで、初期シングルから3曲収録(モノラル)。

[2:1993年日本盤]

『The Kinks/Kinda Kinks』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-5328)

Track 1〜14・・・『Kinks』(Stereo)
Track 15〜26・・・『Kinda Kinks』(Mono)

◎1993年12月発売の日本盤CD。ファースト・アルバム『Kinks』(Stereo)とセカンド・アルバム『Kinda Kinks』(Mono)を1枚のCDに収録。 80年代にテイチクから同仕様で発売されていましたが、このビクター盤は新たに歌詞の対訳が付けられています。

[3:1998年イギリス盤]

『Kinks』(イギリスEssential/Castle ESMCD482)
(配信版)
iTunes Music Store配信版
Amazon mp3配信版

Track 1〜14・・・The Original Mono Album
(Bonus Tracks)
15. Long Tall Sally
16. You Still Want Me
17. You Do Something To Me
18. It's Alright
19. All Day And All Of The Night
20. I Gotta Move
21. Louie Louie
22. I Gotta Go Now
23. Things Are Getting Better
24. I've Got That Feeling
25. Too Much Monkey Business (Alternate Take)
26. I Don't Need You Anymore (Previously Unreleased)

◎ 1998年にイギリスで発売されたCDで、モノラル・マスターから初のリマスター、ボーナス・トラック12曲入り。この後発売された日本盤CDの大部分は、このイギリス盤CDが基になっています。

🔵1998年リマスター音源
🔵全曲モノラル・ミックス
🔵ボーナス・トラック12曲

(Bonus Tracks)

Track 15〜20・・・シングルで発表された曲で、オリジナル・アルバム未収録。

15. Long Tall Sally

 1964年2月に発表されたデビュー・シングル曲で、The Beatlesが長年ライヴのレパートリーにしていたLittle Richardのカヴァーが受けていた&未レコード化と知ったマネージャーの提案でレコーディング(ビートルズ版は1964年6月にEPでリリース)。聴いての通り、エネルギーの塊のようなLittle Richard版や熱狂的なビートルズ版と比べゆるいアレンジ。ベスト盤の類にも入っていたり無かったり…な存在の曲。

16. You Still Want Me
17. You Do Something To Me

 2曲共にRay Davisのオリジナルで、1964年4月にセカンド・シングルとして発表。マージー・ビート風の曲調は決して悪くはないもののチャート・インを逃す。

18. It's Alright

 3枚目のシングル「You Really Got Me」(1964年8月)のカップリング曲で、Ray Davisのオリジナル。ハーモニカをフィーチャーしたR&Bナンバー。

19. All Day And All Of The Night

 1964年10月に発表された4枚目のシングルで、前作同様ギター・リフとビートがパワフルな名曲。オリジナル・アルバム未収録曲ですが、大半のベスト盤に収録。

20. I Gotta Move

 19のカップリングで発表されたアップ・テンポのビート・ナンバーで、日本では1995年の来日公演でも演奏されていました。

余談:今となっては裏付けになるものが無いので話半分的ネタという事で。月9ドラマ『エンジン』(2005年)の放送前の告知CMでこの曲がBGMに使用された事がありました。ただし本編では未使用。

Track 21〜24・・・EP『Kinksize Sessions』(1964年11月)より。

21. Louie Louie

 元々はRichard Berryの曲で、60年代半ばにThe Kingsmen版がヒット。印象的なリフを取り入れたスタイルがRay Davisの作曲に大きなヒントとなったと思われます。にしても、キンクス版の発音は一体…(笑)。他にPaul Revere & The Raiders、The Sonics、The Beach Boys、Iggy Pop、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ等カヴァーが大量に存在。

22. I Gotta Go Now

 小粒な印象のRay Davisのオリジナル曲。

23. Things Are Getting Better

 こちらもRay Davisのオリジナル曲で、Bo Diddleyの影響を感じさせるビート・ナンバー。

24. I've Got That Feeling

 こちらもRay Davisのオリジナル曲で、マージー・ビート風の哀愁あるメロディが印象的。

25. Too Much Monkey Business (Alternate Take)

 1998年盤で発掘された別テイクで、アルバム版よりアップ・テンポで演奏されています。ちなみにこの音源の音質向上&ピッチ修正版が下記のアルバムに収録。
(その他の収録アルバム)
『Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

26. I Don't Need You Anymore

 こちらも1998年盤で発掘された未発表曲で、1964年1月、ファースト・シングル用のセッションでのアウトテイク。
(その他の収録アルバム)
『Picture Book』(2008年)
『Kinks (Deluxe Edition)』(2011年)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

[4:1998年日本盤]

『Kinks+12』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60221)
◎上記イギリス盤を基にした日本盤。

🔵1998年リマスター音源
🔵全曲モノラル・ミックス
🔵ボーナス・トラック12曲
🔵日本盤ブックレットはオリジナル・ライナーと1998年盤ライナーの翻訳、加藤ひさし(The Collectors)のコメント、ライターの小松崎健郎氏による「ザ・キンクス・パイ・ヒストリー」、作品紹介、歌詞・対訳を掲載。

[5:2000年紙ジャケット仕様日本盤]

『The Kinks』((日本盤)ビクター エンタテインメント VICP-60994)
◎2000年に発売された紙ジャケット仕様の日本盤で、ステレオ・ミックスが採用されています。

🔵2000年リマスター音源
🔵ステレオ・ミックスを採用
🔵全14曲入り(ボーナス・トラック無し)
🔵歌詞・対訳・解説書付き。

[6:2001年紙ジャケット仕様イギリス盤]

『Kinks』(イギリスSanctuary CMTCD299)
◎イギリスのSanctuaryが製作した紙ジャケット仕様のCDで、ジャケットは日本コロムビア盤『キンクス・サイズ』(1970年)のジャケットを使用。裏ジャケットの日本語ライナーも再現されています。使用された音源の詳細は不明。

[7:2004年日本盤]

『Kinks+12』((日本盤)BMG Japan BVCM-47032)

◎2004年発売の日本盤。権利関係の移行によりBMG Japanからの発売。音源は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[8:2006年日本盤]

『Kinks+12』((日本盤)BMG Japan BVCM-37793)

◎2006年11月発売の日本盤。音源は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[9:2007年紙ジャケット仕様日本盤]

『The Kinks』((日本盤)BMG Japan BVCM-37970)
◎日本のBMG Japanが"kinks Paper Sleeve Collection"というシリーズ発売した日本盤。

🔵紙ジャケット仕様
🔵1998年リマスター音源(モノラル/ボーナス・トラック12曲)
🔵歌詞・対訳・解説書付

[10:2009年日本盤]

『Kinks+12』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-60100)
◎2009年3月に発売されたCD。権利関係の移行により日本のユニヴァーサル・インターナショナルからのリリース。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[11:2011年SHM-CD日本盤]

『Kinks+12』((日本盤) Sanctuary/Universal UICY-25080)
◎2011年11月に発売された日本盤で、盤にSHM-CDを採用。内容は1998年リマスター盤と同一。歌詞・対訳・解説書付き。

[12:2011年 Deluxe Edition]
(SHM-CD & 紙ジャケット仕様日本盤)

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(2011/04/27)
ザ・キンクス

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(2011/03/22)
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(配信版)
iTunes Music Store配信版

[Disc 1]
1. Beautiful Delilah (Stereo Mix)
2. So Mystifying (Stereo Mix)
3. Just Can't Go To Sleep (Stereo Mix)
4. Long Tall Shorty (Stereo Mix)
5. I Took My Baby Home (Stereo Mix)
6. I'm A Lover Not A Fighter (Stereo Mix)
7. You Really Got Me (Stereo Mix)
8. Cadillac (Stereo Mix)
9. Bald Headed Woman (Stereo Mix)
10. Revenge (Stereo Mix)
11. Too Much Monkey Business (Stereo Mix)
12. I've Been Driving On Bald Mountain (Stereo Mix)
13. Stop Your Sobbing (Stereo Mix)
14. Got Love If You Want It (Stereo Mix)
(Bonus Tracks)
15. I Believed You (Demo)
16. I'm A Hog For You Baby (Demo)
17. I Don't Need You Anymore (Demo)
18. Everybody's Gonna Be Happy (Demo)
19. Long Tall Sally
20. You Still Want Me
21. You Do Something To Me
22. It's Alright
23. All Day And All Of The Night
24. I Gotta Move
25. Louie Louie
26. I've Got That Feeling
27. I Gotta Go Now
28. Things Are Getting Better

[Disc 2/Mono]
1. Beautiful Delilah
2. So Mystifying
3. Just Can't Go To Sleep
4. Long Tall Shorty
5. I Took My Baby Home
6. I'm A Lover Not A Fighter
7. You Really Got Me
8. Cadillac
9. Bald Headed Woman (Mono Version)
10. Revenge
11. Too Much Monkey Business
12. I've Been Driving On Bald Mountain
13. Stop Your Sobbing
14. Got Love If You Want It
(Bonus Tracks)
15. Don't Ever Let Me Go
16. I Don't Need You Anymore
17. Bald Headed Woman (US Mono Mix)
18. Too Much Monkey Business (AlternateTake)
19. Got Love If You Want It (Alternate Take)
20. Meet The Kinks (BBC Interview)
21. Cadillac (BBC)
22. Ray Talks About"You Really Got Me"(BBC Interview)
23. You Really Got Me (BBC)
24. Little Queenie (BBC)
25. I'm A Lover Not A Fighter (BBC)
26. All Day And All Of The Night (BBC)
27. Ray Talks About The USA (BBC Interview)
28. I've Got That Feeling (BBC)

◎2011年4月27日に発売された2枚組デラックス・エディション。主な仕様は以下の通り。

🔵2011年リマスター音源
🔵アルバムはMono & Stereo両ミックス収録
🔵ボーナス・トラックはシングル、EP、Demo、BBC音源等を収録
🔵オリジナル・ブックレット付
🔵輸入盤はやや太めなデジ・パック仕様
🔴日本盤は紙ジャケット仕様(Disc 1は英盤『Kinks』/Disc 2は米盤『Kinks-Size』のデザインをミニチュア復刻)
🔴日本盤ブックレットは日本盤ブックレットには英文ライナーの翻訳、歌詞・対訳付
🔴日本盤はSHM-CDを採用

[Disc 1]

Track 1〜14・・・アルバムのステレオ盤を収録。

15. I Believed You (Demo)

 デビュー前の1963年10月19日に録音されたDemo音源で、この時はThe Boll-Weevilsというバンド名でした。この曲はレイとデイヴのオリジナル曲で、同時期のマージー・ビート風。
(その他の収録CD)
◉『Unfinished Business:A Dave Davis Kronikle 1963-1998』(1998年)
◉『Picture Book』(2008年)

16. I'm A Hog For You Baby (Demo)

 15同様にデビュー前の1963年10月19日にThe Boll-Weevils名義で録音されたDemo音源で、アメリカのR&Bグループ・The Coastersの曲で、2014年にはThe Strypesがアルバム『Snapshot』でカヴァー。
(その他の収録CD)
◉『Picture Book』(2008年)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

17. I Don't Need You Anymore (Demo)

 初登場音源。Disc 2-16よりも前の録音のようで、イントロがドラムから始まる別テイク。
(その他の収録アルバム)
『The Anthology 1964-1971』(2014年)

18. Everybody's Gonna Be Happy (Demo)

 初登場音源。後にシングル発売されるテイクよりも前、1964年12月に録音された初期別テイク。
(その他の収録アルバム)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

Track 19〜24・・・シングルより。
Track 21〜24・・・EP『Kinksize Sessions』(1964年11月)より。

[Disc 2]

Track 1〜14・・・アルバムのモノラル盤を収録。

15. Don't Ever Let Me Go

 2008年のボックス・セット『Picture Book』で発掘された、1964年9月8日録音の未発表曲。恐らく「You Really Got Me」の二番煎じが原因でボツとなり、この直後に録音されたのが「All Day And All Of The Night」でした。今回は『Picture Book』よりコンディションの良い状態のものが収録されています。
(その他の収録CD)
◉『Picture Book』(2008年)

16. I Don't Need You Anymore

 1998年盤CDで発掘された未発表曲。こちらも以前よりコンディションの良い状態のものが収録されています。
(その他の収録CD)
◉『KINKS』(1998年リマスター盤)
◉『Picture Book』(2008年)

17. Bald Headed Woman (US Mono Mix)

 アメリカ盤ファースト・アルバム『You Really Got Me』(1964年11月)収録の"US Mono Mix"。Original Mono Mixはリード・ヴォーカルがダプル・トラックで、Stereo Mixはシングル・トラック。この"US Mono Mix"もシングル・トラックでした。

18. Too Much Monkey Business (AlternateTake)

 1998年盤CDで発掘された、テンポの速い別テイク。こちらも以前よりコンディションの良い状態のものが収録されています。
(その他の収録CD)
◉『KINKS』(1998年リマスター盤)
◉『The Anthology 1964-1971』(2014年)

19. Got Love If You Want It (Alternate Take)

 アルバムとは別テイクで、イントロはハーモニカではなくドラムから始まる。特にクレジットはないので詳細は不明ですが、恐らく初登場音源。

20. Meet The Kinks (BBC Interview)

 ここから最後まではBBCラジオ・セッションからの音源より。20は約33秒のインタビュー。

21. Cadillac (BBC)

 1964年9月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より。

22. Ray Talks About"You Really Got Me" (BBC Interview)

 1964年9月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より、約14秒のインタビュー。

23. You Really Got Me (BBC)

 1964年9月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より(初登場音源)。

24. Little Queenie (BBC)

 1964年9月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より、Chuck Berryのカヴァー(初登場音源)。

25. I'm A Lover Not A Fighter (BBC)

 1964年12月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より(初登場音源)。

26. All Day And All Of The Night (BBC)

 1964年12月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より(初登場音源)。

27. Ray Talks About The USA (BBC Interview)

 1964年12月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より約40秒のインタビュー。

28. I've Got That Feeling (BBC)

 1964年12月放送のBBCラジオ『Saturday Club』より(初登場音源)。
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(2004年2月3日作成記事を再構成/更新:2011年3月7日,2013年3月7日,2016年2月28日)
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